寝袋はコンパクトで軽量タイプがおすすめ!冬にも使える安いシュラフ!
快適なキャンプには荷物を軽量でコンパクトにする事が重要ですよね。特にかさばりがちな寝袋はコンパクトで軽量なタイプがおすすめです。でもコンパクトだと性能が不安という人のために、軽量コンパクトタイプの寝袋についてまとめました。機能性が高く安い寝袋をご紹介します。
目次
寝袋は荷物にならないコンパクトタイプが便利

キャンプや登山に行くときなどでは荷物のコンパクト化が重要です。特に移動手段がバイクのとき、荷物をバックパックに入れるときなどは荷物をいかに軽量でコンパクトにまとめるかが最重要ポイントのひとつですよね。

キャンプや登山に欠かせないアイテムのひとつに寝袋があります。しかし、寝袋はキャンプの荷物で最もかさばるもののひとつでもありますよね。そこで、寝袋がコンパクトかどうかがキャンプの荷物の量を大きく左右することになります。

寝袋は共用することができないのでキャンプに行く人数分が必要になります。一人分の荷物ならともかく、家族でのキャンプとなるとひとつひとつの荷物が少しでも軽量でコンパクトになると全体の荷物量をかなり減らすことができますよね。

今回は、キャンプの必須アイテム寝袋の中でもコンパクトタイプのおすすめをまとめました。冬にも使える寝袋や安いおすすめのものをご紹介します。小さくても快適に過ごせるコンパクトタイプの寝袋でキャンプの荷物をより軽量化しましょう。

寝袋のコンパクトタイプは軽量かつ安い
コンパクトタイプの寝袋はスペースを節約できて荷物を減らせるだけでなく、重さも軽量なので持ち運びが楽です。コンパクトタイプと呼ばれる寝袋とはサイズでいうと30cm×15cmほどが目安となります。重さは300g~900g程度です。

コンパクトタイプの寝袋は寝具なのに手のひらに乗せられるほどの小ささで、バックパックにもすっぽり入りペットボトル1本分ほどの大きさと重さとは驚きですよね。しかも価格も安いので嬉しいことばかりです。快適なキャンプ生活を過ごすにはあらゆる面から考えて寝袋はコンパクトタイプがおすすめと言えます。
寝袋届いた!枕ついてる!
— けんぞう (@tama4356) December 29, 2018
床で寝てる!なう! pic.twitter.com/CfYN2UUEZL
寝袋がコンパクトだと冬は寒くない?

キャンプと言えば夏のイメージが強く、特にアウトドア初心者には冬のキャンプはハードルが高いですよね。冬のキャンプでは就寝時の寒さ対策が重要課題のひとつになるため、寝袋の性能はとても大切です。冬場だけでなく標高の高い場所でも夜間や早朝の冷え込み対策のために機能性の高い寝袋が必要ですね。

安いコンパクトタイプの寝袋は薄くて寒く、冬や高地では使えないと思っていませんか?そんなことはありませんよ。コンパクトタイプの寝袋は省スペースになったり荷物が軽量化できたりするだけではなく、安い値段でも機能性の高いものがたくさんあります。

コンパクトタイプの寝袋を冬のキャンプ用に使用するときは、寝袋の対応温度を見ましょう。寝袋には快適に眠れる「快適睡眠温度」と、使用できる限界の寒さを示す「使用可能限界温度」があります。冬用にコンパクトタイプの寝袋を選ぶなら快適睡眠温度域が-5度~-10度以上のものを選ぶと安心です。

冬用にコンパクトタイプの寝袋を選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。冬のキャンプでは寝袋の性能に最も重要なのが暖かさですが、コンパクトタイプの寝袋の暖かさを大きく左右するのが中綿の素材です。冬のキャンプ用に暖かさ重視でコンパクトタイプの寝袋を選ぶときにはまず素材に注目しましょう。
冬用寝袋の素材にはダウンがおすすめ!

