トマト缶のパスタレシピ人気まとめ!簡単おすすめアレンジをご紹介
トマト缶でトマトパスタを簡単に作りたい方必見!トマト缶を使って簡単・人気のおすすめパスタレシピを紹介していきます。トマト缶はストックしやすく扱いも簡単な上に料理の時短にも大活躍!料理が好きな方やそうではない方も、アレンジ一つで目にも楽しい一品を作りましょう。
目次
トマト缶のパスタレシピを紹介

100円前後で購入でき、簡単に手に入るトマト缶。完熟したトマトを湯むきしてから缶に詰められているために、調理の手間がはぶけて便利です。缶詰なので長期保存できるのも魅力の一つになります。便利なトマト缶を使った人気のパスタソースと簡単なおすすめアレンジ方法を紹介していきます。
トマト缶の種類と選び方
トマト缶にはトマトが丸ごと入ったホールトマト缶と、細かくサイコロ状に切ったトマトが入ったカットトマト缶があります。トマトソース作りにはどちらを選んでもよいのですが、ホールトマト缶の場合には、トマトを小さく切るか潰してから使用してください。こちらで紹介するトマト缶は、多く出回っている400グラムの缶を基準にしています。

トマト缶の栄養は生のトマトより少ないの?
トマト缶は生のトマトより栄養は少ないのでしょうか?実はトマト缶の方が生のトマトよりもリコピン量が多くなります。赤い色素が特徴のリコピンには抗酸化作用があり、血液の老化を防ぎ悪玉コレステロールの増加を予防する働きがあります。リコピンが多くなる理由は、日差しをたくさん受けて完熟になるまで育つことで、抗酸化物質をたくさん作ることができるからです。

また、トマト缶にはリコピンが多く含まれるイタリアの赤系と呼ばれる品種が使われることが多いのも理由の一つになります。日本でよく見られるトマトはピンク系と呼ばれるものが主流です。ピンク系のトマトは果肉が柔らかく、甘味や水分が多い上にビニールハウスで作られることでリコピンの量が少なくなります。そのため、日本のトマトはトマト缶に加工されるよりも生食向きです。

栄養たっぷりのトマト缶ですが、カロリーは100グラム20キロカロリーと低く、ダイエットにも効果的なおすすめ食材です。また、リコピンは加熱処理しても失われることが少ないため、トマト缶にはたくさん含まれています。
トマト缶簡単パスタレシピ<基本>
トマト缶を使った基本のおすすめトマトソースパスタの作り方を紹介していきます。お子様がいる場合にはにんにくを加減してください。しかし、にんにくを入れることで本格的になりますので、大人向けには入れることをおすすめします。

トマト缶で作る人気のトマトソース<材料>
トマト缶を使った基本のトマトソースパスタの一人前の材料です。パスタ100グラム(太めのもの)・トマト缶半分(200グラム)・オリーブオイル大さじ2・バター10グラム・にんにく(チューブのにんにく)2から3センチ・コンソメ小さじ1・砂糖小さじ2分の1。トマト缶1缶を使い切れる2人前で作り、半分を冷凍保存することもできるので、作りやすい量で作りましょう。

お好みでオレガノ・味付け用以外に茹でる用の塩10グラム・トマトクリームソースを作りたい場合は、生クリーム、もしくは牛乳を50cc準備しましょう。これらの材料は、調理を始める前に計量しておくとよいでしょう。パスタは時間がたつと味が落ちますので、調理に取り掛かるまでの準備をきちんとしておくこともおいしいパスタを作る上で大切です。

具材の種類、ツナ・ベーコン・きのこ(しめじやしいたけ)・玉ねぎ・キャベツ・ほうれん草・鶏もも肉・エビ・鮭・いか・ホタテ・アサリ・ズッキーニ・なす・アスパラガス、などからお好みのものを80グラム。具材を飾りに使う場合は量を増やしましょう。トマト缶と一緒に煮込まずに後添えする野菜もあれば、アレンジで料理が鮮やかになりおすすめです。

トマト缶で作るソースの仕上げ用にお好みで準備してください。パルメザンチーズ・黒コショウ・バジル(生、もしくは乾燥)・大葉・茹でたスナップエンドウ・カリカリベーコン・生ハム・モッツァレラチーズ・生のトマト・バジル(生、もしくは乾燥)・温泉卵・ゆで卵・オリーブオイル適量。あればローレル。
トマト缶で作る人気のトマトソース<作り方>

最初に具材を好きな大きさに切ります。簡単に仕上げたい場合は薄く、小さめに、少し時間に余裕のある場合や、雰囲気を変えてみたい場合は、一部の具材だけ大きくしてみたり、全体的に大きくしてみたり、切り方を変えてみたりするのもよいでしょう。具材を大きくする場合には、焼く以外に素揚げしても食感が変わるのでおすすめです。

にんにくはチューブタイプでもよいのですが、より本格的にしたい場合には1片から2片、みじん切りにしておきます。また、バターがない場合はマーガリンで代用することもできます。野菜は旬のものを取り入れると栄養価が高く、夏野菜は体を冷やす、冬野菜は体を温める効能もあるのでおすすめです。

