伝説の天才と呼ばれる人達の面白エピソード!凡人には理解不能なの?
天才と馬鹿は紙一重と言いますが、この世で天才と評されている人には驚きのエピソードが付きものです。天才は凡人には理解できないエピソードが伝説として残っていますがこれを見ると偉人とはまた違うようです。天才と呼ばれる人たちの仰天エピソードを紹介していきます。
目次
天才のエピソードは面白い!
天才としか思えない伝説を持つ偉人は多数

あなたの周囲に天才と呼ばれる人はいますか?ただ単に頭が良かったり、会社を興した程度の人は今回取り扱う天才の部類には入りません。本当に世界を変えた人、今までの価値観を打ち破った人こそが天才なのです。天才は社会に大きな貢献をしているため、偉人として持ち上げられ、彼らのやってきた行いは伝説として伝えられています。
0点をとるなんて・・・なんて僕は天才なんだ・・・
— 野比 のび犬 (@xNOBIINUx) November 14, 2018
そうしたエピソードを持つ天才は、確かに偉人であり、数々の伝説を作ります。その多くが凡人には理解できないものであったりします。天才の行動を理解するのはとても難しいです。天才には天才の考え方があり、その考え方に従った行動は仰天エピソードであることが多いです。天才は凡人には理解できない異常な行動をする時があります。

凡人ではなかなか考えないような行動をとる天才たちですが、それが良くも悪くも伝説のエピソードとなって残っていきます。天才は必ずしもいいことばかりのエピソードを残しません。天才はかなりの確率で変人でもあります。凡人なら絶対にしないことを平気でします。社会に貢献したからといって人間として優れているとも限りません。あなたが尊敬する天才にはどんなエピソードがあるでしょう?

残念ながら天才であり社会のためになる伝説を残した人でも、人としてマイナスな面を持っている場合が少なくありません。天才だから理解できないのではなく、人として間違っているから理解できないという人も残念ながら存在するのです。社会貢献して伝説を作ってきた人も、ここに紹介するエピソードで株が落ちるかもしれません。天才もただの人間かそれ以下の部分も持っているのです。

