おすすめ映画・洋画名作編!アクション・サスペンス・感動物など
雨の休日はホームシアターで名作洋画の鑑賞がおすすめです。有名だけど観たことがない映画、あるいは一度観たけど内容を忘れてしまった映画を、のんびりおうちで観るのはいかがでしょう。今回は題名は知っている、あのおすすめの名作洋画の数々をご紹介していきます。
目次
- 今だから観たい!おすすめの名作洋画
- アクション映画でアドレナリン全開!
- 【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】マトリックス
- 【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】ダークナイト
- 【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】ダイ・ハード
- 【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】レオン
- 【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】キルビル
- ハラハラし通し!極上のサスペンス映画
- 【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】羊たちの沈黙
- 【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】セブン
- 【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】サイコ
- 【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】シックス・センス
- 【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】ユージュアル・サスペクツ
- 泣ける!震えるような感動を映画で体験しよう
- 【おすすめの名作映画(洋画):感動編】いまを生きる
- 【おすすめの名作映画(洋画):感動編】スタンド・バイ・ミー
- 【おすすめの名作映画(洋画):感動編】ライフ・イズ・ビューティフル
- 【おすすめの名作映画(洋画):感動編】風と共に去りぬ
- 名作映画で別の人生を体験しよう
今だから観たい!おすすめの名作洋画
毎年映画はたくさん製作されていますが、多くの人に感動を与え記憶に残ったり、賞を獲ったりするような名作映画というのはほんの一握りです。とはいえ映画にもいろいろジャンルがあり、それぞれに名作と言われる映画があるので、今回は洋画の「アクション」「サスペンス」「感動もの」に絞ってご紹介していきます。
アクション映画でアドレナリン全開!
まずは洋画のアクションジャンルを見てみましょう。アクションと一口に言っても、最初から最後まで息もつかせぬエンターテイメントの映画から、アクション要素もありつつ、登場人物の心情に踏み込んだものだったり、世界観が斬新で思いもよらぬものだったりと、映画作品ごとにテイストが違い、それぞれに楽しむことができます。
【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】マトリックス
まずは1999年公開、キアヌ・リーブス主演の洋画「マトリックス」です。言わずと知れた、キアヌ・リーヴスの代表作の映画ですね。ウォシャウスキー兄弟が監督を務めたこの洋画は、同年のアカデミー賞において、視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞しており、文句なしのアクション映画の名作の一つと言えるでしょう。
「マトリックス」にはストーリー全体に謎や暗示が散りばめられ、哲学や信仰といったテーマも表現されています。また、SFとして括るには壮大な世界観を持ち、公開当時「映像革命」と絶賛され、アカデミー賞受賞にもつながった、ワイヤーアクションやバレットタイムなどを駆使した斬新な映像表現が、アクション映画としてのおすすめポイントとなっています。
【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】ダークナイト
2008年公開のクリストファー・ノーラン監督作品の洋画「ダークナイト」をご紹介します。クリスチャン・ベールが主役を演じた名作映画「ダークナイト」は、原作はアメリカン・コミックの「バットマン」で、映画化は何度かされていますが、ノーラン監督作品としては2作目となります。タイトルからは「バットマン」の文字が消えており、もはやアメコミ色は完全になくなっています。
