車中泊は冬でもできる?参考になるブログや暖房自作法・防寒対策や必需品
最近、車内で寝泊まりしながら旅をする車中泊が人気です。しかし冬になると車中泊には寒さによる様々な問題が出てきます。窓から寒さが入り込む場合、暖房はどうすればいいか、必需品はあるのかなど冬の車中泊を楽しむための方法を参考になるブログと共に紹介します。
目次
車中泊は冬でもできるの?

今、車中泊が人気です。車で旅に出かけ、車中泊をしながら楽しんでいる人たちがブログを公開してくれています。そんなブログを読んでいると、車中泊って楽しそうだなと考えるようになるものです。車中泊の様子をブログで紹介している「デリカスペースギアで家族3人GO!GO!車中泊!」のブログ主、ムク子さんは車中泊の魅力を次のように語ります。

車中泊は時間に縛れれなくて気楽です。何時頃までチェックインというのがなくて気が向いた時に旅行に行けます。またペットも一緒に旅行ができます。さらには素泊まりするなら車中泊がいいと思ってしまうとブログでムク子さんは言います。宿代を節約することで思い切り食事にお金がかけられます。節約していると旅行に行く回数が増えるところも車中泊のメリットなのだそうです。

「車中泊軽キャンパーテントむし★まるなな!!」というブログのブログ主である、まるななさんは北海道でパソコン講師などをしながら車中泊を楽しんでいます。まるななさんのブログには愛車「テントむし」と共に北海道に住んでいるからこそ書ける車中泊の記事を書いています。北海道といえば冬の厳しさは本土の比ではありません。まるななさんもブログで言います。「冬でも車中泊がしたいんだ!」
車中泊の冬は窓はどうする?
まるななさんがブログで紹介してくれている通り、冬の車中泊は過酷です。冬の車中泊の時は外気温がマイナス10度、室内温度が0度です。ブログによると、まるななさんの愛車にはサブバッテリーなどありません。したがって電気毛布は使えないのです。さらになるべくお金をかけずに暖房など冬の寒さ対策をしています。まるななさんはブログで「窓は必ず塞ぐ」「窓はカーテンだけじゃダメなんだ!」と説きます。

他の車中泊のブログを見ていてもよく出てくる基本テクニックとして、銀のロールマットを車内で窓枠を塞ぐという方法があります。銀シートは丸めると跡がつくので、蛇腹で折りたためるものがおすすめです。銀マットは冷たい外気をシャットアウトしてくれるので「絶対必需品!全然違う!」と言います。お金がある人はマルチシェードというものがありますから、それをおすすめしています。
冬の車内で快適に過ごすには?

ブログ「ハスラー車中泊・車中飯日記」のブログ主さんも冬の車中泊の経験を記事にしてアップしています。2017年2月に車中泊をしてきた経験を記事にしてブログにアップされています。それによると、近場の道の駅で一泊した朝、寒すぎてコーヒーを沸かそうとしたらボンベが冷え過ぎて使えなかったそうです。その時活躍したのが登山用コンロでした。

このように冬の車中泊では、予備手段が必要だと「ハスラー車中泊・車中飯日記」のブログ主さんは説きます。このブログ主さんは車中泊に道の駅を利用しました。こうした車中泊で使う場所に関しても、冬の場合はいろいろ注意が必要なようです。寒い冬の車中泊で快適に過ごすため、どんな暖房器具を使えばいいのでしょう?冬の車中泊にはさまざまな必需品があり、コツやテクニックがいるようです。
車中泊の冬場を快適に!
テクニック①トイレや売店の近くに駐車

車中泊する場所は、トイレや売店などが近くにあると、何かと便利です。パーキングエリアや道の駅といった施設は、トイレも食料が手に入れられる施設が完備してあります。車中泊に便利な場所と言えるでしょう。冬の場合、いちばんいいのは屋根付きの場所に駐車することです。雪の多い地域では、眠っている夜の間に雪が積もってしまう場合があります。朝起きたら周囲が雪で出られないなんて事態もあるので注意しましょう。
テクニック②暖房能力を上げる目張り

