塩パンレシピ!簡単に美味しくなる作り方&人気のアレンジも!
あの美味しい塩パンを家で食べたい、と思ったことはありませんか?実は塩パンの作り方は簡単で、材料さえそろえれば作ることができます。今回は人気の塩パンの人気レシピやアレンジレシピ、また気になるカロリーなどをまとめてご紹介します。
塩パン簡単レシピを大公開!
塩パンとは?

最近パン屋さんで塩パンなるものを目にすることはありませんか?塩パンとは通常の塩パンの材料に塩とバターをさらに足して作った塩気のある美味しいパンのことです。今では塩パンを売りにするほどのパン屋も存在するほど、全国区な存在になっています。

美味しい塩パンですが、実は材料をそろえれば簡単に家でも手作りすることができます。材料は何をそろえればよいのか、またホームベーカリーでも作ることができるのか、今回は塩パンの簡単レシピや人気のアレンジレシピまでまとめてご紹介します。
塩パンのレシピは豊富!

塩パンはバターと塩を使ってシンプルに仕上げているものもありますが、中にはフィリングにあんこを加えたり、ベーコンをなどを入れたりとアレンジをしているものもあります。またこねずに作ったり、発酵に電子レンジを使ったりといろいろな簡単レシピもあり塩パンのレシピはかなり豊富です。ぜひ自分に合ったやり方で塩パンを作ってみましょう。
塩パンカロリーをご紹介
レシピを見ると高カロリー

外はカリカリ、中はもちもちで食べるとやめられない、好きな人はやみつきになってしまう塩パンですが、気になるカロリーは1個でどれくらいあるのでしょうか?塩パンは味としてダイレクトに感じる塩だけではなく、バターがふんだんに使われれています。そのためカロリーが高めになります。
塩パン1個の大きさや種類にもよりますが、平均でみると1個で130キロカロリーほどです。同じくらいの大きさのバターロールや食パンなどと比べてみると少し高めです。あのバターをたくさん使うクロワッサンと似たような数字です。これを考えると塩パンの食べすぎは減量を考えているときなどは特に気をつけた方が良いと言えます。
塩パンレシピ【人気】5選
人気塩パン作り方①あんバター塩パン

では塩パンの人気のレシピを見ていきましょう。レシピ1つ目はあんバター塩パンです。もともとパンと相性が良い、あんことバターを塩パンとも合わせてアレンジしてみましょう。パン生地となる強力粉150グラム、塩とドライイーストを3グラムずつ、バターを10グラム、牛乳80cc、水20cc、砂糖5グラムを用意します。材料をすべて準備したらホームベーカリーに入れます。

生地コースでセットし、一次発酵が終わったら生地を取り出しベンチタイムで10分ほど休ませます。その間にフィリングを作ります。有塩バターを25グラム、あんこを80グラムほど用意し混ぜ合わせます。これを生地と合わせ成形したら二次発酵で40度で20分ほど置きます。オリーブオイルをパンの表面に塗りお好みで岩塩を振ったら180度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。
人気塩パン作り方②シンプルな塩パン

バターをたっぷりと使った人気レシピです。材料は強力粉150グラム、薄力粉50グラム、塩3グラム、バター65グラム、砂糖5グラム、牛乳150cc、ドライイースト3から4グラム用意します。粉2種類と砂糖、塩、ドライイーストを人肌ほどに温めたら牛乳を入れてこねます。塩パンの生地がだいたいまとまってきたらバターを15グラム入れてさらに混ぜます。

生地がつるっとまとまったら、2倍になるまで一次発酵させます。ボウルに入れてラップしておきます。余ったバターを5グラムずつカットして冷蔵します。発酵が終わったらガス抜きをし、10等分して丸めベンチタイムで10分休ませます。生地をのばし、先ほどのバターを包み成形します。二次発酵させ1.5倍ほどになったら岩塩を振り、220度のオーブンで18分ほど焼けば完成です。
人気塩パン作り方③こねない塩パン

