食パンで作るパン粉の作り方!簡単に出来るコツ&保存方法も!
うっかりパン粉を切らして困ったという経験がある方も多いのではないでしょうか?パン粉は市販のものを使わなくても、食パンで簡単に作ることができますよ。食パンで作るパン粉は保存もできるので、作ってストックしておくと便利です。食パンで作るパン粉の作り方をご紹介します。
目次
食パンで作るパン粉の作り方をご紹介!

ハンバーグやフライなどを作るときに必要なパン粉。スーパーではいろいろなパン粉が売られていますよね。生パン粉や粗いパン粉、細かいパン粉などがあって、作る料理によって使い分けができるのでとても便利です。でもパン粉は毎日フライやハンバーグを食べなければ、そうそう料理で使うものではないので、うっかり切らしてしまうこともありますよね。

パン粉が切れていても慌ててスーパーやコンビニに買いに走る必要はありません。パン粉は食パンで簡単に作ることができるんですよ。作り方も簡単で、すぐに市販のようなパン粉ができます。しかも食パンで作ったパン粉はフライにするとカリッと揚がってサクサクと美味しい衣になります。保存もできるので、まとめて作っておくととても便利ですよ。
パン粉足りんかったから食パン削って生パン粉だぜ…。
— える(Ell)@CBR250R(修行中) (@r56minijcw) September 4, 2018
ここでは、食パンを使った簡単なパン粉の作り方や、保存方法、食パンで代用したパン粉を使った美味しいレシピをご紹介します。

食パンでパン粉の作り方【パン粉の種類】

スーパーやコンビニで購入できるパン粉は、食パンを代用して簡単に作ることができます。一口にパン粉といっても2種類に分けることができます。パン粉の種類によって向いている料理があります。料理ごとにパン粉を使い分けると味や食感に大きな差が!
パン粉の種類①生パン粉

生パン粉とは、その名の通り乾燥していないパン粉のことです。乾燥しているパン粉と比較するとサイズが大きめなのが特徴で、フライに使うとしっかりとボリュームが出ます。食感自体もサクサクと軽い食感に仕上がるので、ボリュームを出したい、メンチカツやとんかつ、エビフライなどにおすすめです。

生パン粉は火の通りが乾燥しているパン粉よりもゆっくりです。そのため中身に火が通るのも少し時間がかかりますから、揚げすぎを防ぐとができます。お肉や魚介類など生で食べられないものをフライにするときは、生焼けを気にするあまり揚げすぎて固くなってしまうことが多いですが、生パン粉を使えば火が通り過ぎて固くなることを防ぐことができます。

ただし、生パン粉は乾燥させていないので、そのままの状態での長期保存には向いていません。1回の料理で使い切る量を購入するようにしましょう。
パン粉の種類②乾燥パン粉

乾燥パン粉は生パン粉を乾燥させているパン粉のことで、目の粗いものや細かいものがあります。生パン粉よりも火の通りが早いので、コロッケなど中身が調理済みのフライ物にピッタリです。乾燥パン粉は目の粗いものの方がカリカリした食感を味わえます。目の細かい乾燥パン粉は目の粗いものよりも火の通りが早いという特徴があります。

乾燥パン粉は生パン粉と違って長期間の保存がききます。封をしっかりして空気を抜き、湿気が入らないようにすれば、常温のままでも保存ができますし、冷蔵や冷凍保存すれば長期保存することができるので便利です。
食パンでパン粉の作り方【簡単生パン粉】
食パンでパン粉の作り方<生パン粉>①みじん切り
衣に使うパン粉は生パン粉の細かく無いものが良いよ🖖
— オダユウキ (@odaQsan) September 2, 2018
食パンを千切って使ってもいい🤙
食パンを代用して生パン粉にするにはいくつかの作り方がありますが、手軽にできるのが食パンをみじん切りにするというものです。食パンをあらかじめ手でちぎって細かくしてしておき、それを包丁を使ってさらにみじん切りにしていきます。使うものは包丁とまな板で洗い物が少ないのも嬉しいですね。

