プリザーブドフラワーとは?作り方や材料・飾る時の注意点も紹介
花のある暮らし。お洒落で憧れますね。しかしお手入れが大変、枯れてしまう。そういった理由で諦めた方にオススメなのが、お手入れ不要、枯れないプリザーブドフラワーです。作り方がわかると嬉しいですね!自宅でも簡単に作れるプリザーブドフラワーの作り方をご紹介します。
目次
プリザーブドフラワーとは?
生花を特殊加工したもの
特殊な液体に生花を沈めて、脱水・脱色をした後に着色加工を施した花。それが今人気のプリザーブドフラワーです。プリザーブドフラワーは、特殊加工を施しているので、壊れにくくみずみずしい状態を長く保てます。きちんと管理すれば、3年~5年。うまくいけば半永久的に楽しめるとも言われています。壊れにくいのでアレンジしやすいのも人気の理由ですね!
生花と違い枯れることがない
プリザーブドフラワーは、生花のようなみずみずしさがあるのに枯れません。さらに耐久性も備わっているので、自分でアレンジするのも楽しいです。そして自宅での作り方もあるので、新鮮な花、必要な材料と作り方を覚えて、是非手作りしてみましょう。少し手間暇かければ、自分でも今人気のプリザーブドフラワーが作れるなんていいですね!
青いバラのプリザーブドフラワーもろた😭😭😭😭
— 健太 (@longnight_moon) September 7, 2017
誕生石のサファイアの色で、石も付いてるんだよ😭😭😭
ありがとう、ありがとう😭😭😭 pic.twitter.com/IHOKqBfh5j
話題の青いバラ。プリザーブドフラワーは自分で着色を施すので、好きな色を楽しむこともできます。青いバラの花言葉は『夢叶う』『奇跡』『一目惚れ』『神の祝福』などと言われているので、恋人の夢を応援する場面などでプレゼント!なんていうのもロマンチックです。ほか、バラ全般に『愛』という花言葉があるので、誕生石の色にして、誕生日にプレゼントもいいですね。

ドライフラワーとの違いは?
どのように作られているのか?
ドライフラワーは、プリザーブドフラワーとは違って一切加工は施さず、花や果実そのものを、そのままの状態で乾燥させて作ります。花さえあればプリザーブドフラワーほど材料を揃えなくても作れちゃうので、こちらも人気ですね!いただきものや、結婚式で使用した思い出の花は、こちらの方法で保管もいいですね!
それぞれにいいところがある
プリザーブドフラワーは少し手間はかかりますが、色までアレンジできたり、みずみずしさと耐久性があり、生花のようなのに枯れないという加工花になります。ドライフラワーは生花をそのまま乾燥させているので、プリザーブドフラワーほど手間がかからず、思い出の花を保管するのに向いていますね!そしてプリザーブドフラワーにはないアンティーク感も素敵です。
プリザーブドフラワー花冠新作❤️バタフライブルー❤️ pic.twitter.com/EqrmdCfCfc
— 花文(秋葉原のお花屋さん) (@hanabunsan) October 18, 2017
プリザーブドフラワーは、自分で着色を施して作るので、自然にはないような神秘的な色の花までつくれちゃいます。それに耐久性にも優れているので、花冠などのアレンジもいいですね!
プリザーブドフラワーの作り方①用意するもの
生花選びで気を付ける事
プリザーブドフラワーを綺麗に仕上げる作り方。まず大切なのは生花を選ぶ際に、6~7分咲きの新鮮なものを選ぶこと。それが仕上がりの美しさを左右します。6~7分咲きの生花を選ぶ理由は、完成に1週間~10日かかるので、満開になっていないものをあえて選びます。特に花びらに傷がないことを1番気にしながら生花を選びをしましょう。
薬局や文具店で用意できるもの
その他必要な材料で、薬局や文具店で揃いそうなものは『消毒エタノール』『精製グリセリン』『インク』です。『消毒エタノール』や『精製グリセリン』は近頃、手作り化粧水や、手作り虫除けスプレー、掃除用品と様々な用途で使われています。材料の中でも比較的手に入れやすいでしょう。『インク』は万年筆や、プリンターのインク、食紅でもOKです。
家にありそうなもの
プリザーブドフラワーを作るにあたって、家にありそうな材料は『アルミホイル』『キッチンペーパー』です。あとアルコールを使用することになるので、肌荒れが心配な方はゴム手袋の着用と、花を扱うためのピンセットを用意することを推奨します。
ちょっとアートなピクチャーアレンジ♡
— フラワーサロンづくり♡星野久美 (@fleur_tres_chic) October 19, 2017
こちらも土台から手作りなので、模様、色合いはお好みで♬
この雰囲気はちょうどこれからの季節、クリスマスにもピッタリ!
薔薇は全てプリザーブドフラワー使用。#ピクチャー#ピクチャーアレンジ#クリスマス pic.twitter.com/iDT4jfpHuu
最後に材料をまとめておきます。『6~7分咲きの新鮮な生花』『消毒エタノール』『精製グリセリン』『インク』『アルミホイル』『キッチンペーパー』『花が入る大きさの密閉容器を色の種類の数』そして推奨するものが『ゴム手袋』『ピンセット』です。少し手間と時間はかかりますが、その分完成した時の喜びは素晴らしいものなので、是非挑戦してみてくださいね!
