裾上げ手縫いのやり方!ジーンズも簡単・まつり縫いや千鳥がけのコツを紹介
手縫いで裾上げをするなんて自分では無理だと思っていませんか?実は子供のジャージの裾直しもジーンズの裾上げも手縫いで簡単に出来るのです。簡単な裾上げのやり方とまつり縫いや千鳥がけなど手縫い裾上げのコツを紹介しますので、ぜひ自分でやってみてください。
目次
裾上げ手縫いは意外と簡単!

ズボンやジーンズの裾上げを手縫いで行うことは、面倒で難しいと思っていませんか?裾上げは意外と簡単で、慣れてしまえばあっという間にお店のようにキレイにできます。これから裾上げのやり方や裾直しで使えるまつり縫いや返し縫い等の方法、そしてもっと簡単な裾上げテープを使ったやり方など全て紹介します!ぜひ参考にしてください。
子供の裾直しは自宅での手縫いがおすすめ

子供の背丈はあっという間に伸びていて、何気なく見た時にズボンの裾が短く感じたり一年前の浴衣では丈が短過ぎると感じたりすることもあるのではないでしょうか?子供の服はいつもいつも買い替えをしていたらキリがありませんし、物によってはサイズが上のものを買って手縫いでお直ししながら着る方がお得かもしれませんね。
お店での裾上げはお金も手間もかかる

お店で裾上げを頼むとそのお直し代は1000円以上かかるお店がほとんどで、あまりお金をかけたくない時は勿体ないなと感じますよね。またお店が忙しい時は裾直しがなかなか出来なくて待たされたり、持ち帰った後「もう少し短くてもよかったな」と思ってもう一度お店に出向いたりと思い通りにいかないこともあるでしょう。購入した服はすぐに着たいのに思うようにいかないと悲しくなります。
送料で2000円とられて裾上げで4000円とられた杏架の気持ちにもなってくれよ爆笑
— 杏架 (@kyoka_ll) June 8, 2018
ぼったくられのプロやないかい爆笑
自分で裾上げや手直しができれば自分の思い通りにできるので助かります。子供の成長やその時代の流行に合わせて自分でズボンの丈を調節できると言うことありませんよね。お店のようにミシンが無くても手縫いで十分できる方法がありますのでぜひチャレンジしましょう。

裾上げ手縫いのやり方【必要な道具とは?】
ソーイングセットがあれば簡単にできる!

手縫いで裾上げをする時に必要な道具は、ソーイングセットさえあれば簡単にできます。ソーイングセットには通常ハサミ、糸、針が入っていますが、縫い上げだけを考えればこれだけでも問題ありません。ただズボンの裾上げを考えるときちんと長さを測って両足同じ丈にしたいので、メジャーやまち針、ペンシルなどのアイテムがあると助かります。

また手縫いでジーンズなど生地の分厚いものを縫い進めていくのは手に負担がかかるでしょう。指ぬきや専用の樹脂製の手袋などあると指を怪我しないで続けられますよね。色々な物が販売されているのでチェックしてみてくださいね。
おすすめソーイングセット
手縫いであればハサミ、糸、針の三点が揃っていればとりあえず何とかなりますが、揃っていると助かるアイテムがいくつかあります。裾上げには糸切りバサミと共に裁ちバサミがあるとよいでしょう。その他にもリッパー、メジャー、まち針等が入ったソーイングセットをひとつ持っておくと便利です。また手縫いで裾上げする時、キレイにおさめる為にはアイロンがあると完璧ですね。

ジーンズ用の針をチェック
手縫いで裾上げをする中でとても大切な道具が針と糸でしょう。ジーンズなどのしっかりとした布の場合は細い針では通りにくいので、強度の高い針を準備した方がよいです。布の厚さやかたさに合ってない針を無理して使っていると、針が折れる危険もありますし指が痛くなって怪我をすることもあります。同様に糸も裾上げをしたいズボンやジーンズに合わせた太さのものを準備しましょう。スラックス等のように裾上げした糸が目立つと困る場合は細い糸が便利です。

裾上げ手縫いのやり方【裾の長さが重要】
ジーンズなど種類によってあげ方も異なる

ズボンやジーンズの丈はその長さによって印象が変わります。「もう少し裾が短かったら完璧」とか「くるぶしがあと少し見えていたらお気に入りのスタイル」とか、これらは細かいようですがお洒落をする人にはありがちな悩みでしょう。ズボンの裾上げはズボンの種類やその太さによってもそれぞれ目安が違いますので、ポイントをチェックしてみましょう。
裾上げのポイント