車は内装が整えられているのでいいですが、外側は窓があるただの鉄の箱です。冬の車中泊の場合、暖房をつけても車内が冷える原因は外気の冷たさです。冬場の車中泊には窓を目張りして、車内の暖房環境を整えましょう。目張りの方法としては自作の方法と、市販品の利用とがあります。ここでは目張りの自作方法を紹介します。

まず、窓枠の輪郭取りから行います。新聞紙を窓に当てながら、ペンなどを使って輪郭を取り、型紙を作ります。次に銀マットを切り出します。作った型紙に合わせて銀マットを切り出していきましょう。切り出しの際は、型紙より5㎜から1㎝だけ大きめにカットしましょう。これで完成です。使用しない時は丸めてコンパクトに収納しましょう。
正規品の「マルチシェード」は高価ですが、自作をすれば1000円ほどで作ることができます。使用する銀マットはホームセンターやamazonなどのネットでも購入することができるので、身近なもので作ることができてしますのも便利です。これで冬の車中泊の永遠の敵である冷気をしっかり遮断しましょう。
テクニック③寝る場所を作る
車中泊というと、人気YouTuber、カズチャンネルのカズさんが参考になる動画をアップしています。福井に住むカズさんは長い距離を車で走る機会が多いのです。家に帰り着くまで、眠くなってしまったらインターチェンジで車中泊して、すっきりしたところで再びハンドルを握ります。車中泊ではシートを倒し、フラットな状態にして寝袋の下には銀シートのマットを敷いて寒さ対策をしています。
ずんだ教のカズです。6日ぶりに福井に帰ります。わざわざターミナル移動して買いに行きました。ほめてください。 pic.twitter.com/XEFVuUaiOn
— 福井のカズさん (@kazuch0924) November 14, 2018
カズさんが車中泊を行った時期は2017年3月です。冬から春になり暖かくなってきた時期なので、銀シートと寝袋といった最小限の必需品で夜を明かしました。冬の車中泊はもっと過酷になります。それでも、朝には窓に結露がありました。カズさんはアウトドアを積極的に楽しむ体力系YouTuberなので、この他にも車中泊の動画をアップしています。車中泊ビギナーには参考になることばかりです。
テクニック④暖房にも注意!

冬の車中泊はどうやって暖を撮るかが重要です。車に搭載されているメインバッテリーにインバーターをつないで電気を使うと、電気が空になってしまいます。そうなるとエンジンがかけられなくなるなどのトラブルになります。そこで車中泊をする人は、サブバッテリーという電気製品を使うためのバッテリーを用意しましょう。サブバッテリーは電気製品を使うための、電気を蓄える電池のような仕事をしてくれます。

サブバッテリーで現在主流となっているのが、リチウムイオンバッテリーです。携帯電話やノートパソコンなどの携帯端末に使われているのと同じバッテリーです。リチウムイオンバッテリーは過去に使われてきた「鉛ディープサイクルバッテリー」よりかなり軽量です。軽ければ車の燃費の助けになります。結果CO2削減にもつながります。軽量だと持ち運びができる点もおすすめです。
車中泊を冬にするなら揃えておこう!

冬の車中泊を楽しむためには、どんなものが必需品となるのでしょう?春夏秋とは環境が全く違います。冬の必需品は何といっても防犯グッズと断熱グッズでです。意外なものが必需品となったりします。冬の必需品を揃えて、寒さから解放される車中泊を楽しみましょう。
持ち物①銀マット
冬に車内が冷える原因は、外気が関係しています。冬の車内の温度は暖房や人の体温で高くなってはいます。しかし外が冬の厳しい冷気になるにしたがって、車内にまで影響を及ぼしてきます。こうした外気の冷たさを軽減する防寒の上での必需品が、銀マットです。

銀マットはどのように使うのでしょう?ブログ主のまるななさんも、カズチャンネルのカズさんも銀シートを防寒対策に使っています。まるななさんは窓に貼りつけて防寒し、カズさんは自分が寝る寝袋と座面の間に敷いて車底から来る寒さをシャットアウトしています。
持ち物②断熱シート
断熱シートも冬の車中泊で防寒に使える必需品です。銀マットと同様に熱を伝えにくく、さらには遮光性の高い素材なので、断熱効果にぴったりです。断熱シートも、まるななさんがブログで紹介した目張りの方法で窓を塞ぐことができます。基本的に固定部品がいらないので、取り付けたり外したりが簡単にできるところもおすすめです。

