一生独身でも幸せ!生涯独身を決めた女性の生き方や準備することとは?
結婚、人生においてライフステージとも言えますが最近では一生独身、生涯独身を貫くという女性や男性も増えています。一生独身・生涯独身を決めた女性の生き方や幸せはどのようなものでしょうか?またずっと独身でいると生じてくるメリットやデメリットなどもご紹介します。
目次
結婚だけがすべての生き方じゃない
一生独身・生涯独身を貫く人も

進学や就職、そして結婚など女性や男性の人生におけるライフステージはたくさんありますが、その中を結婚をせずに一生独身、生涯独身を貫くと決める女性が増えているのはご存知ですか?今では生き方も多様化していて、結婚することが女性がすべて通る生き方ではなくなってきています。一生独身、生涯独身の生き方ではどのような幸せがあるのでしょうか?
まぁ何が言いたいかって結局が恋したいし羨ましい このまま一生独身コースって感じ
— misaki (@o416_s) August 6, 2018
また一生独身、生涯独身でいると幸せを感じることもありますが、もちろん反対にデメリットを感じることもあります。そのデメリットに備えて準備しなければならないこともあります。一生独身、生涯独身を考えている女性におけるメリット、デメリット、そして人生の中で準備しなければならないことを今回はまとめてご紹介します。
一生独身・生涯独身の割合は?
生涯独身は女性も男性も1割越え

昔は女性は結婚して家庭に入る、男性は家庭を守るために働くといったことが当たり前の時代がありました。しかし時代は流れて、今では結婚をすることなく一生独身、生涯独身を貫く女性、男性が増えています。では実際にいまどれくらいの割合の人が一生独身を考えているのでしょうか?今から15年以上もまえの2000年の未婚率を見てみましょう。

2000年での女性の未婚率はわずか5.8パーセント、男性は12.6パーセントでした。それが2015年になると女性の未婚率は14.1パーセント、男性は23.4パーセントとどちらもぐっと増加しています。このままでいくと女性は5人に1人は生涯独身、男性の3人に1人は一生独身という未来も近々やってきます。1900年代においての生涯未婚率は女性も男性も一桁台でした。

女性の方が生涯独身率が上回っていた時もありましたが、ここ10数年では男性の方がかなり上回っています。その理由には、一時期女性に婚活ブームが起きたことが挙げられます。アラサーやアラフォーという言葉が流行り、結婚相談所に行き結婚活動、いわゆる婚活をする女性が増えた時期がありました。しかしブームもあらかた去り、今では生涯独身を決める女性も増えています。

その証拠に2000年代までは未婚率は2パーセント以内にとどまっていたのですが、2005年から2010年にかけては3.3パーセントの増加、2010年から2015年にかけては3.5パーセントの増加とどちらもいきなり3パーセント以上の増加を見せています。今では結婚することがすべての生き方ではありません。一生独身、生涯独身という生き方に幸せを見つける女性が増えています。

女性の一生独身・生涯独身のメリットは?
時間もお金も自分のために

では女性が一生独身、生涯独身を決めるとどのようなメリットがあるのでしょうか?一生独身、生涯独身女性のメリット1つ目は時間もお金もすべて自分のためにつかえるということです。人にもよりますが、男性のパートナーがいれば誕生日などの記念日を祝うことがあるかもしれません。またそのパートナーと同棲をすれば、生活費や家賃などを入れなければならないかもしれません。
もちろん女性が一生独身で暮らすときには家は必要になるため、生活費や食費は必要になりますが、気になるのはそのお金を使うのが自分一人かどうかというところです。パートナーの誕生日などを祝うために使うお金、そして生活費や家賃として家計に入れるお金は100パーセント、すべて自分のものではありません。相手のためになったり、相手も一緒に使ったりするものです。

またお金と同じように比較されるのが時間です。パートナーと同じ家などで過ごしていれば、生活のリズムはある程度揃えなければなりません。たとえ家族であっても価値観のずれはあります。それが他人になればどうでしょうか?育った環境が違えばもっとずれが出てきます。そんな時に一生独身、生涯独身であれば相手に合わせるという生き方はしなくて済みます。
自分が稼いだお金は自分で自由に使うことができ、また1日の時間も自分が好きなように使うことができる、実はこれが一生独身、生涯独身の決める女性が考える一番のメリットでもあります。つまりこのメリットに幸せを感じる女性が多いということです。この幸せの感じ方は女性に限らず、男性にも言えることです。男性でも時間とお金の自由な生き方に惹かれる人が増加しています。
恋愛も自由