食パンを代用した生パン粉は、包丁でみじん切りにしなくても、手で細かくちぎることができれそれで十分ですが、どうしても市販のパン粉よりも目が粗くなってしまい、料理に使いにくいこともあります。包丁でみじん切りにすると市販品のようになりますから、料理でも使いやすくなります。パンの耳もそのままみじん切りにして生パン粉にすればサクサク美味しいですよ。
食パンでパン粉の作り方<生パン粉>②フードプロセッサー

食パンを代用して生パン粉を作る方法には、フードプロセッサーを使う作り方もおすすめです。食パンを適当な大きさにちぎり、フードプロセッサーに入れて細かくします。スイッチを入れるとアッという間に生パン粉の完成です。簡単で手間もかからないので、忙しい朝のお弁当作りにもピッタリの作り方ですね。フードプロセッサーでなく、ミキサーでも生パン粉が作れますよ。

フードプロセッサーやミキサーを使って生パン粉を作れば大量に作ることができます。簡単かつ短時間で生パン粉が作れるので、たくさんフライを作るときにはとても便利です。
食パンでパン粉の作り方<生パン粉>③冷凍食パンをすりおろす

食パンは冷凍保存することができるので、お買い得の日にまとめて購入して冷凍保存をしている方も多いのではないでしょうか?そんな冷凍した食パンを代用して生パン粉を作ることもできますよ。作り方は簡単で、凍った食パンをすりおろし器ですりおろすだけです。凍っているので簡単にパン粉を作ることができます。少し目の細かい生パン粉ができますよ。

冷凍した食パンで生パン粉を作るときのポイントは、素早くすりおろすことです。食パンはすぐに解凍されてしまうので、ゆっくりすりおろしていると、あっという間にふにゃっとしてすりおろしにくくなってしまいます。途中で柔らかくなってすりおろせなくなったら、手で細かくちぎったりみじん切りにしたりしましょう。
食パンでパン粉の作り方【簡単乾燥パン粉】
食パンでパン粉の作り方<乾燥パン粉>①レンジで加熱
生パン粉を乾燥させると乾燥パン粉になります。先に食パンを代用して生パン粉を作ったら、電子レンジで加熱すれば、簡単に乾燥パン粉を作ることができますよ。生パン粉を耐熱皿に入れ、できるだけ薄く厚みが均一になるようにならします。電子レンジで1分~2分ほど加熱をすれば出来上がりです。

パン粉の量などによって1分~2分経ってもしっかり乾燥していない場合は、30秒ずつ追加過熱をして、しっかり乾燥するまで続けましょう。パン粉の量が多い場合は、途中でパン粉をかき混ぜると全体的にムラなく熱が伝わるのでおすすめです。
食パンでパン粉の作り方<乾燥パン粉>②フライパンで炒る

乾燥パン粉は生パン粉をフライパンで炒ることでも作れます。フライパンに油を敷かず、生パン粉を乾炒りします。弱火~中火で3分ほど炒れば出来上がりです。パン粉の量によっては時間を追加して炒りましょう。炒り過ぎると焦げてしまうので、火加減に注意しましょう。
食パンでパン粉の作り方<乾燥パン粉>③乾燥した食パンを使う

電子レンジやフライパンを使わなくても乾燥パン粉は作れます。あらかじめ乾燥させたパン粉を使えば、生パン粉を作らずに、食パンからすぐに乾燥パン粉を作れます。作り方は簡単で、食パンを電子レンジで加熱するか、放置して水分を抜いて乾燥させます。食パンが乾燥したらフードプロセッサーやおろし器ですりおろせば出来上がりです。
食パンでパン粉の作り方【保存方法・期間】
食パンでパン粉の作り方<保存>①生パン粉の場合

生パン粉はフライにしたときにボリュームが出て、食感もサクサクと美味しいですが、長期間保存できないのが難点です。生パン粉は水分が多いので、長期保存するなら冷凍保存がおすすめです。密閉容器やフリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜き、冷凍庫で保存しましょう。

