すだれの取り付け方はどうする?室内の設置方法やおすすめ金具も紹介!
すだれは日差しを遮りながら風も通してくれる、夏を快適に過ごすための便利な道具です。すだれの取り付けは屋外でも室内でも簡単にできますので有効活用したいですよね。これからすだれの取り付け方法とおすすめの金具や100均グッズを紹介しますので、ぜひやってみてください。
目次
すだれの取り付け方を覚えよう
すだれは細い割り竹やアシなどを何本も並べて糸で編み繋いだもので、部屋の仕切りや日よけに効果的な道具です。すだれは日差しを遮りながらも風を通してくれるので、昨今の猛暑の夏も快適に過ごせると注目を集めています。これからすだれの取り付け方やおすすめの100均グッズ、金具等の取り付け道具を紹介します。

すだれの取り付けには100均グッズが便利!
実はすだれは100均でも販売されていて、夏になると100均ではすだれコーナーも設置されていてサイズも豊富に揃っています。100均にはすだれだけでなく、すだれを取り付けるためのすだれ掛けハンガーやフック等の金具、すだれ巻き上げ器も販売されているので100均グッズで簡単に取り付けることができます。
経費324円、作業時間3分くらいで取り付けられました。
— まさあき (@sit_r100461) July 21, 2018
下が少し足りてないのですが、コスパがヤバいです。
ダイソーのトイレを借りる→近くに置いてある簾を見つける→簾の近くにある取り付け用具を発見→俺でも出来るやん→購入して帰宅→取り付け、と言う流れでした。
手軽に出来るってイイね! pic.twitter.com/EA45kRxWrG
またすだれは屋外に置くとホコリが付いて汚れたり風雨で濡れてカビが生えたりもしますので、ひと夏使い切りできる100均の商品はとても便利ですよね。100均のすだれは大きいものから小さいものまでサイズも色々とありますので、気軽に購入して取り付けることが可能です。ぜひ100均で色々な道具も一緒に購入してみてくださいね。

すだれの取り付け方①屋外
屋外にすだれを取り付ける場合は固定する金具が必要です。取り付ける窓の形状やその壁の材質等によって取り付けられるものと取り付けられないものがありますので購入する前にしっかりとチェックしておきましょう。すだれ専用の金具等は窓のサッシに穴を開けてネジで留めるタイプやサッシの上の部分を挟み込んで留めるタイプ等あります。

これらが使えない場合は粘着テープで貼るタイプのフックやマグネットで留めるフック等でも大丈夫です。色々な種類がありますは、強度の強いものを選ぶようにしましょう。すだれのサイズですが、窓の大きさよりも1.5倍くらいの大きさがおすすめです。少し大きめのものでなければ太陽の角度によって日が入り込んできますので注意が必要ですよ。

また取り付ける時は窓ガラスから5cmから10cmくらいの間隔が開いていると尚良いでしょう。窓ガラスとの間隔が狭いと空気が上手に動かないので熱がこもってしまう可能性があります。風通しをよくしておくことがポイントです。その点、すだれハンガーは間隔が開くのでおすすめですよ。

すだれの取り付け方②室内

室内でのすだれの取り付け方はカーテンレールに取り付ける方法が一般的でしょう。イメージとしては、レースのカーテンの部分にすだれを取り付けるようなかたちになります。すだれは一般的に屋外に取り付けることが多いのですが、大きなガラス戸やベランダが無い場合は室内にすだれを取り付けることをおすすめします。すだれはレースカーテンよりも風通しが良く熱が室内にこもりにくいですよ。

すだれを室内に取り付ける方法で一般的なのはカーテンレールにカーテン用のアジャスターフックを引っかけ、それにすだれを引っ掛けて取り付ける方法です。この方法が室内で取り付けるには一番簡単ですしアジャスターフックは動かせるので便利ですよ。他にもカーテンレールや窓枠等に取り付けられるすだれ用フックを使った取り付け方もあります。こちらもすだれハンガーのように金具で挟んでネジで留めるだけです。

すだれの取り付け<外壁>
窓より高くして成功!

