食パンの消費期限はいつまで?長持ちさせる保存方法のコツもご紹介
食パンの消費期限はいつまでなのか、疑問に思う方はたくさんいます。食パンを安全に美味しく食べるために、今回は食パンの消費期限について説明します。食パンを長持ちさせる保存方法やおすすめのトーストレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
食パンの消費期限はいつまで?
日本でも朝食にパンを食べるという人が増えました。パンといってもたくさんの種類がありますが、最近ブームになっているのが「食パン」です。最近では、素材にとことんこだわった究極の食パンや、食パンとは思えないような値段で販売されている高級食パンなど、こだわりの食パンを販売するパン屋さんが増え、そんな絶品の食パンを求めて、連日たくさんの人で行列ができています。

食パンは、シンプルなパンなので、トーストやサンドウィッチなど、さまざまな食べ方が楽しめ、家に保存しておくと便利な食材です。しかし、食べる量や家族の人数にもよりますが、食パンを購入しても数日で食べきることができない場合もあります。また、日にちが経つと、購入したときの食パンの美味しさが減少し、ふわふわ感も少なくなってしまいます。

食パンを食べきれず、保存していると、食パンの消費期限はいつまでなのかと疑問に思う方も多いでしょう。食パンの消費期限がよくわからず、どのくらいの状態になったら破棄するのかは人それぞれというのが現実です。そこで今回は、食パンの消費期限と、長持ちさせるための保存方法やコツについて特集します。食パンを長く美味しい状態で食べたいという方や、いつまで食べられるのか疑問に思う方にはおすすめの情報です。

賞味期限と消費期限の違い
食パンではなくても、食べ物には賞味期限という表示があります。消費期限という言葉よりは、賞味期限という言葉のほうが馴染みがある方が多いでしょう。消費期限と賞味期限は言葉は似ていますが、意味が違ってきます。食べ物を美味しく安全に食べるためには、賞味期限と消費期限の違いを知っておくことは大切ですので、その違いについて説明します。

賞味期限とは、その食べ物を美味しい状態で食べることができる期限のことを言います。それに比べて、消費期限とは、食べ物を安心して安全に食べることができる期限のことを言います。消費期限は、味の保証はできませんが、体に害がなく食べることができる期限ということになります。消費期限を過ぎてしまうと、体に何か悪影響があったとしても保証はできないという意味です。

食パンの消費期限
食パンは、スーパーなどで購入すると賞味期限が書かれていますが、消費期限は書かれていないことがほとんどです。パン屋さんで購入した場合には、消費期限だけでなく賞味期限すら書かれていないこともあります。そのため、食パンの消費期限や賞味期限はわかりにくいです。しかし、たとえ食パンであっても、体の中に入るものですから、いつまで安全に食べることができるかは知っておく必要があります。

食パンの消費期限は、常温で保管した場合、平均すると2~3日間と言われています。ただし、使っている材料や製造方法などによって消費期限は違いますし、もちろん保存方法や開封しているかどうかによっても変わってきます。季節によっても安全に食べることができる期間は変わってきますので、保存期間が長い場合には、カビがはえていないかどうか、異常な臭いがしていないかなどをしっかりと確認することが大切です。


食パンの消費期限【季節によって変化】
食パンの消費期限は、保存方法が同じであっても、季節によって変わってきます。日本はとくに季節によって温度や湿度にかなり違いがあるので、食パンの消費期限も変わります。食パンを長く保存しておくと、カビがはえていたという経験を持っている方はたくさんいるでしょう。食パンは、数日でカビがはえることが多く、温度や湿度が高いほうが消費期限が短くなります。

食パンの消費期限<季節>①冬は長持ちする
温度や湿度が低い冬には、食パンの消費期限は長くなります。その分、保存方法によっては、乾燥してしまうことも多いです。ただし、冬であっても、温度や湿度が高い場所に保存してある場合には、当然カビがはえやすくなり、消費期限が短くなります。とくに火や水を使うキッチンは、温度も湿度も高くなる傾向があり、食パンの保存には注意が必要です。

食パンの消費期限<季節>②夏は2日〜3日
温度や湿度が高くなる夏には、食パンの消費期限は短くなります。保存方法や室内環境によっても違いますが、夏の食パンの消費期限は2~3日程度が一般的です。夏に食パンを保存する場合には、直射日光はさけ、できるだけ涼しい場所で保存するのがおすすめです。


食パンの消費期限【切れていると食すのは危険?】
食パンをいつまで食べることができるのか考えたとき、賞味期限や消費期限を基準にする方もいますが、消費期限が過ぎてから食パンを食べるのは安全なのかは疑問が残ります。また、賞味期限や消費期限がはっきりしない場合もあるので、そんなときには食パンの状態を見て確認しましょう。

