高温期7日目で着床?体温が下がるとどんな症状が?フライング陽性は?
妊娠を希望していると基礎体温が上がる下がるで左右されてしまいますよね。高温期7日目は受精が成功した場合は、ちょうど着床する時期だといわれています。そのため人によっては妊娠超初期のような症状が出る方も。ここでは高温期7日目に起こる症状などについてご紹介します。
目次
高温期7日目は着床時期

妊娠を希望している方は、毎朝基礎体温をつけている場合が多いですよね。基礎体温をつけることで、排卵日がわかりやすくなったり、妊娠に気づきやすくなったりなどさまざまなメリットがあります。ただし、基礎体温は非常にデリケートなものなので、測る時間がいつもと違う、睡眠不足、ストレス、室温など外的要素に影響を受けてしまうものです。
受精してくれてるかなぁー
— けい🍋1人目活中 (@giveme0kei) December 21, 2018
着床してくれてるかなぁー
高温期推定7日目
ピエ-
そのため、基礎体温の変化を見て一喜一憂する必要はありません。女性は生理周期に合わせて低温期と高温期を繰り返しています。排卵後に低温期から高温期に切り替わり、約14日間続きます。高温期は黄体期とも呼ばれ、卵胞が黄色い組織に変化し、黄体ホルモンが大量に分泌されます。

黄体ホルモンはプロゲステロンと呼ばれますが、受精卵のベッドの役割をするために分厚くなった子宮内膜を維持したり、妊娠を継続させたりする働きがあります。そして黄体ホルモンには体温を上げる働きもあるので、黄体ホルモンが大量に分泌される排卵後は基礎体温も高い高温期と呼ばれる状態になるのです。

この高温期に入って7日目、高温期は約14日間続くので、ちょうど真ん中になりますが、受精卵の着床が始まる時期だといわれています。ここでは、高温期7日目に感じられる症状や、体温の上がる下がるといった変化、妊娠検査薬でのフライング検査などについてご紹介します。
着床とは?

高温期7日目頃に始まるといわれている着床。着床とは排卵後に受精した受精卵が卵管を通って子宮へたどり着き、子宮内膜に根を張ることです。精子と卵子が出会って受精が始まると、7日~10に程かけて子宮内膜に向かいます。子宮へ到着するまでにたくさんの細胞分裂があって、受精卵は胚盤胞に変化しています。

胚盤胞になるには、受精してから約5日といわれていて、胚盤胞になったのち、1日~3日後に着床するといわれています。そのため高温期7日目はちょうど着床の時期なのです。

高温期7日目頃に着床が始まるといわれていますが、排卵日がずれてしまうと高温期7日目だと思っていたのに実はまだ高温期5日目だったということもありえます。基礎体温は低温期と高温期がはっきりと2層になっている方もいれば、低温期から高温期からの移り変わりが緩やかだったり、排卵時期に体温が下がることがなく高温期に移ったりするとカウントを間違えてしまうことも。

高温期の始まりの日を間違えてしまうと、症状にずれが生じてしまいます。たった1日2日のずれであっても感じる症状が違います。妊娠を希望している方は着床が始まる高温期7日目は特にデリケートになってしまいがちです。そのため高温期7日目で感じられる症状がないと、妊娠していないのでは?と不安になってしまいます。
高温期7日目の着床の症状

