エクアドル哲夫とは?嫁は再婚した?常識を疑え・エク哲まとめ!
エクアドル哲夫という名前を知っていますか?これはネットユーザーが付けた名前で本名は人見哲生さんと言います。人見さんは新婚旅行でエクアドル滞在中にタクシーで強盗に遭い殺されました。なぜネットユーザーは彼をエクアドル哲夫と呼ぶのか謎を追跡してみました。
目次
エクアドル哲夫こと人見氏が巻き込まれた事件

2013年年末、南米のエクアドルで1組の日本人夫婦が殺傷されるという事件が起きました。その夫婦は人見哲生さんと夫人の人見真梨子さんです。哲生さんは死亡し、真梨子さんは重傷を負いました。そのニュースは新年に入った2014年1月4日に報じられました。よく人は「死んだ人を悪く言うな」と言います。しかし人見哲生氏の場合、少々状況が違っていたのです。

その状況について語る前に、人見哲生氏がどういう目に遭い、殺されてしまったのかを説明しなければなりません。人見哲生氏は1983年生まれで埼玉県白岡市出身で帰国子女だったと言われています。早稲田大学の商学部を卒業した後、石川県にあるリクルートの関連会社に勤務していたとされています。立派な経歴です。尊敬されてしかるべき人物に思われます。

そんな人見哲生氏が真梨子さんとめでたく結婚しました。非常に幸せな話です。若い夫と嫁はさっそく新婚旅行に旅立ちました。哲生氏はイギリスからの帰国子女だったようですが、新婚旅行先に選んだのが、ガラパゴス諸島でした。イギリスやアメリカといった先進諸国は行き慣れていて、選択肢にはなかったのかもしれません。海外旅行に関して言えば、人見哲生氏は自慢に思えるほど旅行慣れした人でした。

ガラパゴス諸島に向かうには、南米のエクアドルを経由しなければなりませんでした。人見哲生氏は嫁と共にエクアドル最大の都市グアヤキルのホテルに滞在しました。エクアドル哲夫の名前はこの滞在地から付いたものです。エクアドル哲夫こと人見哲生氏と嫁は夜、ホテルのレストランではなく別のレストランに行くことにしました。その時にホテルが用意したハイヤーを利用するはずでした。

しかしここで問題が起こりました。ホテルのハイヤーは普通のタクシーの10倍の値段を求めてきたのです。エクアドル哲夫こと人見哲生氏は激怒し、ハイヤーの運転手ともめて、帰りに関してはハイヤーを拒否してしまったのです。そうなると、帰りは流しのタクシーを利用するしかありません。こうしてエクアドル哲夫こと人見哲生氏と嫁は危険な世界に足を踏み入れてしまいます。

エクアドル哲夫こと人見哲生氏が選んでしまった流しのタクシーは安全対策がしっかりなされていませんでした。流しのタクシーの中には運転手までグルの強盗であるパターンが多いのです。ともあれ、人見哲生氏と嫁はタクシー強盗に襲撃されてしまいました。嫁の真梨子さんは重傷を負い、人見哲生氏は殺害されてしまいました。

人見哲生氏が殺された現場は、観光客を狙った「短期間(特急)誘拐」という強盗が頻発していました。人見夫妻はこの手の強盗に遭ったとみられています。強盗に遭った際、人見哲生氏は自分の嫁を案じてかばおうとしたらしいです。結果、凶弾に倒れてしまいました。嫁の真梨子さんも重傷を負います。警察が駆け付けた時には金品などの持ち物はもちろん、衣服の一部も強奪されていたと言われています。
嫁の名前がキーワード?