生パン粉も冷凍保存することで長期保存することができます。とはいえ、もともと水分量が多い生パン粉ですから、冷凍保存をしても2週間~3週間ほどです。できるだけ早めに使い切るようにしましょう。生パン粉の回答は自然解凍がおすすめです。解凍には時間がかかりませんから、使う少し前に冷凍庫から出しておけば大丈夫です。
食パンでパン粉の作り方<保存>②乾燥パン粉の場合

乾燥パン粉は生パン粉と比べ水分がほとんど含まれていませんから、長持ちします。保存には冷蔵保存や冷凍保存がおすすめです。乾燥パン粉を作るときにはしっかり水分を抜き、密閉容器やフリーザーバッグなどに入れて保存しましょう。

冷凍保存した乾燥パン粉は、料理で使う前に自然解凍させましょう。乾燥パン粉は、冷蔵保存で約2週間、冷凍保存で約1ヵ月日持ちします。
食パンで代用したパン粉で作る人気レシピ

食パンで代用したパン粉は、いろいろな料理に活用することができます。作り立てのパン粉は美味しいですし、簡単に作れて活用できるレシピがたくさんありますから、ぜひいろいろな人気レシピにチャンレンジしてみましょう。
代用パン粉<レシピ>①ハンバーグ

代用パン粉レシピ①はハンバーグです。ハンバーグは子供から大人まで大好きなメニューですよね。手作りしたパン粉を使って美味しいハンバーグを作ってみましょう。【材料】合い挽きミンチ、玉ねぎ、塩コショウ、コンソメ、マヨネーズ、パン粉、卵、牛乳です。パン粉は生パン粉でも乾燥パン粉でもどちらでもOKです。

【作り方】玉ねぎはみじん切りにします。ボウルに合い挽きミンチ、みじん切りにした玉ねぎ、塩コショウ、パン粉、コンソメ、マヨネーズ、卵、牛乳を入れて、粘りが出るまで混ぜましょう。適当な大きさに成形し、油を敷いて熱したフライパンで焼きましょう。焼き目が付いたら裏返し、蓋をして弱火で約5分~6分加熱し、火が通っていれば完成です。

マヨネーズを加えることで、固くならずにふっくら柔らかいハンバーグになります。マヨネーズを入れてもマヨネーズの味や香りは全く感じませんよ。合い挽きミンチ500gに対して、マヨネーズ大さじ2程度がおすすめです。
代用パン粉<レシピ>②スコップコロッケ

代用パン粉レシピ②はスコップコロッケです。コロッケは作るのが面倒という方も、スコップコロッケなら整形の必要もなく、油で揚げないのでヘルシーです。【材料】じゃがいも、豚ミンチ、玉ねぎ、パン粉、塩コショウ、しょう油、砂糖、オリーブオイルです。

【作り方】じゃがいもは皮を剥いて茹でるか電子レンジで加熱し、マッシュします。油を敷いて熱したフライパンで、豚ミンチとみじん切りにした玉ねぎを炒めます。塩コショウ、しょう油、砂糖で味付けをしたら、マッシュしたじゃがいもと混ぜ合わせます。耐熱皿に移し、乾炒りしたパン粉を全体にふりかけ、上からオリーブオイルを回し入れ、オーブンで焼けば完成です。
代用パン粉<レシピ>③エビフライ

代用パン粉レシピ③はエビフライです。エビフライも子供から大人まで大好きな一品ですね。エビは加熱しすぎると固くなってしまい、せっかくのプリプリ食感が失われてしまいます。使うパン粉は生パン粉がおすすめですよ。【材料】エビ、塩コショウ、生パン粉、小麦粉、卵です。

【作り方】エビは殻を剥き、背ワタをきれいに取りましょう。数カ所切れ目を入れて、エビをまっすぐに伸ばします。きれいに洗ったら酒で下味を付けます。エビの水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩コショウをして、小麦粉・卵・パン粉の順に付け、180℃に熱した油でカラッと揚げれば完成です。まっすぐなエビフライにしたい場合は、竹串を刺して揚げましょう。
代用パン粉<レシピ>④フレンチトースト