着床が始まるといわれている高温期7日目ですが、個人差はあるもののいろいろな症状を感じる方が多いです。高温期7日目といえばまだ着床が始まったばかりではありますが、高温期7日目頃に着床が起こることによってあらわれる症状を着床症状といいます。妊娠を希望している方は着床症状はどのようなものなのか気になりますよね。症状は実にさまざまですよ。
高温期7日目の症状:オリモノの変化
高温期7日目の症状としては、オリモノの変化があげられます。高温期7日目頃の着床症状としてオリモノの変化を感じる方は多く、オリモノの量が増えた、水っぽくサラサラしたオリモノになった、オリモノに茶色のものが混じった、オリモノが白っぽくなったなどを感じる方が多いようです。
高温期7日目。
— ぶー子@AIH4回目 (@buuuchan_vt) December 16, 2018
いつも通りのおりもの多め、、
なんならいつもより低い基礎体温。
少しは期待させてよ😭
オリモノに茶色いものが混じったり、ピンクのものが混じるのは血が混じっているためです。これはいわゆる着床出血といわれるもので、受精卵が子宮内膜に着床するとき、少量の出血が起こることがあります。そのために起こるもので心配はいりません。でも出血が続いたり下腹部痛がある場合は病院を受診しましょう。
高温期7日目の症状:下腹部痛
お腹が張る!ガスが溜まってお腹痛い!下腹部チクチクする!
— まめ@1人目妊活中 (@mameokasan) December 4, 2018
という日常的はお腹の不具合が全部初期症状に思える高温期7日目
着床時期である高温期7日目にあらわれる症状として、下腹部痛もあります。下腹部痛は生理痛とはまた違った痛みで、現在のところは科学的根拠はありませんが、着床するときに下腹部に痛みを感じる方もいるようです。着床するときの痛みは着床痛と呼ばれています。
高温期7日目
— もちハム@一人目妊活中 (@with_ultra) June 21, 2018
昨日の夜下腹部にもやっと違和感
高温期7日目頃の着床時に起こる着床痛は、基本的には生理痛とは違いますが、痛み方や痛みの範囲には個人差があります。下腹部全体に痛みを感じる方もいれば、左右の卵巣のどちらか片方に痛みを感じる方、下腹部ではなく、鼠径部にひきつれ感を感じる方もいます。生理痛のような鈍痛ではなく、内側からチクっとするような痛みだと感じる方が多いようです。
高温期7日目
— もちハム@一人目妊活中 (@with_ultra) October 17, 2018
体温がやっと本気出した
昨日の夜から乳首痛
今日の朝から左の下腹部痛からの下腹部全体痛
この時期ガスたまるの何故なの…|д゚)ジー pic.twitter.com/abPTTlljpn
不妊治療を行っていて高温期7日目の着床時期に下腹部痛を感じる場合は少し注意が必要です。不妊治療で使用する排卵誘発剤などは着床後に卵巣が腫れやすいリスクがあります。卵巣が腫れている状態を放置すると、中に水がたまり、入院の必要が出てきます。高温期7日目頃に下腹部痛が長く続く、痛みが強い、お腹が腫れる場合は病院を受診しましょう。
高温期7日目の症状:イライラする

生理前になると何だか無性にイライラするという方も多いですよね。高温期7日目にも生理前と同じようにイライラを感じる方も多くいます。高温期7日目頃に着床が始まると妊娠を継続させるためのホルモンが増えるため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れるために起こるイライラだといわれています。
高温期7日目の症状:胸やけなどの吐き気

高温期7日目にあらわれる症状として、胸やけなど吐き気もあります。空腹などに関係なくムカムカと吐き気を感じる方も多くいます。これもイライラと同じように、ホルモンのバランスが崩れるために起こるといわれています。
高温期7日目の症状:胸や乳首の痛み
高温期7日目かなぁ。
— くま@遠恋からの入籍からの1人目妊活中 (@K37Pooh) December 13, 2018
乳首が痛いんだよね💦
いつもこんなことないのになぁ。
そして、今日は基礎体温低かったし
高温期7日目の症状として、胸の張りや乳首の痛みを感じる方もいます。生理前にも胸の張りや乳首の痛みを感じる方もいるので、着床症状と間違えやすいですね。これも着床によってホルモンのバランスが崩れたことが関係しているといわれています。
高温期7日目の症状:その他