エクアドルは治安の悪い国で有名です。他にも日本人が何人も襲撃され、怪我をしていました。人見哲生氏は帰国子女ですから、日本が特別に安全な国であり、外国ではそういった安全神話は通じないとわかっていても良さそうなものです。ここで嫁の名前が重要なキーワードになった可能性があります。ピストルを持った強盗が相手なら、刺激しないことがいちばんです。
「ノー、マリコ」が「やめろ、オカマ野郎」に

人見哲生氏がエクアドル哲夫と呼ばれるきっかけの1つになったのが、このエクアドルでの強盗との対峙方法でした。人見哲生氏はスペイン語を話すことができませんでした。スペイン語で「イエス」は「ヤー」と言いますが、「ノー」は英語と同じ「ノー」という発音です。そして重要なのが真梨子さんの名前です。「マリコン」とはスペイン語で「オカマ野郎」という相手を侮辱する言葉でした。

もし人見哲生氏が嫁の真梨子さんをかばおうとして「ノー、ノー、真梨子!」と叫んでいたとしたら、相手にどう聞こえるでしょう?「やめろ、やめろ、このオカマ野郎!」と聞こえてしまいます。こうして人見哲生氏は強盗を挑発してしまい、殺害された可能性があるのです。無理には殺すことはなくとも面倒に思って殺して死体から金品をはぎ取ったほうが早いと考えたのかもしれません。
プリケツ大往生という悲惨な亡くなり方

人見哲生氏が殺され、道路に転がされた写真がネット上に広がりました。ではなぜ「プリケツ大往生」と言われるようになったのでしょうか?道の真ん中に横たわっていた人見哲生氏を脇に寄せようと、警察官か誰かがズボンの裾を引っ張っていきました。その結果、ズボンがずれて、お尻が見える形になってしまいました。

これを見たネットユーザーのうちの誰かが「プリケツ大往生」と揶揄しました。あっという間に人見哲生氏はエクアドル哲夫となりプリケツ大往生したことになりました。やがてネットでは「プリケツ大往生」で検索するだけでエクアドル哲夫の名がヒットするようになりました。

幸せに満ち溢れていた新婚旅行中の出来事でした。こんな悲劇に見舞われることになった人見夫婦は気の毒としか言いようがありません。この強盗殺人事件にエクアドル内務省は最大で10万ドルの懸賞金をかけて、事件の目撃情報を呼びかけました。グアヤキルはガラパゴス諸島への直行便が発着する玄関口としても知られていました。多くの日本人客が訪れるため、政府も注意喚起を促しています。

嫁の真梨子さんは車椅子姿で帰国しました。足はギブスをはめた状態で、大変痛々しいものでした。テレビで事件は報道され、若い夫婦がエクアドルで殺傷された事件を人々は目にしたはずです。しかし、その後どれだけの人が思い出したでしょうか?テレビを流し見していた人達の脳裏からは忘れられていった事件です。しかいネットユーザーの中で人見哲生氏の存在を知っていた人は釘付けになったことでしょう。

その後、捜査の結果、エクアドル哲夫を殺害した犯人は逮捕されました。裁判も行われ、懲役30年の懲役刑となりました。エクアドル哲夫が殺害されてから、日本政府もホームページでエクアドルに旅行する危険性を告げるようになりました。エクアドルのグアヤキルにしても大金を落としてくれる日本人観光客が減ってしまうのも問題でした。したがってエクアドル政府も犯人探しに必死だったことでしょう。

あれから4年の月日が流れました。エクアドル哲夫の嫁と言われ続けた真梨子さんはどうしているのでしょうか?もう4年が経過しているのですから、再婚していてもおかしくありません。しかし夫が殺されたのは新婚旅行中でした。衝撃は激しかったことでしょう。それを忘れるために再婚したとしても誰が非難できるでしょう?真梨子さんは再婚していて別の幸せを見つけたかもしれません。
エクアドル哲夫と人見氏があだ名された理由
エクアドル哲夫とは?

人見哲生氏はエクアドルでプリケツ大往生という亡くなり方をしてしまいました。ではなぜ人見哲生氏はエクアドルで死ななければならなかったのでしょうか?「ノー、ノー、マリコ」以外にも、人見哲生氏が亡くならないで済む方策はあったはずです。海外旅行での安全は、お金を払って得るものです。お金をケチっていたらそれだけで命の危険があるのです。少なくともエクアドルはそういった場所でした。

海外旅行では日本の常識は通用しません。日本の常識を疑え、が基本理念となります。「常識を疑え」とは、誰が言った言葉でしょうか?それはともかく、日本の外務省もホームページで流しのタクシーの利用に警告を行っています。ここも「常識を疑え」なのです。そもそも治安の悪い国で夜に外出するのも「常識を疑え」なのです。もしそれでも強盗に遭った場合は、抵抗してはいけません。これも「常識を疑え」なのです。
エクアドル哲夫は略してエク哲とされることも