天才エピソード<エジソン>
世の中が必要としているものを 常に探せ
— I NEED MONEY (@kasegiryoku1) November 13, 2018
トーマス・エジソン
電球や蓄音機などを生み出した、米国の発明王。
偉人エジソンの存在によって我々凡人は「発明」という概念を強くしました。エジソンは1000を超える発明をしていて、現在の私たちの生活に欠かせないものがほとんどです。エジソンは発明したものの特許を取ることによって会社を立ち上げました。次々に革新的な発明を続け、一時は電力業界を支配していました。経営者としても有能でした。そんなエジソンには凡人の理解を超えたどんな仰天エピソードがあるのでしょう?
エジソンの天才エピソード①教師を困らせる
原「どうせエジソンだって子供のころ「発明王に俺はなる!」って言って遊んでたんじゃない?」
— 物語×黒バスbot (@krbs_mngtr) November 12, 2018
瀬戸「エジソンの時代でそれを言っていたんだとすれば、彼はタイムマシンを発明している」
エジソンは小学校を中退したというエピソードがあります。小学生時代のエジソンは教師から好かれない生徒でした。算数の授業で「1+1=2」という答えに納得がいかず、先生に抗議します。「粘土を2つ組み合わせると大きな1つになる」と言ったそうです。偉人ではない教師はさぞ困ったことでしょう。凡人なら疑問にも思わないことも天才には大きな疑問でした。些細なことも疑問に思うことが凡人にはない天才の印でしょう。
エジソンの天才エピソード②小学校を退学
発明王と名高いトーマス・エジソン。電球のフィラメントに竹を使用することを提案したのだ。電球を発明したのは別人だぞ。
— かがくを教える三日月宗近bot (@Steacher_mkdk) November 12, 2018
竹を見出す前、エジソンは様々な物で実験を行っておるな。助手の陰毛を使ったこともあったとか……、それが上手くいっておったら…ははは、考えたくないなぁ。
他にも「なぜAはPではないのか?」と発言します。物が燃える仕組みが知りたくて自宅の物置小屋で火事を起こします。エジソンは「頭のおかしい子供」と教師たちに扱われ、入学から3カ月で強制退学させられました。つまりエジソンは正規の教育機関で学ぶことはせず、全て独学で勉強を極めたのです。凡人は先生に言われた宿題ができなくても、エジソンのような破天荒な言動は起こしません。
エジソンの天才エピソード③友人で人体実験
完璧だと思っても、もう一押しすれば、おまけが手に入る
— 高木信二 (@orihime341) November 12, 2018
トーマス・エジソン(世界の発明王)
世の中が必要としているものをつねに探せ
トーマス・エジソン(世界の発明王)
⇒ https://t.co/cEtQSTcykE
エジソンは10歳で自分専用の実験室を作ります。エジソンの興味は物質や現象にとどまらず人体にも及びました。なんと友人を使って人体実験をしたのです。体内でガスを発生させれば人は浮くことができるのではないかとお手製の薬品を友人に飲ませました。しかい友人は腹痛を訴え、空を飛ぶことはありませんでした。理解者であった母親も激怒し、その後人体実験は禁止されました。
エジソンの天才エピソード④初発明がサボる機械
「熱狂的精神を伝える、
— 男の★発言 (@sssyyy099) November 13, 2018
これが子孫への至上の財産だ」
トーマス・エジソン(発明王)
17歳になったエジソンは夜間電子係の仕事に就きます。問題がなければ1時間ごとに信号を送るという退屈なものでした。そこでエジソンの最初の発明は、時計を改造して一定時間ごとに信号を送り続けるという電子機械でした。そして信号をこの機械に任せ、自分は居眠りをしていました。仕事をサボるための機械が初の発明品だというのは偉人として認められるエジソンの理解を超えたエピソードです。
エジソンの天才エピソード⑤モールス信号でプロポーズ
発明王のエジソンはモールス信号でプロポーズした
— TouchTyper (@TouchTyper) November 12, 2018
会社を興し、数々の特許を取っていったエジソンは24歳で会社の従業員だったメアリーと結婚します。しかし彼女は身体が弱く子供3人を残して死別します。39歳の時に2番目の妻ミナと再婚します。このミナにプロポーズする時、モールス信号を使ったという天才エピソードが残されています。世紀の発明家もなかなかロマンチストの一面があったようです。
エジソンの天才エピソード④集中し過ぎて妻を忘れる
天才は99%の努力とそれを超える1%の閃きエジソンに葬られた天才科学者
— 都市伝説・ネタ・雑学集めました (@atarou11) November 11, 2018
エジソンと言えば、発明王の異名で知られる天才。そんなエジソンに実は黒い都市伝説が存在するのだ。エジソンが残した有名な言葉が・・・・https://t.co/cUdC8Abi0q …
エジソンは3時間しか寝なかったというのも天才ならではのエピソードです。24時間体制で仕事をこなしていました。1つに没頭してしまうと他のことに関心をなくしてしまいます。ある時仕事中に妻から声をかけられたとき、「あんたは誰だ?」と言ったそうです。頭の良いエジソンがそんなことを言うなんて仰天の天才エピソードです。
エジソンの天才エピソード⑤恥ずかしがり屋で合理的
「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」発明王エジソン
— Enomoto Takahiro (@arcenbague) November 12, 2018
この世の中に失敗するということは絶対にない。うまくいかなかったときは、うまくいかなかった原因を振り返る。そして、その原因をクリアしてまたつまずく。成功は、その繰り返しの結果です。
エジソンは意外に恥ずかしがり屋の性格をしていました。演説しなければならなかった時に「ようこそいらっしゃいました」と言っただけで壇上から降りてしまったというエピソードがあります。天才らしく柔軟な思考をしており、研究員が電球の容積を計算していた時、「私なら水を入れて容積を計算する」と言ったという天才エピソードもあります。天才にありがちの変わった性格の持ち主だったようです。
エジソンの天才エピソード⑥意外にオカルト好き
なぜ「失敗」と考えたらいけないのか?最も大きな理由は、失敗を恐れて行動することができなくなるから。これがいちばんダメなんです。
— Enomoto Takahiro (@arcenbague) November 12, 2018
あの発明王のエジソンは、こう言っています。「失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ。」
天才科学者である偉人エジソンですが意外にもオカルトが大好きだったというエピソードがあります。エジソンは晩年、死んだ人と交流するための霊界との交信機を発明しようとしていました。降霊術を成功させたくてオカルト学会にも参加しています。合理的な発明と超常現象は相反する分野ですが、エジソンにとっては同じものでした。もっともエジソンは亡くなった最初の妻メアリーに会いたかっただけかもしれません。

