牛乳パックで椅子やソファを!作り方は簡単・子供の工作にもおすすめ
家庭で簡単に手に入る牛乳パックは、子供でも簡単に扱える、工作の定番材料です。特におすすめなのが、実用的な椅子やソファです。今回は、牛乳パックを使用した椅子やソファの作り方をご紹介します。簡単な作り方で、様々な形のものを作ることができますよ。
目次
牛乳パックの椅子やソファの作り方を紹介
多くの子供が大好きな工作ですが、家で簡単に、手に入りやすい材料で工作をするのは意外と難しいですよね。そこでおすすめなのが、牛乳パックを使う工作です。家で簡単に手に入る牛乳パックですが、丈夫で破れにくく、かつ子供にも扱いやすい柔らかさを持っているので、工作にぴったりです。おもちゃやインテリアなど、様々なものを作ることができます。

牛乳パックでの工作のなかでも特に人気なのが、椅子やソファです。作った後も長く使うことができる、実用的なものなので、作っても邪魔になりません。作り方も簡単で、子供と一緒に作りやすいのもポイントです。

そこで今回は、子供と一緒に簡単にできる、牛乳パックを使った椅子やソファの作り方をご紹介します。基本の人気の六角形の椅子、小さい子供でも安心して様々な場面で使うことのできる背もたれつきの椅子、そして居心地の良いソファなど、夏休みの自由研究としてもぴったりですよ。子供と一緒に工作して、楽しく実用的なものを作りましょう。

牛乳パック椅子・ソファのおすすめポイント
牛乳パックの椅子やソファの手作りには、沢山のメリットがあります。作り方を見ていく前に、なぜ牛乳パックを使った椅子やソファの工作をおすすめするのか、説明していきます。これを見れば、まだ作ろうかどうか迷っている人も、思わず工作してみたくなってしまうはずです。

子供と一緒に作りやすい
椅子やソファに限らず、牛乳パックを使用する工作は、作り方が簡単・安全で子供と一緒に作りやすいです。牛乳パックは、幼稚園や保育園、小学校での工作でも使う、定番の材料ですよね。カッターだけでなく、ハサミでもカットすることができるので、子供でも安全に作りやすいのです。

また、組み立てのときに使うのも主にセロハンテープやガムテープなどのテープ類なので、小さい子供も一緒に作れます。子供用の椅子やソファも、子供が自分の手で作れば、気に入ってくれそうですよね。また、小さい椅子なら学校にも持っていきやすいので、夏休みの自由研究としてもぴったりです。自由研究のネタに困ったら、牛乳パックで椅子を作るのもおすすめですよ。
コストが低い

特にソファは、家具屋さんなどお店で買うとなると意外と値が張りますよね。特にベビー用品のソファは、試用期間が短いので、少しもったいないと感じる人もいることでしょう。しかし、これを牛乳パックで作れば、かなり安上がりに作ることができます。実質無料の牛乳パックと、100円均一ショップで手に入るテープ類、あとは布だけで作ることができます。
使い終わったら捨てられる

不要になったらハサミで切って、簡単に捨てられることも牛乳パック椅子やソファの良いところです。特に赤ちゃん用の椅子やソファを作った場合、使用期間が短いですが、その後は簡単に捨てることができます。粗大ゴミに出す手間もなく、さっと捨てることができ、使い終わった後も家の中で邪魔になりません。

牛乳パックを用意しよう
牛乳パック椅子・ソファのメリットを見たところで、早速DIYを開始しましょう。まず始めるのは、牛乳パックの用意です。牛乳パックで椅子やソファを作るとき、かなり沢山の本数の牛乳パックが必要です。作りたい場合は何週間前かから用意したり、友達にもらっておいたりしておきましょう。
とりあえず牛乳パックためるね(笑)
— なみこ☆ (@WwwNamiko735) June 30, 2017
牛乳パックは、中身の牛乳やジュースを飲み終わったら、しっかり洗って乾かしましょう。そうでないと、カビの原因となってしまいます。椅子やソファは長く使うものなので、特にしっかりと洗う必要があります。洗剤を使って洗います。その後は、洗濯バサミを使って完全に乾燥するまで干していきます。
いよいよメルカリでトイレットペーパーの芯や牛乳パックが旬なシーズンがやってきましたね! pic.twitter.com/6xdSeywMtl
— 蝦名あすみ (@ebnasm716) July 27, 2018
また、牛乳パックの本数が足りないときは、購入することもできます。メルカリなどの古物通販サイトでは、1本20円から30円ほどの牛乳パックを、10本から50本ほどまとめ買いすることができます。1リットルの牛乳パックをあまり購入しないご家庭や、今すぐ牛乳パックの椅子やソファを作りたい方には、こちらもおすすめです。購入したとしても、かなり安く作れますね。