架空の都市ゴッサムシティを舞台に縦横無尽に繰り広げられる、疾走感溢れるカーチェイスや、肉体改造派俳優であるクリスチャン・ベールの鍛え上げた肉体による格闘が、アクション映画としてのおすすめポイントです。また、名優の故ヒース・レジャー演じる悪の象徴ジョーカーとの対決も必見の名作洋画です。
【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】ダイ・ハード
ブルース・ウィリス主演、1988年公開の「ダイ・ハード」も名作アクション洋画の金字塔です。ニューヨーク市警の刑事役のブルース・ウィリスが武装した強盗相手に、タイトル通り「DIE HARD(不死身)」のアクションを繰り広げます。この1作目の映画の成功により、後に5つの続編が製作されました。
「ダイ・ハード」が製作される以前のアクション映画といえば、アーノルド・シュワルツェネッガー等に代表される肉体派の俳優が、正面から巨悪と戦い打ち負かすというイメージがありました。この作品では劣勢に置かれた普通の主人公が、頭脳を駆使して敵に立ち向かうという、新しいタイプのアクション映画を生み出したと言われ、後の「スピード」や「ミッションインポッシブル」へ受け継がれていきます。
【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】レオン
1994年公開の名作アクション映画「レオン」はフランスとアメリカの合作映画です。「ニキータ」や「フィフス・エレメント」、広末涼子が出演した「WASABI」のリュック・ベッソンが監督を務めています。出演者はフランスを代表する俳優ジャン・レノ、後にアカデミー主演女優賞を獲得したナタリー・ポートマン、そして名優ゲイリー・オールドマンと、豪華な配役の洋画です。
アクションシーン以上に、殺し屋レオンと孤独な少女マチルダとの交流がみどころです。家族を皆殺しにされたマチルダは仇に復讐するため、殺し屋であるレオンに助けを求めます。父娘ほど年の離れた二人の、親子、兄妹、あるいは恋人のような絆を強く持つようになる様子は、おすすめポイントの一つです。少女の幼さと大人の女性の小悪魔的魅力を見事に表現したナタリー・ポートマンの存在が大きいと言えます。
【おすすめの名作映画(洋画):アクション編】キルビル
「キル・ビル」は2003年に公開されたアメリカ映画です。「パルプ・フィクション」を手掛けたクエンティン・タランティーノが監督を務めました。「パルプ・フィクション」にも出演したユマ・サーマンを主人公の元殺し屋、彼女と対決する敵役に「チャーリーズエンジェル」のルーシー・リューを配役しています。また、栗山千明、千葉真一、國村準など日本人俳優が出演している事でも話題になった洋画です。
タランティーノ監督は、この映画にさまざまなオマージュを盛り込んでいます。主人公ブライドが着ている黄色いトラックスーツは、「死亡遊戯」でそれを着用していたブルース・リーへのオマージュと言われています。
他にも役名など各所にオマージュが見られるので、それらを調べてから観るとさらに面白いかもしれません。スタイリッシュなアクションシーンもありつつ、ブラックコメディ要素も強いこの作品は、遊園地のような楽しさ溢れる洋画としておすすめです。
ハラハラし通し!極上のサスペンス映画
ドキドキしたい!という方には極上のサスペンス映画をおすすめします。恋愛映画を観るようなドキドキとは違いますが、どこかに人が隠れているかもしれないという物理的ドキドキ、犯してしまった犯罪を周りが実は知っているかもしれないという心理的ドキドキ。普段は経験できないようなそんなドキドキを、洋画を通して主人公と一緒に体験してみませんか?
【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】羊たちの沈黙
あまりにも有名な「羊たちの沈黙」は、トマス・ハリスの同名小説が原作で、1991年に公開されたアメリカ映画です。主演にジョディ・フォスター、そして名優アンソニー・ホプキンンスを起用しています。第64回アカデミー賞で、主演男優賞、女優賞など主要5部門すべてを独占し、他にも多くの賞を受賞してその名を歴史に刻みました。
サイコスリラー要素が強い映画ですが、多くの謎や手がかりを通じて事件を追っていく過程を、サスペンス映画として楽しむことができます。衝撃的なシーンが多く登場しますが、主演のジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの確たる存在感のおかげで単なるホラー映画でなく、数々の賞を受賞する上質な映画として完成されています。怖い映画が苦手な方にも一度は見て欲しい、おすすめの洋画です。