断熱シートは車内の断熱をし、窓からの冷気をシャットダウンする他、車内をプライベート空間にしてくれる働きがあります。複数の効果がある必需品なのです。断熱シートは価格が安く、購入しやすいメリットもあります。加工や自作が簡単なので、準備するのに手間がかかりません。車中泊を予定していて、それが明日だという時など間に合うので、忙しい人にもおすすめです。
持ち物③寝袋
寝袋は長きにわたって、寒い冬のキャンプなどの必需品です。いちばんのメリットはコンパクトに畳むことができて、収納がしやすいということです。したがってかさばることなく車内で安全に保管ができるのです。寝袋には封筒型寝袋とマミー型寝袋があります。封筒型寝袋は、普段眠る時に使う布団に似ているので身体を圧迫しない作りです。安価なものが多く、手に入りやすいという特徴もあります。
いっぽうでマミー型寝袋は、首までぴったりカバーできるので、身体との密着度が高いタイプです。したがって冬の雪山など寒冷地に対応可能です。これこそ冬の車中泊にぴったりです。マミー型寝袋は封筒型寝袋よりもさらにコンパクトに畳めます。収納や持ち運びが簡単にできます。冬の車中泊を初めて経験したら「予想をはるかに上回る寒さ」に驚くことでしょう。しかし寝袋など防寒対策をしておけば寒さも軽減されます。
持ち物④電気毛布
冬の車中泊の必需品に電気毛布があります。電気毛布は名前の通り電気が必要です。最近の電気毛布は、車のシガーソケットに差し込んで使えるDC12Vのものが発売されています。エンジンがかかっていれば、バッテリー上がりを気にせずに使えます。いっぽうで前述したサブバッテリーを用意すれば、エンジンを切っている際の車中泊にも対応できます。

家庭用の電気毛布を冬の車中泊で使う場合には、インバーターの種類に注意が必要です。インバーターの100V出力の波形には矩形波と正弦波と呼ばれるタイプがあり、正弦波は値段が高い傾向にあります。家庭用の電気毛布は正弦波が主流になっています。これ以外は物によって動くタイプと動かないタイプがあります。電気毛布が車中で使えるか、メーカーに問い合わせるのが安心です。
持ち物⑤カイロ
寒い冬の必需品の中にはカイロもあります。カイロは冬の防寒設備のない場所でも有効に身体を温めてくれる車中泊の強い味方です。カイロを使う上で注意して欲しいことがあります。まず、直接体に貼ると低温火傷をひこ起こす危険性があります。眠っている間に自分の体重がカイロに加わってしまうことで、身体との密着性が高まり、熱の影響を強く受ける可能性があるからです。

したがってカイロを眠る時に使うのは避けたほうがいいでしょう、しかし車中泊は夜眠るのがメインです。寝袋の中でカイロを使用すると体温が上昇して温まることができます。したがって寝る前まで寝袋に入れておくのは効果的です。カイロは100均やドラッグストアでまとめ買いすると、費用が抑えられます。冬の車中泊にカイロを上手に利用しましょう。
持ち物⑥アンダーウェア
いくら暖房をきかせても、自分の体温を下げないことが防寒の基本です。そのため暖かいアンダーウェアは冬の車中泊の必需品です。アウトドアグッズが売っている店では、冬用に質の良いアンダーウェアがいろいろ売られています。メリノウールのアンダーウェアはおすすめです。柔らかく、肌触りもよく、首元までしっかりあるので暖房で温まった体の熱を奪いません。ハイネックタイプだとさらに防寒装備に活躍します。
持ち物⑦湯たんぽ
昔から夜の暖を取るのに使われてきた、冬の必需品が湯たんぽです。お湯を入れるだけで電気も使わず、コストもかからず使い回しができます。車中泊のために購入して、自宅でも使える点もおすすめポイントです。問題はお湯をどう調達するかです。コンビニなどで手に入りますが、電子レンジで温めるだけで温かくなる湯たんぽも売られています。
持ち物⑧エアーマット
後部座席がシートを倒してフラットになる車種ならば、エアーマットを敷いて眠ると、寝心地がよくなるだけでなく下からの寒さを防止してくれます。エアーマットも車中泊の必需品と言えます。冬の車中泊なら寝袋の下にマットを使うと、冬はより暖かく過ごすことができます。
車中泊冬の注意点
ステップ周りの暖房に注意