すだれを取り付ける時窓枠にフックを取り付けてすだれを引っ掛けるようにすると、すだれが窓枠の一番上を隠すことができません。すだれを取り付ける高さを窓よりも高い位置にしなければ、すだれと窓との隙間から日が入り込みます。ひさしの下のカバーにフックを引っ掛けて、窓よりもかなり高い位置からすだれを垂らすことがおすすめです。

すだれの取り付けで目隠しも
すだれを取り付けることで目隠し効果があります。一般的に暗い方から明るい方を見ると透けて見えてしまいますよね。明るい昼間にカーテンの掛かった部屋の中は見えませんが、外が暗くなって室内の電気を付けると部屋の外から中がよく見えるでしょう。窓の前にすだれを取り付けておけば、夜になって外から部屋の中を覗いても影すら写っていませんので安心です。

またおしゃれに部屋の間仕切りに使っても良いでしょう。ロールカーテンなどでは鬱陶しく感じる場所であっても、すだれなら隙間も開いていますし風情があって素敵ですよね。風も通してくれるので室内でクーラーの風を遮ることもありません。

すだれの取り付けは猛暑対策に
最近の夏は異常な暑さで、室内の温度が上がり過ぎて夜になってもなかなか涼しくなりません。熱中症対策もありますので、適度にエアコンを使うように言われていますが暑すぎてなかなか効かないこともありますよね。そのような時、すだれは猛暑対策にぴったりと言われています。まず太陽の強い光を遮断して熱を遮ってくれます。

家の中に入る太陽の光を遮断するだけでずいぶん室温の上昇を抑えられますよ。またすだれには細かい隙間があり風をよく通してくれるので通気性も優れていますよね。日差しを遮るものとしてはカーテンもあるでしょう。しかしカーテンの場合は、カーテン自体が太陽の熱を吸収してしまって室内の温度を上げてしまう可能性があります。

すだれを取り付ける場合は一般的に屋外に付けることが多いでしょう。屋外にすだれがあれば、太陽の光が当たって熱を持っても室温には影響を与えません。すだれを取り付けておくと室温は2〜3度低くなると言われていますのでおすすめですよ。すだれに水をかけて使用すると打ち水と同じ効果が得られるので更に快適に過ごすことができます。

また西日は浅い角度で差し込まれるのでとても眩しく、夏は暑さも伴ってとても不快に感じますよね。カーテンも焼けてしまったり、家具や畳まで色が変わってしまったりもします。窓にすだれをかけておけば、眩しさを遮ることもできますし室内に入る熱も減らすことができるでしょう。部屋の西側の窓にすだれを取り付けておくことはとても効果的です。

また猛暑の季節、エアコンの室外機が太陽に当たって更に温度が上がり過ぎるとエアコンの効率も悪くなると言います。すだれは室外機に立てかけておくような形で、すだれを屋根にして設置しておくと室外機への日を遮ることができエアコンの効果が高くなるでしょう。猛暑対策にすだれはぴったりですね。
すだれの取り付け方<フック型>
すだれの取り付ける時の専用の金具は、色々な種類の商品がホームセンターや100均で販売されています。すだれを取り付ける場所によって合う金具は違いますので、事前に調べた上で探しに行きましょう。これからホームセンターや100均で手に入るフックを使った取り付け方法を紹介します。

すだれ取り付け方①サッシに挟み込むタイプのフック
一般的なすだれフックの金具はサッシに挟み込むタイプなので傷も付かず、夏が終われば取り外すことが可能でおすすめです。すだれ自体はとても軽いものなので、このような簡単な金具で吊るすことができます。このすだれ用のフックはステンレス製で錆びにくく安価ですのでおすすめですよ。
すだれ取り付け方②マグネットタイプのフック