【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】セブン
「セブン」は1995年公開、「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー監督の映画です。出演はブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、ケヴィン・スペイシーなど、それぞれが主役級の豪華さです。キリスト教の「七つの大罪」(暴食、色欲、強欲、憤怒、怠惰、傲慢、嫉妬)をモチーフにした連続猟奇殺人事件を追う刑事たちの姿を描いた洋画となっています。
この映画は興行として成功したばかりでなく、各方面から高い評価を得ています。ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンの刑事のコンビは、その演技力を高く評価されました。また撮影技法に関しても、監督の強いこだわりによって映像にコントラストが強く出る古い手法が復活し、現在の技術進化につながりました。これにより、作品全体に漂うシリアスでダークな世界観の表現に成功しています。
そんな世界観を凝縮したシックで極力色味を落としたオープニング映像が、当時は本編と共に大変な評判となり、その後日本のテレビドラマなどのオープニング・クレジットに数多く模倣して使われたようです。
【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】サイコ
サスペンス映画の金字塔と言えばこの映画、「サイコ」です。1960年公開のアルフレッド・ヒッチコック監督作品です。第33回のアカデミー賞において監督賞を含む4部門を受賞しています。この映画を観たことがなくても、主役女優のジャネット・リーがシャワーシーンで絶叫する表情は、一度は観たことがあるのではないでしょうか。「サイコ」はサスペンス映画のアイコンとして現在も強烈なインパクトを放っています。
この映画は全編モノクロにもかかわらず、殺人が行われる有名なシャワーシーンは映像と音楽によって、カラーよりも凄惨さが増す効果をあげています。その際の細かなカット割も、後に映画作品において模倣やパロディーが製作されました。サスペンス映画としては、前半の主人公の心理的葛藤を描いたクライム・サスペンス、後半は殺された主人公をめぐる謎とサスペンスが楽しめる、おすすめ洋画となっています。
【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】シックス・センス
1999年公開のサスペンス映画「シックス・センス」は、ナイト・シャマラン監督作品です。主演はアクション映画でもご紹介したブルース・ウィリス、そして子役としてその演技を高く評価されたハーレイ・ジョエル・オスメントです。第72回のアカデミー賞では受賞は逃したものの、5部門でノミネートされました。
ストーリーは死者が見える少年と彼と関わる事になった精神科医の交流を中心に展開します。少年に見える死者は死亡時の姿のため、ホラー映画寄りになりがちですが、死の原因にまつわるエピソードが浮き彫りにする人間関係に焦点が絞られていきます。「この映画の秘密を決して話してはいけない」というメッセージが話題になった通り、ラストには大きな秘密が待っています。
【おすすめの名作映画(洋画):サスペンス編】ユージュアル・サスペクツ
「ユージュアル・サスペクツ」は1995年公開のアメリカ映画です。ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロなどの渋めの役者が顔をそろえています。とはいえ、アカデミー賞において脚本賞と助演男優賞を受賞しており、サスペンス映画としては極上の一本と言えるでしょう。
この映画の特徴は、回想によって物語を錯綜させる手法で事件を描く作品であるというところです。その手法は有名推理作家のアガサ・クリスティーによる「アクロイド殺し」という作品を下敷きにしており、その計算された脚本が高く評価されました。ラストで爽快なほどのどんでん返しが待っているので、ぜひ事前情報を持たない状態で、この名作洋画を鑑賞することをおすすめします。
泣ける!震えるような感動を映画で体験しよう
最近、心から感動するような出来事はありましたか?日常の繰り返しの中では、なかなかそんなシーンに出会うことはないですよね。そんな時には泣ける映画を観て心のデトックスをしてみましょう!感動で心が揺さぶられたり、今までの自分を振り返ったり、改めて明日から頑張っていこうという勇気をもらえるかもしれませんよ。
【おすすめの名作映画(洋画):感動編】いまを生きる