天才エピソード<野口英世>
野口の天才エピソード①伝説となった左手の火傷

黄熱病や梅毒などの研究をしてノーベル賞を受賞した野口英世は、子供の本で偉人伝が刊行されているので有名な医学者です。まさに偉人の代表といえる存在です。伝説として残っているエピソードとして有名なのは子供の頃の左手の大火傷のエピソードでしょう。火傷をしたことで医学の道に進むことになったという伝説のエピソードです。
野口の天才エピソード②千円札はお気に入り写真

千円札に使われている写真は、野口英世お気に入りの写真でした。1918年にエクアドルで黄熱病の病原体を発見した伝説の時代に撮影されたものです。野口英世も知人に写真を送る時には、好んでこの写真を使ったそうです。そこに直筆のサインもしていたというエピソードがあります。
野口の天才エピソード③凡人に理解不能の集中力

野口は英語、ドイツ語、フランス語を1言語3カ月でマスターしました。1度引いた語彙は全て覚えました。中国への8日間の船旅で中国人の船員と接して簡単な日常会話をマスターしてしまいました。アメリカの研究所で研究していた時、野口のあまりの集中ぶりに「日本人は2日に1度しか眠らなくても済む」と噂されたほどでした。凡人には理解不能です。
野口の天才エピソード③借金が得意

野口は郷里の友人にたびたび借金をしています。返した気配はなく、不義理を重ねました。お金を借りることにかけては名人級で返さなくても何とも思わなかったそうです。アメリカに行っても変わらず、50ドルの給料を貰った晩に36ドル使いました。友人からも借金を繰り返し「野口に金を貸すな」と研究者仲間で交わされていたそうです。
野口の天才エピソード④結婚詐欺まがいの行動

野口は金が欲しいあまりに結婚詐欺のような真似までしています。渡米費用として200円、アメリカから帰国したら娘と結婚する約束で斎藤家から結納金を300円せしめました。しかし結婚する気はありませんでした。斎藤家からの婚約履行の催促に研究で帰国できないとごまかす一方、欧州への留学資金数千円を要求する非道っぷりでした。偉人として伝説になっている野口にこんな一面があるというのが驚きでしょう。
野口の天才エピソード⑤ストーカー気質の一途さ

会津若松にいた頃に好きになった女性に何度も恋文を送りますが、女学校校長経由で教会牧師に連絡されて叱責されました。その後に東京の大学でその女性と学友になった時に頭蓋骨を贈りました。女性が清国に出向く直前に正装して会いに行き、帰国した時には自分と女性の苗字を刻んだ指輪を贈りました。しかし女性は野口の気持ちを理解せず迷惑に思い、その後の面会を拒否し、野口以外の男のもとに嫁ぎました。
天才エピソード<スティーブ・ジョブズ>
伝説の経営者はクズだった?