高温期7日目に感じる症状として、オリモノの変化、下腹部痛、イライラ、吐き気などを感じる方も多いですが、それ以外の高温期7日目の症状としては、風邪に似た症状やだるい、めまい、体温が上がる、体温が下がるといった症状もあらわれることもあります。おかしいな?と思ったら病院で診察を受けましょう。
高温期7日目は基礎体温は上がる?下がる?
高温期7日目は基礎体温が二段上がりすることも
高温期7日目になると基礎体温が上がる下がるといった変化があらわれることがあります。高温期7日目に体温が少し上がるのは、二段上がりといわれるもので、妊娠症状のひとつです。二段上がりが起こる理由は、黄体ホルモンの分泌量が増えるため、高温期と呼ばれる体温が高い状態になるのですが、着床すると妊娠を維持しようとさらにホルモンの分泌量が増えるためです。

黄体ホルモンには妊娠を維持させたり、体温を上げたりする働きがあるため、高温期7日目頃に着床が起こると黄体ホルモンの分泌量が増えるので、さらに体温が上がるという二段上がりということが起こってしまうのです。

高温期の基礎体温は個人差がありますが、36.7℃ほどを維持しています。二段上がりでは普段の高温期の基礎体温からさらに0.3℃ほど高くなります。しかもその上がった基礎体温はしばらく続きます。基礎体温をきちんとつけていると二段上がりに気づきやすいので、妊娠が期待できます。
高温期7日目で体温が下がる原因は?
インプランテーションディップで妊娠の可能性も
着床時期の高温期7日目に基礎体温が高くなることは妊娠症状のひとつなので、高温期7日目で体温が下がるとがっかりしてしまいますね。高温期7日目で体温が下がるのは、インプランテーションディプの可能性もあります。妊娠7日目で体温が下がるインプランデーションディップは妊娠の可能性を示す症状のひとつなので、高温期7日目に体温が下がる=妊娠していないではありません。

インプランデーションディップとは、高い基礎体温が続く高温期で1日だけガクンと基礎体温が下がることをいいます。二段上がり同様に妊娠している可能性がある場合があります。インプランデーションディップは高温期7日目~10日目くらいの間に起こります。1日だけ基礎体温がガクンと下がっても翌日また通常の高温期の体温に戻っていれば妊娠の可能性があるかもしれません。
高温期7日目のフライング検査は意味なし!
高温期7日目では陽性反応はほぼ出ない
妊娠を希望していると、ついつい妊娠検査薬でフライング検査をしてしまいますよね。妊娠検査薬は通常生理予定日を過ぎて1週間ほどして行うと、正確に陽性か陰性かがわかるものですが、生理予定日を過ぎるまで待てない、すぐにでも妊娠しているかどうか知りたいという方も多いでしょう。でも妊娠検査薬のフライング検査は正しい判定が出ないので控えた方が良いでしょう。

高温期7日目になると、さまざまな着床症状を感じる方も多いですが、高温期7日目で妊娠検査薬でフライング検査をしても陽性反応が出ることはほぼありません。高温期7日目は生理予定日1週間後よりもかなり早いのですが、妊娠を希望していると少しでも早く結果が知りたいものです。早い時期に妊娠検査薬を使うことをフライング検査といいます。
高温期7日目、下腹部痛。生理前の症状だこれ。フライング検査陰性。
— 🤨しいあさん@35才妊活1人目垢💓 (@shiiasann) July 9, 2018
フライング検査は正しい判定結果が出ないばかりか、妊娠検査薬を無駄にしてコストがかかってしまいます。またフライング検査によって、本来陽性にもかかわらず陰性が出ることもあり、それに振り回されることでストレスを感じてしまうこともあります。そのためできれば妊娠検査薬はフライング検査ではなく正しく使うことをおすすめします。

高温期7日目にフライング検査をしても陽性反応が出ないのは、ホルモンの分泌量が不足しているためです。妊娠検査薬は着床後に分泌されるhCGホルモンの量を感知します。一般的な市販の妊娠検査薬は尿中のhCGホルモンが50mIU/mL以上で反応して陽性となります。でも高温期7日目といえばちょうど着床のタイミングです。