パスタを茹でる前に、トマトソースを作りましょう。弱火で熱したフライパンにオリーブオイル、にんにくを入れます。強い火加減では、にんにくが焦げて苦みが出てしまうので注意しましょう。にんにくの香りが立ったら野菜などの好みの具材を炒めましょう。

具材がしんなり柔らかくなったらトマト缶を加えますが、飾りに使う具材があれば、トマト缶を加える前に取り出しておきましょう。トマト缶を加え砂糖も同時に加えたら、蓋をして煮込みます。ローリエがあれば一緒に煮込むと臭みがとれます。

トマトソースが沸騰してきたら、バター、コンソメを加え、塩コショウで味を調えましょう。10分程煮込んだ後、ローリエを入れた場合は忘れずに取り出し、お好みでオレガノを加えます。トマトソースが完成したところで、パスタを茹でます。
一人前100グラムのパスタに対し、1リットル以上のお湯を準備しましょう。沸騰したら1リットルのお湯に対し塩10グラムを入れ、溶かします。茹で時間は袋に記載されているよりも1分短く茹でます。後でソースと絡める間にちょうど良い仕上がりになります。また、パスタを茹でる水に牛乳を少し入れておくと、パスタどうしがくっつくのを防ぎ調理しやすくなります。

パスタが茹で上がったら、先に作っておいたトマトソースに絡めます。トマトクリームソースを作りたい場合は、仕上がったトマトソースに生クリーム、もしくは牛乳を加えておきます。茹で上がったパスタはすぐにトマトソースに絡め、お皿に盛り付けます。

パスタをお皿に盛り付けたら、パルメザンチーズやオリーブオイルをふりかけて、お好みで炒めた具材や生の野菜、生ハムやチーズ、パセリを飾り付けます。モッツァレラチーズは、さっとトマトソースに絡めてから盛り付ける方法もあります。パスタが茹で上がってからは、のびてしまわないように手早く盛り付けましょう。

トマト缶簡単パスタレシピ<冷製>
暑い夏に日本で人気の冷製パスタ。冷製パスタの由来は、日本を訪れたイタリア料理人「グアルティエーロ・マルケージ」が、冷たいざる蕎麦の作り方を見てパスタに応用した、と言われています。その後、イタリアで冷製パスタを食べた日本人の山田さんが、日本に帰ってから広めました。

トマト缶で作る人気の冷製パスタ<材料>
トマト缶を使って、夏においしい人気の冷たい冷製パスタを作りましょう。材料、パスタ100グラム(細めのもの)・トマト缶半分(200グラム)・オリーブオイル大さじ1・すりおろしにんにく(チューブのにんにく)2から3センチ・水100CC・コンソメ小さじ1・砂糖小さじ2分の1。具材、玉ねぎ・ベーコン・ウインナー・アスパラガス・モッツァレラチーズ・大葉などお好みで準備しましょう。

トマト缶で作る人気の冷製パスタ<作り方>
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて香りが立つまで弱火で炒めます。香りが立ったらお好みの野菜やベーコンなどを炒めましょう。野菜やベーコンに火が通ったら、トマト缶、水を加えて沸騰したらコンソメ、砂糖を加えて20分程弱火で煮込みます。仕上げに塩コショウで味を調え、急ぐ場合はボールに張った氷水で冷やし、冷蔵庫で冷やす場合は粗熱が取れてから入れましょう。

トマトソースが冷えたらパスタを茹でていきますが、冷製パスタには細めのものを準備しましょう。茹で上がったパスタをすぐに氷水で冷やすため、袋の表示よりも1分長めに茹でます。茹であがったパスタは流水でしっかりぬめりを取り、氷水でしめます。しっかり冷やしたら、冷やしておいたトマトソースと和えます。レモンを添えてもさっぱりとおいしくいただけます。
トマト缶簡単パスタレシピ<ミートソース>
日本で人気のミートソース以外にボロネーゼという言葉もよく耳にしますが、ボロネーゼとミートソースと何が違うのでしょうか?ボロネーゼは「ラグー・アラ・ボロネーゼ」が正式な名前になります。ボロネーゼという言葉は「ボローニャ風煮込み料理」という意味を持ち、イタリアの都市「ボローニャ」が名前の由来です。フランスの煮込み料理「ラグー」が起源になります。

ボロネーゼは「タリアテッレ」という平打ち麺が使われますが、ミートソースにはパスタが使われるのが一般的です。ボロネーゼは、玉ねぎやセロリ、にんじんなどの香味野菜をひき肉と一緒にオリーブオイルで炒めて、トマトやトマト缶と赤ワインで煮込んだものになります。ミートソースはワインではなく砂糖やウースターソースなどで味付けし、日本人に人気の味付けです。
トマト缶で作る人気のミートソース<材料>

