ファーストピアスに透明のピアッサーは安全?初ピアスでダメな理由とは?
ピアスを開けたい!だけど学校や職場ではアクセサリーが禁止。そんな場合のファーストピアスには、目立たない透明のピアッサーを使いたいですよね。しかしファーストピアスに透明ピアッサーは使用しない方がいいとよく言われています。何がダメなのか?その理由をご紹介します。
目次
ファーストピアスに透明ピアッサーは安全?

最近では、簡単に自分でピアスホールを開ける道具として、ピアッサーが使われています。ピアッサーはピアスホールを開けると同時に、内蔵されているピアスを付ける道具です。透明のピアッサーとは、透明ピアス、ようするに樹脂ピアスが内臓されているピアッサーです。ファーストピアスに透明ピアスはダメと、よく言われています。その透明ピアスが内臓されているピアッサーは、果たして安全なのでしょうか?
透明ピアッサーがダメな理由

透明ピアッサーに内臓されているピアスは、樹脂やアクリルで出来ている物が多いです。柔らかく皮膚には安全なように感じます。しかし柔らかいということは、ピアスそのものに傷がつきやすいということです。ファーストピアスはピアスホールが完成するまでつけっぱなしにしておく必要があります。傷がついたピアスは不衛生な状態となり、細菌など繁殖してしまいます。

ピアスホールが完成していない状態というのは、ピアスホールが傷付いたままですので、細菌などが侵入し、化膿などトラブルを引き起こしてしまいます。またひどい場合は透明ピアスが皮膚にくっついて、取れなくなってしまったケースもあります。ピアスホールを早く安定させ、お気に入りのピアスを付けたいと望むのであれば、安全を重視し、透明ピアッサーは避けるべきです。

医療用ピアッサーが安全!
透明ピアッサーでも安全だと言われているのが、医療用の透明ピアッサーです。医療用の透明ピアッサーは滅菌してありますので、病院で開ける際にも使用されています。安全な医療用のピアッサーでピアスホールを開けたから、ピアスホールが早く完成するわけではありません。ケアーは必要です。医療用ピアッサーで開けてもトラブルを招くこともありますので、注意を怠ってはいけません。
ファーストピアスに透明ピアスはタブー?
ファーストピアスとは?

ピアスを開けることをピアッシングと言います。ピアッサーなどでピアスの穴を開け、その開いた穴のことをピアスホールと言います。ピアッシングしたピアスホールは、傷口です。ピアスホールの内側は皮膚ができていない状態ですので、そのまま何もしないでいると、傷が治るのと同じでせっかく開けた穴が塞がってしまいます。穴が塞がるのを阻止するために付けるのがファーストピアスです。

透明ピアスとは?

透明ピアスとは主に樹脂で作られたピアスのことです。金属アレルギーのある方などの対策として、使用されています。それは完全にピアスホールが完成している場合です。金属に比べると、素材が柔らかく強度が弱いです。破損しやすいので、透明ピアスは使い捨てピアスとして作られています。よって安全な面からは、ファーストピアスには使うのにはやめておいた方が良いです。

透明のピアスは主に樹脂でできているため、素材が柔らかく、ピアスのピンに傷が付きやすいので、ファーストピアスにはタブーとよく言われています。破損しやすく、最もトラブルが多いためにピアスホールの完成を遅らせてしまいかねないからです。せっかく痛い思いをして開けたピアスホールを無駄にしたくはありませんよね。安全第一に慎重にファーストピアスを選ぶようにしましょう!
ファーストピアスに透明ピアスがダメな理由
透明ピアスは素材が柔らかく傷つきやすい!

ピアッシングでピアスホールを開け、穴が塞がるのを阻止するためにファーストピアスを付けます。その期間は4~6週間くらいです。その間ピアスホールが完成するまで、ファーストピアスをずっと付けっぱなしにします。柔らかい素材の透明ピアスを付けるとどうなるでしょう?

