生姜の保存方法は冷凍・常温どれがベスト?保存期間についても解説!

身体に良い効能がありお料理でもよく使われている生姜ですが、一度に使いきれずに残してしまう一般家庭が多いのが現実です。残ってしまった生姜の上手な保存方法は常温、冷凍。どの方法が良いのでしょうか?保存期間が長い保存方法はやっぱり冷凍なのでしょうか?

目次

  1. 生姜は家庭でかかせない食品
  2. 生姜が傷んでしまっている時のサインは?
  3. 生姜の上手な保存方法は常温?冷凍?
  4. 常温での生姜の保存方法は?冷凍しなくて平気?
  5. 冷凍しなくても平気!水につける生姜の保存方法
  6. 生姜を冷凍する保存方法
  7. 冷凍での保存方法の工夫
  8. 生姜を乾燥させる保存方法
  9. 常温・乾燥・冷凍以外の保存方法は?
  10. 常温・冷凍・乾燥などの保存方法で生姜を楽しもう

生姜は家庭でかかせない食品

身体のよい効能があるだけでなく、生姜焼きをはじめとして、竜田揚げの下味や煮魚を作る時、中華料理では味のアクセントにしたり。更にはジンジャーエールなどの飲み物にしたりと、生姜は家庭でも使い道も多く、使用頻度も高い食品です。チューブなどの商品も売られいますが、生の生姜のほうが断然風味が良いのはいわずもがなですね。生姜は常に家庭に常備しておきたい食品の一つと言えるでしょう。

けれど、生姜はお料理でたくさんを使う食品でもないので、全部を使い切ることなく残ってしまうことも多いのが現実です。なんとなく冷蔵庫にしまったまま、使おうと思った時には乾燥しきって変色してしまっていたりする経験は、残念ながら、主婦ならば一度は経験しているのではないでしょうか。身体に良い効能がある優秀な食品にも関わらず、使いかけのまま傷んでしまう食品ナンバーワンは生姜かもしれませんね。

いざお料理をしようと思っていた時に、生姜が傷んでしまって使えないだなんて悲しすぎます。使えると思っていた生姜、その生姜は大丈夫でしょうか?家族の口に入る食品ですから、気になるところです。

生姜が傷んでしまっている時のサインは?

きちんとした賞味期限の生姜ですが、口にする食品である以上、傷みや劣化には敏感でいたいですね。表面が乾燥してしまっても、中身が新鮮であれば問題なく使用することができます。使用する前には、必ず中身も確かめてみましょう。

反面、表面が黒く変色してしまっていたり、カビでいる場合は即破棄しましょう。また、ぬるぬるしていたり異臭がする場合なども同様に、残念ですが破棄するしかありません。

生姜の上手な保存方法は常温?冷凍?

生姜を保存するのに最も適している環境は、気温15℃、湿度90%と言われています。生姜農家さんはこの環境を常に保つことで、生姜を一年中流通させることができるわけです。けれど、この保存方法を一般の家庭で真似するのは難しく、不可能に近いと考えて良いでしょう。

一般家庭でできる生姜の保存方法は常温や冷凍などいくつかあります。さすがに保存期間一年というわけにはいきませんが、それでも、何もせずに放置しておくよりも長い保存期間をもつことができるので、各家庭に合う保存方法を見つけていきましょう。冷凍保存や常温保存のほかに方法はないのでしょうか。

常温での生姜の保存方法は?冷凍しなくて平気?

一番簡単な方法は常温で保存することです。そのままではなくなるべく空気に触れないように密すると良いでしょう。使用時に表面が乾燥していても大丈夫です。新聞紙にくるんでジップロックに入れる方法もあります。新聞紙が湿度を調整してくれるという利点があります。

ただし、室温が30℃近くなることもある7月~9月は、保存場所は冷蔵庫の野菜室に移動しましょう。冷蔵庫の野菜室の温度は10℃と言われています。若干、理想の15℃よりは温度が低いのですが、それでも30℃を超える環境よりは保存期間を長くすることができます。状態がよければ保存期間は1か月です。

冷凍しなくても平気!水につける生姜の保存方法

使いかけの生姜を水にひたして保存することもできます。常温でも可能ですが、毎日生姜を入れている容器の水を取り替えてきれいな状態に保つことが必要です。気温が高い時などには冷蔵庫にいれて保存すると良いでしょう。
 

