反対色とは?反対色をマスターしたコーデでこなれ感をアップしよう!
おしゃれが好きな女性なら、人と被らない、おしゃれな服装をしたいものですよね。そこでおすすめなのが、コーデに「反対色」を取り入れることです。反対色を取り入れることで、簡単におしゃれでこなれた、個性的な服装をすることができます。
目次
反対色とは?
ファッションが大好きな女性のなかには、人と被らない個性的なコーディネートをしたいと思っている方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、「反対色」を取り入れることです。ファッションにおいて、カラーリングは非常に重要ですが、反対色コーディネートは存在感が抜群で、スタイリッシュに魅せることができますよ。

反対色とは、文字通り反対同士の色のことです。学校の図工や美術の教科書で、色相環というものを見たことがある人は多いでしょう。グラデーション状の色が円になっているものです。反対色とは、そのなかで大体反対同士に位置している色を指します。

反対色の効果
反対色とは、反対同士の色の組み合わせのことですが、反対色を取り入れることで、それぞれの色が引き立って見えます。例えば、グリーンサラダにトマトが添えられていると、一気に鮮やかに見えますよね。これが、反対色の効果なのです。ファッションについても同じで、それぞれの色が引き立てられます。

反対色とは、ファッションにおいては、すっきりとした、印象的なビジュアルを作るのに適した手法なのです。また、コーディネートが派手に見えがちなので、反対色とは、コンパクトなシルエットの洋服を合わせるのがおすすめです。

反対色と補色の違いは?
反対色とは、色相環で反対に位置する色同士のことであると説明しました。反対色とは、よく補色と混同されてしまいがちです。補色とは、反対色の一種ですが、微妙に意味が違います。補色は、色相環で真反対にある色のことを指します。これに対し、反対色とは、補色に近い色合いのものも含めての呼び方です。

補色は、真反対の色同士なので、コーディネートに取り入れるのはなかなか難易度が高いことが多いです。一方、反対色は補色よりコーディネートに取り入れやすく、おしゃれに着こなすことができます。

反対色<例・一覧>
反対色とは何かがわかったら、具体的にどの色とどの色が反対色なのか気になりますよね。ここでは、ファッションでもよく取り入れられる、黒・青・ピンクの反対色とはどの色かをご紹介します。

黒の反対色
黒は色相環には存在しない色ですが、黒にも反対色はあります。黒の反対色とは、白です。ファッションでいえば、モノトーンカラーのコーディネートは、反対色を取り入れていると言えます。モノトーンのファッションは、シンプルながら存在感があり、反対色を活かしたスタイルと言うことができます。

青の反対色
爽やかで知的なイメージの青ですが、青の反対色とは、オレンジやイエローなどです。青と黄色といえば、スウェーデンの国旗でおなじみですね。非常にはっきりとした、印象的な国旗ですね。
左←ゴッホが病んでる時に描いた星月夜
— 北 (@kitarissimo1412) September 2, 2018
右←下から見た寝てるネッコ pic.twitter.com/ZdEDm0lhRW
青と黄色の組み合わせは、美術作品にもよく取り入れられています。オランダ人の画家、フィンセント・ファン・ゴッホも好んだ色彩で、「星月夜」を始め、多くの有名作品にこの色の組み合わせが採用されています。
ピンクの反対色
ピンクの反対色は、緑です。原色のピンクの補色は原色の緑ですが、青緑や黄緑も含めて反対色と呼ばれています。また、ピンクとグリーンの組み合わせは、フランスのポスト印象派の画家・ゴーギャンが好んだ組み合わせと言われています。上の画像、ゴーギャンの代表作「タヒチの女たち」にも採用されていますね。

反対色<コーデのメインカラーの選び方>
反対色を取り入れたコーディネートをする前には、メインカラーを決めておくことが重要です。黒や白でも良いのですが、反対色をより活かすためには、メインにも色味のあるものを選ぶのがおしゃれで効果的です。

自分のパーソナルカラーを知ろう
コーディネートのメインとなるカラーを決めるのに、パーソナルカラーを調べておくのをおすすめします。パーソナルカラーとは、個人個人の肌色、髪色、目の色などに似合う色のことです。これを調べておけば、一番自分に似合う色を使ってコーディネートすることができます。インターネットで検索すれば、すぐにパーソナルカラー診断ができるので、試してみましょう。

反対色<コーデ術>
反対色とは何かということと、自分に似合うパーソナルカラーが理解できたところで、反対色を取り入れたコーディネートを具体的に写真で見てみましょう。

初心者の反対色コーデ
反対色初心者の方におすすめなのは、少しくすんだ色や、薄めの色合いのもの同士で合わせるコーディネートです。派手過ぎず、さりげなくおしゃれさをアピールすることができますよ。