スティーブ・ジョブズは「世界一有能で、世界一クズな経営者」と評され、死して伝説となりました。コンピューター、スマホ、音楽、アニメ映画と4つの産業で革命を起こした偉人です。ジョブズが天才であり偉人であることに疑問の余地はありません。その一方でジョブスがアップル社において偉人どころか最低の独裁者であったこと、人格破綻者であったことはあまり知られていません。エピソードで紹介していきましょう。
ジョブズのクズ伝説①麻薬をやっていたことが成功の秘訣?

ジョブズは大学時代にマリファナやLSDを毎日やってラリッていました。天才ジョブズの直感的ビジョンや創造性を発揮する瞬間とはラリッている時に近いものでした。当人もはっきりと「LSDを使うことは私の人生の中で最も重要な経験の1つだった。ドラッグなしには成功しなかっただろう」と言ったというエピソードが残されています。こればかりは偉人は特別とは言えないでしょう。
ジョブズのクズ伝説②無料電話で悪戯電話

会社設立前、ジョブズは相棒のスティーブ・ウォズニアックと長距離電話を無料でかけられる装置を発明しました。ここまでは天才であり偉人です。しかしこれを使って無料で悪戯電話をかけまくっていました。しかもその機械を友達に売りさばいて大儲けしていました。しかし銃で脅される危険な目に遭ってから販売を止めたというエピソードがあります。日本なら普通に捕まっていたことでしょう。偉人の欠片もありません。
ジョブズのクズ伝説③妊娠させた女を裁判で罵倒

ジョブズは高校から付き合っていたブレナンという女性を妊娠させました。アップル社が株式公開するかという時期で、トラブルを避けるためかお腹の子は自分の子ではないと主張し続けました。子供を認知することなく、養育費も払いませんでした。ブレナンは裁判を起こすと「誰とでも寝る売女だ」と証言したというエピソードがあります。ジョブズが娘を認知したのは9年後のことでした。天才とはいえ人間として大問題です。
ジョブズのクズ伝説④株式公開の時の心の狭さ

創業時のエピソードです。ジョブズは共同経営者のウォズニアックに自分の仕事を押し付けておいて、収入のほぼ全てを自分のものにしました。アップル社が株式公開した時も、古くから一緒に会社を育てた創業時のメンバーに1株も渡しませんでした。そのため、億万長者になれたはずの人もなれなかったそうです。心が狭すぎて天才だからと大目に見ることはできないエピソードです。
ジョブズのクズ伝説⑤この世には天才かクズしかいない

ジョブズが要求する水準までいかない人間には放送禁止用語だらけの罵詈雑言を浴びせました。ジョブズの目には「天才」か「クズ」の二種類の人間しかいませんでした。天才と認められない人間は罵倒され続けてノイローゼになったり、退職したりしました。仕事に関しても「最高の仕事」か「くだらない仕事」の2種類しかありませんでした。このエピソードを見るかがりジョブズは「クズ」の分類に入りそうです。
ジョブズのクズ伝説⑥つまらない理由でクビにする

とにかく簡単に従業員をクビにしていきました。ジョブズに話しかけられしどろもどろした社員は辞めさせられました。とにかくジョブズが気に食わないとすぐにクビにしました。エレベーターに乗り合わせた社員に「君はこの会社のために何をしている?」と問いかけ、はっきり答えられない社員に激怒しその場でクビにしたというエピソードもあります。クビに関するエピソードは他にもたくさんあります。
ジョブズのクズ伝説⑦iPodを水没させる

iPodを開発していた時のエピソードです。地獄のような開発の末に完成したiPodの試作機をジョブズに見せたところ、ジョブズは水槽の中に放り込みました。試作機から泡が出るのを見て、「この酸素の分もっと薄くしろ」と言い放ちました。完成間近だったiPodは土壇場でひっくり返されたのです。
天才エピソード<サルバドール・ダリ>

画家のサルバドール・ダリは間違いなく20世紀を代表する天才画家です。奇妙な八の字の髭などファッションセンスが特異で、ダリは描く絵同様、生き方も奇妙奇天烈だったとういう噂をちらほら聞きます。注目を集める生き方は彼が持つ途方もないショーマンシップに由来するのでしょうか?凡人に理解できない天才の代表であるダリですが、数々の天才エピソードを残しています。
ダリの仰天エピソード①罪悪感のない子供時代