プリザーブドフラワーの作り方②花の脱水・脱色
生花の仕込みをしよう
まずは生花を枯らさないように、水につけながら茎が10センチほどになるように、斜めにはさみを入れてカットしましょう。切り口をそのまま30分ほど水につけておきましょう。その後茎をなるべく花首から短くなるようにカットしましょう。
1日かけて脱水と脱色をしよう
生花が入る大きさのカップを用意し、生花を入れ、生花が全てつかりきるくらいの量の消毒エタノールでつけ込み、アルミホイルで落とし蓋をし、1日かけて生花の水分と色を抜いていきましょう。
プリザーブドフラワーの作り方③着色液を作る
液体と着色料を調合しよう
2日目、前日に消毒エタノールにつけこんで、水分と色を抜いた花を着色していくための液体を作っていきます。精製グリセリン2に対して水を1の割合で混ぜ、そこにお好みの色のインクも加え、よく混ぜておきましょう。
着色液の作り方で最も重要なのは温度!
着色液に望ましい温度は人肌。つまり35~36度くらいになるように、レンジで少しずつ様子を見ながら温めましょう。これで着色液の浸透も良くなり、仕上がりのみずみずしさと鮮やかさが一層増します。着色液を温めるとき、そのまま花をつけられるくらいの大きさで、レンジ使用可能な容器だと、なおいいでしょう。
プリザーブドフラワーの作り方④花の着色・洗浄
着色液に花を入れて3日程待とう
着色液ができたら、そこに前日から消毒エタノールにつけこんでいた花を、着色液に入れて3日~5日間、液を花に吸収させましょう。ポイントはしっかりと花全体、特に茎がつかるようにすることです。
花の洗浄をしよう
3日~5日間様子を見ながらしっかりと色がついたら、花を傷つけないようにゆっくりと取り出し、消毒エタノールで優しくよくすすいでください。その後も花を傷つけないように気をつけながら、そっとキッチンペーパーで花を包みながら、花全体の水分をとりましょう。
プリザーブドフラワーの作り方⑤花を乾燥させる
お菓子などについている乾燥剤が使える!
ここまでくると、手作りしているプリザーブドフラワーに、愛着が湧いてきていますよね!あと少しです!キッチンペーパーで水分を取り除いた後は、乾燥させていきます。その際、食材などによくついている乾燥剤が利用できます。プリザーブドフラワー作りを考えている方は、日頃からとっておきましょう。使用しなくても通常より少し長く乾燥させればOKです。
乾燥させて完成!
乾燥期間はおよそ2日間!乾燥剤とともに密閉容器に花を入れ、日陰に置いて乾燥すれば、プリザーブドフラワーの完成です!ドライヤーで乾かすのも良いみたいですが、やはり乾燥するまでは慎重に扱いたい。という方は乾燥剤入りの密閉容器で2日間乾燥させる、または日陰でゆっくり乾燥させましょう。
プリザーブドフラワーの作り方⑥アレンジ
乾燥後はアレンジをしてみよう!
プリザーブドフラワー。やはりアレンジは楽しみですね!耐久性に優れていることから、このように掛け時計なんかにするのもお洒落で可愛いです。これはプレゼントにも喜ばれそうですね!
お洒落なインテリアに
自分好みの色に着色し、キャンドルホルダーにちょこんと置いてみたり、好みの容器などに入れたり、ブーケを作ったり、アレンジ方法は無限です。それもまたプリザーブドフラワーの人気の1つに違いないですね!
プレゼントにも人気!
友人の結婚祝いにフォトフレームの飾り付けとして、プリザーブドフラワーを使用するのもいいですね!花のプレゼントは嬉しいものですが、このように、プレゼントする品物の飾り付けに造花ではなく、1から手作りしたプリザーブドフラワーを使用するのは、とても心がこもっているプレゼントになり、さらに喜ばれるでしょう。
プリザーブドフラワーを飾る時の注意点は?
直射日光や強い光に弱いので注意を!
プリザーブドフラワーは、日光や照明をたくさん浴びてしまうと、少しずつ色あせてしまいます。それはそれで味が出ていいのですが、色あせをなるべく避けたい方は、日光や照明が直接当たってしまう場所にプリザーブドフラワーを置くことを避けましょう。そして少しでも美しさを長持ちさせたい方は、さらに風通しの良さも気にするといいです。
エアコンの風に弱いので注意を!
プリザーブドフラワーは、そよ風程度の風は、長く手元に置いておくためにはいいのですが、エアコンの風は劣化させてしまうので、避けるように心がけましょう。
プリザーブドフラワーで日常に彩りを
まるで生花のようにみずみずしさが保たれたまま、色鮮やかでお手入れ不要。なのに枯れることのないプリザーブドフラワー。人気の理由がわかりますよね!手作りは少し時間と手間がかかりますが、日常の合間に少し作業するだけで完成します。心を込めて手間暇かけて作った愛着ある、プリザーブドフラワー。お部屋に置いて花のある暮らしを始めましょう。