甘酒は妊婦が飲んでも大丈夫?胎児への影響と得られる効果をご紹介!
今や甘酒は冬限定の飲み物ではなくなりました。栄養が詰まった甘酒は妊婦の栄養補給にぴったりです。しかし甘酒を妊婦が飲んで胎児に影響はないでしょうか?妊婦が飲んでも大丈夫な甘酒があります。その飲み方や手作り甘酒の作り方などを見ていきましょう。
目次
甘酒は妊婦が飲んでも大丈夫?
甘酒は飲む点滴

かつて甘酒は寒い冬に温かさを求めて飲むものでした。しかし甘酒に含まれる成分が美容にも滋養強壮にもよい点が最近になって見直され、「飲む点滴」「飲む美容液」などと呼ばれるようになりました。風邪を引いた時にも季節を問わず飲むと、治りが早くなります。江戸時代には庶民に手が届く滋養強壮剤として飲まれてきたため、甘酒は俳句で夏の季語でもあります。

このように栄養満点の甘酒を妊婦が飲んでも大丈夫なのでしょうか?妊婦には栄養が必要です。妊娠期間に必要な栄養を、甘酒から摂取することができれば、美味しくて言うことなしです。しかし妊婦はアルコールの摂取は控えなければなりません。妊婦が飲むことができる甘酒はあるのでしょうか?胎児に影響はないのでしょうか?いろいろ気になるところです。

また甘味が非常に強いため、太る懸念もあります。妊婦は体重が過度に増えることは避けなければなりません。しかし結論として妊婦であっても、注意して摂取すれば甘酒を飲むことができます。甘酒について詳しく知ることで、妊婦の栄養補給に便利に使っていきましょう

甘酒を妊婦が飲むと得られる効果は?
便秘の予防と解消

甘酒にはオリゴ糖や食物繊維が含まれています。この2つの成分は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を良くして、老廃物をすっきりと排出させる働きがあります。妊婦が悩む便秘の予防や改善に役に立ちます。麹菌は死骸となっても、腸内の善玉菌の餌になります。免疫活動が活発になり、免疫力を高める効果もあります。甘酒を少し温めて、一口飲んでみると妊婦にとってはとてもいい栄養補給になります。
消化吸収を助ける

甘酒に含まれるブドウ糖は麹菌によって分解されているので、効率よい体のエネルギー源になってくれます。他にアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルが豊富です。この成分は点滴と同じです。また、麹菌には一緒に摂取した栄養素の消化吸収を助けてくれる働きもあります。このような影響を持つ胃腸に優しい甘酒は、妊婦の体に優しい栄養補給源です。
肌荒れに効果がある

甘酒には美容に嬉しいビタミンB群が豊富に含まれています。血行と代謝をアップさせるので、その影響で体のすみずみに栄養素を届けることができて、老廃物を輩出してくれます。麹菌は皮膚の状態を整えるビオチンを含んでいます。ビオチンは飲酒、喫煙、ストレスで欠乏しやすいので甘酒で補給しましょう。肌荒れ、くすみに効果的です。妊婦は胎児に栄養が行くため肌荒れしやすいですが、甘酒を飲んでいれば大丈夫です。
シミやシワの予防効果

甘酒に含まれているコウジ酸、セラミド、ビタミン類はシミの原因となるメラニンが作られるのを抑制する効果があります。アミノ酸やビタミンにはコラーゲン生成作用もあります。妊婦は調子が悪い時など、スキンケアがおろそかになりがちですが、そんな時は甘酒を飲むと大丈夫です。甘酒を飲む影響で肌の張りを保ち、保湿効果もあるので、シワ予防にもなります。
美白効果

メラニンの生成が抑制されれば、シミが薄くなる他、肌全体に美白効果も期待できます。甘酒に含まれるビタミンは皮脂の基礎代謝を促す効果もあります。血行が良くなり、目の下のクマも改善されます。白い甘酒を飲む影響で、白い肌になるのは素敵な話です。妊婦であっても美白に気を使いましょう。たまに飲むのではなく、継続的な摂取をすると大丈夫です。
ダイエット効果がある