すだれの取り付け方でとても簡単なのはマグネットタイプのフックを使うことでしょう。強力なマグネットをそのままサッシにくっ付けるので、窓枠に傷もできません。水平でも垂直でも設置できるタイプのフックが販売されていますのでおすすめです。ただ自分の部屋のサッシにくっ付くかをチェックしておきましょう。
すだれ取り付け方③接着式のフック
接着式タイプのフックでしたらどんな場所でもすだれを取り付けることができます。コンクリートでマグネットが付かない場所だったり、モルタルが使われているデコボコの壁である場合はすだれフックを壁に貼付けて取り付けます。また室内のどんな場所にでもすだれを取り付けることができるので部屋の間仕切りにもおすすめですよ。
すだれ取り付け方④熱粘着フック
最近とても人気のある金具は100均でも購入できる熱粘着フックです。ライターの炎で接着面を溶かして貼付けるタイプで、コンクリートやブロックというくっ付きにくい箇所へ取り付けるのに最適な金具と言われています。しかも耐荷重が約6kgとなっているので、重たい大きなすだれにも対応できますよ。前述した接着式のフックでは外れてしまう場所に使ってみてくださいね。
すだれの取り付け方<金具型>
すだれ取り付けにおすすめの金具
すだれの屋外への取り付け方で一番おすすめのものは、すだれハンガーを使用して取り付けることでしょう。すだれハンガーを購入して、サッシや雨戸の枠に金具で挟んでネジで留めるだけで取り付けることができます。すだれハンガーには色々なサイズがありますので、窓に合わせて購入してください。
ハンガータイプは窓とすだれの間に空間が生まれることがメリットですよね。こちらはネジでがっちりと取り付けることが可能なのでアルミサッシ窓枠などはこのハンガー型金具がおすすめです。耐荷重は約3kgと軽めのものですが、一般的なすだれであれば対応可能でしょう。
すだれの振れ止めの金具
すだれはとても軽いものですので取り付けただけですと風が吹くとバタバタ動いたりめくれ上がったりする可能性があります。そのような場合にはブロックを置いて紐ですだれとブロックを結ぶ等して固定しておくことが大切です。風で動くとすだれハンガーから外れてしまう恐れもありますので気を付けましょう。サッシや窓枠の下の部分に取り付ける専用の「振れ止めフック」という金具がありますのですだれを固定しておくことができます。
また台風や強風の時は注意が必要です。そのままにしておくとすだれが外れて飛んで行ったり破れてしまったりと危険なので、巻き上げておく道具もおすすめです。大きなすだれを少しだけ巻き上げておきたい時にも便利ですよ。このすだれ巻き上げ金具は100均にも売っていますので、チェックしてみてくださいね。

すだれの取り付け方<アイディア>
実際にすだれを取り付けようとしても、サッシ形状によっては取り付けられない場合があります。前述したすだれハンガーやフック等では取り付けられない時の設置方法を紹介します。プラスチックのフックでは不安な方もぜひ参考にしてくださいね。

ロープで固定する
すだれフックやすだれハンガーを取り付けられない人は出窓の飛び出ている部分や軒などに直接ロープを巻いて、そのロープがずり落ちないように固定をするというやり方をしている人もいました。ロープでしっかり留めることで案外強固に固定できるのかもしれません。
固定用のロープは3ミリの綿の金剛打ちロープを使用。耐候性と耐水性、柔軟性が良い感じ、価格も1m20円とお安いし。ロープとすだれの固定は耐候性の結束バンドを使用。アメリカの戦争映画の手錠バンドを見て思いついたw 簡単に固定出来るのが利点だ。 pic.twitter.com/386Zlt4st2
— ばるさん(初秋イベ甲甲乙甲乙) (@dbb124) July 16, 2017
バンドで物干し竿に吊るす
物干し竿にすだれを取り付けている家庭もとても多いようです。マンションのベランダに物干し竿があれば、結束バンドや紐、ロープ等ですだれを簡単に吊るすことができるでしょう。結束バンドは取り付けも簡単で楽なので持っておくと便利ですよ。結束バンドも100均で販売しているのでぜひ購入してくださいね。