裾上げをする時はまず履いてから丈の長さを見ますが、ウエストの位置が正しい状態で履いて測らなければ正確な丈の長さは分かりません。股上の浅いジーンズや、「腰履き」するという履き方も流行っていますが裾上げをする時は男性は腰骨の位置女性はおへその位置をウエストの位置としましょう。そして丈の長さを決めるときは実際に着用する時の状態に近付けることがポイントです。

普段ベルトをしてズボンを履く人はベルトをして着用し、その時に履く靴を履いてから丈を決めましょう。女性の場合はジーンズをヒールやサンダルに合わせてを履く人もいるでしょう。その場合はちゃんとヒールを履いてからチェックしましょうね。
細めのズボンの裾上げのコツ

ズボンの裾の丈を決める時、案外大切なのはズボンの太さを考えることです。ズボンの太さによって足が長く見えたりスタイルよく見えたりするポイントが変わりますので、太さを見て裾の長さを考えてみましょう。ズボンが細い場合は短めにした方がスッキリとして見えます。ジーンズなどカジュアルなシーンで履くズボンはかかとの場所が目安です。裾上げはかかと辺りを目安にし、地面と裾の距離は約1cm程度がおすすめです。
長めにすると、靴にズボンの裾が引っかかって足元にモタつくのであまり格好よくありませんね。また細めのズボンを短めにの丈にするとカジュアルな印象になるでしょう。最近は細めのジーンズやズボンを短めにしたり、折り返してアンクル丈にして履いたりしているスタイルをよく見かけます。夏はおすすめですね!

太目のズボンの裾上げのコツ
最近流行のワイドパンツや太目のジーンズは、ズボンの丈が長い方が足長効果があります。あまりズボンの裾を短くしてしまうと、パカパカと形が安定しなくなるので長めにゆったりと履くことをおすすめします。また細めのジーンズのようにして折り返して履くことも裾の形が変形しおすすめできませんので、靴を履いた状態で丈をきっちり決めて裾上げしてくださいね。

スーツのズボンの裾上げの目安
スーツのスラックスなどのズボンは裾が長過ぎるとだらしないイメージになるので、スーツと合わせるスラックスの場合は若干ですが短めに設定すると良いでしょう。地面と裾の距離は1.5cmから2cm程がおすすめです。またフォーマルな印象のスーツの場合は長めがおすすめです。このようにシチュエーションやそのズボンのタイプで裾上げの目安は変わりますので靴やベルトを身につけてから裾上げの長さをチェックしましょう。
裾上げ手縫いのやり方【ジーンズの裾上げ】
お気に入りのジーンズも簡単にまつり縫いできる!

ジーンズは手縫いで裾上げができると有り難いズボンのひとつでしょう。ジーンズを裾上げする時に一番気をつけなければならない点は「縮む」ということです。デニム生地は生もので洗ってみないとどれ位縮むのか分かりません。つまり購入したお店で完璧の長さのものを手に入れても、一度洗えば裾の長さは変わるのです。お気に入りのジーンズなら手縫いで裾上げできるといつでも満足のいく長さに調節できますね。
ブーツカットのジーンズは買ったら洗濯して縮ませてから裾上げしなきゃ
— フローシャイム (@froushime) August 15, 2018
ジーンズのようなかたい生地でも手縫いで裾上げをすることは可能です。しかし薄い通常のズボンを縫うやり方とは訳が違うのでコツを掴むまでは時間がかかるかもしれません。針もデニム用の太いものを使った方がよいでしょう。ジーンズは分厚い上に縫い合わせの部分があり、ここは更に厚くかたい場所です。折り重ねて縫うと針が折れてしまう恐れもありますのでゆっくりと慎重に縫うようにしましょう。

この「ステッチ」と言われる縫い合わせ部分を手縫いする時はとても大変なので、このステッチ部分をハサミで切り落としておくと厚みがなくなり薄くなるので縫いやすいでしょう。ジーンズのような厚い生地もミシンが自宅に無くても手縫いで裾上げできるなら言うことありませんね。
ジーンズの裾上げのやり方①裾上げの丈を確認する