使いかけで切り口が大きい場合には、皮つきで切り口が小さい生姜よりも早く水が汚れてしまいます。冷蔵庫に保存する場合にも、最低でも2~3日に一回は水を替えてきれいな水の状態で保存しましょう。保存状態が良ければ1か月ほど保存できます。

水にいれて保存する場合には、タッパーなどの保存容器を利用したり、保存状態をいつも確認できるように、瓶に入れて保存しても良いですね。各ご家庭で使いやすい保存の仕方をしましょう。

生姜を冷凍する保存方法

刻んだり擦り下ろした生姜は、冷凍する保存方法が適しています。冷凍すると固まってしまうので、一度に使用する量に小分けにしてからラップで包むと良いでしょう。保存期間は1~2か月です。

冷凍での保存方法の工夫

擦り下ろした生姜は、小さめの製氷皿に入れて冷凍すると便利です。冷凍されたキューブを別の容器に移しておくとお料理する時にとても便利ですね。すこし手間はかかりますが、お料理の時短につながる保存方法です。

ジップロックを利用する方法もあります。擦り下ろした生姜をジップロックに入れて、できるだけ空気を入れないように平らにして冷凍します。ジップロックでの保存方法は空気に触れにくい(酸化しにくい)ので、良い方法の一つです。

生姜を乾燥させる保存方法

干し椎茸や切り干し大根など、日本には乾燥させた野菜を食する文化があります。あまり知られていませんが、実は生姜も乾燥させる保存方法があります。そしてこの乾燥生姜は、保存期間が長く日持ちするだけでなく、身体にとても良い効能があるのです。

乾燥させたり加熱した生姜にはショウガオールという物質が含まれています。このショウガオールは身体の代謝を促し、脂肪を燃焼させ、身体の芯から熱を発することでぽかぽかがいつまでも持続させる効能があるのです。冷え症の人には、生の生姜にも一時的な効果はありますが、乾燥生姜が持続した効能が期待できるというわけです。

乾燥生姜は薄くスライスしてから、雨や夜露にさらさないようにしながら天日に3日間ほど干すと出来上がります。天候や湿度によっては、乾燥する前に変色してしまったり、カビてしまったりすることもあります。天気予報を見ながら作業すると良いでしょう。

天日干しが難しい場合には、レンジを利用するという方法があります。スライスした生姜をお皿に重ならないように並べて、600Wで5分加熱します。そして完全に冷めるまで待ち、再度レンジにかけます。これを数回繰り返して出来上がりです。

生姜の厚みやレンジの機種によっても出来上がる時間は変わってくるので、様子を見ながら作業しましょう。長くレンジにかけっぱなしにしてと燃えてしまった事例もあり危険です。レンジである程度乾燥させてから、天日で干すという方法もあるので、焦らず上手に乾燥生姜を作りましょう。出来上がった乾燥生姜は常温で保存できます。保存期間は3~4か月。密閉して冷凍すれば半年間保存できます。

常温・乾燥・冷凍以外の保存方法は?

ここまでに、常温・冷凍・乾燥での保存方法をお話ししてきましたが、その他にも、スライスした生姜をお酒に漬けておく保存方法もあります。この場合の保存期間は1~3か月です。生姜本来の風味とは違ってきますが、中華料理などに応用がききます。

また、お砂糖で甘く煮てジンジャーシロップを作った後に、残った生姜を乾燥させるといった保存方法もあります。このドライ生姜は風味とともにほのかな甘みもあるので、紅茶などに入れるのがおすすめです。細かく刻んでパウンドケーキを作るのも良いですね。シロップは、炭酸水で割っておいしい自家製ジンジャーエールを作ることができます。

常温・冷凍・乾燥などの保存方法で生姜を楽しもう

いろいろな保存方法をご紹介してきましたが、実は一番大切なのは新鮮で状態の良い生姜を手に入れることなのです。新鮮な生姜は、どんな保存方法にしろ、もち(保存期間)が長くなります。ふっくらとして新鮮な生姜が手に入ったら、是非、時間をおかずにひと手間をかけて保存して下さい。

すぐに使いきりそうな時には常温で新鮮な生姜を楽しみましょう。たくさん余りそうな時は冷凍保存がよいです。また、冷凍は保存方法としては手間こそかかりますが、お料理の時短になります。長く保存をして効能を楽しみたい時には乾燥で・・と、自分に合った使いやすい保存方法生姜の効能、そして風味を楽しんでいくと良いでしょう。

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