そうめんとひやむぎの違いは?意外と知らない食材のホント!

夏の食卓の定番といえば、そうめんやひやむぎですよね。「子供のころは夏休みはそうめんやひやむぎばっかりで飽きた!」という方も少なくないのでは?そんなそうめんやひやむぎの違いってご存知でしょうか?地域によって呼び方が違うだけ?そんな夏の定番2つの違いをご紹介!

目次

  1. そうめんとひやむぎの違いを知りたい!
  2. そうめんとひやむぎの違いは製法と太さに合った!
  3. そうめんとひやむぎの違い:そうめんはダイエット向き?
  4. そうめんとひやむぎの違い:ひやむぎはダイエット向き!
  5. そうめんとひやむぎの違い:色つき麺の正体って?
  6. そうめんとひやむぎの違い:そうめんとひやむぎの選び方
  7. そうめんとひやむぎの違い:そうめんに合う薬味
  8. そうめんとひやむぎの違い:ひやむぎに合う薬味
  9. そうめんとひやむぎの違いを知って夏の食卓を楽しもう!

そうめんとひやむぎの違いを知りたい!

夏になると食卓に並ぶのがそうめんやひやむぎですよね。暑い夏で食欲が落ちていても、さっぱりとした淡白な味のそうめんやひやむぎならチュルチュル食べられるので、「夏はこればっかり」という方も多いですよね。そうめんやひやむぎはそれ自体は淡白な味ですが、いろいろな薬味が楽しめるのが魅力です。

そんなそうめんとひやむぎの違いってご存知でしょうか?見た目も似ているし味も特に変わりないので「地域によって呼び方が違うのでは?」と思っている方も多いこの2つの麺ですが、実は知られざる違いがあるんですよ。夏の定番、そうめんとひやむぎの違いや美味しい茹で方のコツ、それぞれに合う薬味などをご紹介します!

そうめんとひやむぎの違いは製法と太さに合った!

同じものだと思っている方も多いそうめんとひやむぎですが、実は似て非なるものです。うどんを細く切ったものは「きりむぎ」と呼ばれ、その「きりむぎ」を冷やして食べるものを「ひやむぎ」といいます。つまりひやむぎは細いうどんなんです。普通のうどんを作るのと同じように、小麦粉と塩と水を練って作られています。

一方そうめんの方は、小麦粉と塩と水という材料は同じですが、植物オイルやデンプンを塗って引き伸ばして細くし、天日干しして乾燥させたものいいます。最初の原材料はひやむぎもそうめんも同じですが、途中で引き伸ばすために植物オイルやデンプンを使うというところに違いがあります。でもこれは昔ながらの製法です。

最近のそうめんやひやむぎを作る製法は機械に頼ることがほとんどです。本来油を使わずに作るひやむぎですが、油を使ったものもあったり、製麺機で作るそうめんは、植物オイルやデンプンなどを使わなかったり、引き伸ばさずに細く切るものもあります。そのため製法だけでそうめんとひやむぎを区別することは難しくなってきました。

そうめんとひやむぎは太さにも違いがあります。JAS規格の「乾めん類品質表示基準」によると、そうめんの麺の太さは直径1.3mm未満、ひやむぎの麺の太さは直径1.3mm以上1.7mm未満としているので、麺の太さでそうめんとひやむぎを区別しています。ちなみに直径1.7mm以上のものは、うどんに分類されますよ。

ただし少しややこしいのが製麺機を使ったものと製麺機を使わずに手延べ麺の場合では、直径が1.7mm以下ならそうめんでもひやむぎでもどちらでも良いんです。そうめんとひやむぎの違いは製麺機で作った麺なら「太さ」に違いが、手延べ麺なら「製法」に違いがあるということになります。

そうめんとひやむぎの違い:そうめんはダイエット向き?

最近のそうめんは製麺機で作られたものが多いので、直径1.3mm未満の細麺のことを指します。原材料は小麦粉と塩、水でこれらを練って、そこへ植物オイルやデンプンを加えて細く引き伸ばし天日干しして作られます。味も淡白でいろいろな薬味と合わせて食べられますが、その味に似合わず意外と高カロリーの食べ物なんですよ。

暑い時期だけでなく寒い時期にはにゅう麺として楽しまれるそうめんですが、実はそうめんはカロリーが高く、製麺機で作った麺では100gあたり約束約370kcalです。手延べ麺でも約335kcalあります。白米1膳よりも高カロリーなんです。のど越しが良いそうめんは、100g以上ペロッと食べられるのでさらにカロリーはアップします。

一時期「そうめんダイエット」が流行り、芸能人が3ヵ月で10kgも痩せたという話題もありましたが、そうめんは炭水化物で本来太りやすいものです。そうめんにはカルシウムやビタミンやミネラルも含まれていますが、茹でることで栄養素が流出し、残るのは炭水化物、脂質、タンパク質だけのようです。そうめんをメインとしたダイエットには不向きなようです。

そうめんとひやむぎの違い:ひやむぎはダイエット向き!

ひやむぎは製麺機で作られる場合、油を加えられることもあるようですが、基本的には小麦粉と塩と水だけを練って作られます。うどんの細いバージョンなので、頑張ればうどんと同じように自宅で作れなくはないものです。ひやむぎもそうめん同様に暑い季節の食卓の定番ですよね。

そうめんのカロリーは100gあたり約370kcalですが、ひやむぎは製麺機のものでは100gあたり約340kcalとそうめんよりも少し低カロリーです。手延べ麺になると100gあたり330kcalになるので、そうめんよりも冷や麦の方がカロリーを抑えることができます。

ダイエットするなら、そうめんよりもよりカロリーが低いひやむぎの方がダイエット向きの食品だと言えるでしょう。しっかりダイエットするなら汁物としてひやむぎを利用するのがおすすめです。具だくさんのお味噌汁やスープにひやむぎを加えるんです。具を変えれば飽きませんし、栄養もしっかり取れますし、体も温まって代謝アップも期待できますよ。

そうめんとひやむぎの違い:色つき麺の正体って?