恋愛面ではどうでしょうか?ここでも自由という生き方がメリットになります。当たり前のことですが、結婚をすれば一つの家庭を持つことになります。日本は一夫多妻制、一妻多夫制の国ではありません。チャペルで挙式をするときにも「一生愛し続けることを誓いますか?」と神父に問われることは結婚するうえでは常識でもあります。結婚すれば離婚するまで夫婦です。

しかし一生独身、生涯独身という生き方になれば、家庭を持つことはありません。つまり恋愛はいつでも、何歳でも自由なのです。誰とどう付き合おうがその人の勝手です。実は結婚を前提にしないライトなお付き合いを望むという女性や男性も増加傾向にあります。どちらも変な期待や負担を背負うことなく、恋愛を楽しむことができるという意見が多く見られます。

一生独身、生涯独身であっても恋愛はしたいという女性も多くいます。生涯独身を貫く、と言ってしまうと一生恋愛もできないという風に考えてしまうかもしませんが、実際は違います。逆に結婚する気はないと男性に告げることでお付き合いに発展する場合もあるのです。結婚にとらわれない恋愛という生き方も、未婚率の増加に伴い最近では増えているのです。
結婚に関する縛りもない

結婚にとらわれない恋愛というフレーズがありましたが、まさに一生独身、生涯独身のメリットの一つに結婚に関する縛りがないということも一つ挙げられます。「結婚は牢屋への入り口」というなんともショッキングな言葉を聞いたことはありませんか?これは少し前に男性がよく使う言葉とされていました。結婚をすれば、その後どんどん家庭に収まっていくことを揶揄した言葉です。

しかしこうした結婚に縛られてしまうという考えは女性にも浸透しつつあります。むしろ女性の方が結婚すれば出産して子どもをもうけ、家事と育児にとらわれた生き方になると考える人が多いです。そのような生き方は自分にとっては幸せを感じない、先ほどご紹介した通りもっと時間やお金も好きなように使いたいという人が一生独身、生涯独身を決心しています。

また最近ではかなり是正されつつありますが、仕事に関してもずっと続けることができるというメリットがあります。寿退社という言葉に代表されますが、女性は結婚をすると会社を退職して家庭に入るということが一般的な時代がありました。残念ながら、日本の一部の企業ではまだこの意識が残っていることもあり、結婚した後女性が職場に居づらくなることもあります。
オタ活もバイクも禁止されてたけど今となってはガンガンやってますし、むしろフリーになった今の方が生き生きしてるから多分生涯独身がいいタイプなんだと思った
— daiiii (@daiiii_g) August 2, 2018
しかし一生独身、生涯独身ということを決めてしまえば寿退社をすることはありません。そして自分が好きな仕事、やりたい仕事であればずっと会社で勤めることができるのです。バリバリ働いて、そこで得た収入を自分のやりたいことにあてるといった結婚に縛られない素敵な幸せを感じる生き方も一生独身、生涯独身ではすることができるのです。
子どものためにということがない

結婚をするともう一つ、子どもを授かるということも経験する女性が多くなります。一生独身、生涯独身のメリットは子どものためになにかをしかなければならない、ということがないことです。例えば子どもを授かると仕事をしていれば産休をとることになります。子どもを生まれた後には育児休暇を取得することもあります。これがおっくうだと考える人もいます。

原因は日本の産休と育児休暇の取得率の低さです。日本は先進国といわれていますが、その先進国の中でも先ほど挙げた2つの休暇の取得割合はかなり低く、これが日本の少子化の原因の一つともいわれています。これらの休暇を取るのに職場ともめたくないと考える女性は多く存在します。また子どもが就学してからも子どものためにしなくてはならないことはたくさんあります。
うーん、参った(_ _,)/~~
— 🌺慶次郎@傾奇者🌺 (@lalabmw320) July 28, 2018
高校の野球部の父母会長になってしまった…
やっと⚾️指導者終わったと思った矢先やのに。
地区の祭りの役、中学校のPTA
あと1年大変やわ😓😓😓
例えばPTAや地区委員などはどうでしょうか?子どもを持つお母さんが口をそろえて、できればやりたくないというものの一つです。しかしどの学校もだいたいは持ち回り制で役を引き受けなければならないときがやってきます。こうした子どものために、何かをしなければならないということを考えると一生独身、生涯独身という生き方の方が良いと考える女性も多いのです。
女性の一生独身・生涯独身のデメリットは?
言葉の通り一生独身・生涯独身

では逆に一生独身、生涯独身という生き方のデメリットは何でしょうか?まずはその言葉の通り、ずっと一人で生きていかなければならないということです。正確に言えば、初めから孤独な独り身ということではありません。だんだんと一人になっていくのです。例えば親のことを考えてみましょう。親はよほどのことがない限り、自分より先にこの世を旅立ってしまいます。