素材が柔らかいということは、言い換えれば傷がつきやすく破損しやすいということになります。ピアスに傷が付くと菌が繁殖しますので、清潔に保つことが難しくなります。完成していないピンホールは傷口ですので、化膿してしまうとピアスのピンがピアスホールにくっついてしまいトラブルの原因になってしまいます。よってピアスホールの完成を遅らせてしまうことになります。
透明ピアスによるトラブル:化膿と腫れ

透明ピアスは樹脂でできているために、傷が付きやすく傷により雑菌が繁殖し不衛生になることで、化膿します。そして耳の内部に膿が溜まり腫れてきます。このまま放置を続けると内部にも膿が溜まってしまい、最悪切開して膿を出さないといけません。

またケロイド体質の人は、傷口が治るのと同時に肉が盛り上がってしまうことがありますので、大きくなる前に病院に相談に行くようにしましょう!
透明ピアスによるトラブル:癒着

透明ピアスと皮膚がくっついてしまい、皮膚と透明ピアスが一体化してしまい取れなくなってしまいます。これを癒着と言います。これは金属製のピアスが体液によって固まり動きにくいというのとは全く違います。取れなくなってしまった透明ピアスを無理やり引き抜き、同時に皮膚が引きちぎられ、そこから炎症を起こすトラブルも少なくありません。この場合、放置しないで病院で外してもらいましょう!
透明ピアスにトラブル:埋没
ピアス埋没して皮膚科行ったら麻酔前にめっちゃぐりぐりされて耳に麻酔三箇所くらいさされて最終的に引っこ抜かれました♡
— しうたん (@shiutan910) September 17, 2013
透明ピアスのヘッドは小さく埋まってしまうことがあります。学生さんでピアスを隠すために、突起部分や裏側を切ってしまい、バレにくくしたりしていませんか?これが一番危険です!透明ピアスがそのままの状態で埋まることも多いのですが、突起部分を切って、ピンのみの状態で埋まってしまうと、自分で取ることができませので、病院で摘出するしかありません。絶対にやめましょう!

ファーストピアスにおすすめのピアス
ファーストピアスに選ぶピンの長さ

ファーストピアスの長さは、穴を開ける部分の皮膚の厚みにより違ってきます。耳たぶや耳の軟骨だと8㎜あれば大丈夫です。舌など垂れる部分だと18㎜くらいです。基本的には穴を開ける部分プラス2㎜あれば良いです。安全を考えると、デザインピアスより少し長い方が良いです。
ファーストピアスに選ぶピンの太さ

ファーストピアスの太さですが、これも穴を開ける部分で多少違ってきます。細い物ありますが、できれば少し太い方が良いです。耳たぶは16Gで軟骨や舌、へそなどは14Gがくらいが良いです。絶対というわけではありませんので、参考にしてくださいね。<G(ゲージ)は耳に通す太さの事です。数字が小さくなるほど太くなります。>
ファーストピアスに選ぶデザイン
ファーストピアスはずっと付けっぱなしにしますので、シンプルなデザインが良いです。早く可愛いピアスが付けたいのはやまやまですが、揺れるピアスなどはピアスホールが安定しませんので、ピアスの先が球になった物が良いです。
ファーストピアスに選ぶ素材

ファーストピアスの素材ですが、アレルギーが起きにくい素材を選ぶことです。例えばサージカルステンレスやチタンなどはアレルギーが起きにくいと言われていますので、おすすめです。安全面からは樹脂ピアスは傷が付きやすく破損しやすいので、避けた方が良いです。自分自身の体質をよく把握し、安全な素材を選ぶことが大切です。
ファーストピアスに透明ピアスを着けたい方
ファーストピアスには、衛生面や安全面を考えると透明ピアスを避けたいものですが、どうしても透明ピアスを着けたいという方におすすめの安全な透明ピアスの素材を2つご紹介します。
ポスト(ピアスの軸)がセラミック
一つはピアスのポストがセラミックでできている物です。セラミックは非金属ですので金属アレルギーを心配しないで良いです。セラミックは硬く丈夫ですので、傷が付く心配が無く、また温度の変化にも強く、錆や変色も起こりません。色々な観点からも安全な素材です。
ガラス製のピアス
二つ目はガラス製のスタッドピアスです。ガラス製なので金属アレルギーの心配は要りません。透明度が高い上劣化する心配もありません。お手入れも簡単で、衛生的に保つことができます。(スタッドピアスと言うのは、ピアスポストがまっすぐになっていて、キャッチなどの留め具で固定するピアスの事です。)
ファーストピアスを透明ピアスから付け変えるタイミング