S字フックの金具を使う

すだれは軽量なのでS字フックを引っ掛けられる場所があれば、それだけで取り付けることができます。ただ場所的に強風が吹いたり触ったりするとすだれが落ちる可能性があるので、小さなお子さんが居たりペットが居たりする家庭にはおすすめできません。アパートやマンションが賃貸物件で壁や窓枠に手を加えたくない人は試してみてくださいね。
自宅ではガラス戸の外にある物干し竿にS字フックですだれを取り付け。ガラス戸が厚くなりにくいし、窓あけても中が見えない。、雨の日はすだれの陰で雨をよけながら煙管をくゆらせる事が出来るのでござる。
— Pigmyowl (@pigmyowl) July 15, 2008
クリップで留める
すだれハンガーが使えない場合、クリップを挟める箇所があるならこのクリップと結束バンドを使ったすだれの取り付けもできるでしょう。すだれに結束バンドを付けて、もう1つの結束バンドをクリップとすだれに付けた結束バンドに通して留めます。設置したい場所にそのクリップで留めるだけなので、簡易的にささっと取り付けることができます。動画もありますのでチェックしてくださいね。
室内でカーテンリングを使う

室内に取り付ける時はカーテンレールに取り付けられるフックを購入して設置することもできます。また室内に突っ張り棒を使って、それにすだれを吊るす方法もおすすめです。小窓などはそれで丁度良いかもしれません。室内に取り付ける場合は金具も汚れることもないのでプラスチックのすだれフックが傷にならずおすすめです。
これまであった二本のカーテンレールの奥(窓に一番近い位置)に、 もう一本カーテンレールを取り付けて、そこにすだれを吊りました pic.twitter.com/4Feq0Hwpvp
— シンディ (@cyndisep) July 23, 2018
すだれ取り付けで網戸が邪魔な場合は?
網戸があるとすだれを取り付けられないことが多いですが、窓も開けて網戸も使いたいという人は網戸にすだれを取り付けてしまってもよいかもしれません。網戸にすだれを取り付けると網戸を動かす時すだれも一緒に動いてしまいますが、それほど問題はありません。サイズが合うものが無い場合は2枚のすだれをつないで取り付けてもよいでしょう。

すだれの取り付け方<注意点>
すだれの取り付け失敗<マグネットフック>
すだれの取り付けでよくある失敗は、窓枠の上にあるガルバリウム鋼板のカバーにマグネットフックが引っ付かないということです。傷も付かず手軽で便利なので、マグネットフックを購入する方は多いのですが実際に取り付けてみると落っこちてきてくっ付かないことがよくあるようです。また窓枠の幅の広さとマグネットの幅の広さが合わずに付かないこともあります。
すだれを買ってきて、ぶら下げるフックを高い金払ってマグネット式にしたのにウチのサッシはマグネットが付かなかった(ू˃̣̣̣̣̣̣o˂̣̣̣̣̣̣ ू)⁼³₌₃
— エド&しの (@hiraizumisaki) July 20, 2015
ああ、もうっ!
安い接着剤にすれば良かった!!
またすだれの重さや強風によって、マグネットフックがストンと落ちてしまうこともよく見受けられます。すだれはとても軽量なのでちょっとした風でも大暴れしてしまうこともあります。しっかりと粘着度の高いもので取り付けておく方が安心ですね。
すだれの取り付け成功<ネジ式フック>

なんと言っても一番安心なのはサッシをネジで挟み込んで取り付けるタイプのすだれ用フックでしょう。ぎゅっとしっかり留めることができますので安心感があります。ただ、取り付ける前にすだれに引っ掛ける部の位置とフックを取り付ける場所を測っておきましょう。すだれに取り付ける位置は決まっていますのでそれに合う場所にフックを付けてくださいね。
朝日が暑すぎるから簾付けたー!!
— 風華 (@fuuka0125) July 14, 2018
インパクト初めて使ったけど、ネジ2本目は結構上手につけれたぞ«٩(*´ ꒳ `*)۶» pic.twitter.com/KBVHHTOVcH
マンションにもすだれを取りつけよう!
網戸や外壁にも!
すだれは昔から日本人に愛されてきた夏の暑さを乗り切るためのアイテムです。すだれを取り付ける方法は色々な種類があり、網戸が邪魔で取り付けられない場合は直接網戸につけたり室内に取り付けたりと色々なアイディアがあります。ベランダのない部屋や取り付けにくい外壁の場合も、手軽に取り付ける方法がありますので参考にしてくださいね。

最近は100均で安く手に入るだけでなく、素材やデザインにこだわった素敵なすだれも販売されていますので目隠し目的やお部屋のかたちに合わせたものを選んでみてくださいね。すだれを手軽に取り付けて有効活用してください。