現在「エクアドル哲夫」でウェブに検索をかけると、「エク哲」なる言葉もヒットします。エクアドル哲夫は、ただ単に人見哲生という男性がエクアドルで亡くなったというわけだけではなさそうです。エク哲とは、「エクアドル哲夫の哲学」という意味で使われている場合もあります。エクアドル哲夫には、どんな立派な哲学があったというのでしょう?そもそもエクアドル哲夫は有名人だったのでしょうか?

結論から言うと、エクアドル哲夫こと人見哲生氏は、ネット上で結構な有名人でした。それもあまりいい意味での有名人ではありませんでした。人見哲生氏はツイッターで2000以上ものツイートをしていました。そのどれもが、いわゆる「意識高い系」と言われる呟きで、それを目にした人々は妙な不快感を覚えていたのです。

意識高い系とは、中身が伴っていないのに自分を過剰に演出してしまう若者を指します。また、前向きすぎて空回りしていたり、特にネット上で自分の経歴や人脈などを演出し、自己アピールを絶やさない人のことを意味しています。エクアドル哲夫はまさにこの「意識高い系」の若者だったのです。
エクアドル哲夫が嘲笑される理由であるSNS

「エクアドル哲夫」だったり「プリケツ大往生」だったり、人見哲生氏はなぜこんな言い方をされたのでしょう?そこには1つの大きな理由がありました。しかし、現在、その理由の全てがわかるのは、当時、人見哲生氏のツイッターをリアルタイムで見ていた人に限られてしまいます。それは人見哲生氏が発信するツイッターでした。これがなんともネットユーザーをイラつかせていたのです。

「あの、自称意識高い系のツイートを連発していた男が、プリケツ大往生したぞぉ!」といった具合です。エクアドルで不幸にも殺害された人見哲生氏はすぐにネット上でエクアドル哲夫となってしまいました。嫁は何とか助かったものの、本人はプリケツ大往生してしまったというわけです。ネットユーザーをイラつかせ、最後には怒りまで覚えさせた「エクアドル哲夫のツイート」を現在見ることはできません。

現在、エクアドル哲夫の2000に及ぶツイートは凍結されていて、見ることができません。したがって、人見哲生氏の死後にエクアドル哲夫の名を知っても、その名前を付けた人々の奇妙なイライラ感を共有することは難しくなっています。「エクアドル哲夫はプリケツ大往生した!」と嘲笑している人々の気持ちを完全にはわかることができないのです。
エクアドル哲夫=人見哲生さんの理由
哲生が哲夫とされるのは笑い飯にある?

人見哲生氏がエクアドル哲夫になった理由がおぼろげながら理解できたとしても、「哲生」が「哲夫」になったのはなぜでしょう?単なる表記間違いでしょうか?それならば途中で誰かが訂正して終わりです。しかしエクアドル哲夫は「哲生」ではなく「哲夫」として流布されています。ここにある理由があると主張する人々がいます。それはお笑いコンビ「笑い飯」のネタからくるものというものでした。
「常識を疑え!」と叫んだ笑い飯・哲夫

「笑い飯」はM-1グランプリのファイナルに何度も残るお笑いコンビで2010年には優勝もしています。西田幸治と哲夫のコンビで、ボケとツッコミを器用に使い分ける特徴があります。この2人が「エクアドル哲夫」「エクアドル西田」となったネタが2ちゃんねるにコピペされました。エクアドル西田とエクアドル哲夫が交互に強盗犯役になり、「常識を疑え!」「ケツ出しとんやないかい!」とノリツッコミを繰り返したネタでした。

「やい、金を出せ!」「学び、常識を疑え!考えないと脳は腐るんやで」「うわ、なんやこいつ、気持ち悪いわ!バンバンバン!」「うわ、やられたー」「なんや結局死んどるやないか!お前ケツ出したいだけちゃうんか!もういい代われ!お前が強盗やれや!」「やい、金を出せ!」「常識を疑え!」いかがですか?エクアドル哲夫の世界が満載なネタではないでしょうか?