ファーストピアスに透明ピアスを使用してしまった場合、すぐに付け変えるほうが良いのでしょうか?もし付け変えるとしたらどのタイミングで付け変えると良いのかをご紹介します。
透明ピアスから付け変えるタイミング:ホールが安定してから

ファーストピアスは透明ピアスを使ってしまった場合でも、ピアスホールの傷が完治するまでは付け変えるのはダメです。完治と言うのは、痛みやかゆみや分泌物がなくピアスホールが乾いている状態のことです。ファーストピアスはピアスホールが安定するまで外さないのが原則です。開いた穴は傷ですので、ファーストピアスを外した瞬間に元に戻ろうとします。ピアスホールが安定するまでは変えることはやめましょう!
透明ピアスから付け変えるタイミング:ホールの傷が完治してから

ファーストピアスは先が尖っていますので、一度外したものを付けると他にも傷を増やすことになり、また雑菌が付いた状態ですので、再度付けるのはタブーです。またファーストピアスは、ファッションピアスに比べてピンが太くなっていますので、ファーストピアスでしっかりとピアスホールを完成させることで、後に他のピアスが取り付けしやすくなります。よって付け変えるタイミングはピアスホールの傷が完治してからです。
透明ピアスから付け変えるタイミング:最低一ヶ月はそのまま

ファーストピアスを透明ピアスから付け変えるタイミングですが、酷いトラブルが無い場合は、最低一ヶ月はそのままの方が良いです。透明ピアスのピンには、目に見えないギザギザがあります。傷ついたピアスホールに余計に傷つけることになります。人間のカラダは元に戻ろうとしますので、安定していないピアスホールには、簡単にはピアスが入りません。ピアスホールが安定するまでは、取り変えるのはやめた方が良いです。

ファーストピアス透明【医療用】のご紹介!
金属アレルギーがどうしても心配な方に安心して使用ができる、医療用の透明ピアスがあります。医療用ピアスは滅菌が施してありますので、安全です。そしてお医者さんが考案しているものですので、トラブルが起きにくいように作られています。そんな医療用の透明ピアスをいくつかご紹介します。
リメインシークレットピアス
リメインシークレットピアスは医療用の樹脂製ピアスです。金属製のピアスだと就寝時に寝返りを打った時など耳たぶを圧迫して痛くなることもあります。リメインシークレットピアスはエンドを丸く処理していますので、着用したまま安心して就寝できます。
ぷりぴあ医療用ピアッサー
ぷりぴあはお医者さんが考案した医療用ピアッサーです。金属アレルギーフリーの医療用樹脂製ファーストピアスです。初めての方も安全で、安心して使用できます。ぷりぴあの特徴はピアッシング位置固定機能で耳たぶをしっかりと挟むことができますので、確実に安全にまっすぐなピアスホールが開けられます。
セイフティピアッサー
セフティピアッサーは医師が開発したトラブルの起きにくい安全なピアッサーです。日本人の耳たぶの厚さに合わせて開発されています。ピアスの長さは8㎜のロングタイプとなっています。金属アレルギーの心配な方に使用できる樹脂製のピアスです。ピアスは使い捨てですので、ピアスホールが安定し付け変えた時は、再度の利用はできません。
ピアチェーレ
ピアチェーレピアッサーのピアスの素材はポリプロピレン樹脂です。ピアスの太さは1.3㎜(16G)です。ピアチェーレの半透明シースルーピアスはお肌に優しく、金属アレルギーフリーで、安全な医療用の樹脂ピアスです。半透明のシースルーピアスですので、目立ちにくいです。
ファーストピアスを開けられる病院は?
ずばり<皮膚科><耳鼻科><形成外科><美容外科>の4つ!