自分の肉親がいなくなった時に結婚していなければ、そしてパートナーもいなければ孤独感はある程度感じることになります。しかし友達がいると考えるかもしれませんが、もしその友達が自分と同世代であればどうでしょうか?年を重ねるにつれ、自分が長く生きるほど友人の数もいずれは減っていきます。人はだんだんとより孤独になっていくのです。

もちろん結婚をしていたとしても、パートナーに先に旅立たれる可能性はゼロではないのですが、やはり最初から一生独身、生涯独身を決めるのと結婚していて一人になるのでは状況も異なります。もし結婚していれば子どもがいるかもしれません。そうなるとパートナーがいなくなってしまったとしても一人ではありません。しかし独身であれば確実に一人になります。
責任は自分がとらなければならない
デメリットは他にもあります。それは責任が全て自分にかかってくるということです、先ほど一生独身、生涯独身のメリットは自分で仕事をバリバリこなして、稼いだお金を好きなように使えることとご紹介しましたが、それは反対をいうと自分が稼がなければ収入はゼロ、好きなことをするどころか生活が苦しくなることもある、ということです。

これもだんだんと孤独になるということと同じように、親が生きている間は金銭的な援助も望めるかもしれません。しかし一人になってしまった時には自分でちゃんとお金をマネジメントして生きていかなければならないのです。結婚してパートナーがいれば責任を半分こできることも、一生独身、生涯独身であれば全て自分が責任を取らなければなりません。

一生独身、生涯独身は自由ということは裏を返せば同等にリスクがあるということなのです。後ほど準備すべきものという項目でもご紹介しますが一生独身、生涯独身の上ではお金はかなり重要なものと言えます。仕事にも確かに打ち込むことができますが、その分何かに失敗してしまった時の責任も自分一人で取らなければなりません。
周りの目が気になることも

一生独身も生涯独身も自分が決めたことであれば納得できますが、あなたの周りの人はどうでしょうか?一生結婚することなく、未婚の女性男性の割合は増えているにも関わらず、なかなか独身というのは肩身が狭いという状況は変わっていません。それは今一生独身を決める世代より上の世代は結婚することが当たり前の時代であったからです。
親はもう言わなくなったが雇用主にせめられた…結婚しろと。それも「早く片付かないといけない人がいる」みたいな言い方で。なにか都合が悪いんでしょうか?結婚しないとクビなんでしょうか?なぜしないのかも知らないのにしかもそんな言い方…もうちょっと考えてもの言えよ。あーもやもやする
— 智 🐒 (@79_Mon_45) August 6, 2018
「まだ結婚しないの?」「家庭は持たないの?」「赤ちゃんは欲しくないの?」こうした言葉はほんの一部で、まだまだ独身ではいけないのでは?と思わせるような言葉はかけられることがたくさんあります。せっかく一生独身、生涯独身のメリットデメリットを考えて決めていても、周りの人からこうした心ない声掛けをされることはどうしてもあります。

しかしこうした考えが少しずつ減ってきているのも現状ではあります。独身であることが珍しくなくなってきている今では「独身もあり」「自分の時間が持てるね」と理解をしてくれる人もちゃんと存在します。一生独身を決めた人にとっては心ない言葉をかけられることもあるかもしれません。しかしそういうときにはそれぞれの幸せな生き方があるのだと思い受け流すことが大切です。

面と向かって言われた時には明るく「一生独身だとこんないいこともあるんだよ」と相手に教えてあげてもよいでしょう。相手は独身のメリットを知らないが故に、的外れなことや結婚に固執することを言っているとも考えられます。そのようなときには相手に教えてあげるくらいの気持ちで余裕を持って構えるようにしましょう。決して思いつめないことです。
死ぬときのことも考えて

もう一つ人によってはかなり先のことになるかもしれませんが、自分がこの世を去る時のことをちゃんと考えておかなければならないということもあります。これは一生独身、生涯独身でない人にも当てはまることではあるのですが、自分の最後をどのようにして迎えるのか、そして最後を迎えた後はどうして欲しいのかということはちゃんと考えておかなければなりません。

もしあなたに財産があればそれは最後はどのようにしますか?家庭がある人であれば、相続する候補が浮かびやすいですが一生独身、生涯独身の方はどうでしょうか?人が亡くなった後に、財産などを処分するのにもお金がかかります。いざ病気になり一人では自由に動けなくなってしまってからでは、様々な手続きをするのはなかなか難しいです。

そのようになってしまってから、また若いときにこうしておけば、ああしてよけばよかったと思うのでは遅いことがあります。自分の希望があるのであれば、それはきちんと何かに記録をして残しておきましょう。若ければ若いほど想像がつきにくいことではありますが一生独身、生涯独身を決めたらちゃんと人生の終わりのことも一人で考えなければならないのです。
一生独身ならば貯蓄は十分に
準備で一番重要ともいえるお金