牛乳パックで作る椅子の作り方<基本>
牛乳パックを使用した椅子で代表的なのが、四角形や六角形の腰掛け椅子です。安定性が高く、また作り方も最も簡単です。四角形の腰掛け椅子の場合は牛乳パック18本、六角形の椅子の場合は牛乳パック24本を使用します。

四角形の椅子の作り方
まず、四角形の椅子の作り方から見ていきましょう。最初に、18本の牛乳パックの上部分をカットしていきます。折れ曲がっている部分だけでなく、上から少し長めに切りましょう。その中に、新聞紙など、安定させるためのものを詰めておきます。一つの牛乳パックの上に、他の一本を被せます。これで2本ずつの固まりが9つできました。この9つを3×3の正方形に固めます。

そしてぐるりと一周ガムテープで巻きます。縦と横の両方に巻きましょう。側面にさらに厚紙を貼れば、ボコボコとした凹凸のない、綺麗な椅子を作ることができます。最後に布用ボンドを使って、お好みのデザインの布を土台に貼り付ければ完成です。作り方がシンプルで、挑戦しやすそうですね。
六角形の椅子の作り方

次に、定番の六角形の椅子の作り方を見ていきます。まず一本一本の牛乳パックを少しずつ切っていきます。底の部分を三角形に切り、それに合わせて牛乳パックを三角柱の立体に作っていきます。カッターで切れば速いですが、子供と一緒に作るならハサミを使うのが簡単で安心ですね。一つ一つの牛乳パックを変形させることができたら、それをまとめて束ねていきます。

まず4本牛乳パックを横に並べます。その間に牛乳パックを3本詰めます。上の3本をビニールテープ、もしくはセロハンテープで止めます。ひっくり返して下の4本もテープで止めます。この7本の固まりを2つ作ります。また、下3本、上2本、合計5本の固まりも2つ作ります。最後に、4つの固まりを下の写真のように一つにまとめます。
牛乳パック椅子完成!
— かなすけ (@swimkana) August 2, 2018
あとはカバーやなぁ pic.twitter.com/tbauJccDHr
一つ一つの固まりをビニールテープで仮止めしていきます。仮止めをすることで、牛乳パックがずれずに、きっちりまとめることができます。最後に、強度の高い布製のガムテープをぐるりと一周巻き付けます。これで、人が座っても倒れたり崩れたりしない、丈夫な椅子の土台ができました。次に、快適に座れるように座面と底面を作っていきます。
座面は段ボールで作ります。段ボールの上に椅子を乗せ、六角形を鉛筆でなぞり、切り出します。これを2つ作ります。2枚の六角形の段ボールを椅子の上の部分と下の部分にガムテープで貼り付けます。段ボールも牛乳パックも、カッター、もしくは段ボール用のハサミを使うと簡単に、綺麗に切ることができますよ。
最後に、布をかぶせて完成です。ここの作り方は少し難しいので、注意しましょう。まず、底面に張るための六角形の布を2枚切り出します。次に、牛乳パック1本の横幅の長さ×6の長さの幅、牛乳パック1本の高さより少しだけ長い四角形の布を1枚切り出します。

四角い方の布を土台に巻き付けます。上と下のはみ出した部分を内側に折り曲げます。きちんと曲げられるよう、ハサミで切れ目を入れましょう。その上に六角形の布を置き、2つの布を縫い合わせていきます。縫う前に、折り曲げた部分をまち針で止めておくと縫いやすくなります。これで六角形の椅子の完成です。
誰も座っていないとよく横取りをします😁因みにこの椅子、牛乳パックで出来ています🐂🐄9年前に親戚が作ってくれたものです🎶丈夫さに驚いています笑
— まい (@melon20130401) August 5, 2018
#ラガマフィン pic.twitter.com/ot6lcikpwQ
簡単な作り方で作ったとは思えないほど丈夫な椅子なので、踏み台としても使うことができます。本棚の前に置いたり、料理のお手伝いのときに使ったり、椅子だけでなく踏み台としてもとても便利ですよ。
また、作り方はこちらの動画も参考になります。牛乳パックを使用した六角形の椅子の作り方が、わかりやすく紹介されています。作り方に関して、文字より動画の方がわかりやすいという方におすすめですよ。

牛乳パックで作る椅子の作り方<背もたれ付き>
次は、牛乳パックで作る背もたれ付きの椅子の作り方を説明していきます。上で紹介した、四角形の腰掛けの作り方を少し応用するだけの、簡単な作り方です。子供が座っても安心・安全な椅子が、お手軽に簡単な作り方で完成しますよ。買うよりお得にできますし、子供も自分の作ったものなので嬉しいはずです。

こちらで紹介する作り方で使用する牛乳パックは全部で14本です。まず、座る部分を作っていきます。牛乳パック6本の口を開けて新聞紙をつめこんでいきます。牛乳パックの上の部分には切り込みを入れて、平たくテープで閉じます。この牛乳パックを横に3本ならべ、テープで仮止めします。これを2つ作り、上下に重ねます。重なった2つをガムテープでぐるぐる巻きにしていきます。