1989年公開のアメリカ映画「いまを生きる」は、名優ロビン・ウィリアムズ主演の映画作品です。第62回アカデミー賞において脚本賞を受賞した映画で、若き日のイーサン・ホークも出演しています。邦題の「いまを生きる」はロビン・ウィリアムズ演じる新任教師が劇中で言ったラテン語で、正確には「いまを生きろ」といった意味あいで、作品テーマを表現しています。
この映画の舞台は厳格な規則に縛られた全寮制の男子校で、新学期に赴任してきた英語教師が、そんな窮屈な日常を送る生徒たちに、物事の多面性や世界、そして詩の素晴らしさを教えていきます。最初は戸惑う生徒たちも次第に教師の教えに刺激を受け、新鮮な考えや規則に縛られない自由な生き方に目覚めていくのです。その先に待ち受ける大きな出来事をも乗り越えていく生徒たちの姿に感動すること必至の洋画です。
【おすすめの名作映画(洋画):感動編】スタンド・バイ・ミー
1986年公開のアメリカ映画「スタンド・バイ・ミー」は、ホラーの大家スティーヴン・キングの非ホラー短編集の中の「THE BODY」が原作の洋画です。今は亡きリヴァー・フェニックスや、「24」のジャック・バウワーでおなじみのキーファー・サザーランドも出演している青春映画です。
映画は、作家のゴードンがある新聞記事に幼馴染の名前を見つけたことから、12歳当時を回想する事から始まります。田舎町に暮らしていたゴードンには、いつもつるんでいる3人の遊び仲間がいて、彼らと共に体験したひと夏の冒険が、未だにキラキラと彼の胸の中で輝いています。この映画で自分自身の子供の頃の思い出がよみがえり、切なくも懐かしい感動を覚えるのではないでしょうか。
【おすすめの名作映画(洋画):感動編】ライフ・イズ・ビューティフル
【ライフ・イズ・ビューティフル】
— オススメ超名作映画! (@introduceM) October 18, 2017
第二次世界大戦前夜のユダヤ系イタリア人のグイドは、陽気な性格の彼は、小学校の教師ドーラと駆落ち同然で結婚して、愛息ジョズエをもうける。
そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る。 pic.twitter.com/EkDnP7pFfO
「ライフ・イズ・ビューティフル」は1997年公開のイタリア映画で、第二次世界大戦下のホロコースト(ユダヤ人迫害)を描いています。ロベルト・ベニーニが監督、脚本、主演を務めており、アカデミー賞、カンヌ国際映画賞などにおいて主演男優賞や審査員グランプリを受賞するなど、その評価はとても高いです。
『ライフ・イズ・ビューティフル』を観た。久々に映画観た気がする。ホロコースト関係の映画なのに、暗くない。その天真爛漫さにボロ泣いた。心が疲れてたのかな。いつでも希望を捨てない、一途で、誰かのために生きることができる、誰かを楽しませることができる、グイドのように生きていけたらなあ。
— 滝本 圭 (@dogcatbirdfox) October 10, 2017
ホロコーストの映画は歴史的悲劇を扱っています。しかしこの映画には悲劇の中にも明るさと希望があります。主人公のユダヤ系イタリア人のグイドの生来の明るさがそうさせていて、彼が注ぐ愛情が彼の家族である妻と息子を、常に優しく包んでいるような映画です。強制収容所という厳しい現実に直面した時にどうやって愛情を貫くのか。家族の愛について気づかせてくれる感動の映画です。
【おすすめの名作映画(洋画):感動編】風と共に去りぬ
「風と共に去りぬ」は1939年公開のアメリカ映画です。(日本での公開は1952年)南北戦争を舞台にしたマーガレット・ミッチェルの長編小説が原作で、ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲイブルが主演を務めています。原作自体がベストセラー小説だったこともあり、映画としては空前の大ヒットとなりました。第12回アカデミー賞において、特別賞を含む9部門を受賞した名作洋画です。
気性の激しい南部の女スカーレット・オハラの半生を、激動の南北戦争を通して、彼女を取り巻く人々との人間関係を中心に描いた作品です。お嬢様育ちで我慢がきかず癇癪持ちのスカーレットですが、その逞しさや憎めない小悪魔的な部分に惹き込まれます。特に最終的に何もかも失ったラストの「明日は明日の風が吹くわ」という有名なセリフは必見。
名作映画で別の人生を体験しよう
普通に暮らしていると、毎日心躍るような出来事は起きませんよね。でも映画を観れば、ハラハラするようなアクションの主人公になれたり、ドキドキのサスペンス事件に巻き込まれたり、愛に満ちた感動の旅へ出ることが可能です。そうやって心を満足させる事で、現実の生活の中での小さな出来事に気づき、より楽しく過ごせるヒントが見つかるかもしれませんよ。