妊婦に肥満は大敵です。甘酒の甘味は、米を発酵させた際にでんぷんやブドウ糖がオリゴ糖に変わるために生まれます。甘い飲み物ですが砂糖はいっさい入っていません。それでも充分な甘みを感じることができます。甘いものが食べたい時に甘酒を飲むと満足できて、その影響からダイエット効果が期待できます。さらには甘酒の糖分は太りにくいので、どうしても甘いものが食べたい時には甘酒を飲めば大丈夫です。
美髪効果

甘酒のビタミンB群は皮脂代謝を促します。アミノ酸の影響で体の基礎代謝が促進されるので、全身の血行が良くなった結果、頭皮の血流改善になります。毛髪に充分な栄養素が行き渡るので、その影響で髪が元気になります。薄毛や抜け毛に悩んでいる場合、甘酒を飲んだ影響で症状の緩和が期待できます。妊婦になると胎児に栄養を持っていかれて薄毛の症状が出ることがありますが、甘酒で防ぐことができます。
疲労回復効果

甘酒には疲労を回復してくれるアミノ酸が豊富に含まれています。またブドウ糖は体内のエネルギー源になります。甘酒の酵素が影響を及ぼし、消化吸収を高めてくれます。その影響ですぐに必要なエネルギー源に変わることができます。さらには豊富なビタミンB群の影響で、糖が代謝され、脂肪燃焼が促されます。普段の疲労回復の他、夏バテ防止にも効果があります。夏バテしやすい妊婦にはぴったりです。
花粉症の改善効果

花粉症はアレルギー疾患のひとつです。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスの乱れによる影響で、症状は悪化します。甘酒は腸内環境を整えてくれます。妊婦に限らず甘酒を飲むようになって、症状が改善したという報告もあります。
食物アレルギー改善効果

なぜ食物アレルギーになるかというと、食べ物に含まれる一部のたんぱく質が消化されず腸にまで達してしまい、他のたんぱく質までも体が害があるものとみなすからです。甘酒の麹はたんぱく質分解酵素が含まれ、その影響で未消化のまま腸内に侵入することを防ぎます。ただし完全にアレルギーが治るわけではありません。予防効果があるということは確かですが、全ての人が大丈夫なわけではありませんから注意が必要です。
不眠やうつの予防効果

特に初めての妊婦となるとあれこれ悩むものです。妊婦が精神的にも健やかな毎日を送るには、甘酒効果を利用しましょう。腸内の悪玉菌の増殖により、精神が不安定んなったり不眠症、うつ病になったりします。甘酒の働きで腸内環境が整うと、精神を安定させるセロトニンという物質が増えていきます。その結果、寝つきがよくなったり、くよくよと考えこまなくなったりします。

甘酒の妊婦でも飲める種類

妊婦が甘酒を飲むとなると、「胎児への影響は大丈夫なのか?」「妊婦がアルコールを摂取して大丈夫なのか?」などいった疑問が湧きます。甘酒は、酒という名前からアルコールが入っていると思われがちです。確かにアルコールが含まれた甘酒もありますが、アルコールが入っていない甘酒もあるのです。アルコールが入っていなければ妊婦が飲んでも大丈夫です。違いを詳しく見ていきましょう。
甘酒<妊婦が飲める>①米麹甘酒

米麹甘酒は、日本酒のように麹の発酵作用を利用しています。日本酒との違いは、米のでんぷんを麹菌の働きで糖分に変えているだけという点です。酒臭い甘酒が苦手という人なら、この麹と米で作られた米麹甘酒を飲むことをおすすめします。アルコール分が入っていないので、飲みやすく、成分も体に優しいものばかりです。子供や妊婦が飲んでも大丈夫です。
甘酒<妊婦が飲める>②酒粕甘酒

甘酒のもうひとつの種類は、酒粕を水で溶いて砂糖で甘みを加えた、酒粕甘酒というものです。酒粕甘酒はアルコールが入っています。アルコールが苦手な人や車の運転前に甘酒を飲もうとする場合、要注意です。さらには天然の甘さではなく、砂糖で甘みを出しているので、カロリーも高くなりがちなので気を付けましょう。

このように甘酒は2種類に分かれています。全く違う飲み物と考えたほうがいいでしょう。酒粕甘酒は大人にはいいですが、子供には飲ませてはいけません。いわゆる「飲む点滴」「飲む美容液」と呼ばれている甘酒は、米麹甘酒です。見た目が似ていますから、選ぶ時に注意しましょう。しかしだからといって酒粕甘酒に栄養や健康への効能がないわけではありません。