コンパクトタイプの寝袋で冬用の暖かいものが欲しいときには、中綿の素材はダウンがおすすめです。一般的にダウン素材と言われるものはダウンとフェザーが混ざっていますが、特にダウンの割合が高いとより保温性が高く軽量です。

ダウンはフェザーと同じく水鳥の羽ですが、鳥の胸の部分からごく少量のみ取れる希少な素材で芯がなくタンポポの綿毛のようにふわふわとしています。芯のあるフェザーが水鳥の上着だとすると、ダウンは防寒肌着のようなもので、水鳥はこれによって冬の寒さから身を守っています。

またダウンはとても軽量で、その軽さは合成繊維とは比べ物になりません。また寝袋の暖かさを保つためには繊維の中にどれだけ空気の層を含むかが重要ですが、ダウンは合成繊維のように絡まったりほつれたりしにくいので繰り返しの使用でも膨らみを維持し暖かさを損ないません。合成繊維の中綿に比べてダウンは同じ重さの使用で暖かさが3倍も優れているそうです。

冬用コンパクトタイプの寝袋にダウンがおすすめな理由はまだまだあります。ダウン素材の寝袋は合成繊維の寝袋に比べるととてもコンパクトになります。合成繊維の寝袋は圧縮するのが難しく小さくなりにくいのですが、ダウンの寝袋は空気を多く含んで保温性を高めているぶん、空気を押し出すことでとてもコンパクトになり圧縮するのが簡単です。

ダウン素材の寝袋はふわふわと柔らかく寝心地が良いのもメリットです。絡みにくいためごわごわ感もなく、軽量のため圧迫感もない快適な寝心地です。ダウン素材は冬用のコンパクトタイプの寝袋に最適な素材と言えますね。
冬用寝袋の形はマミー型がおすすめ!

コンパクトタイプの寝袋にはその形にもいくつかのタイプがあります。代表的な寝袋の形が封筒型とマミー型です。コンパクトさと暖かさの面で選ぶならマミー型がおすすめです。

封筒型の寝袋は長方形で布団に近い形です。横にジッパーがついており広げて敷布団のように使うことなどができます。封筒型の寝袋はマミー型の寝袋に比べ安い傾向にありますが重さがある場合が多く、車で移動するなど荷物スペースに余裕がある場合や敷物代わりに使いたい場合などにはおすすめできます。

マミー型の寝袋はさなぎのような足元が少し細くなった形状をしています。マミーというのは英語でミイラのことで、ミイラの形に似ていることからこう呼ばれています。軽量でコンパクトになる寝袋はマミー型が主流で、封筒型よりも小さくバックパックに入れて持ち運ぶ場合や少しでも荷物を減らしたい人はこちらがおすすめです。

マミー型のコンパクトタイプの寝袋は冬用にもおすすめです。寝袋の保温性を高めるには中綿が空気の層をたくさん含んでいることが重要ですが、すき間があると保温性が下がります。マミー型の寝袋は頭まですっぽりと包み込み、体にぴったりフィットする形状です。肩まわりにも余分なすき間がなく保温性に優れ、冬でも暖かく眠ることができます。
寝袋(コンパクトタイプ)とシュラフは同じ?
寝袋以外にシュラフという呼び方をされている商品もありますね。見た目や使用目的は同じで、機能も同じのようですが、寝袋とシュラフの違いは何でしょうか?

寝袋というのは英語でいうとsleeping bagです。sleeping(=寝る)、bag(=袋)なので寝袋というわけです。一方、シュラフというのはドイツ語からきている言葉です。ドイツ語でシュラフザックという言葉がありますが、シュラフ(schlaf)とは寝ること、ザック(sack)とは袋やバッグのことです。つまり、シュラフとはドイツ語のシュラフザックを略した言葉なんです。