このことから、エクアドル哲夫が「哲生」でなく「哲夫」な理由は、笑い飯のコンビが「哲夫」であったからという理由になっています。真偽のほどはわかりませんが、これが一般的な理由になっています。ただしエクアドル哲夫は「常識を疑え!」とネタで叫んでいたわけですから、これも「常識を疑え!」の論理で考えなければいけないのかもしれません。
プリケツ大往生と誹謗中傷される理由

エクアドル哲夫はプリケツ大往生したと言われるようになった理由は、前述した通り、事件後の写真が公開されたことが原因です。確かにズボンは下げられ、無残に寝転がっています。プリケツ大往生はまさにその通りなのですが、なぜエクアドル哲夫はそこまで言われてしまうのでしょう?死してなお「プリケツ大往生」と誹謗中傷されるほど、ネットユーザーは怒りが溜まっていたようです。

他人と比べて自分は勝っているという感覚を確実に感じさせるツイートを続けた人見哲生氏は、海外旅行に関しては大きな自信があったようです。そこがネットユーザーのムカつくところでもありました。そんな彼が無残に尻を晒してプリケツ大往生したという話は愉快だったのかもしれません。やがてプリケツ大往生したという写真を見なかった人も「プリケツ大往生」と言って人見哲生氏をこき下ろしました。
エクアドル哲夫の名言集

人見哲生氏が呟いた2000ものツイートは現在、見ることはできません。しかし、少ないながらもネットユーザーが保存しておいたツイートを見ることはできます。「意識高い系」の匂いがするものばかりです。そういったものが厳選して残されたのかもしれませんが、以下に少し紹介します。
エクアドル哲夫「常識を疑え」

「常識を疑え!」はエクアドル哲夫の有名な言葉の1つです。結婚式の神父に関して、なぜ外国人で日本語の発音が悪いのかに関する次のツイートから有名になりました。教会の神父は日本人で構わない、日本語が下手な必要もない」と言ってから余計な一言「おれは帰国子女でネイティブ同様だ」と言います。エクアドル哲夫は「学び、常識を疑え」と説きます。考えることをやめると脳は腐るのだそうです。

この「常識を疑え」と呟いたエクアドル哲夫にネットユーザーは総ツッコミを入れます。「まず日本での常識を疑うべきだった」と海外旅行で疑うべきは日本の常識だというのです。確かに治安の悪い国での行動に関して言えば、「日本の常識を疑え!」は納得です。
エクアドル哲夫「目的意識がないなら海外に行く価値はない」

目的意識もないのに海外に出かけることを「価値のないこと」とエクアドル哲夫は説きます。自分はカナダ、ロンドン、韓国、インド、ハワイと様々な場所に目的意識をもって出かけたと自慢します。ただ、「今は目的意識がない」とし、もうすぐやって来るお盆をどう過ごそうと呟きます。海外旅行に関するこうしたつぶやきが「意識高い系」と言われるゆえんなのかもしれません。

エジプトから帰国したエクアドル哲夫は、最高の旅だったと感想を呟きますが、ここでもまた余計なことを言います。インドと同じように、上手にウソをついて少しでも多くの金をとろうとする人間が多過ぎると嘆く一方で、おれは百戦錬磨だから大丈夫と自慢します。百戦錬磨と語るくせにプリケツ大往生してしまいました。自称「知ってます」感が溢れる人ほど失敗を犯しやすいことはよくあります。
エクアドル哲夫「おれなら撃つけどな~」

刑事と犯人、強盗と被害者の間で言われる「動くな。動くと撃つぞ」といったシーンについてもエクアドル哲夫は疑問を呈します。「おれなら足を撃つ」のだそうです。相手はひるみ、形勢が逆転されてしまっても大丈夫だからというのです。犯人は形勢逆転されないようにエクアドル哲夫を殺してしまったのでしょうか?金さえ奪えれば相手の生死は問わないのが多くの強盗です。
エクアドル哲夫「結婚の順番」