パンといえばこねるというのが思いつくレシピですが、こちらはこねない人気レシピです。材料は強力粉200グラム、ドライイースト3グラム、砂糖大さじ1、塩小さじ1、牛乳130cc、オリーブオイル大さじ2、バター40グラムを用意します。ボウルにバター以外の材料をすべて入れ、ゴムベラで混ぜます。次に強力粉を入れます。粉っぽさがなくなるまでさっくりと混ぜます。

オーブンの発酵機能で生地が2倍になるまで発酵させガス抜きをし、10回ほど折りたたむように混ぜたら再び2倍になるまで発酵させます。ちぎらず生地を8等分に切り分け、10分休ませます。5グラムずつにカットしたバターを生地に織り込んで成形し、オイルと岩塩を適量トッピングし、1.5倍ほどになるまで発酵させます。190度のオーブンで20分ほど焼けば完成です。
人気塩パン作り方④もちもち塩パン

もっちりふわふわで簡単人気の塩パンレシピです。材料は強力粉100グラム、塩2グラム、砂糖小さじ1、ドライイースト2グラム、水30グラム、牛乳40グラムを用意し混ぜ合わせます。ひとまとまりになったら、手でこねていきます。表面がつるっとしたら中火に温めたフライパンで10秒ほど生地を温めます。30分一回りほど生地が大きくなるまで発酵させます。

生地を4等分に切り分け、広げたら5グラムずつバターを巻き込んで成形します。成形した生地を室温において、また一回りほど大きくなるまで二次発酵させます。サラダ油と岩塩をお好みでトッピングし、180度のオーブンで15分ほど焼けばもちもちの塩パンの完成です。
人気塩パン作り方⑤電子レンジで発酵塩パン

発酵に電子レンジを使った人気の塩パンレシピです。材料は強力粉150グラム、砂糖20グラム、塩2グラム、バター20グラム、牛乳80グラム、ドライイースト3グラムを用意します。耐熱容器に牛乳と砂糖を入れてレンジで30秒ほど過熱し温めます。混ぜたらドライイーストと強力粉を50グラム入れ、しっかりと混ぜます。残りの強力粉、バター、塩を加えひとまとまりにします。

ボウルから出して手でこねていきます。生地がべとつかなくなったら耐熱ボウルに戻し、600ワットの電子レンジで20秒加熱します。生地を4等分に切り分けて、バターを5グラムほど4つ用意し生地に巻き込んで成形します。天板に並べたらラップをかけて二次発酵させます。お好みでオリーブオイルと岩塩をトッピングし、200度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。
塩パンレシピ【アレンジ】5選
アレンジパン作り方①フォカッチャ生地で塩パン

フォカッチャ生地を塩パンにアレンジするレシピです。材料は強力粉200グラム、塩4グラム、ドライイースト2グラム、水130グラム、オリーブオイル20グラム、後程生地に巻き込むように無塩バターを32グラム用意します。バター以外の材料をホームベーカリーに入れて一次発酵まで行います。バターは4等分にしておきましょう。生地を取り出し15分ほど休ませます。

生地を広げて、切っておいたバターを巻き込んで成形します。生地が乾燥しないように濡れふきんなどをかけ、30分ほど二次発酵させます。お好みで岩塩をトッピングしましょう。210度に予熱したオーブンで13分ほど焼けば完成です。フォカッチャ生地のため食べ応えのある塩パンになります。
アレンジパン作り方②マーガリンで塩パン

マーガリンでアレンジした塩パンのレシピです。材料は強力粉340グラム、砂糖大さじ3、塩小さじ1、牛乳225グラム、ドライイースト4グラム、マーガリン30グラムを用意します。材料をすべてを混ぜて、パン生地を作ります。ひとまとまりになったら一次発酵で60分ほどおきます。ガス抜きをして、生地を8等分に切り分けさらに20分ほど休ませます。