また、どちらかの色を、バッグやシューズなどの小物で、比較的小さい面積で取り入れるのもおすすめです。上のコーディネートでは、カーキのミニスカートに、反対色であるピンクのミニバッグを合わせていますね。これだけでも、新鮮な雰囲気のコーディネートとなります。

柄やプリントなどで、もともと反対色を使ったアイテムを着るのもおすすめです。確実におしゃれに、少し個性的に見えるので、普段の服装に飽きてしまった人も、新鮮に着ることができるでしょう。こちらのワンピースは、ピンクの生地に、反対色のグリーンの柄をプリントしています。
上級者の反対色コーデ

反対色に慣れてきたら、より鮮やかな色の反対色を試してみるのがおすすめです。また、トップスやアウター、スカートなど、面積が広めのアイテム同士で反対色を取り入れてみるのも良いでしょう。上の女性は、ビビッドオレンジのトップスと、補色であるネイビーを使ったスカートを組み合わせています。
反対色<春おすすめファッション6選>
春おすすめ①

春になって着たくなる色といえば、ピンクですよね。毎年、ピンクの洋服は各ブランドから沢山発売されています。こちらの女性は、大人っぽいくすみピンクのノースリーブトップスに、反対色のグリーンのペンシルスカートを合わせています。爽やかでシンプルなスタイルながら、カラーリングで個性的なファッションとなっています。
春おすすめ②

ブルー系のデニムを使うコーディネートは、反対色コーデのなかでも初心者の方におすすめです。ウエストがきゅっとしぼられたピンクのトップスは、スキニージーンズと相性抜群ですね。足元も濃い目ピンクのバレエシューズを合わせた、大人っぽさと可愛らしさを兼ね備えたコーディネートとなっています。
春おすすめ③

パステルカラー同士の組み合わせもまた、初心者の方でも簡単にできる反対色コーディネートです。パステルピンクのブラウスとパステルブルーのショートパンツの組み合わせは、子供っぽくならないよう、すっきりとしたコンパクトなシルエットでまとめるのがポイントです。
春おすすめ④

爽やかなパステルブルーの定番ストライプシャツも、はっきりとしたレッドのポーチを合わせれば新鮮な印象ですね。カジュアルでアクティブな、春のお出かけにもぴったりなコーディネートです。ボーイッシュな雰囲気なので、テロンとした素材感の洋服やはっきりとしたメイクで、少しずつ女性らしさを取り入れるのもコツです。
春おすすめ⑤

パープルとイエローは反対色の関係です。また、上の写真のトップスとスニーカーは、色の濃さ・明るさも似ており、ほぼ補色同士と言うことができますね。イエローはスニーカーで、小さい面積で取り入れれば、そこまで難しくなく補色のコーディネートをすることができます。
春おすすめ⑥

濃いめのパープルは、緑と反対色関係です。濃いめの色どうしのコーディネートなので、ボトムスをロールアップさせたり、トップスを七分丈のものにしたり、すっきりと見せる工夫をするのがポイントになります。
反対色<夏おすすめファッション6選>
夏おすすめ①

ブルーの明るめのデニムに、鮮やかなイエローのトップスを合わせれば、夏らしい印象的なコーディネートの完成です。トップスはノースリーブで腕を出したら、ボトムスは長めのペンシルスカートで露出具合を調整しましょう。
夏おすすめ②

夏はカラーのアイテムが着たくなる季節ですよね。バイカラーのアイテムを選べば、とても簡単に反対色を取り入れたコーディネートをすることができます。こちらのコーディネートでは、パープルとグリーンの反対色同士のトップスをチョイスし、ボトムスにも似た色のものを選んでいます。全身カラーのコーディネートでは、足元は黒のショートブーツで引き締めるのもポイントです。
夏おすすめ③

こちらは、明るめのパープルに、反対色のイエローを合わせています。明るめの色合い同士の反対色同士では、ポップでおもちゃのような雰囲気の原宿系コーディネートをすることができます。クリアバッグが、トレンド感と夏らしさを演出しているのもポイントのコーディネートです。
夏おすすめ④

グリーンもイエローも、パープルの反対色です。パンプス・バッグまで全身カラーのファッションは、淡い色合いのものや、暗めの色合いのものをチョイスするとしっくりとまとまりやすいのでおすすめです。夏らしい爽やかなコーディネートですが、色の配色は初秋まで着られそうな落ち着いた雰囲気ですね。
夏おすすめ⑤
2016年の春夏コレクションでは 様々なブランドで取り入れられたカラフルなマルチボーダー♡
— モテ女♡情報局 (@motemote_jyosi) September 6, 2018
ポップな雰囲気が漂うアイテムはタイトなトップスで ミニマルにアクセント付けするのがポイント♪ pic.twitter.com/L5P89uqQc5
夏には、派手な柄物を着たくなるという方も多いのではないでしょうか?その中でも特に派手なのが、カラフルな色合いのマルチボーダー柄です。一方で、マルチボーダーは一色一色の面積が狭目なので、反対色コーディネートに取り入れるのにおすすめです。