次に、背もたれの部分を作ります。牛乳パックを横向きに一本、その上に縦向きに3本、さらにその上に横向きに一本並べます。これで、縦と横の牛乳パックが、サンドイッチ状態になります。これもガムテープでぐるぐる巻にしていきます。ガムテープを張る前に、セロハンテープやビニールテープで一本一本を仮止めしておくと巻きやすいでしょう。

最後に椅子部分と背もたれ部分を貼り付けるのですが、その前に段ボールを張っておくとなめらかになります。布を張っておきましょう。背もたれを付ける場合、布をそのまま貼ることは難しいので、裁縫してカバーを作りましょう。ファスナーを使うのがおすすめです。また、中にクッションを入れれば、より座り心地がよくなります。

牛乳パックで作るソファの作り方
牛乳パックで作ることができるのは、椅子だけではありません。肘掛けを付ければソファも作ることができます。ソファに関しても、基本の正方形の腰掛け椅子の作り方にアレンジを加えるだけで簡単に作ることができます。使用する牛乳パックの本数は27本と、かなりの数必要になりますが、その分できた後の達成感もひとしおなはずです。

まず、基本の正方形の椅子を一つ作ります。その後ろに、新聞紙を詰めた牛乳パックを、5本×2段に重ねてテープで止めます。今、正方形の椅子より背もたれの部分が左右一本ずつはみ出ている状態です。さらに、正方形の椅子の両脇に、3本の牛乳パックを横に並べ、その上に一本横にして乗せたものを付けます。これが手すりになります。

これでソファの土台ができました。ソファの作り方のポイントは、綿を詰めることです。座面と背面に綿を乗せて、布やタオルなどをその上にかけ、布製のテープで止めます。その上から、表面の布のカバーをかけていきます。
二人がけソファの作り方

基本のソファ肘掛けを片方取り除き、2つ並べれば二人がけのソファも作ることができます。上の写真のソファは、牛乳パックで作ったとはとても思えない、立派なソファですよね。この要領で何個かくっつけていけば、3人がけソファやコの字型ソファなど、工夫次第でお好みの形のソファを作ることができます。
赤ちゃん用ソファの作り方

赤ちゃん用のソファーには、抜け出さないように脚をひっかける部分がありますよね。牛乳パックを使用したソファにも、簡単な作り方で取り付けることができます。布をかける前に、牛乳パック一本を脚の部分に取り付けておきましょう。肘掛けと背もたれもしっかりあるので、赤ちゃんをしっかりガードしながら座らせられることができます。
牛乳パックで息子椅子作った~💞 pic.twitter.com/da0yNguDWs
— りこ* (@rikopuyu) August 6, 2018
牛乳パックを使用した手作りグッズは、赤ちゃん用のアイテムとしてとてもおすすめです。ベビー用品は、使う期間がとても短いですよね。特に一人っ子の場合は、大変短い期間のなかでこのアイテムを使います。しかし、使わなくなったあとは、場所もとりますし、邪魔になってしまいます。しかし、牛乳パックのソファならば、すぐに裁断して捨てることができます。節約にもなります。

牛乳パックで作る椅子・ソファの作り方<アレンジ>
最後に、牛乳パックを使用して作った椅子やソファの、素敵なデザインアイデアをいくつかご紹介します。便利な機能をつけたり、インテリアになじむおしゃれなデザインにしたり、子供が喜んで使うデザインにしたり、工夫次第で様々な椅子やソファを作ることができますよ。

こちらの方は、六角形の腰掛け椅子を、古着のデニムやアメリカ国旗、ボーダーの布など、カジュアルでアメリカンな素材を使ってデザインしています。子供も好きであろうポップなデザインでありつつ、インテリアの中でも浮かないおしゃれな見た目ですね。大人用の踏み台としてもぴったりな、小さめのサイズですね。

キャラクターの顔を使った椅子は、鉄板のデザインですね。子供と一緒にこういったデザインを手作りするのも良いですね。夏休みの自由研究にもピッタリです。Instagramでもキャラクターの顔を模したデザインは人気なようで、特にアンパンマンのキャラクターや、テレビ番組「みいつけた!」のキャラクター・コッシーが人気なようです。

こちらもアンパンマンのキャラクター柄の牛乳パック椅子ですが、注目すべきは、取っ手が付いていることです。取っ手が付いているので、子供でも持ち運び簡単です。お気に入りの椅子を、リビングでテレビを見ながらでも、お部屋で絵本を読みながらでも、簡単に使うことができます。

フリース素材で椅子やソファのカバーを作れば、ふわふわで座り心地の良いものを作ることができます。赤ちゃんにも優しい素材で、子供にも嬉しいですね。
牛乳パックで椅子やソファを工作してみよう

今回は、牛乳パックを使用した椅子やソファの作り方をご紹介しました。椅子もソファも、シンプルな作り方で簡単に作ることができるので、子供と一緒に挑戦してみましょう。