酒粕甘酒に入っている酒粕には、不溶性食物繊維が大量に含まれています。さらにはビタミンとたんぱく質は、米麹甘酒の数倍にも及ぶ量が入っています。食物繊維、ビタミン、たんぱく質に関して言えば酒粕甘酒に軍配が上がります。また酒粕には悪玉コレステロールを退治し、善玉コレステロールを増やす働きがあります。酒粕甘酒を摂るとコレステロール全体の値が減っていきます。

酒粕の中に含まれる物質がインスリンと同じように働くので糖尿病にも効果があります。酒粕甘酒の中にあるたんぱく質のひとつレジスタントプロテインは、腸内で消化されにくい油を包み込んで排出する働きもあります。便に含まれる脂質も排出してくれるので、便秘解消にもなります。加える砂糖を控えめにすればダイエット効果も期待できます。

酒粕甘酒は米麹甘酒と違う働きではありますが、美肌に効果的です。米由来のスフィンゴ脂質はセラミドの成分ですがこれが肌の角質層の細胞同士をつなぎ合わせて、肌に張りを与えます。さらにメラニン色素のチロシナーゼの活性を抑えてもくれます。酒粕には体を温める作用があるので、冬に温かい酒粕甘酒を飲むと、体がポカポカしてきます。飲み過ぎに注意すれば、健康効果の高い飲み物と言えます。

甘酒を妊婦が飲むとどんな影響がある?
妊婦が飲める甘酒は?

妊婦が甘酒を飲む場合、米麹甘酒と酒粕甘酒のどちらも大丈夫なのでしょうか?米麹甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれる栄養効果で、妊婦が飲んでも大丈夫などころか、積極的に摂取したい甘酒です。いっぽうで酒粕甘酒はアルコールが入っていて、米麹甘酒と比べるとおすすめできません。妊婦が甘酒を飲む場合は、酒粕甘酒ではなく米麹甘酒を選ぶと大丈夫です。
胎児への影響は?

妊婦がアルコールを摂取すると、それが少量であっても、胎児性アルコール症候群になってしまう危険性があります。そういった面でも妊婦が甘酒を飲むなら、米麹甘酒を選ぶべきでしょう。気を付けなければならない点は、市販の甘酒に「ノンアルコール」と記載されている場合です。アルコール分が1パーセント未満であれば、アルコールが入っていても、ノンアルコールと記載することができます。

ノンアルコールだからと安心して、妊婦が酒粕甘酒を飲む結果となってしまいます。成分表をしっかり確認して、手に取った甘酒が酒粕甘酒なのか米麹甘酒なのかをきちんと見極めましょう。妊婦が酒粕甘酒を毎日飲む習慣を作ってしまうと大変です。酒粕甘酒は米麹甘酒とは違った成分によって、心身の健全な働きを助けるのは確かです。しかし、お腹に赤ちゃんがいる妊婦の場合は、酒粕甘酒は避けたほうがいいでしょう。
甘酒米麹・妊婦におすすめ5選
①八海山・乳酸菌発酵の麹あまざけ
麹の甘みが爽やかな、米麹甘酒としては有名な八海山の甘酒です。小分けにされているので、毎日1本ずつ飲めば、健康にもいいでしょう。当然、妊婦が飲んでも大丈夫です。画像で紹介した甘酒は、新しく乳酸菌に特化した商品です。腸内環境を整える甘酒の効果に乳酸菌を加えて、パワーアップされています。便秘などに悩んでいる妊婦には特におすすめの品です。
②マルコメ・プラス糀糀甘酒
味噌や醤油のブランド、マルコメの長年の味噌作りのノウハウをもとにして、厳選された材料で作られた甘酒です。これは甘酒ダイエットにも使える、豆乳ブレンドタイプになります。甘さが抑えられており、豆乳をメインに甘酒をプラスしたような味わいです。甘酒の甘ったるさを嫌う妊婦も大丈夫です。豆乳と甘酒の良いところを同時に摂取することができるので、妊婦の栄養補給にぴったりです。
③仲宗根糀家酵素甘こうじ
妊婦の日々の食生活の中に生の酵素を取り入れたいと考える人に人気の甘酒です。生甘酒は麹菌のクセが残るものが多いですが、この甘こうじは爽やかな飲み口です。好みの濃さに調整していただきます。酵素が生きている生甘酒なので、冷凍の状態で届けられます。品質管理、配送、保存などに手間がかかります。そのため値段が高くなってしまいますが、妊婦は多少贅沢をしてもいいのではないでしょうか?
④福光屋・酒蔵仕込み純米糀甘酒
すっきりした口当たりの甘酒です。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸を作る福光屋がこだわった甘酒です。甘さ控えめの優しい飲み口が特徴で、甘酒を飲みなれない妊婦にもおすすめです。甘酒には珍しく、アルミパウチタイプです。飲み終わった後にゴミも気にしないで大丈夫です。このアルミパウチを冷凍庫で凍らせ、甘酒シャーベットとして食べるのもおすすめです。がちがちに凍らないので、夏の妊婦のデザートに最適です。
⑤ぶんご銘醸麹天然仕込酒蔵のあまざけ
シンプルな素材でできている点が妊婦に嬉しい甘酒です。すべて国産の安心安全な米を使用しています。コクや香りが強くて麹の粒が残る、昔ながらの懐かしい味わいです。ストレートでは濃厚なので、甘酒を飲みなれている妊婦におすすめです。冷蔵庫に常備して飽きずに毎日飲めるところも、妊婦には嬉しいところです。コップに注ぐ前に沈殿物を混ぜるのが、おいしくただくポイントになります。
甘酒を妊婦用に手作りしてみよう

