土鍋を使い始める前に!目止めや基本の使い方・焦げの手入れ方法

ご飯を炊いたり鍋焼きうどんを作ったりする時など様々な用途で活躍する土鍋ですが、土鍋を使い始める前に目止めが必要だということを知っていますか?今回は、意外と知らない土鍋を使い始める際に必要な目止めや基本的な使い方、焦げの手入れ方法をご紹介します。

目次

  1. 土鍋の使い始めには目止めが必要
  2. 土鍋の使い始めの目止めのやり方<おかゆ>※動画あり
  3. 土鍋の使い始めの目止めのやり方<小麦粉>
  4. 土鍋の使い始めの目止めのやり方<片栗粉>
  5. 土鍋の使い始めの目止めのやり方<米のとぎ汁>
  6. 土鍋の目止めが不要な商品も!
  7. 土鍋の使い始めの目止めに失敗することもある
  8. 土鍋のにおいの取り方

土鍋の使い始めには目止めが必要

鍋や湯豆腐、プリンまで作れてしまう万能な土鍋ですが、土鍋を購入してすぐにお料理に使い始められるというわけではありません。土鍋を使い始める前には目止めという基本のお手入れが必要になります。ここでは、土鍋を長く使い続けられるように使い始める前に行うべき目止めが必要な理由や土鍋を使って作ることができる料理について紹介します。

土鍋とは

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土鍋とは、その名前のとおり土で作られた鍋です。土を鍋の形にし、釉薬(ゆうやく)という薬を塗って焼き上げた陶器の鍋になっています。釉薬は陶器の表面をコーディングする役割があり、土鍋の表面にガラスの層を作るため土でできていても長く使えるようになっています。

土鍋には雪平鍋や文化鍋など様々な種類がありますが、最近では無印良品やニトリ、ホームセンターなどでも土鍋を販売していて手が届きやすい値段になってきています。また、土鍋と言えば古い印象があるという方も多いかもしれませんが、最近販売されている土鍋の中にはデザイン性が優れたものもあり、インテリアにもなじみやすくなっています。

土鍋の使い始めに目止めが必要な理由

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土鍋を使い始める際に目止めが必要な理由は、土鍋の表面から水が染み出してしまったり、ひび割れたりしてしまうことを防ぐためです。土鍋は土でできているので、目に見えないほど小さな穴がたくさん開いています。土鍋の底の部分は釉薬が塗られていないことが多いので特に水が染みやすく、そこからひび割れを起こしてしまうこともあります。

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また、土鍋の表面の小さな穴からは水が染み出すだけではなく、煮汁や料理の匂いが染み込んで取れなくなってしまうこともあります。これらを防ぐために目止めをして土鍋の表面をでんぷんなどの成分でコーティングすることが必要になります。土鍋の使い始めに目止めをすることによって、土鍋を長く使うことができるようになりますよ。

土鍋の目止めの時は蓋の取り扱いに注意

土鍋の使い始めの目止めでは、蓋の取り扱いに注意しなくてはいけません。使い始めに目止めをする時には蓋をせずに目止めをします。蓋をして目止めをしてしまうと土鍋の中身が早く温まってしまい、十分に目止めができないことがあるためです。また、蓋があるとおかゆなどが冷めにくくなるので目止めに余計に時間がかかってしまうので注意が必要です。

そのため、土鍋の蓋は目止めを行わないので、土鍋の本体よりもやや割れやすい状態になります。取り扱いには十分に気を付けて、丁寧なお手入れが必要になります。

土鍋がおすすめな料理

土鍋は鍋を作るためにあるような印象がありますが、実際は土鍋で様々な料理を作ることができます。土鍋は普段使っている鉄やステンレスの鍋よりも火の通りがゆっくりなので食材がほくほくに仕上がります。また、土鍋は加熱すると遠赤外線を発する遠赤外線効果というものがあり、食材の甘みを引き出したり保温性に優れていたりという効果が期待できます。

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そのため、土鍋では鍋料理だけではなく蒸し料理、煮込み料理などたくさんの料理と相性がよく、普通の鍋よりもおいしく作ることができます。また、日本の料理だけに限らずローストビーフ、ポトフ、アクアパッツァなどの海外の料理も簡単に作ることができます。他にもケーキやプリンなどスイーツまで作ることができるので、土鍋が一つあれば料理のレパートリーが広がりますよ。

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他にも適度に焦げておこげができたご飯を炊くことができるなど、普段と同じメニューを格上げすることもできます。土鍋ではゆっくり火が伝わるので、適度な焦げがつき、見た目もとてもおいしそうになります。普段作っている料理をそのまま土鍋で作るだけなので始めやすいというメリットもあります。

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土鍋の使い始めの目止めのやり方<おかゆ>※動画あり

土鍋を使い始めるときに必要な目止めのやり方はいくつかありますが、その中でも一番基本的なやり方がおかゆを炊くというものです。おかゆを作ることによってお米のでんぷん質が溶け出し、土鍋の小さな穴やひびの中に入り込みます。このでんぷん質によって目止めを行うのが基本的なやり方ですが、注意するポイントがいくつかあります。