冬の防寒グッズや暖房グッズで温まったとしても、外から冷気が入ってしまえば寝ている間に身体が冷えてしまいます。車中泊では徹底的に外気をシャットアウトする必要があります。車で外気が入って来やすい場所としては、ステップまわりが盲点です。エアーマットやアルミシートなどでガードをしましょう。また荷物を置いて直接触れることがないようにしましょう。
床の暖房にも注意

車中泊をしようとする時、どうしてもシート以外のフロアや床に寝ることになります。車の床は冷たい金属に薄いファブリックをかぶせただけなので、シートよりはるかに身体が冷えます。防寒用の厚手のマットやアルミシートを敷いて、暖房をきちんときかせて、床からの冷気をしっかり防止しましょう。
窓の防寒にも気をつけて

冬の車中泊でもっとも冷たく感じるのが窓の部分ではないでしょうか?ガラス1枚ですぐ寒い外気にさらされているのです。せっかく暖房で温めても、車内はすぐに冷えてしまいます。そこで窓の防寒にフィルを貼ったり、カーテンをつけたりが効果的です。もっと本格的にするうには、ブログ主のまるななさんの項でも触れたスタイロフォームを利用するのも良いでしょう。
車中泊冬にぴったりの暖房器具

銀マットやシートなどで窓や床の寒さ対策をしても、真冬に1晩中寒さを防いでくれるとなると、少し難しいところがあります。寒さを防ぐだけでなく暖房で車内を温める必要があります。冬の車内を暖かくする暖房器具にはどんなものがあるのでしょう?
FF式ヒーターが便利

冬の車中泊に使える暖房としては、FFヒーターがいちばん有効です。ガソリンや灯油を燃料とし、車に直接つけるので、わざわざ持ち込む手間がありません。FFヒーターの設置には確かに費用がかかります。しかし1晩2リットル程度の燃料で済む暖房なので、ランニングコストはとても安いです。何よりもとても暖かく過ごせる点が大きなメリットです。一酸化酸素中毒の心配も、きちんと工事をすれば心配ありません。
電気毛布なども便利

冬の車中泊に手軽な暖房といえば、やはり電気毛布です。先にも挙げたサブバッテリーで利用するので、エンジンをかけっぱなしにしなくても、身体を温めてくれます。他に暖房がなく寒い車の中でも、暖かく過ごすことができます。
ガスストーブも有能
FFヒーターを取り付けたくてもそんなお金はないし、電気毛布では暖房に物足りなさを感じるといった時は車中泊用にカセットボンベでストーブを使う人もいます。転倒消火機能、立ち消え安全装置、不完全燃焼防止装置、圧力感知装置としっかり安全面が考えられたイワタニのカセットガスストーブがおすすめです。
車中泊冬は死亡事故も多い?
冬場のNG行為には気をつけよう!

車中泊は非日常性があって、すごくわくわくするものです。しかし相応の知識がないと周囲に迷惑をかけてしまします。さらには冬の車中泊の仕方を間違えると、事故を起こしてしまったり、死亡事故を引き起こしたりしてしまいます。思わぬところに危険は潜んでいます。だからといって、そうビクビクすることもありません。部屋で寝るのが車に変わっただけの話です。注意点を守れば心配入りません。
キャンプするなら寒さ対策を!

冬の車中でガスストーブを使う時に心配なのは、酸素不足による一酸化炭素中毒です。実際にガスストーブを使用した人は、気温7度の車内なら10分程度の使用でしっかりあたたまると言います。そこで消してしまうのがいいでしょう。もしつけっ放しにしておくなら、窓を数㎜開けて、換気をしっかり行う必要があります。
車中泊の冬場にNGな行為
エンジンかけっぱなしは中毒に!