そのため、高温期7日目のフライング検査では50mIU/mLに達することは少ないといえます。着床が始まったばかりだと陽性反応が出る可能性はほとんどありません。妊娠検査薬に陽性が出るほどのhCGホルモンはまだ分泌されていませんから、高温期7日目にフライング検査をしても陰性しかでないことに。うずうずしますが、結果がしっかりわかる生理予定日1週間後に。
高温期7日目は着床を祈ろう!
高温期7日目の過ごし方
高温期7日目は着床症状を感じる方もいれば感じない方もいますが、どのように過ごせば良いのでしょうか?高温期7日目だからといって特別な過ごし方をする必要はなく、基本的にはこれまでと同じような過ごし方でかまいません。着床症状があっても確実に着床しているかどうかはわかりません。高温期7日目に感じる着床症状は生理前の症状と似ているため、生理前である可能性も。

もし着床していたらと考えると安静に過ごした方が良いのか、食べ物には気を使わないといけないのかなどいろいろな心配事がありますが、高温期7日目はいつも通りに生活していても問題なく、逆に問題があるケースはごくわずかです。あまり神経質になってしまうとストレスになりますから、普段通りを心がけましょう。

ただし不妊治療を続けている方は高温期7日目頃は少し注意が必要です。特に体外受精をしている方は薬などの影響で子宮内膜の状態があまり良くないことがあります。子宮内膜の状態が良くないと、着床後などに影響が出ることがありますから、病院によっては高温期7日目頃は安静に過ごすように指導される場合もあります。医師の指示に従いましょう。

高温期7日目は通常通り過ごしていて問題ありませんが、妊娠を希望している方はやはり何かしたいと思うものですね。高温期7日目におすすめなのが体を温めることです。着床を促すためには体を冷やさないことが大切です。高温期7日目は体温が上がって熱っぽく感じる方もいて、ゆっくりと横になって過ごす方もいます。

ただ横になって寝ていることと体を温めることは違います。布団をかぶって温かくしていても体を温めることにはなりません。体を温めるためには血の巡りを良くしてあげることが大切です。ストレッチやウォーキング、半身浴など無理のない範囲で体を動かし、体を温めましょう。また温かい飲み物を飲むことも体を温めるのに効果的ですよ。

また着床を促すためには、健康であることも重要です。栄養バランスの取れた食事や良質な睡眠、ストレスのない生活を送りましょう。そして体を温めるための無理のない範囲での適度な運動はおすすめですが、負荷の大きい運動は高温期7日目にはおすすめできません。普段趣味などで激しい運動をしている方は、高温期7日目頃はお休みした方が良いでしょう。
高温期7日目にストレスは厳禁!
高温期7日目は着床のタイミングで重要な時期です。そのため高温期7日目にストレスは厳禁です。妊娠を希望していると体温が上がる下がるなどの変化にも敏感に反応してしまいますね。でもあまりにも高温期7日目の体の変化に敏感になりすぎるとストレスになってしまいます。

ストレスは高温期7日目だけではなく、妊娠全般を通して良くありません。高温期7日目に感じられる変化はさまざまですが、神経質になり過ぎないことが大切です。仕事などでストレスを感じる場合は、買い物やカラオケなど上手な発散方法を見つけましょう。

高温期7日目はちょうど着床が起こるタイミングです。着床症状があらわれる方もいれば何もあらわれない方もいます。基礎体温をきちんとつけていると、高温期でありながら基礎体温が上がる、ガクンと下がるといった変化がある場合もあります。

着床症状が起こるとつい妊娠検査薬でフライング検査をしてしまいますが、着床時期である高温期7日目は妊娠検査薬でも正しい反応が出ません。高温期7日目は規則正しい生活や無理のない範囲での適度な運動を心がけ、体を冷やさないようにすることが大切です。高温期7日目は着床を祈って待ちましょう。