さきほど一生独身、生涯独身でいるためには女性男性関わらず、お金が必要になるとご紹介しました。その独身にとって必要なお金についてもっと詳しく見ていきましょう。まず女性はどれくらいのお金を用意しておかなければならないのでしょうか?平均として定年が65歳、寿命が90歳で考えてみます。

女性の場合、もちろん個人差はありますが65歳で定年を迎え90歳まで生きたとすると定年までに1500万から2000万円のお金を貯蓄しておくのが良いと言われています。500万ほど幅があるのは、将来もらえる年金の額が人によって異なるからです。正社員、非正規雇用などにより将来もらえる年金の額は異なります。

貯めたお金は退職後に生活費として使ったり、病気にかかった時の医療費に使ったり、最後亡くなる時のお葬式の費用になったりします。もし介護付きの老人ホームや終のすみかを別に買いたい、となった時にはもっとお金は必要になります。これだけあればOKとある程度の見積もりを立てておけばゴールが見えるので、必要以上に不安に駆られることもないでしょう。

しかしお金があるというのは大切です。何が起こるかわからないのが人生です。一生独身、生涯独身と決めて準備万全!と思っていても予期せぬことが起き、出費がかさむ確率は決してゼロではありません。ある程度の見積もりをたて、さらに余裕があるのであればもう少しだけ額を増やしてお金を貯めるとしておいた方が将来は安心です。より多様的で、幸せを感じる生き方ができます。
一生独身・生涯独身で準備すべきことは?
準備はお金のほかにも

一生独身、生涯独身のためにする準備はお金の準備以外にもあります。準備の中で一番大きな割合を占めるのはやはり老後のことです。デメリットのところでもご紹介した通り、自分の最後を決めておくことはとても大切です。最近では終活、エンディングノートなどという言葉がメディアでも取り上げられています。

終活とは人生をより自分の希望に沿って終えるための活動のこと、エンディングノートとはその活動内容などを書き留め、死後他の人に見てもらうためのものです。自分にとって幸せな人生の最後の迎え方は何か、またそれに向けてどのような生き方をすればよいのかをしっかりと準備しておかなければなりません。この準備については早ければ早いほど良いというものでもありません。

人の人生、例えば仕事や生活スタイル、そして考え方はとても流動的です。ずっと同じという人ももちろんいますが、大抵の人は考え方などが変わります。その都度終活を考え直すことは億劫です。そのためせめて40代、50代頃から終わりの準備を始めてみてはいかがでしょうか?最初から事細かに準備する必要はありません。

お葬式はどうしたい、持っている財産はどうしたいというざっくりとしたことだけでも準備として決めておけばある程度は安心して過ごすことができます。一生独身、生涯独身であれば老後のことを一緒に準備してくれる人はまずいないと言って良いでしょう。しかし同世代の友人などは同じように準備を始めていることもあるので情報交換はできます。最後の決定は自分で行いましょう。
一生独身・生涯独身でも幸せな生き方を

一生独身、生涯独身であると様々な準備が必要、またデメリットもあるとご紹介してきましたがもちろん悪いことばかりではありません。独身でのメリット、幸せを感じることもたくさんあります。独身という字を見ると孤独と感じるかもしれませんが、友人を持つことで寂しく過ごすことなく人と触れ合うことも十分に可能です。
独身で友達も少なく仕事命だから仕方ないか…もっと人生楽しまなきゃねぇ…
— ゆくりん🌸 (@poki_kon) August 5, 2018
私には楽しい趣味あってお友達もいてほんと良かったわ。゚+.( °∀°)゚+.゚
とくに一生独身であれば趣味の時間をたくさん持つことができます。実際に一生独身、生涯独身のどのようなことにメリットを感じるかという調査では、自分の好きなことができる、趣味に時間をたくさん使うことができると回答する方も多く、自分の趣味の時間に幸せを感じる方が多いです。その趣味を通じて、交友関係を広げることは十分に可能です。

自分と同世代の友人であれば一生独身である上での幸せや悩みを共有できますし、違う世代であっても考え方や価値観の違いに刺激を受けることもできます。一生独身、生涯独身であっても、それがイコール絶対孤独ということには結びつかないのです。最近では本当に生き方が多様化してきています。幸せを感じる生き方というのは人それぞれです。
一生独身、生涯独身を決めた人々は、それぞれにその生き方に幸せを見出しています。これから結婚をせずに独身で過ごそう、と考える女性の方はぜひメリットとデメリットの両方を頭に入れて、その生き方に向けた準備などを考えて見ると良いでしょう。その際には今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