結果、寝袋=sleeping bag=Schlafsack(シュラフ)ということになり、寝袋とシュラフはどちらも「寝るための袋」「寝るときに使う袋」という意味です。寝袋もシュラフも同じ携帯用の袋状寝具を表すもので、言語の違いはあれど同じものなんですね。
寝袋(コンパクトタイプ)のおすすめ<安い>
コンパクトタイプの寝袋でおすすめの安い商品をいくつかご紹介します。家族分揃えるのでなるべく安いもので探している方や、キャンプは夏がメインだから使用温度の高めな安い寝袋で大丈夫という方は参考にしてみてください。安いけれど機能もしっかりしていてコストパフォーマンスに優れた商品です。

Bears Rock封筒型 3.5シーズン 軽量 -6℃ コンパクト
こちらの商品は安い化学繊維の封筒型寝袋ですがコスパと機能性は充実しています。かさばりがちな化学繊維素材ですが収納圧縮時のサイズは34cmまでコンパクトにすることができ、重さも1.35kgと軽量です。中綿には中空化学繊維を使っているので軽くて暖かく、-6どまで対応するので春~秋の3シーズンに加え初冬まで使えます。
ゆとりのある足元は寝返りもでき、ひざを曲げることもできるので快適に眠れます。ファスナーを足元だけ開けたり腹部だけ閉めたりして使えるので暖かい季節にも温度調節ができ、また寒い季節には顔周りのドローコードを引いて保温性を高めることができます。表面の素材は吸水性の高い素材を使っているので汗をかいてもさらさらで洗濯も簡単なのでいつでも清潔で快適に使えます。
ホワイトシークシュラフマミー型コンパクト抗菌タイプ
「ホワイトシークシュラフマミー型コンパクト収納抗菌タイプ」は安いのに性能も良い冬用のコンパクトタイプ寝袋です。価格はとてもリーズナブルですが安いだけでなく-15度まで対応できる機能性も高い商品で、冬のキャンプにも安心です。トンネルフードが頭まわりも包んでくれるので保温性があります。
防水加工がされているので雨や霧にも強く、天候の変化にも対応します。洗濯ができる上、抗菌加工が施されているのでいつでも清潔に保てます。機能は重要だけれど価格はできるだけ安いもので費用を押さえたいという人におすすめです。

シュラフ 耐寒温度-30℃ マミー型寝袋
マミー型のコンパクトタイプダウン寝袋が一万円を大きく切った驚きの値段です。安いばかりか、高級ダックダウンをたっぷり使った冬仕様のタイプで耐寒温度は-なんと30度です。値段から不安になりそうですが実際にマイナスになる環境で使って足先まで暖かく快適に過ごせたとのレビューがあります。
この商品は安いといっても細部の機能も充実しています。両手が自由に使える左右のファスナーや足元を窮屈さから開放するワイドフットスペース、洗濯に便利なハンガーループなどに加え、ダウンでありながら洗濯機で洗えますのでコスパは最強と言えるのではないでしょうか。圧縮時の収納サイズも37cm×21cmとコンパクトです。
LICLI(リクライ)封筒型シュラフコンパクト軽量防水
リクライの封筒型シュラフはゆったりとして布団のように寝られるので寝返りも楽にうてます。値段が安いほか軽量、コンパクトでありながら機能性もあり、防水、防カビ加工が施されているほかトンネルフードとドローコードで頭まわりも暖かく保てます。
リクライの軽量コンパクトシュラフは収納ケース付きで、カラーバリエーションが豊富な8色から選べるのも人気です。使用可能温度は5度から、快適温度は10度からで春~秋の3シーズン使えます。安いので家族で色違いを揃えることもできそうですね。
ロゴス丸洗い寝袋ナバホ
ロゴスのナバホシリーズは個性的な柄が人気の安いコンパクトタイプの寝袋です。ナバホは寝袋だけでなくタープやテント、キャンピングチェアなど同柄のキャンプグッズがあります。安いしかわいいのでシリーズで揃えたくなりますね。ナバホの寝袋は洗濯機で丸洗いできて抗菌・防臭加工済みなので安い上に手入れが簡単でいつでも清潔ですね。
ロゴスのナバホ封筒型寝袋は二つの寝袋を連結して一つの寝袋として使用することもできます。封筒型寝袋はキャンプ用だけでなくコンパクトになる普段使いの安い寝具として自宅用や会社用などに購入している人も多く、寝袋として、敷物として、連結仕様でと幅広いシーンで使えるのが魅力ですね。
Naturehikeスリーピングバッグ超コンパクト
こちらの寝袋は軽量コンパクトタイプの中でも特に小さい超コンパクトな商品で、収納時のサイズは500mlのペットボトルと変わらない29cm×12cm、重さもわずか700gです。これほどコンパクトになり安いですしカラーも5色のバリエーションがありますので家族分揃えたいときにおすすめです。手のひらサイズで軽量なのでツーリング用にもいいですね。
このコンパクトな寝袋は右開き、左開きがありセットで連結することで二人用にもなります。小さい子供と添い寝するときや子供同士で寝るときなどにべんりですね。とてもコンパクトなため、ゆったり寝たいときに一人で二つ使っても荷物になりません。使用最低温度は9度なので夏場や暖かい時期に向いています。
寝袋(コンパクトタイプ)のおすすめ<人気>
軽量コンパクトタイプの寝袋の人気のおすすめ商品をいくつかご紹介します。コールマンやモンベルといったアウトドアブランドをはじめとした、機能性が高くコスパの良い寝袋です。