生地を広げて、マーガリンを10グラムほど生地に塗って巻き込んで成形します。成形した生地に霧吹きをして、二次発酵で1時間ほど置きます。オリーブオイルを塗り、岩塩をお好みで振りかけます。180度のオーブンで25分ほど焼けば完成です。オーブンは予熱せず最初から入れてスタートしてOKです。
アレンジパン作り方③ちぎり塩パン

焼き菓子のクグロフなどのエンゼル型を使った塩パンレシピです。強力粉280グラム、砂糖大さじ1、塩小さじ1、バター5グラム、お湯180cc、ドライイースト小さじ1を用意します。包むようのバターは別に20グラム用意します。包む用のバター以外をすべて混ぜ生地を作ります。一次発酵させ2倍に膨れたら、ガス抜きして丸めなおし8等分して10分休ませます。

生地を広げてバターを2から3グラムずつほど包んで成形します。エンゼル型にバターを塗り、生地を入れて二次発酵させます。生地同士がくっついたら岩塩をトッピングし200度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。型をアレンジして大きく焼き、ちぎりながた楽しめる美味しい塩パンです。
アレンジパン作り方④巻かない塩パン
塩パンといえばクロワッサンのように成形するレシピが多いですが、こちらはころころと丸めて作る塩パンレシピです。強力粉300グラム、砂糖大さじ半分、塩小さじ半分、ドライイースト小さじ2、バター30グラム、牛乳225グラムを用意します。包むバターは54グラム別に用意します。30グラムのバターと牛乳をレンジで温め、さらに砂糖、塩、ドライイーストを加えて混ぜます。

強力粉を半分ほど入れて混ぜ、さらに残りを加えてボウルの底からすくうように混ぜます。電子レンジの200ワットで30秒ほど生地を温め、ラップをかけて一次発酵で2倍の大きさに膨らませます。生地を18等分し、バターを3グラムずつほど包み丸めます。天板に並べ10分二次発酵させます。岩塩を振り、200度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。
アレンジパン作り方⑤食パンを塩パンにアレンジ
少しイレギュラーですが、食パンを塩パン風にアレンジするレシピです。厚めの食パン1枚にバターをたっぷりと塗り、砂糖と岩塩を適量まんべんなく振りかけます。あとはトースターで焼けば完成です。いつもよりバターと塩をきかせることで普段食べている食パンが塩パン風に早変わりします。簡単にできるので朝ごはんとしてもおすすめです。
塩パンレシピ【ホームベーカリー】5選
ホームベーカリー作り方①やみつき塩食パン

ここからはホームベーカリーを使った簡単な塩パンのレシピをご紹介します。材料は強力粉190グラム、薄力粉60グラム、塩7グラム、砂糖5グラム、ドライイースト4グラム、バター40グラム、牛乳160ccを用意し全てホームベーカリーに入れて食パンコースで焼き上げます。

あとはホームベーカリーに任せきりで、焼き上がりを待つだけです。塩をもっと効かせたいときには3グラムほど増やしてもOKです。パンのレシピによくある発酵やベンチタイムなどは一切必要なしなので、本当に簡単です。忙しいときでも材料とホームベーカリーさえあればできるおすすめの塩パンレシピです。
ホームベーカリー作り方②HBで簡単塩パン

ホームベーカリーを使ってあっという間に作れる簡単塩パンです。材料は強力粉200グラム、薄力粉50グラム、砂糖10グラム、塩3グラム、無塩のバター20グラム、牛乳170cc、ドライイースト3グラムを用意し生地コースでホームベーカリーにセットします。生地成形の時に使うバターを5グラムずつ10個用意しておきます。生地ができたらガス抜きし、10分休ませます。

生地が乾燥しないように濡れふきんなどをかけておくのがおすすめです。切っておいたバターを生地に巻き込んで成形します。成形し終わったら二次発酵で1.5倍ほどに生地が膨らむまでおいておきます。オリーブオイルと岩塩をトッピングし、200度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。
ホームベーカリー作り方③バター溢れる塩パン