ジーンズの裾上げの位置は基本的には靴を履いて床からスレスレの場所が一般的でしょう。普段からブーツやヒールを履く人はそれに合わせることがおすすめです。ジーンズ生地は縮むので一度洗ってから縮みを出してから裾上げすることがベストですが、防縮加工がされたジーンズは極端には縮まないそうなので購入する時にお店の人に尋ねると良いでしょう。裾は切りすぎると元に戻せませんので余裕を持って慎重に決めましょうね。

ジーンズの裾上げのやり方②裾上げの位置にアイロンをかける

ジーンズの裾の丈が決まったらまち針で裾上げの位置に印をします。余りの部分をズボンの内側に折り込み、しっかりと印がつくようにアイロンをかけましょう。まち針を取って折った部分を広げてみると、アイロンでしっかりと印がついていますよね。そこから4cm下に線をひいてそこをハサミでカットします。そして2cmずつ2回折り返してまたしっかりアイロンをかけましょう。

ジーンズの裾上げのやり方③縫い上げをする
裾上げには色々な縫い方がありますが、ジーンズのような厚い生地は基本はまつり縫いが良いでしょう。ただ、ジーンズの場合は縫い目が出ている方が良いので、並縫いや返し縫いのようなステッチを表に見せる縫い方がおすすめです。並縫いはただ真っ直ぐに縫うだけの簡単な縫い方で、縫い幅を自由に変えられます。縫い目を真っ直ぐに縫う為に先に線を引いて印をつけておくことも良いでしょう。
三つ折りにして返し縫いです。ジーパンはわりと縫い目が雑でもそんなにおかしくないので手縫いでやってます。というかミシン使う勇気がない。 RT @kogoty: @chibisuke_ あのー、つまんないことお聞きしてすみませんが、手縫いでジーパンの裾上げって、まつり縫いですか?
— @chibisuke_ (@chibisuke_) June 13, 2011
返し縫いは並縫いをする中で1回1回もとの場所に戻しながら縫い進めるやり方ですので、簡単ですが並縫いよりも強度が強く仕上がります。3mm程度で縫い進めるとキレイに縫えますよ。手縫いでジーンズを縫い上げすることは難しくはありませんが、手間と時間がかかりますのでコツコツとゆっくりやってみてくださいね。最後は必ずアイロンをしっかりとかけるとキレイに仕上がりますよ。

裾上げ手縫いのやり方【まつり縫い】

スーツのズボンやジャージなどの裾上げに便利なまつり縫いはとても簡単で、慣れればあっという間に仕上げることができます。まつり縫いは縫い目が生地の表に出ないやり方なので、縫い目を見せたくないズボンに用いると良いでしょう。手縫いで裾上げをする時、大抵どんな洋服でもまつり縫いが有効なので覚えておきましょうね。
まつり縫いのやり方①裾上げの丈を確認する

ズボンは履いてみて、裾が床に付かないくらいの長さで折ります。折り曲げたらまち針で数カ所留めておきましょう。針に気をつけながら脱いでください。やり方によっては裾をカットする必要がありますが、スラックスや子供用のジャージなどは比較的薄い生地ですし、子供用の場合は背が伸びたらすぐに裾直しをしたいので切らないで裾上げするとよいでしょう。
まつり縫いのやり方②表になる部分の糸一本をすくう

まつり縫いする時はズボンを裏返しにして先ほどまち針を留めた裾にしたい部分まで折り曲げます。ここでしっかりアイロンをかけて折り目をしっかり付けると縫いやすいです。今回は裾を切らずに縫い上げしましょう。折った裾の裏側から針を通して玉留めします。表側の布を一緒に縫わないように気をつけてくださいね。表側になる部分の布の糸1本にだけ糸を通してすくいましょう。このすくう幅がズボンの表側の縫い目になって出るので小さくすくうと目立ちません。
まつり縫いのやり方③すくった場所の近くの裾側の裏から針を通す

まつり縫いは今すくった場所のすぐ近くの裾側の裏から、針を通し同じように5〜8mm先を平行にすくいます。そしてまた針を出した場所のすぐ近くの裾の裏から通しましょう。これを繰り返して行きます。布は複数の糸が集まって一枚の布になっているので、糸を1本だけ針で引っ掛けることでほとんど目立たないまつり縫いに仕上がります。また糸の色のチョイスが良ければ、まつり縫いは縫っていることすら分からないくらい目立たないですよ。