妊婦になると何につけても億劫になりがちです。しかし簡単に作ることができて体にいいものなら、妊婦でも挑戦しやすいでしょう。甘酒づくりは時間がかかりはしますが、作る工程は少ないです。作りやすいので妊婦でも簡単に手作りの甘酒に挑戦することができます。材料に必要な米麹はスーパーにない場合もあります。妊婦の場合は遠出せずに、電話で問い合わせてから買いに行きましょう。
妊婦でも飲める甘酒の作り方

さっそく妊婦でも飲める甘酒を作っていきましょう。材料は米麹200グラム、炊いた御飯300グラム、生姜少々、塩少々、水800ミリリットルです。米麹はスーパーの漬物コーナーでよく見かけます。御飯は炊き立てでなくても大丈夫ですが、冷凍ご飯は避けましょう。生姜が苦手の場合は入れなくてもいいですが、体を温める効果があるので、嫌いでなければ入れましょう。

必要な機材としては、炊飯器、お鍋、キッチンペーパーを用意しておきましょう。まず水700ミリリットルと炊いた御飯を火にかけて、お粥状態にします。お粥の熱が少し冷めたら、炊飯器に移します。米麹と残りの水100ミリリットルを入れて保温にします。蓋を閉めないで、キッチンペーパーを何枚か重ねてお釜の上に載せます。そのまま8時間、放置します。

8時間経過後、水分がしっかり出ているか確認してから炊飯器から取り出します。水分が出ていない場合は100ミリリットル程度のぬるま湯に入れて、さらに3時間ほど待つといいでしょう。仕上げに生姜の搾り汁を入れて、よくかき混ぜます。夜のうちに行っておくと、時間に無駄ができず妊婦でも作業が簡単になるのでおすすめです。
魔法瓶を使った甘酒の作り方

次に、魔法瓶を使って作る簡単な甘酒の作り方を紹介します。甘酒の温度管理をする場合、ヨーグルトメーカーを使う方法もあります。しかし手元にない人も多いことでしょう。その点、魔法瓶はどこの家でもあるし、わざわざ買ってもそれほど高くありません。炊飯器を使う場合が確かに一般的ですが、8時間の間、御飯を焚くことができないデメリットがあります。その点魔法瓶を使えば、炊飯器は炊飯に使えます。

材料は米麹250グラム、水300cc、鍋、1.5リットルの魔法瓶、温度計です。まず、水を鍋に入れて火にかけ、60度くらいまでにしていきます。お湯の割合は米麹の1.2倍と覚えてください。米麹を入れないで加熱する理由は、麹というものがとても温度に敏感な生き物だからです。麹は鍋越しに火の温度の影響を受けてしまいます。それを避けるためにあらかじめ水を温めておいて、麹と一緒に加熱する時間を節約します。