ピアスを開けたいけど自分で開けるのはやはり心配という方は、病院で開けることをおすすめします。病院では麻酔をしてもらえますし、アレルギー検査や開けた後の適切なケアの方法を指導してもらえます。ですので自分で開けるよりも安全で安心です。ではピアスを開けるのにどの病院へ行けば良いのでしょうか?

それは皮膚科、耳鼻科、形成外科、美容外科です。これらの病院の全てがピアスの施術を行っているとは限りませんので、病院に行く前に必ず電話やネットで確認をするようにしましょう。未成年の場合は保護者の同意書が必要になりますので、注意しましょう。
ファーストピアスを開けるのにおすすめの病院は?
ファーストピアスを開けるのにおすすめの病院は、形成外科か美容外科です。耳鼻科や皮膚科はピアッシングをやっていない病院が多いです。ピアスのトラブルに対してはお世話になることはあります。形成外科や美容外科はピアッシングに慣れてることが多いですので、耳たぶ以外にボディピアスを開けるのにも対応してくれます。

形成外科や美容外科では、ファーストピアスのデザインも豊富で、ピアスの準備ができている病院が多いですので、ピアスを開けに利用される人も多くいます。もちろんピアッシングをやっていない形成外科や美容外科もありますので、事前に調べるようにしましょう。
病院でピアスを開ける費用ってどのくらい?

病院でピアスを開ける際に気になるのが、費用です。ピアッシングは保険適用外ですので、全て自己負担です。病院によっては金額が違います。施術だけで、両耳で7千円くらいという病院が多いようです。ファーストピアスのデザインによっては追加料金が発生する場合があります。事前に調べるようにしましょう。
【おまけ】ファーストピアスのキャッチの外し方
焦らず落ち着いて深呼吸!

ピアスを開けて、ファーストピアスを外そうとして「外れない!」と思った方も多いのではないでしょうか?ファーストピアスのキャッチはデザインピアスよりも大きめに作られています。そして簡単に外れないように頑丈にできています。まずは焦らずに深呼吸しましょう!
肘を固定させる!

ピアスを持つ手を安定させるために、肘をテーブルに置き固定してから外すようにした方が安全です。固定することでまっすぐにピアスキャッチを外すことができます。慣れるまではピアスキャッチの付け変える際は、肘を固定させてするようにしましょう!
無理に引っ張らない!

外れない!と焦って無理にひっぱってはいけません。ゆっくりと右左に回すように動かしながら、すこしづつ位置をずらしていきます。時間をかけて焦らずに、落ち着いてゆっくりとやりましょう!最初はピアスピンも固まってしまっている状態ですので、抜く際はくるくると回しながらゆっくりと抜くようにします。
付け替え期間とは?

ファーストピアスはピアスホールが完成するまでは付けっぱなしです。消毒する際も外しません。取り外しを繰り返すことにより、ピンホール内の皮膚を傷つける可能性があるからです。ピンホールの完成を遅らせることになりますので、完成するまでは付けたままです。では付け替え期間は?それぞれ個人差があります。一ヶ月くらいで貫通したピアスホールにやっと皮膚が出来上がる頃です。三ヶ月くらいがベストです。

ファーストピアスのキャッチも付けっぱなしです。キャッチを外そうとしてピアスが抜けてしまったら大変です。消毒とかケアーをする場合は、慎重に少しゆるめてします。よってファーストピアスを変えるのと同時に付け替えをします。

もちろん個人差がありますので、どのような状態になれば付け替えがOKか目安をご紹介します。1、体液や血が出なくなった。2、化膿していない。3、付けっぱなし時に痛みを感じない。4、ピアスの上からコンコンと叩いて傷みを感じない。5、ピアスを回して痛みを感じない。これらをクリアするには約二ヶ月は必要です。楽しいおしゃれのためにも、焦らずに時間をかけてしっかりとピアスホールを作りましょう!