コールマン(Coleman) タスマンキャンピングマミー
「タスマンキャンピングマミー」は値段が高くなりがちな冬用マミータイプとしてはかなり安いので、コスパが優秀な軽量コンパクトタイプの冬用寝袋です。フード部分をしっかり閉められて顔周りも暖かく、ジッパーの内側にも中綿の入ったチューブがついているため、コンパクトタイプでありながら保温性能抜群です。-15度まで対応できるので冬のキャンプにも充分対応できます。
また体にフィットするマミー型の寝袋は細くなっている足元が窮屈に感じることがありますが、「タスマンキャンピングマミー」は足元に余裕があり快適に寝ることができます。コンパクトに収納できる専用ケース付きでスペースもとりません。さらに丸洗い可能なのでお手入れも簡単と、優れた機能が満載のおすすめ冬用寝袋です。

ロゴス LOGOS 丸洗いコンパクト 軽量連結 ワイド 二人用
ロゴスの二人用封筒型寝袋は横幅が142cmと広く、大人二人が一緒に寝られるサイズです。もちろん、子供の添い寝にも最適です。ミニバンにぴったりなので車中泊におすすめです。連結して使ったり、敷物として使ったりといろいろな使い方ができ、分離すれば一人用の寝袋としても使えるのでひとつ持っているだけでマルチに活躍してくれます。
二人分のため収納サイズはやや大きめですが四角くなるので車内用のクッションとして移動中も使えるので邪魔になりませんね。中空ファイバー使用で軽く暖かく、乾きやすい中綿と汚れにくい生地は洗濯機で丸洗いできるのでいつでも清潔です。封筒型ながら-2度まで対応できるので3シーズンの使用は問題なく、平野部なら12月頃まで使えそうです。
シュラフ 封筒型 洗える寝袋 冬用 軽量 コンパクト
軽量で暖かく柔らかいグースフェザーを使用し、-10度まで保温効果が保てます。表面には耐久性、通気性が高く肌触りの良い生地を使用しており、洗い易く手入れがしやすい寝袋です。ジッパーを全快すれば羽根布団のように使えて長いシーズン対応できます。収納時は手のひらに収まるコンパクトサイズで持ち運びも簡単です。
Coleman(コールマン) コルネットストレッチマミー型シュラフ
この商品の最大の特徴はストレッチ性と手足が出せることです。マミー型寝袋の一番のデメリットは窮屈さですが、25%伸縮するので快適に寝返りをうつことができます。手足を出せるので着たままで動くことができ便利です。センタージッパーのため着脱しやすいのも特徴です。
収納サイズは18cm×36cmとコンパクトで持ち運びも楽ですね。ポリエステルの中綿なのでコンパクトタイプとしてはやや重い1.4kgですが、化学繊維なので洗濯機で丸洗いできてお手入れが楽なのは嬉しいところです。
NANGA(ナンガ) オーロラ750DXブラック ダウン冬用
人気のブランドナンガはダウンの質が良く、この商品はヨーロッパのホワイトダックダウンをたっぷり750g使っています。寒くなりがちな肩まわりを暖かく保つショルダーウォーマーもついて快適使用温度は-16度、使用限界温度は-35度と、冬の雪山にも対応できる暖かさです。