冬の車中泊でやりがちで、なおかつ絶対にやってはいけない行為が、暖房をつけっ放しにして寝ることです。エンジンを稼働させたまま眠ってしまうと、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。さらに冬は寒いからと窓やドアを完全に閉め切っておくと、酸欠を起こす原因にもなります。車両の2か所は換気が行えるように窓やドアを開けておきましょう。

冬は暖房をきかせて寝たい気持ちはわかりますが、暖房のつけっ放しと密室状態で眠ることはとても危険なNG行為になります。また換気はサビやカビの原因になる結露も防止してくれます。
アイドリングは迷惑行為

車中泊は1人ぽつんとした場所で行うことは少なく、パーキングエリアなど他の車も多くある駐車場を使うことが多いです。周りに迷惑にならないよう、駐車場所を決めたらエンジンを停止させ、アイドリングをしないよう心掛ける必要があります。マフラーを改造している場合、音が騒がしいのでアイドリングには特に気を使いましょう。
窓やドアの開け閉めは最低限で

冬の車中泊に駐車場を決めたら、窓の開閉は周りに音が響く行動の1つです。冬の夜中は特に窓やドアの開閉はうるさく感じられるものです。バタッと力任せにドアを閉めるのは止めましょう。必要最小限の開け閉めに抑える心がけをしましょう。また窓などを少し開けておくと、半ドアになりにくく、ドアを何回も開け閉めする必要がなくなりおすすめです。
駐車する場所に注意

冬の車中泊の時、駐車する場所選びは、そこが傾斜地ではないか確認しましょう。「明らかに急な坂でなければ大丈夫」と思ってはいけません。道の駅などの駐車場は雨などの水たまりを計算して、勾配設計になっているのです。少しでも傾斜があると、肩こりや疲労が取れないなど睡眠の妨げになります。勾配を感じたらタイヤの下に板を何枚か敷いて、傾斜をなくすようにしましょう。

さらには冬の車中泊では安全面を考えた場合、何かの原因で車が動き出すこともあります。結果、家や人に衝突してしまう危険性があります。やむを得ずに傾斜地に車を止めるのなら、タイヤ止めを付けるか、バックギヤに入れておくなどの対策を取りましょう。
お酒は飲まないこと

冬の車中泊でNGな点は、お酒を飲むことです。もしも飲酒後に眠ろうとした時、隣の車のアイドリングがうるさかったらどうしますか?移動させようと車を運転させることになります。少ししか飲んでいなくても、運転して事故を起こしてしまった場合、飲酒運転になります。冬の車中泊での晩酌が楽しみな人もいるかもしれませんが、飲酒運転は重大な犯罪です。絶対に飲まないようにしましょう。
エコノミー症候群に注意

最近でも被災地で問題になっていた「エコノミー症候群」ですが、冬の車中泊でも他人事ではありません。狭い車内で同じ姿勢を保っていると、足の中に血栓ができてしまいます。歩行時などにその血栓が動きます。それが肺の血管まで達すると動脈を塞ぎ、肺塞栓が発生してしまいます。肺塞栓になるとまず息苦しくなります。さらに肺の広範囲まで血流が行き渡らなくなり、最悪命を落とす危険性もあります。

エコノミー症候群の予防のためには、長い時間同じ体勢でいないようにしましょう。1時間おきにストレッチをするのが効果的です。足を上げたり横に振ったりすると効果的です。水分補給も効果的なのでこまめに飲めるよう飲料水を用意しておきましょう。また深呼吸をすることもエコノミー症候群を防ぐのに有効です。30分に1回など時間を決めて行うと効果的です。
車中泊を冬にするなら安全第一で!
車内温度に注意しよう!

冬の車中泊は夏の車中泊より準備が多く必要です。雪が降った車外の気温はマイナス15度にもなります。窓に銀マットをはめ込んだ場合でも、車内温度は平均でマイナス5度ぐらいです。雪が降っていない冬であっても、朝方の外気温はマイナスになることもあり、冷蔵庫の庫内より寒いということになります。そのため冬の車中泊では車内の温度をどう保つかが課題になってきます。

冬の車外拍はつらいばかりではありません。日常の生活から解放され、自分だけの城である車の中で自分の世界に浸ることができる時間でもあります。また夏や冬といった四季を体感できることは、この上ない充足感を味わうことができるでしょう。寒さ対策をばっちりして、冬の車中泊を楽しいいものにしていきましょう。