幼少の頃からダリにとって快楽と苦痛はほぼ同じものでした。やたらと他人を攻撃する子供でした。最悪のエピソードとして、5歳の時、一緒に橋を渡ろうとしていた友人を突き落とし重傷を負わせるというものがありました。駆け付けた母が手当てをしている間にダリは静かにボウルに入ったサクランボを微笑みを浮かべて食べ続けました。ボウルの水は友人の血で汚れていました。
ダリの仰天エピソード②ドルの亡者

天才ダリは金の亡者として知られていました。「ドルの亡者」とも呼ばれました。ドルを稼ぐためいろいろなことをしました。また少々詐欺師的なところもありました。ある顧客に100匹のスズメバチを混ぜた絵具で描いたと偽り、1枚の絵を法外な値段で売り飛ばしたというエピソードがあります。これは凡人でなくても理解できないエピソードです。天才なら何をやってもいいのでしょうか?
ダリの仰天エピソード③オノ・ヨーコを騙す

またオノ・ヨーコがダリの口ひげを1本欲しいと言ったら、1万ドルを要求しました。ヨーコが金を払うとダリは髭の代わりに乾かした草の葉を送り付けたそうです。ダリはヨーコが自分の髭を使って呪いにかけるのではないかと心底恐れていたのです。でもそれなら最初から値段なんて付けなければよかったのです。凡人だから天才を理解できないというのは違うのではないでしょうか?詐欺ともいえるエピソードです。
ダリの仰天エピソード④本の売り込みで脳波を配る

こんなエピソードもあります。「サルバドール・ダリの世界」を売りさばくため、マンハッタンの書店の真ん中に病院用ベッドを置き、両脇に脳波を計る医者と看護婦を付かせて横になりました。これは本を買ってくれた人は、ダリの脳波のコピーがもらえるという奇妙なサービスだったのです。凡人では理解できない天才の頭を覗いてみたい人は多かったことでしょう。天才を自負するダリはそれを実行したわけです。
天才エピソード<その他の人物>
アインシュタインの舌出し写真

「相対性理論」を発表したアインシュタインは誰もが認める天才です。アインシュタインは写真が大嫌いでした。そんな彼を写真に収めようとしたINS通信社の記者に、舌を出してみせました。今ではアインシュタインといえばこの写真と言われるほどの知名度になりましたが、舌を出すことで写真が使い物にならなくなるようにしたのだそうです。凡人にはなかなか思いつかないエピソードです。

新聞にこの写真が載った時、世間は「ふざけている」と批判的でした。しかし写真嫌いであったはずのアインシュタインはこの写真を気に入って、何枚も焼き増しを求めたというエピソードがあります。アインシュタインのもう1つのエピソードとしては、最後に残そうとした言葉があります。病気で命尽きる直前に看護婦に言葉を残したのですが彼女がドイツ語がわからず、アインシュタインの最後の言葉は謎のままです。
トヨタの本田宗一郎の集中力

自動車会社ホンダを設立した本田宗一郎は従業員から親しみを込めて「オヤジ」と呼ばれていたというエピソードがあります。ホンダの社訓は「負けるもんか」でした。頑張っていればいつか報われるという発想のもと、新しいことをやれば必ずしくじるけれど何度でもやって昨日の自分を超えろという熱い思いが伝わるエピソードです。ここまではちょっとした偉人なら誰でもやることかもしれません。

本田宗一郎の集中力はずば抜けていました。アイデアを出す時妻に紙と鉛筆を持たせ、一気にデザインを仕上げてしまいました。ある日、ラーメン屋のチャルメラがうるさくて集中できないからと、ラーメンを買い占めてチャルメラを静かにさせたというエピソードも残っています。戦中を生きた本田宗一郎は倹約家だったそうですが、集中するために買い占めたラーメンのその後の運命が気になります。
まさに天才的頭脳を持った手塚治虫