防水性を高めると透湿性が低下しがちですが、この商品はマイクロレベルの多数の微細孔のある素材を使用しており、優れた耐水性がありながら水蒸気の放出性もあり、快適に眠れます。
mont-bell(モンベル)ダウンハガー「ブルーリッジ」
信頼できる国産ブランド、モンベルのダウンハガーは寝心地を追求したコンパクトタイプの寝袋です。顔周りはトンネルフードとドローコードで寒さを防ぎ、ジッパー部分には中綿の入ったチューブがついていて冷気がジッパーから入るのを防いでくれます。
モンベル独自のスパイラルストレッチシステムは生地をバイアスにカットすることで高いストレッチ性を実現しているので、窮屈に感じることなく快適に寝ることができます。684gと軽量で14cm×28cmのコンパクトな収納サイズ、しかも収納ケースにもストレッチシステム採用のため、バッグの空きスペースに合わせて縦長など収納時の形状も変化させることができます。
イスカ(ISUKA)エアー
寝袋を専門としているイスカの中でも日本で人気なのがエアーシリーズです。こちらのモデルは収納時のサイズが14cm×24cm、570gと超軽量、コンパクトで荷物を最小限にとどめたいサイクリストの方にも最適です。良質のダウンを300g使用し、充填するダウンの量をエリアごとに最適化することで保温性と軽量化を両方実現しています。
足元にゆとりをもたせつつ体にフィットする構造で快適さと暖かさを計算しつくされた構造で、これだけ軽量、コンパクトでも使用温度は2度まで対応するので3シーズン問題なく使え、夏の登山など高地にも適応できます。
イスカ AIR 450X マミー型 軽量 コンパクト シュラフ
先ほどと同じくイスカの軽量コンパクト寝袋ですが、こちらのモデルはダウンの量が1.5倍の450gで-6度まで対応できます。春~秋の3シーズンに加え、平地なら冬でも対応できる保温性です。上部に余裕を持たせた3D構造と足元はゆったり設計で窮屈さを緩和し寝心地の良い形状ですが、足元には多めにダウンを封入しているので冷える心配はありません。
エア450Xの表面素材は引き裂き強度にも優れ、耐熱性、耐磨耗性を持つ上、強力な超撥水加工が施されていますので霧や雨にも安心で長く愛用できます。このほかショルダーウォーマーやドラフトチューブで冷気を防ぎ、ジッパー部分の生地の噛み込みを防止する超軽量ジャムストッパーなど細部の機能も充実しています。
寝袋(コンパクトタイプ)は洗濯もできて清潔!
コンパクトタイプの寝袋をはじめ、多くの寝袋は洗濯が可能です。キャンプなどのアウトドアでは、寝袋は寝具とはいえ家庭で使う布団以上に汚れが付くと予想されます。寝袋は時々洗っていつも清潔に保ちましょう。

寝袋の洗濯の頻度は、使用30~50回ごとが目安です。意外と少なく感じますが、清潔に保とうとあまり頻繁に洗うのも中綿の劣化につながります。普段は使用後に陰干しするようにし、表面の軽い汚れは洗剤を薄めた水を含ませた布で拭き取ってから乾かしましょう。