使い始める前の目止めを行う時にはまず土鍋を水洗いし、よく拭いて水分を残さないように自然乾燥させます。このときに水分が残っていると、加熱した際にひび割れを起こしてしまうこともあるので、必ずよく乾かしてくださいね。土鍋が乾いたら土鍋の8分目まで水を入れ、炊いてあるご飯をお茶碗半分くらいの量土鍋に加えます。

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生米からおかゆを炊くとおかゆが出来上がるまでに時間がかかりすぎてしまい、でんぷん質が土鍋の中にある小さい穴やひびに入り込む前に水分によってひび割れてしまう可能性があります。必ず炊きあがったご飯からおかゆを作るようにしてください。また、目止めの失敗を防ぐために水を煮立たせてからご飯を入れるのではなく水の状態からご飯を入れることを徹底してください。

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火加減は弱火でゆっくりとおかゆを作るようにしてください。土鍋を使い始める前の目止めの作業の段階ではまだ土鍋が強い火加減に耐えられるためのコーティングがされていないので、強火や中火ではひび割れてしまうかもしれません。土鍋は使い始める前はとてもデリケートなので、注意して扱ってくださいね。

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おかゆが出来上がったら火を止め、一時間程度放置します。おかゆが冷えていくのと同時に、土鍋の小さい穴やひびに入り込んだでんぷんが固まり、土鍋をコーティングしてくれます。これで使い始める前の目止めの作業は終了になりますが、目止め前の土鍋で作ったものに抵抗がなければこの時に出来上がったおかゆはおいしく食べることもできますよ。

土鍋の使い始めの目止めのやり方<小麦粉>

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土鍋の使い始めの目止めのやり方には、おかゆで行う基本的なやり方のほかにも基本的なやり方がいくつかあります。その中でも小麦粉を使った目止めのやり方は、どこの家庭でも簡単に手に入る材料で行われるのでこの後に紹介する片栗粉で行う目止めの方法と並んで基本的なやり方とされています。小麦粉は成分のうち約8割がでんぷんなので、目止めに最適な材料です。

まずは、使い始める前の目止めを行う前に土鍋を水洗いし、しっかりと乾燥させます。ここまでは基本的なやり方のおかゆを炊く方法と同じですね。自然乾燥でしっかりと乾かしていきます。乾燥が終わったら、土鍋ではないボウルなどに土鍋8分目までの水と水の10%程度の小麦粉を入れ、よく混ぜて小麦粉水を作ります。

先に小麦粉水を作って土鍋に入れるのは、土鍋の中で小麦粉を溶かそうとぐるぐるかき混ぜることを防ぐためです。執拗にかき混ぜると土鍋の底が傷ついてしまい、使い始める前から土鍋がひび割れたり水漏れを起こしたりする原因になってしまいます。そのため、必ず先に小麦粉と水を別のボウルでかき混ぜてから土鍋に入れてくださいね。

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小麦粉水を土鍋に入れたら弱火でじっくり加熱します。でんぷん質の影響で小麦粉水がとろみを帯びてくるかもしれませんが、問題ないので心配せずに加熱を続けてくださいね。加熱時間は1時間程度を目安にしてください。十分に加熱したら火を止め、そのまま冷えるまで放っておきます。土鍋は保温性も高く、小麦粉水によるとろみも影響して冷えるまでにはかなりの時間がかかります。

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しっかり冷えたことを確認したら小麦粉水を捨ててまた土鍋を水洗いします。これで目止めは完了になります。しっかり乾燥させてから料理に使ってくださいね。水分が残ったままだとカビやひび割れを起こす原因になってしまうので、土鍋を洗った後の乾燥はしっかり行うように心がけるようにしましょう。

土鍋の使い始めの目止めのやり方<片栗粉>

土鍋の使い始めの目止めのやり方の3つ目は、片栗粉を使ったやり方です。基本のやり方として紹介した小麦粉での使い始め前の目止めとほとんど同じやり方で、小麦粉を片栗粉にして行えば目止めが完了します。片栗粉はでんぷんの粉なので小麦粉と同じように使い始め前の目止めに最適な材料になっています。

やり方は小麦粉の時とほとんど同じく、まず土鍋を水洗いしたら乾燥させます。別のボウルに土鍋8分目までの水と水の10%の片栗粉を混ぜ、土鍋に加えます。弱火で加熱して沸騰させ、しばらくしたら火を止めて冷えるまで放置することで使い始めの目止めは完了です。小麦粉と片栗粉はどちらで使い始めの目止めをしても変わらないため、好きな方を選んでくださいね。

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土鍋の使い始めの目止めのやり方<米のとぎ汁>

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基本的な使い始めの目止めのやり方のほかにも、米のとぎ汁を使って行う使い始めの目止めの方法もあります。米のとぎ汁はおかゆを作って使い始めの目止めとするのと同じ原理で、お米のでんぷん質が溶け込んだとぎ汁で土鍋をコーティングし目止めを行うという方法です。