賞味期限切れなら見た目や臭いをチェック
消費期限がきれている食パンが、いつまで食べられるのかを判断する場合には、見た目や臭いをチェックしてみましょう。明らかにカビがはえている食パンを食べるという人は少ないですが、カビは一気に全体にはえるわけではないので、食パンをカットして全体をチェックすることが大切です。また、臭いが変わる場合もあるので、酸っぱいような臭いがしないかを確認するのもおすすめです。

消費期限切れは処分するのが好ましい
食パンの消費期限が切れているとき、見た目や臭いでいつまで食べられるか確認することも大切ですが、明らかに消費期限が切れている食パンは、食べずに処分するのがおすすめです。見た目や臭いだけでは判断できない場合もあり、お腹が痛くなっても後悔するだけです。食パンは、できれば消費期限までに食べることができる量を購入し、期限内に食べきってしまうのがおすすめです。


食パンの消費期限【冷凍保存で長持ち】
食パンは消費期限内に食べ切れる量を購入したつもりでも、どうしても残ってしまうことがあります。そんなとき、消費期限が切れた食パンを処分しなくてすむ方法があります。それは、食パンを冷凍保存する方法です。冷凍保存すれば、消費期限が切れても、美味しい状態を長持ちさせ、食べることができます。毎朝食パンを食べる方や、食パンの美味しさを長持ちさせたい方におすすめです。

冷凍保存<コツ>:1枚ずつラップで包む
食パンを冷凍保存する場合、食パンはカットして1枚ずつラップで全体を包み、冷凍庫で保存しましょう。1枚ずつ保存したほうが、食べるときの解凍も楽になります。冷凍保存するときには、消費期限が切れていないもので、少しでも購入してから早い段階で冷凍庫に入れるのがおすすめです。冷凍保存したからといって、保存前より美味しくなるわけではないので、美味しいうちに保存すれば、より美味しく食べることができます。

冷凍保存した食パンを解凍するときには、自然解凍をしましょう。電子レンジの解凍コースで解凍すると、パンの水分がなくなり、固くなってしまいます。朝食で食べる場合には、前の日の夜に冷蔵庫に移しておけば朝までに自然解凍ができ、トースターで焼いて食べるとより美味しく食べることができます。冷蔵庫に移していない場合は、冷凍のままトースターで焼いても食べることができます。

冷凍保存<期間>:1ヶ月ほど長持ちが可能
食パンを冷凍保存した場合、1ヶ月ほど消費期限を長持ちさせることができます。ただし、冷凍保存で長持ちさせたとしても、いつまでも保存できるわけではありません。食パンを長持ちさせるために冷凍保存した場合でも、1ヶ月を目処にして食べるようにしましょう。冷凍するといつまでも持つような感覚になりますが、長期間の冷凍は危険な場合もあります。


食パンの消費期限【食べられない目安】
消費期限が切れた食パンがいつまで食べることができるかを判断するとき、食べられない目安を知っておくことも大切です。消費期限が切れているけど、いつまで食べられるだろうと思ったときには、確認してみましょう。

食パンの消費期限<見極め方>①腐敗臭
消費期限が切れた食パンがいつまで安全に食べられるか見極めるためには、臭いを確認してみましょう。食パンが発酵したような臭いの腐敗臭があるときには食べると危険です。臭いが気になるときには安全を考えて食べるのをやめ、捨てるのがおすすめです。

食パンの消費期限<見極め方>②カビ
食パンに少しでもカビがはえているときには、食べるのはやめましょう。いつまで食べられるか確認するときには、食パンをカットしてみて、全体をチェックし、どこかににカビがはえていないかを見ます。カビは、食パンの表面より中の部分にはえやすいので、中を念入りに確認することが大切です。

食パンの消費期限<見極め方>③カチカチに硬い
食パンを触ると、パンがカチカチに硬くなっていることがあります。腐敗臭やカビがなくても、カチカチに硬くなった状態では、安全に食べることができないと判断したほうが良いでしょう。カチカチの食パンは、たとえトーストにしたとしても、美味しく食べることはできません。


食パンの人気トーストレシピを紹介!
食パンはそのまま食べても美味しいですが、やっぱりトーストが人気です。トーストなら、お好みでいろいろな具材をのせて焼くと、ボリュームもあり、栄養バランスの良い食事になります。そこで、食パンの人気トーストレシピをご紹介します。トーストなら冷凍保存したパンでも美味しく食べることができ、おすすめです。

人気レシピ①ピザトースト
トーストの中でも人気が高く定番のレシピといえばピザトーストです。市販のケチャップやトマトソースを食パンに塗り、お好みの野菜をのせて、とろけるチーズをかけて焼けば完成で、冷蔵庫にあるものでつくることができます。ボリュームたっぷりにしたいときには、野菜の他にウインナーやベーコンを入れるのも人気です。