まつり縫いはコツを掴み、1本の糸だけをすくえるようになると簡単に出来てしまいますので、実践してみると良いですよ。まつり縫いは出来る限り表に糸を見せないように焦らずに少しずつ縫うことがポイントです。均等の幅で縫うようにするとキレイに仕上がりますし、幅を広くしすぎると耐久性がよくないので狭くすると強度が上がっておすすめです。

最初の丈の長さを決めた時と同様に出来上がったら表に返してしっかりアイロンをかけましょう。キレイに折り目をつけて整えると、仕上がりが全く違います。まつり縫いのやり方が文章や画像では分かりにくい人はぜひ動画を見てチェックしてみてくださいね。
裾上げ手縫いのやり方【千鳥がけ】
柔らかい生地を縫う時や布をしっかりとおさえたい時には千鳥がけがおすすめです。春夏用の薄手のスラックスや薄手のシルクのシャツなど柔らかい生地にはぜひ千鳥がけをマスターして手縫いでメンテナンスし長く着続けられるようにしましょう。
千鳥がけのやり方①裾上げの丈を確認する
千鳥がけの場合は普通の縫い針ではなく4〜5cmの少し長い針が良いでしょう。絹等の柔らかい生地の時は細い針を選びましょう。まず裾上げの丈の位置を決めてまち針で止めましょう。柔らかい生地を裾上げする時の上げ代の長さの目安はスラックスは3〜5cm、スカートは2〜3cmにしましょう。上げ代が重しとなってストンと落ちて綺麗なシルエットが出ますよ。

千鳥がけのやり方②糸は一重どりでいずれか一方の先を玉結びする

千鳥がけの場合、糸の長さは余り長過ぎるともつれる原因になりますので30〜40cmがおすすめです。一重どりですので、いずれか一方の糸の先を玉結びしてから始めましょう。玉結びが隠れるように、表と上げ代の間から針をさして左から右へ縫い進めます。縫い上げしたい位置の右斜め上の表地を少しだけ針先が右から左に向かうように、針を入れます。2針目は右斜め下の上げ代に三角形を描くように右から左へ針先を入れます。

千鳥がけのやり方③縫い終わりは三角形の頂点で玉結びする
表の生地をすくう時は布の糸を1本だけすくいましょう。そうすれば表に縫い目が出ること無く仕上がりがとても美しくります。縫い終わりは三角形の頂点で玉結びをして、その玉結びを隠す為に表の生地と上げ代の間に針を入れましょう。そしてそのまま針から糸を抜けばキレイに隠れますよ。
裾上げ手縫いのやり方【返し縫い】
並縫いよりも丈夫に仕上げたい時や縫い目を見せて見た目をキレイに仕上げたい時は返し縫いがおすすめです。手縫いながらも、見た目をミシンの縫い目のように仕上げたいジーンズなどは返し縫いが良いでしょう。手縫いで返し縫いをするのは簡単ですが手間がかかりますので、チクチク地道に頑張りましょう。

返し縫いのやり方①裾上げの丈を確認する
Gパンの裾上げ、持ち込みでお願いすると結構お金かかるのね!んなワケで、自分で手縫いでやってみた!マチ針なんて無いからホチキスでバチバチと(笑)本返し縫いを覚えてた自分を褒めてあげたい。なかなかしっかり出来たよー*\(^o^)/* pic.twitter.com/miTlhep8rf
— miwata (@miwajuga) January 22, 2014
裾上げをする時は大抵の場合は普段履く靴やヒールを履いて、ベルトを締めてから丈を決めましょう。縫い代の長さは好みで決めてよいですが、分からない場合は縫い上げをする前の元々の縫い代の長さと揃えると良いですね。キレイに仕上げる為には3cm以上とっておくことをおすすめします。
返し縫いのやり方②並縫いのように表裏交互に縫う

返し縫いは並縫いと同じですが、並縫いは普通に縫うと糸が途切れ途切れに見えて仕上がります。返し縫いにすると糸が真っ直ぐ続くような仕上がりになります。手縫いの場合1回1回の元の位置に針を通す必要があるので、縫い忘れしないように気をつけてくださいね。ジーンズを折り重ねて縫う時は生地もかたいですし分厚くなるので針が折れないように注意して縫うようにしましょう。
返し縫いのやり方③縫い目の大きさを揃えよう