トマト缶を使ったミートソース1人前の材料です。パスタ100グラム(太めのもの)・トマト缶3分の1(130グラム)・牛ひき肉50グラム・玉ねぎ4分の1個・にんじん4分の1個・にんにく(チューブタイプ)2から3センチ・オリーブオイル大さじ2・水50cc・コンソメ小さじ1・塩コショウ適量。3人前を作るとトマト缶1缶を使い切れ、残りは冷凍保存できるのでおすすめです。

にんじんがない場合は、セロリなどで代用するか、玉ねぎや牛ひき肉を増やしてください。味付け用、ウスターソース小さじ1・ケチャップ大さじ1・しょうゆ小さじ1・砂糖小さじ2分の1。あればローリエ。戻した高野豆腐を小さくちぎってひき肉の代わりに使用すると、ヘルシーになりおすすめです。
トマト缶で作る人気のミートソース<作り方>
まずは玉ねぎ、にんじん、その他お好みの野菜をみじん切りにしましょう。フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で炒めます。香りが立ってきたら、玉ねぎとにんじんをいれ、柔らかくなるまで炒めます。十分に柔らかくなったところで強火にし、ひき肉を入れ、塩コショウで味付けをしてから炒めます。

ひき肉の色が変わったらトマト缶と水、ウスターソース、ケチャップ、しょうゆ、砂糖、コンソメを入れ、あればローリエを入れましょう。沸騰したら弱火で水気がなくなるまで15分ほど煮込み、塩コショウで味を調えます。

トマト缶で作る基本のトマトソース同様にパスタを茹でていきます。ミートソースはパスタの上にかけるため、袋に記載された時間通りに茹でましょう。茹で上がったパスタには、オリーブオイルまたはサラダ油をあえておくと、パスタどうしがくっつかずに食べやすくなります。

パスタをお皿に盛り付けて上にミートソースをこんもり乗せましょう。パルメザンチーズをかけたらおいしいミートソースのできあがり。お好みでパセリや野菜を飾ると見栄えも良くなります。アツアツをいただくことも、おいしさの秘訣です。
トマト缶簡単パスタレシピ<アレンジ>

トマト缶で作るトマトソースのアレンジ方法といってもどのようにすればいいのかわからない、と思っている方に、簡単なアレンジ方法を紹介します。飾り付けるものや、パスタの変更、乗せる食器で見違えるほど変わります。

食材を飾るおすすめアレンジ方法
トマト缶で作るソースはそのままに、一部、もしくはすべての具材を大きくしてみましょう。パルメザンチーズの代わりにモッツアレラチーズをちぎったり、パセリの代わりにバジルを散らしたりしましょう。見た目にも素敵なアクセントになります。

中の具材を大きくする以外のアレンジ方法として、生で食べられるものを彩りよく飾りましょう。サラダほうれん草、レモンの輪切り、バジルの葉をちぎらずにそのまま飾ります。オレンジや赤とは違う色合いを選ぶとよいでしょう。飾る時に高さが出ることを意識すると、見た目が華やかになります。

野菜やハム以外にトマト缶と相性のいい具材に、ハンバーグや卵があります。ハンバーグは大きいものを一つでもよし、小さなミートボールにしてゴロゴロのせるのもよし、形をかわいくしてみるのもよいでしょう。

卵はゆで卵にして切り方を変えてみたり、温泉卵にしてみたり、目玉焼きにしてみたりしましょう。切り方を変えたり、ケチャップで落書きしてみたりすると、簡単で子供も喜ぶアレンジになります。
トマト缶で作ったソースに合うパスタアレンジ

パスタと言えばロングパスタが一般的ですが、トマト缶に合うパスタには筒状のペンネや平たく幅のあるフェットチーネなどもあります。ロングパスタの場合しっかりした味のトマトソースには、細いものよりも太めのものが相性がよいです。
パスタのおすすめ盛り付け方法

パスタをいつものお皿より一回り大きいお皿に盛り付けましょう。盛り付ける時には高さが出るように2、3回に分けて盛ると上手に盛り付けることができます。また、ソースを和えるのではなく上に乗せる方法も、高さが出ていつもと違う雰囲気になります。

大きなお皿に盛り付けて、横にサラダを盛り付けるのも華やかになるアレンジ方法です。また、余白をたくさん残して盛り付け、その余白にケチャップでメッセージを書くと、特別感のある一品になります。
トマト缶はパスタレシピに大活躍!
使い始めるまでは扱いが難しく見えるトマト缶も、使ってみるとその手軽さに気付くことでしょう。トマト缶で作る基本のトマトソースが作れるようになれば、パスタだけではなくピザ生地に乗せてみたり、ご飯に乗せてチーズを散らして焼いてドリアにしてみたり、どんどんアレンジ方法が増えていきます。

リコピンは油脂性なので、リコピンたっぷりのトマト缶とオリーブオイルでつくるトマトソースは相性がよく、吸収もよくなり、良いことずくめです。年中使えるトマト缶で、簡単便利に楽しく料理してみましょう。トマト缶に合う食材はたくさんあり、鮮やかな赤は食欲をそそり見た目にも華やかになります。長期保存もできる優秀食材を上手に活用してみましょう。