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まずはどの方法でも基本として行う土鍋の水洗いを行い、しっかりと乾燥させます。基本の水洗いが終わったら米のとぎ汁を土鍋の8分目まで注ぎ、火にかけます。このときも基本に忠実に弱火で火にかけるようにしてくださいね。しばらく沸騰させたら火を止め、とぎ汁が冷めるまでしっかりと時間を置きましょう。

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米のとぎ汁が冷えたらとぎ汁を捨て、水洗いと乾燥を行って目止めは完了です。ですが、米のとぎ汁ではでんぷん質が十分に含まれておらず、しっかりと目止めができないという風に説明書に書かれている場合もあるようです。使い始めの目止めがしっかりとできていないと土鍋が長持ちしない原因になってしまうので、おかゆ、小麦粉、片栗粉での目止めが望ましいです。

もしどうしても米のとぎ汁での目止めがいいという場合には、でんぷん質が多く含まれるお米を最初に水につけて出る濃いとぎ汁を貯めておき、その濃いとぎ汁だけを使って目止めをするとでんぷん質が少ないという問題を解決することはできます。

土鍋の目止めが不要な商品も!

土鍋の使い始めの目止めは時間や手間がかかってしまい、面倒に感じてしまうかもしれません。手間がかかるほど愛着が湧くとも言いますが、どうしても時間がない時には土鍋の使い始めの目止めができないまま日にちばかりが経ってしまうという声があるのも事実です。

目止め不要のおすすめ土鍋

そのような場合には、目止めが不要の土鍋を使うと使い始めの目止めの作業がいらないので楽に土鍋を使い始められますよ。なぜ使い始めの目止めが必要ないかと言うと、土鍋自体にセラミックなどのコーティングを先に施してあるので、既に目止めを行われた状態と同じように扱うことができます。面倒な使い始めの目止めがないので、手を出しやすくなっています。

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使い始めの目止めが不要な土鍋でも目止めが必要な土鍋のようにたくさんの種類があります。目止めが必要ないようにコーティングが行われているので、使った後のお手入れがとても楽にできることが目止め不要の土鍋の一つの特徴です。

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手入れや目止めが必要ないようにコーティングが行われているため、焦げやカビなどのトラブルも起こしにくく、もし焦げてしまったりカビてしまっても多少強く洗ってもコーティングで素地を守ってくれるため、手入れがとてもしやすく使い勝手が良いですよ。

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土鍋の使い始めの目止めに失敗することもある

土鍋の目止めは、手順通りに行ってもほんの少しのミスで目止めに失敗してしまうことがあります。目止めに失敗すると、土鍋を使用した後に底から水漏れを起こしたり、土鍋が割れてしまうということも考えられます。土鍋の目止めがしっかりとできていても、お手入れのやり方や焦げてしまうという風に使い方に問題がある場合も目止めが失敗してしまうこともあります。

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目止めが失敗してしまうというのは、目止めとして土鍋をコーティングさせたでんぷんが溶けたり剥がれたりすることを指します。目止めを終えた後に貫入というひび割れがあったらお手入れや焦げなどには十分注意するようにしてください。貫入自体には問題はありませんが、貫入にしっかりとでんぷんが入っていないと水漏れなどの原因になってしまいます。

目止めを失敗したかもしれないと感じた時には、もう一度目止めをやり直すというお手入れを行うようにしてください。そうすることによって貫入や他の小さな穴にでんぷんをもう一度コーティングすることで失敗してしまった目止めをリカバリーすることができます。

焦げてしまった時にもごしごしとこすって手入れをするのは避けるようにしてください。こすって手入れをすることで焦げを落としてしまうと、こすったときに土鍋の底の部分に小さな傷をつけたり表面のでんぷん質を剥がしてしまうことになります。もし焦げができてしまった場合は、重曹を使って焦げを浮かすお手入れをしてください。

土鍋のにおいの取り方

焦げや匂いの強い料理をしたときに感じる土鍋の匂いの染みつきには、お茶の葉やお茶を使うことで匂いをとることができます。鍋の8分目までお茶を入れて弱火で10分程度煮立たせ、火を止めて冷ましてから水洗いをすることで土鍋に染みついた匂いを取ります。

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または土鍋8分目まで水を入れ、その中にお茶の葉を入れて同じように弱火で10分程度煮立たせることでもお茶で煮るお手入れと同じ効果を得ることができます。このとき使用するお茶の葉は使い終わった後のものでも問題なくお手入れすることができるので、お茶を作った後の葉は捨てずに取っておくと匂い取りに役立ちます。

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お茶を使う方法以外にも、焦げを取る時に使う重曹を使うことでも匂いを取るお手入れをすることができます。焦げを覆うくらいの水を入れ、コップ1杯の水に対して大さじ1の重曹を土鍋に入れ、弱火でじっくりと煮立たせます。

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煮立たせた後はしばらく放置しておきますが、焦げ付きや匂いがひどい場合にはそのまま一晩置いておくとより焦げや匂いを取る効果を得ることができますよ。一晩経った後には普通に土鍋を洗うと焦げや匂いがすっきり取れていることがわかるのではないでしょうか?

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