人気レシピ②フレンチトースト
食パンを使ったトーストで、最近大人気なのがフレンチトーストです、カフェでもフレンチトーストをだすお店が増えました。フレンチトーストは、卵と牛乳につけた食パンを焼くのですが、甘いフレンチトーストが好きな方には、市販のプリンをのせて焼けば簡単にフレンチトーストが作れます。また、甘酒を使ったフレンチトーストもおすすめです。

人気レシピ③ツナマヨトースト
ツナマヨトーストも、トーストの中では人気の定番レシピと言えます。ツナ缶のうえにマヨネーズをたっぷりとかけ、トースターで焼けば完成です。野菜も食べたい場合には、細切りにしたキャベツを加えるのがおすすめです。さらに、マヨネーズの上に、とろけるチーズをのせれば、よりボリューム満点のトーストができます。ツナ缶は長期保存が可能なので、常にストックしておくと、朝食にも便利に使えます。

人気レシピ④いちごトースト
最近、フルーツサンドやフルーツトーストなど、フルーツとパンを組み合わせたレシピが人気です。中でも、いちごを使ったトーストは人気のレシピで、カフェでもよく見られます。スイーツ感覚で食べることができ、おしゃれな朝食になるのもポイントです。バタートーストの上に、いちごをのせれば完成で、生クリームをのせてケーキ感覚で楽しむのも人気となっています。

人気レシピ⑤卵トースト
朝食には、卵トーストも人気があります。ゆで卵をつぶして、マヨネーズと塩コショウ、砂糖などで味を整えます。食パンの上にたっぷりとのせて焼けば完成です。卵なので満腹感があり、男性にも女性にも人気があります。粒胡椒や刻んだパセリをパラパラふりかければ、キレイな仕上がりになりおすすめです。たまごサンドとは違った味わいが楽しめ、おすすめのレシピです。

人気レシピ⑥コンビーフトースト
コンビーフはホットサンドによく使われ、食パンとの相性は抜群ですが、ホットサンドメーカーがない場合には、トーストにしても美味しく頂けます。コンビーフ缶なら、長期保存ができるので、自宅にストックしておけてとっても便利です。コンビーフにスライスした玉ねぎを加えて、コンビーフの上にとろけるチーズをのせて焼いても美味しいトーストに仕上がります。

人気レシピ⑦目玉焼きトースト
朝食といえば、トーストと目玉焼き、そしてベーコンというのは定番といえますが、それをすべてひとつのトーストにしても美味しいトーストレシピになります。厚切り食パンにバターを塗り、パンの周囲をマヨネーズで囲みます。ベーコンやお好みの野菜をのせ、そこに卵の卵白だけをのせてトースターで焼きます。トーストが熱いうちに卵黄をのせれば、ボリューム満点のトーストが完成です。


食パン以外のパンも冷凍保存で長持ち可能!
食パン以外のパンも、食パンのように冷凍保存で長持ちさせることができます。パンによっては、食パンよりも消費期限が短いものもあるので、長持ちさせる方法を知っておくと、とっても便利です。食パン以外のパンの冷凍保存方法と解凍方法を紹介しますので、パンを長持ちさせたい方はぜひ参考にしてください。

フランスパンの保存方法
フランスパンを冷凍保存で長持ちさせたいときには、適度な大きさでカットし、ラップで包んでフリーザーパックに入れ、冷凍庫に保存します。解凍するときには、食パンと同じように、自然解凍がおすすめです。自然解凍したあと、トースターで表面を焼けば、カリカリの美味しいフランスパンが楽しめます。

菓子パンの保存方法
菓子パンを長持ちさせたい場合にも、冷凍保存が可能です。クリームやチョコが入っているような菓子パンでも、ラップをして冷凍庫で保存することができ、食べる前に冷蔵庫で自然解凍すれば、美味しく食べることができます。メロンパンのようにサクサク食感を楽しみたい菓子パンは、冷凍のままトースターで焼くのもおすすめです。

惣菜パンの保存方法
惣菜パンは、さまざまな種類の商品があり、使っている具材によっては、長持ちしないものがたくさんあります。そのため惣菜パンを長持ちさせたい場合には、具材が悪くなる前に、早めに冷凍保存するのがおすすめです。惣菜パンもラップをして冷蔵保存できますが、水分量が多いものは、上手に保存や解凍ができない場合もあります。そのため、冷蔵保存には、水分量が少ない具材のパンがおすすめです。

パンは上手に長く保存!
食パンの消費期限と長持ちさせる保存方法について特集しました。食パンは上手に冷蔵保存すれば、消費期限が切れてからも美味しく安全に食べることができます。消費期限ばかりを気にするのも困りますが、食パンは食べ物ですから安全に食べたいものです。
食パンの消費期限や保存方法の他に、食パンをより美味しく食べることができるトーストレシピもご紹介していますので、ぜひ参考に、食パンを美味しく楽しんでみてください。