洗濯回数はあくまで目安ですので、食べ物や飲み物をこぼしたりひどく汚れたりしたときはすぐに洗いましょう。とくに飲み物など液体がこぼれたときや油など付いてしまったときは寝袋を傷めないように早めに対処してくださいね。このほか、寝袋のかさが減ってふわふわ感がなくなってきたり臭いが気になったりするときは洗濯するといいでしょう。

コンパクトタイプの寝袋を自分で洗おうとしても、どうやって洗濯すればよいか迷う人も多いでしょう。寝袋には布団にシーツがあるようにカバーが付いていて外側だけ洗濯できるというものは多くありませんし、かさばるものなので大変そうです。そんな人の為に寝袋の洗濯の仕方を種類別に簡単に説明します。

コンパクトタイプの寝袋(ダウン素材)の洗い方
まず、コンパクトタイプの寝袋で中綿がダウン素材の場合ですが、ダウン素材は手洗いがおすすめです。まずは使える洗剤を確認しましょう。多くのメーカーは中性洗剤の使用を薦めているようです。洗濯機用などの家庭用の一般的な洗濯洗剤はおすすめできない場合が多いので、お手持ちの寝袋の洗濯表示を確認してください。

ダウンのコンパクトタイプ寝袋の洗濯は浴槽がおすすめです。浴槽にぬるま湯を張り、洗剤を溶かします。寝袋を入れたら足で踏み洗いしましょう。手でもいいのですが浴槽の深さがあるため足で踏む方法が洗いやすいです。

寝袋を洗うときはこすったり揉み洗いしたり、また絞るようなことはしないよう注意しましょう。寝袋の生地や中に入っているダウンを傷めてしまいます。汚れを押し出すように踏み洗いしましょう。汚れが出てきたら新しい水と入れ替え、同じ要領で続けます。汚れで水が濁らなくなるまで続けましょう。

水がきれいになってきたら、浴槽から水を抜いて寝袋の水気を軽く切ります。押し出すようにするか、バスタオルなどで挟むといいでしょう。今度は洗濯機で脱水します。洗濯槽に沿わせるようにドーナツ状に寝袋を入れてください。濡れて重くなった寝袋を丸めて脱水すると洗濯機の故障の原因になりかねませんので、均等にバランスよく入れてくださいね。

寝袋が脱水できたら乾かしますが、コインランドリーの乾燥機がおすすめです。コンパクトタイプの寝袋をコインランドリーで乾かす場合はジッパーを閉じて乾燥機にかけます。夏用で20分、冬用で40分程度が目安です。濡れたダウンの寝袋は非常に乾きにくく、乾かすのに時間がかかるとカビや臭いが発生する可能性がありますので自然乾燥はおすすめできません。

最後に寝袋を1週間ほど日干しして終了です。しっかり乾かさないと臭いやカビなどの原因になってしまいます。ファスナーを開けて広げ、中まで完全に乾かしましょう。干す前にダウンの偏りを直して整えてから干しましょう。これでダウンの寝袋の洗濯が完了し、清潔になりました。
コンパクトタイプの寝袋(化学繊維素材)の洗い方

中綿が化学繊維の寝袋の場合はお手入れがもっと簡単にできます。化学繊維素材の寝袋はポリエステルやナイロンが主で、洗濯機で丸洗いでき、乾きも早いです。手入れの簡単さでコンパクトタイプの寝袋を選ぶなら化学繊維がおすすめできます。

化学繊維素材の寝袋を洗濯機で洗うときは、ダウン素材の寝袋を脱水するときと同じように洗濯槽の内側にドーナツ状に均等になるように寝袋を置きます。寝袋のジッパーは閉めておいてください。使う洗剤は普段使っている洗濯洗剤で大丈夫です。ただし、柔軟剤入りの洗剤は避けましょう。

化学繊維素材の寝袋は洗濯機で洗い、すすぎ、脱水まですることができます。ほぼ洗濯機にまかせておけるので手軽ですね。脱水が終わったら自然乾燥で乾かします。手洗いで洗って乾燥機で乾かすダウン素材の寝袋とは反対に、化学繊維素材の寝袋は洗濯機で洗えますが乾燥機はおすすめしません。