麹とお湯を合わせます。麹の糖化が進む温度は60度ですが、魔法瓶を使うので温度が下がっていってしまいます。したがって65度までお湯の温度を上げていきます。ちなみに甘酒が70度以上超えて保温されると、酸味のある甘酒が出来上がります。甘酒の温度が50度ぐらいで保温されると、米麹の粒が固い甘酒になります。

準備した魔法瓶に麹を注ぎます。魔法瓶はあらかじめお湯を入れて温めておきます。魔法瓶の保温時間は10時間程度あるものが多いですが、保温できる時間を確認しておきましょう。魔法瓶に入れても温度が下がり過ぎてしまうと糖化が進みません。温度計で確認しましょう。そのまま8時間保温すれば、美味しい甘酒になります。やはり夜のうちに仕込んでおいて、朝になったら出来上がっているという状況が理想です。

甘酒は発酵食品なので、菌が醸してくれます。大事なのが温度ですが、冬場には甘酒になるまで時間がかかります。もし8時間経過しても麹のつぶつぶのままなら、再加熱して熟成を待ちましょう。無事に糖化するとご飯粒の形がなくなり、お粥のようなペースト状になります。甘みはあとで薄めることができるので、甘酒をどれだけ甘くすることができるかにこだわりましょう。
甘酒作りに失敗したかもしれない場合

甘酒を手作りしてみて、思ったより甘くなかったり、お粥のような風味になったりしてしまった場合、廃棄するのは早計です。捨てる前に一度、鍋に弱火で火にかけて、ひと晩そのまま置いてみましょう。甘みが強くなる場合があります。

手作り甘酒の場合、使う米麹は2種類あります。ひとつは白米麹、もうひとつは玄米麹です。人によって好みがあるので、どちらのほうが美味しいとは言えません。ただ、甘みが強いのは白米麹になります。白米麹は甘みが爽やかで万人受けします。使う麹によって出来上がる甘酒の味わいは変わってきます。白米麹と玄米麹の両方を試してみるのもいいでしょう。
甘酒をもっと簡単に作りたいという妊婦さんには、この甘酒メーカーをおすすめします。火を使わずに作ることができるので、甘酒にはまって毎日おいしい甘酒を飲みたいという人は、購入を検討してみるのもいいかもしれません。
甘酒を妊婦が飲むと太る?
飲み過ぎに注意

甘酒は妊婦に嬉しい栄養素があり、健康効果も期待できます。1カ月も甘酒生活を続けると、さまざまな効果が実感できるでしょう。しかし、甘酒が美味し過ぎて、ついつい飲み過ぎてしまうと太ってしまいます。妊婦は体重が増えるものですが、増え過ぎはいけません。妊婦の適正体重を保つため、甘酒の飲み方も気を付けなければなりません。

いくら健康と美容にいいからといって、甘酒を飲み過ぎたら太ります。米麹の甘酒はブドウ糖の塊だからです。どのぐらいの量が1日の適量なのでしょうか?米麹の甘酒は1日に200ミリリットルまでにしましょう。この量を守らないと、たちまち太ってしまいます。
飲む時間帯

次に気を付けたいのが、甘酒を飲む時間帯です。甘酒にはリラックス効果があります。夜にゆっくりと甘酒を飲むと、ぐっすり眠れます。しかし甘酒生活をして少し太ってきたと感じたら、夜寝る前に飲むのは控えるよにしましょう。どうしても何か飲んで眠りたい場合は、甘酒に温めた牛乳や豆乳を入れて、薄めて飲むのがいいでしょう。ホットミルクに大さじ1杯から2杯の甘酒を入れて飲むととてもリラックスできます。
サプリメントもおすすめ
毎日200ミリリットル測って飲むのは面倒臭いという人や、甘酒で太るのは心配という人もいることでしょう。その場合、甘酒の成分がぎゅっと詰まったサプリメントの摂取もおすすめです。毎日3回飲むだけで、甘酒の効果を体験することができます。その上、熱に弱い酵素を腸まで届けてくれるので、腸内環境のバランスも保ってくれます。
甘酒の効果で健やかな妊娠生活を送ろう

甘酒には妊婦にとって嬉しい効果が数多くあります。妊婦にこそ、甘酒を習慣にして欲しいものです。しかし飲み過ぎると太るなど、注意も必要です。昔から人々に飲まれ続けているというのは、それなりに根拠のあることなのです。先人の知恵を参考にして、妊娠期間を健やかに送るためにも、甘酒を美味しく利用していきましょう。