手縫いで返し縫いする際は1回1回丁寧に針をしっかりと通して縫い進めるとキレイに仕上がるでしょう。確実に縫うことで、糸のもつれも起こりにくくなるのでじっくり縫ってくださいね。縫い目の大きさが揃うように縫い進めると、表から見ると糸の隙間がないミシン目のような縫い目に仕上がります。裏から見ると糸が二重になった状態になります。最後は裏で玉止めしてください。分かりにくい場合はぜひ動画を参考にしてください。
裾上げ手縫いのやり方【両面・片面裾上げテープ】
裾上げテープは使う素材を確認
裾上げをする時手縫いが苦手な人にとって嬉しいのが最近流行の裾上げテープです。簡単でとてもキレイに仕上がります。ただこの裾上げテープはどんな生地にも活用できるアイテムではありません。裾上げテープはアイロンを当てて付けるものなので、低温表示のある生地やシルクやナイロン生地は止めた方が良いでしょう。生地の素材が繊細なものはアイロンの高温に耐えられませんので気をつけましょうね。

またスタイルがよく見えるキレイなラインを演出してくれるスラックスや薄い生地のパンツの裾上げに使うと、表にはっきりと裾上げテープの跡が見えてしまうので注意してください。裾上げテープは裾上げに簡単に使うことができますが、その分失敗している人も多いのが現実です。裾上げテープを使う前に、きちんと生地の種類やズボンの種類をチェックしましょう。

両面裾上げテープのやり方
裾上げテープは100均でも売っている便利なアイテムですが、裾上げテープは片面裾上げテープと両面裾上げテープの2種類あります。それぞれのテープの用途を理解しておきましょう。両面裾上げテープは両面に接着剤が付いているので布の間に挟んでアイロンで付けます。裾上げの位置を決めたらしっかりとアイロンで折り目を付けてください。

そしてズボンの接着したい部分にテープを乗せてアイロンをかけるだけで簡単にくっ付きます。コツは体重をかけてじっくりとアイロンを押し当てることです。失敗しないように少しずつアイロンをかけて行きましょうね。
片面裾上げテープのやり方

片面裾上げテープのやり方は、縫い上げしたい生地に当てる前にテープ自体を水に浸しましょう。水に浸した後折り返した裾口と重なる部分にテープを貼りましょう。テープの半分を目安にアイロンを当てればキレイにくっ付きます。片面裾上げテープは両面裾上げテープと違ってシワになりやすいので、できるだけ幅の広いテープを選んで接着することをおすすめします。

片面裾上げテープの場合は生地が分厚いと接着しにくいので、ズボンの裾をカットしてテープを貼るとくっ付きやすいでしょう。ただ子供用のジャージなど、成長に伴って後で丈を元に戻したい場合は切ってしまうと勿体ないので手縫いでまつり縫いする方がおすすめです。テープはとても簡単ですが、生地の裏側にノリが付くので汚れたりシミができたりするので気をつけてくださいね。
ワークマンで買った
— 原 英彦 (@earlysunday) July 1, 2018
作業用、カーゴパンツ
自分で、裾上げテープを
使って手直し!
凄く ストレッチ性が有り
良い pic.twitter.com/5T0FeFG5yZ
裾上げテープの剥がし方もチェック
裾上げテープは使い方がとても簡単なので気軽に使えるのが良い点ですが、失敗した時や丈を変えたい場合の為に剥がし方も確認しておきましょう。裾上げテープはアイロンで付けた時はしっかりと貼り付いていても、履いて歩き回ったり洗濯をしたりと繰り返しているうちにだんだん接着力が落ちて来ます。無理矢理テープを剥がすと生地の表面を傷つけたり破れたりするので気をつけましょう。

裾上げテープは貼る時にアイロンでその接着剤を熱で溶かして接着しているので、剥がす時もアイロンを上から押さえ付けてからそっと剥がしてみましょう。アイロンを直接当てると熱が当たりすぎ生地を傷めることもあるので、当て布をすると良いでしょう。ただ子供のズボン等のように裾を伸ばす予定があるものは面倒ですが手縫いをおすすめします。しっかり縫っておけば取れることもありませんし、後で糸を抜くのも手縫いの方が簡単ですよ。

裾上げを手縫いで行うことはとても簡単です。自分の大切な洋服を手縫いで裾上げしたり、成長期の子供の制服やジャージを成長に合わせて裾直しをしたりできることはとても便利ですよね。裾上げをするポイントはいくつか行程がありますがアイロンをかけたりまち針をうったりときちんとひとつひとつこなせばとても簡単です。特にジーンズは生地が厚いので手縫いで行う時は指ぬきをしたり手袋をしたり針に気をつけてやってくださいね。