化学繊維の寝袋を干すときは陰干しにします。夏など暖かい時期なら1日で乾きますが、冬場は何日かかかることもあります。早く乾かすためにも天気の良い日を選んで外に干すようにしましょう。

ダウン素材の寝袋を脱水するときや化学繊維の寝袋を洗濯機で洗うときに洗濯機の容量を超えてしまうことがあります。コンパクトタイプの寝袋ならたいてい家の洗濯機で対応できそうですが、冬用の寝袋で容量を越えてしまう場合やダウンの手洗いが負担に感じるときにはクリーニング店に依頼しましょう。寝袋のメーカーによってはクリーニングしてくれるところもあるようですよ。

寝袋(コンパクトタイプ)は車中泊にも便利
コンパクトタイプの寝袋は車中泊にも便利です。キャンピングカーは高価ですが、普段乗っている車でも工夫すれば快適に過ごすことができるので、最近では自家用車をキャンプ仕様にしている人も多いようです。車中泊のキャンプだとテントを張る必要がありませんのでその分荷物もコンパクト化することもできますね。

車の中は夏は暑く、冬は思った以上に寒いので寝袋も季節にあった快適なものを選びたいですね。車中泊をするときにはどんな寝袋がいいでしょうか?

夏にキャンプで車中泊するなら封筒型の寝袋がおすすめです。封筒型の寝袋はジッパーを全開すれば布団のように使うことができますので圧迫感もなく、足元も広々と寝ることができます。

封筒タイプの寝袋は一人で寝るときも広々と楽に寝返りがうてますが、小さな子供と添い寝するときにも寝具が1枚で良いので便利ですね。連結、切り離しがジッパーで自由にできるものもあるので子供が小さいときは連結して、大きくなったら一人用に切り離してと長く使えてとても便利で経済的です。

封筒タイプの寝袋はジッパーを開けて暑いときには足元だけ出すこともできますし、広げて上だけかけることもできますので温度調節がしやすいです。袋状にもフラットにもなるので使い方の幅が広く、寝るとき以外にもいろいろ使えそうですね。

封筒タイプの寝袋は少し重く、マミー型と比較するとコンパクトさと軽量さが劣るものが多いのですが、大きいといっても夏用なら15cm×40cmなどコンパクトに収納できます。車移動でテントも使わない車中泊なら収納のスペースは問題なさそうです。車で移動中もクッション代わりに使えそうですよね。

冬用の封筒型寝袋もあります。ダウンがたっぷり入ったものだと使用温度が-10度以下でも対応できるものがありますのでかなり寒い時期でも使えますね。ダウン素材の封筒型寝袋だと広げるとダブルサイズの掛け布団になるので、キャンプ以外にも普段使う予備の寝具として置いておくこともできます。

冬にキャンプで車中泊をするならマミー型の寝袋もおすすめです。マミー型の寝袋は保温性が高く暖かく眠ることができる上、軽量でコンパクトなので車内の荷物スペースも節約できます。

車中泊をするならコンパクトタイプの寝袋は春から秋はいろいろな使い方ができる封筒型、冬は暖かなマミー型がよさそうですね。季節に合った寝袋を選んで車中泊キャンプを快適に過ごしましょう。

寝袋をコンパクトにして身軽になろう
キャンプに欠かせない寝袋についてコンパクトタイプのものを中心にご紹介してきました。キャンプの荷造りはコンパクトにまとめることがポイントの一つですので、軽量で暖かいコンパクトタイプの寝袋は便利なアイテムです。

コンパクトタイプの寝袋は夏だけでなく冬も使えますしご家庭でのお手入れも可能です。今までコンパクトタイプの寝袋の性能に不安があった方、キャンプ初心者でどんな寝袋を買おうか迷っていた方は今回ご紹介したおすすめの寝袋を参考に選んでみてください。寝袋をコンパクトにして身軽にキャンプを楽しみましょう。