こちらのコーディネートでは、赤がメインのノースリーブのマルチボーダートップスと、反対色のブルーデニムを合わせています。カラフルでポップなアイテムは、黒の小物をコーディネートに取り入れて引き締めると、大人っぽい雰囲気で着こなすことができます。
夏おすすめ⑥

夏の色といって、赤を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?赤と、補色の青を組み合わせるコーディネートは、相手に鮮烈で強い印象を与えることができます。こちらのコーディネートでは、裾と袖がふわっと広がった赤のトップスと、ブルーのデニムのミニスカートを合わせています。元気で活発そうなコーデですね。
反対色<秋おすすめファッション6選>
秋おすすめ①

こっくりしたブラウンを取り入れれば、すぐに秋らしい雰囲気のコーディネートをすることができます。夏と秋の境目の時期には、補色であるブルーのタイトスカートと組み合わせて、爽やかさと秋らしさを両取りした、少し切ない雰囲気のコーディネートがおすすめです。
秋おすすめ②

グリーンと明るめの茶色は反対色です。どちらの色も、秋のファッションには取り入れやすいですね。こちらの女性は、グリーンのスウェットトップスをメインに、頭にブラウンのキャップをちょい足ししています。落ち着いた色合いのコーディネートも、反対色を取り入れることで上級者風にみえますね。
秋おすすめ③

濃いめのからし色と青みのあるグリーンも反対同士の色です。秋の鉄板のコーディネート、ロゴ入りスウェットとチェック柄のペンシルスカートでも、反対色を取り入れることですっきりとした知的な雰囲気になっていますね。
秋おすすめ④

くすみカラーのピンクとカーキという、秋らしい組み合わせです。ファー素材のビスチェはトレンド感が抜群ですが、反対色なら個性も出せて、おしゃれに注目されること間違いなしです。ハットとローファーは黒で合わせて、派手過ぎず馴染みやすいコーディネートとなっています。
秋おすすめ⑤

こちらのコーディネートは、原色のブルーのトップスにビビッドなピンクのパンツを合わせた、新鮮な雰囲気の秋コーディネートです。シンプルでコンパクトなシルエットが、より反対色の青とピンクを魅力的に見せてくれています。
秋おすすめ⑥

秋冬ファッションはネイビーや黒、濃いブラウンなど、暗めな色が多くなりがちですが、それらの反対色・補色を使うことで、明るく楽しい雰囲気に見せることができます。こちらのコーディネートは、ニットやデニムミニ・スカート、スニーカーなど定番のアイテムが多いので、真似しやすい反対色コーディネートですね。
反対色<冬おすすめファッション6選>
冬おすすめ①

モコモコのアウターでコーディネートがもったりとした印象になってしまいがちな冬ですが、反対色を取り入れれば、新鮮な印象を抱かせることができます。上の女性は、ブラウンのコーデュロイのキャップと、鮮やかなブルーのローテクスニーカーをコーディネートに取り入れています。カジュアルながら、上級者の雰囲気の漂うファッションですね。
冬おすすめ②

毎年冬の定番アウター・モッズコートには、反対色のピンクをあわせるのも新鮮でおすすめです。パステルカラーなら意外とマッチさせやすく、ボーイッシュさとガーリーさをの両方を兼ね備えたミックスコーディネートをすることができます。今年流行のニットパンツを採用すれば、トレンド感も抜群です。
冬おすすめ③

こちらは、ロックさとストリートな雰囲気が人気のファッションブランド・jouetieが提案している、2018年の秋冬コーディネートです。パープルのショート丈ブルゾンに、今季の一大トレンド・チェック柄のモコモコワンピースを合わせています。全面カラーのコーディネートですが、ワンピースを落ち着いた色合いのものを選べば、派手になりすぎません。
冬おすすめ④

スカイブルーとブラウンは、反対色のなかでも珍しい組み合わせです。新鮮な印象ですが、ブラウンを使うので意外と色々なコーディネートに応用することのできる、おすすめの組み合わせです。こちらのコーディネートでは、水色のエコファーコートから明るめのブラウンのフードをのぞかせ、カジュアルな雰囲気を演出しています。
冬おすすめ⑤

はっきりとした色のコートに、ブルー系のジーンズを合わせるスタイルは、コーディネートが地味になりがちな冬にはとても新鮮で、周りから注目されること間違いなしですね。存在感のあるコートの中には、すっきりとシンプルでベーシックな組み合わせが合わせやすいですね。
冬おすすめ⑥

ピンクや赤のスウィートなコーディネートに中に反対色であるグリーンのトップスを合わせれば、大人っぽい印象になります。ブラックを合わせるより唐突な印象にならず、しっくりとまとめることができますよ。冬から春先までおすすめのコーディネートです。