エクアドル哲夫は結婚の順番についても呟きました。結婚の順番で1番目は駄目な奴ら、2番目はできちゃった人たち、3番目は普通の人々、4番目は事情がそれぞれの残りの人たちなのだそうです。自分は27歳で3番目に入るそうです。この時はまだ嫁と出会っていなかったのかもしれません。
エクアドル哲夫のお嫁さんは再婚した?
嫁が再婚したという噂が

エクアドル哲夫の嫁の真梨子さんは実況見分に立ち会い、かなりの衝撃を受けたと思われます。何しろ新婚旅行中の悲劇です。立ち直って、再婚という新たな幸せの道を考えても少しもおかしくありません。再婚をすれば、名前が変わります。再婚することで世間に埋もれていくのも悪いことではありません。

そんな真梨子さんが再婚したという噂がネット上に流れたことがあります。「エクアドル哲夫の嫁が再婚した?」とネットユーザーは騒めき立ちました。実際に嫁の真梨子さんは再婚したのでしょうか?
再婚したとは噂に過ぎないのか?

果たして真梨子さんは再婚をしたのでしょうか?調べてみると、再婚したという根拠のある話は見当たりませんでした。再婚するにしろ、再婚しないにしろ、早く悪夢は忘れて欲しいものです。日本に暮らしている限り、ネットを見ない日はないでしょう。元夫がエクアドル哲夫と呼ばれていることも知っているはずです。早くエクアドル哲夫の嫁ではなく、再婚して幸せを掴んで欲しいものです。
エクアドル哲夫さんがいった地の治安
南米は治安が悪い?

南米は治安が悪い国が少なくありません。エクアドルも例外ではありません。近年、都市部での犯罪件数は増加の傾向にあります。日本人は金持ちのイメージが強く、狙われやすいという特徴もあります。観光地やマーケットなど人通りの多い場所ではひったくりなどの犯罪が多発しています。なるべく賑やかな通りを歩くことは鉄則ですが、気を緩めないようにしましょう。

テロに関する情報は常に最新のものを得ておきましょう。エクアドルでは日本人を狙ったテロ事件はまだ起きていません。しかし今後起こる可能性がないわけではありません。誘拐、脅迫、テロ行為などに遭遇することがないよう、出かける前にホームページの確認をしておきましょう。

エクアドルでは日が落ちてからの外出は避けましょう。常に危険と隣り合わせにあることを認識しておく必要があります。キト市やグアヤキル市では近年ひったくりや昏睡強盗など悪質な犯罪が多発しています。事前にエリアの情報を押さえ、避けられるトラブルは避けるようにしましょう。さらには移動手段は慎重に選びましょう。便利なタクシーですが無線タクシーを使うか、一流ホテルから乗車すると安心できます。

さらには国境付近の都市を訪れるのは避けたほうがよさそうです。エクアドルの出入国に陸路は避けるのがベストです。国境付近のエリアは特に治安が悪く、外国人を狙った強盗事件が多発しています。また入国管理局に不当な金銭を要求される場合もあります。さらには暴力を振るわれたりする場合もあります。まさに「平和な日本の常識を疑え」なのです。

密輸グループや反政府組織が潜伏している可能性が高いのも、国境付近の都市です。そんなものに遭遇してしまうと非常に危険です。外国人観光客が誘拐される事件も発生しています。自分の身を守るためにも、国境付近には近づかず、比較的安全と言われるエリアのみを利用するようにしましょう。
エクアドル哲夫さんの誹謗中傷はやめよう

強盗に襲われ、悲しい最期を遂げてしまった人見哲生氏は、自分の死後にネットでこんな風に言われているのを知っているのでしょうか?願わくは何も知らずあの世に行って、魂は平和であることを祈るのみです。でもそれは人見哲生氏が生前にさんざん呟いてきたツイートを知らない人間の論理なのかもしれません。ただ人見哲生氏を知っているネットユーザーの全てが人見氏の死を叩いているわけではありません。

「もういい加減にしろ」「そっとしておいてやれ」という言葉がないわけでもないのです。ネットの世界は1つの話題が広がってしまうと、収拾はつかなくなります。誰が発した言葉かわからなくなってしまい、感情的な言葉のみが独り歩きしていきます。人の噂も七十五日と言います。人見哲生氏を忘れるのに七十五日では足りなかったのかもしれません。