代用パン粉レシピ④はフレンチトーストです。甘くて美味しいフレンチトーストも、パン粉を使って作ることができます。パン粉の賞味期限が近付いてきたときの消費レシピとしてもおすすめです。【材料】パン粉、牛乳、卵、砂糖、バターです。簡単で手軽に作れるので、朝ごはんにもおすすめですよ。

【作り方】卵と牛乳、砂糖を混ぜ、そこへパン粉を加えてしばらく置きます。フライパンにバターを溶かし、パン粉をスプーンなどですくって焼きます。両面しっかり焼けば出来上がりです。お好みでメイプルシロップやはちみつなどをかけても美味しいですよ。パン粉を使うことで味の染み込みも良く、好きな形に成形できるのでおすすめです。
代用パン粉<レシピ>⑤鶏胸肉の香草パン粉焼き

代用パン粉レシピ⑤は鶏胸肉の香草パン粉焼きです。一見チキンカツのようですが、油で揚げていないのでカロリーも抑えられてとてもヘルシーです。脂肪分の少ない鶏胸肉を使うことで、ダイエット中の方も安心して食べることができますね。【材料】鶏胸肉、パン粉、塩コショウ、バジル、オリーブオイル、おろしニンニク、マヨネーズです。

【作り方】鶏胸肉は皮を剥がし、縦半分に切って、半分に開いて厚みを均一にします。マヨネーズとおろしにんにくを表面に塗り、パン粉をまぶしたら、多めのオリーブオイルを敷いたフライパンでじっくり焼いていきます。両面焼いて中に火が通れば出来上がりです。
代用パン粉<レシピ>⑥しいたけのパン粉焼き

代用パン粉レシピ⑥は、しいたけのパン粉焼きです。秋が旬のきのこの中でも、お鍋や煮物など幅広く活用できるのがしいたけです。しいたけはパン粉との相性も抜群で、パン粉焼きは美味しいと評判です。【材料】しいたけ、パン粉、マヨネーズ、しょう油です。簡単ですぐできるので、お酒のおつまみにもピッタリです。

【作り方】しいたけの軸を取り、軸はみじん切りにします。小さめのボウルにマヨネーズとしょう油を入れて混ぜ合わせ、パン粉とみじん切りにした軸を加えて混ぜましょう。しいたけに詰めてオーブントースターで焼き目が付くまで焼けば出来上がりです。冷めても美味しいので、お弁当のおかずにもおすすめの一品です。
代用パン粉<レシピ>⑦イワシの梅しそチーズパン粉焼き
代用パン粉レシピ⑦は、イワシの梅しそチーズパン粉焼きです。青魚のイワシには嬉しい栄養素が豊富に含まれています。梅やチーズでアレンジすると子供でも食べやすくなるのでおすすめです。【材料】イワシ、しそ、チーズ、梅干し、パン粉、オリーブオイルです。

【作り方】イワシは開いて内臓と背骨を取り除きます。梅干しは種を除いて包丁で叩きましょう。イワシの中にしそ、梅干し、チーズを乗せて、しっぽの方へ向かってくるくる巻きましょう。耐熱皿に乗せ、パン粉とオリーブオイルをふりかけて、オーブンで焼けば出来上がりです。チーズはとろけるチーズを使うとトロトロに溶けてより美味しくなりますよ。

うっかり切らしてしまいがちなパン粉も、食パンを代用すれば簡単に生パン粉や乾燥パン粉を作ることができます。生パン粉も乾燥パン粉も、密閉容器やフリーザーバッグに入れてしっかり空気を抜いて保存すれば、2週間~1ヵ月日持ちしますから、多めに作ってストックしておくと便利ですよ。

パン粉は種類によって向いている料理があります。サクサクの食感でボリュームが出る生パン粉はお肉や魚介類に、乾燥パン粉はしっかり加熱する必要がないコロッケなどといった感じで使い分けると、さらにフライが美味しく感じられますよ。固くなってしまった食パンも、パン粉にすれば美味しく食べられますよ。パン粉を使ったレシピはたくさんあるのでいろいろ作ってみましょう。