手塚治虫は戦後の日本の漫画家として草分け的な存在です。大学時代にプロデビューしていましたが、同時に医師免許試験に合格していました。まさに天才の頭脳の持ち主です。患者を診るとカルテに漫画を描いてしまうからと、漫画家の道を選択したというエピソードが残っています。この理由も凡人に理解できないものです。

手塚治虫は速読の達人でした。20分で500ページの本を読んだというエピソードが残っています。平均睡眠時間が4時間という超ハードスケジュールの中で次々にアイデアを繰り出すことができたのは、速読のおかげだったと言われています。
マーク・ザッカーバーグの考え方

マーク・ザッカーバーグはFacebookの創業者です。ハーバード大学を中退してFacebook社を立ち上げた彼はいつも同じようなTシャツとジーンズといった服装です。何を着るかどんな小さな決断でも繰り返すと無駄なエネルギーを消費するからといった理由からです。もっと重要な決断にそのエネルギーを注ぎたいというわけです。成功した天才は合理劇に日常生活を過ごしています。

Facebook開業後、すぐに多くの買収提案がマークの元に舞い込んだそうです。Yahoo!は1000億円を提示しました。しかし買収話は自分の信念に合わないとマークは合理的に判断しました。マークがやりたかったのは金儲けではなく、世界に良いサービスを提供してインパクトを与えることでした。
天才エピソード:三島由紀夫

三島由紀夫はノーベル文学賞の候補にもなった小説家で、国内外から高い評価を得ていました。三島由紀夫は文学者であると同時に、政治活動家でもありました。本人は皇国主義者と名乗っていました。「花ざかりの森」で文壇デビューした時は、16歳の天才が現れたと当時の文壇に大きな衝撃が走りました。この作品を発表した時から、三島由紀夫の筆名を使うようになりました。

三島由紀夫は東大法学部を卒業後、高等文官試験に合格して大蔵省に入省します。しばらくは作家と官僚の二足のわらじを履いた生活をしていましたが、過労と睡眠不足で渋谷駅のホームから転落する事故を起こしました。それを契機に大蔵省を辞め、作家として生きていくようになり、数々の名作を残していきます。

三島由紀夫は当時若者から絶大な支持を得ていた太宰治の才能は評価していました。しかし「自己劇画化」の文学が嫌いで、会ったら文句を言ってやろうと思っていました。太宰のいる酒席で三島は太宰に食って掛かりました。「僕は太宰さんの文学は嫌いなんですよ」「嫌いなら来なけりゃいいんだ」「そんなこと言ったって、こうして来てるんだからやっぱり好きなんだよな」と会話を交わしました。これが唯一の対面でした。
天才によるエピソードは凡人には理解できないかも!?
〔努力だ。勉強だ。それが天才だ。
— 成功への道 (@seikouroute) November 13, 2018
by野口英世(細菌学者)〕
世に天才と呼ばれる人たちの頭の中は、凡人が覗き込んでもよく理解できそうにありません。社会的に大成功して、金も地位も名声も手に入れた天才たちが持っているエピソードは必ずしも拍手喝采できるものではありませんでした。何かに秀でていると、その他の部分に欠陥が生まれてしまうのでしょうか?
三島由紀夫が楯の会でやろうとしたことって結構大事なことなんですけれど、彼を天才文学者かつ政治的狂人だと思い込んでいるうちは再評価もなされないでしょうね。正直、思うところはあります
— 文乃綴 (@HuminoTuduri) November 9, 2018
しかし天才ばかりにパーフェクトを求めても気の毒というものです。我々凡人も長所と短所があります。その2つと折り合いをつけて生きています。天才は長所が抜きん出ていますが、短所も突出しています。人には様々な側面があります。人と触れ合う時、どういった側面と付き合うことになるかはわかりません。相手を変えることはできませんが自分を変えることはできます。天才に会ったら互いにいい側面で接したたいものです。