バターをたっぷりと使った美味しい塩パンレシピです。材料は強力粉250グラム、水150グラム、塩5グラム、砂糖8グラム、ドライイースト3グラム、無塩のバター10グラムを用意します。ホームベーカリーの生地コースで一次発酵まで行います。9個ほどに分けて丸め、乾燥しないように濡れふきんをかけて15分ほど休ませます。バターを15グラムずつ9個用意し、生地で包みます。

塩パンを成形し終わったら、二次発酵で30分ほど休ませます。およそ2倍ほどの大きさになったらオリーブオイルと岩塩をトッピングし、230度のオーブンで15分ほど焼けば完成です。バターを多めに使っているため、中からじゅわっとバターがあふれる美味しい塩パンになります。ホームベーカリーで生地まで簡単にできるのでおすすめです。
ホームベーカリー作り方④全粒粉入り塩パン

全粒粉とホームベーカリーを使った塩パンレシピです。リスドォルというフランスパン用の準強力粉100グラム、強力粉70グラム、全粒粉30グラム、砂糖10グラム、塩3グラム、無塩バター5グラム、牛乳140グラム、ドライイースト3グラムを用意します。包むようにバターは別に48グラム用意します。包むようバター以外の材料をすべてホームベーカリーに入れ生地にします。

生地をボウルに入れてラップをかけ、一次発酵で2倍の大きさになるまでおきます。残りのバターは6等分にカットしておきます。生地のガス抜きをし、6等分に切り分けます。ベンチタイムで10分休ませます。生地を広げバターを包んで成形します。オリーブオイルと岩塩をトッピングし、210度のオーブンで13分ほど焼けば完成です。
ホームベーカリー作り方⑤シンプル材料で塩パン

粉類は強力粉だけを使ったシンプルな塩パンレシピです。強力粉240グラム、砂糖大さじ2、塩小さじ半分、牛乳130cc、ドライイースト小さじ1、バター45グラム、中に入れるものは別に56グラムほど用意します。ホームベーカリーに包む用のバター以外を入れて生地を作ります。生地の中に入れるバターは8等分にしておきます。記事ができたら取り出しガス抜きをします。

生地を8等分に切り分け、濡れふきんなどをかけて15分ほどベンチタイムで休ませます。生地をのばして先ほど切っておいたバターを包んで成形します。天板に並べ40分ほど二次発酵させます。お好みで岩塩やオリーブオイルをトッピングしましょう。最後に210度に予熱したオーブンで15分ほど焼き、焼き色がつけば完成です。
塩パンの発祥について

人気の作り方や簡単なアレンジレシピをご紹介してきた塩パンですが、そもそも塩パンの始まりはどこだったのでしょうか。もしかして海外、かと思いきや実は塩パンの発祥は日本の愛媛県でした。初めて塩パンの始めたのは愛媛八幡浜市にある「パン・メゾン」というお店です。塩パンを作り始めた理由は、夏にパンが売れないから、夏に売れるパンをと始めたのがきっかけでした。

思い立って作り始めてのはもう10数年も前のことで、発売当初は全然売れなかったそうです。しかし徐々に口コミで塩パンが広がり、いつしかお店の看板商品にまでなりました。多いときでは6000個も販売されていますが、ここまでの人気になるのは4年ほど長い時間がかかりました。美味しさの秘密はたっぷりバターに振りすぎても塩辛くならないという秘密の岩塩です。

今や塩パンをメインに据えて営業するパン屋さんが誕生するほど、塩パンはポピュラーなパンになりましたが、生みの親であるパン・メゾンさんは特許などをとるつもりはなく、自分の考えたパンが全国に広がり同じ業界の人に認められたのだからそれが嬉しいと取材で語っていらっしゃいます。わたしたちが手軽に塩パンが食べられるのはこのパン屋さんのおかげです。

自宅でも簡単にできる塩パンの人気レシピや作り方のアレンジなどをまとめてご紹介しました。自宅で塩パンが食べたい、と思ったときにはぜひレシピを参考に家で塩パン作りを楽しんでみましょう。ただし決してカロリーが低いものではありませんので、食べすぎには注意です。