子供のころに入っていると心躍った色つき麺。白い麺の中にある数本のピンクやグリーンなどの色つき麺は入っていると嬉しくなってしまいますよね。あの心をざわつかせる色つき麺の正体をご存知でしょうか?もともとはそうめんやひやむぎを扱っている職人さんが、そうめんやひやむぎを間違えないようにするために、色つき麺を入れたそうです。

そうめんとひやむぎの違いに太さの違いがありますが、見た目で太さを見極めるのはちょっと難しかったりしますよね。そのため間違えないようにひやむぎの方に色つき麺を入れて、区別をしたそうですよ。最近では見た目に涼しさや爽やかさを感じてもらう目的で入れているようです。数本違った色の麺が入っていると、見た目にもキレイで食欲がアップしますよね。

そうめんとひやむぎの違い:そうめんとひやむぎの選び方

そうめんやひやむぎを買うとき、どんな選び方をしていますか?ついついお値段の安い方を選びがちですよね。でもそうめんやひやむぎは商品によって全然味が違うんです!そうめんやひやむぎは製麺機で作った麺と手延べ麺の2種類があります。見た目はほとんど変わりありませんが、味には大きな違いがありますよ。コシを楽しみたいなら断然手延べ麺です!

美味しく食べられるのはやはり手延べ麺です。パッケージを見れば製麺機で作った麺か手延べ麺か簡単にわかりますよ。例えば「手延べ風」とか「準手延べ」と書かれているものは製麺機で作られたものです。国産のひやむぎは9割が製麺機で作られたもので、そうめんは6割~7割が製麺機で作られたものです。そのため手延べは貴重でお値段もお高めということになります。

そうめんとひやむぎの違い:そうめんに合う薬味

ひやむぎと比べると太さが細いそうめん。そうめんにはいろいろな薬味が合います。和洋中どんな薬味でも楽しめるのがそうめんの飽きないところですよね。

和風薬味:ねぎ・しょうが・みょうが

そうめんに合う定番の薬味といえば、ねぎやしょうが、みょうがですよね。しょうがには体を温めてくれる効果もあるので、冷たいそうめんで冷えた体にもピッタリです。そうめんは淡白な味なので、香りの強いねぎやしょうが、みょうがとの相性は抜群ですね。

洋風薬味:トマトとバジル

茹でたそうめんをお皿に盛り、その上に1cm角にカットしたトマトとバジルを乗せます。麺つゆではなく、オリーブオイルにニンニク、黒コショウ、レモン汁をかけていただきます。バジルは生バジルをちぎっても良いですし、手に入らなければ乾燥バジルを使ってもOKです。爽やかな風味で美味しく食べられますよ。パスタに応用してもGOOD!

中華風薬味:ねぎラー油

そうめんは中華風の薬味でも美味しいですよ。みじん切りにした白ネギと白ごま、ラー油、ごま油、塩コショウ、鶏がらスープの素を混ぜたものを茹でたそうめんの上に乗せます。食欲がない暑い時期でもごま油の香りが食欲をそそってくれますよ。みじん切りにしたニンニクを加えても美味しそうですね。市販品もありますよ!

そうめんとひやむぎの違い:ひやむぎに合う薬味

太さがそうめんよりもあるひやむぎは、つゆやタレがよく麺にからみ、また暑い時期でも細めのうどんとして楽しむことができるのが魅力です。そうめん同様にひやむぎも和洋中いろんな薬味と合いますよ。

和風薬味:みょうがとオクラ

みょうがはそうめんやひやむぎの薬味として定番ですが、そこにオクラをプラスしてみましょう。オクラのようなねばねばは野菜は夏の暑い時期の夏バテ防止にピッタリ!淡白で栄養価の期待できないひやむぎでも栄養価の高い薬味を組み合わせることで立派な栄養食に。黒コショウを加えるとスパイシーで食欲がアップしますよ。

洋風薬味:グリーンカレー

ひやむぎは麺につゆやタレがからみやすいので、その利点を生かしてカレーうどんのように楽しむのもおすすめです。グリーンカレーをつゆとしてつけ麺にして食べましょう。カレーは暑い時期でも食欲をそそりますし、野菜も摂れるので健康にもGOOD。缶詰やレトルトを利用するなら、ほんの麺つゆを足してスープ状にしてくださいね。

韓国風薬味:キムチ

ひやむぎはキムチとの相性もバツグンです。キムチに含まれる唐辛子は暑い時期にもおすすめですよ。市販のキムチを包丁で細かく切り、ねぎなどの薬味同様に麺つゆに入れてひやむぎと一緒に食べます。キムチは麺つゆとの相性も意外と良いんですよ。

そうめんとひやむぎの違いを知って夏の食卓を楽しもう!

暑い夏の定番、そうめんとひやむぎですが、その違いは太さと製法です。コシが楽しめるのは手延べ麺ですがちょっとお値段が高くなるので、たまのご褒美として食べると良いかもしれませんね。薬味も和洋中と楽しめるので、いろいろな薬味を試してそうめんやひやむぎを楽しみましょう。

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