寝袋は洗濯機でも洗濯可能?正しい洗い方やコインランドリー利用法など
アウトドアシーンで大活躍する寝袋。洗濯の仕方がわからなくて、使ってそのままになっていませんか?実は、寝袋はご家庭の洗濯機やコインランドリーを利用して洗うことができるのです。寝袋の正しい洗濯の仕方を覚えて、寝袋をいつも快適に使いましょう!
目次
寝袋って洗濯できるの?

寝袋は、登山やキャンプなどのアウトドアシーンで大活躍するアイテムですね。屋外で使うだけでなく、急に知人が自宅に泊まることになって寝具の準備が間に合わないときや、災害などの非常時にも使うことができます。

別名を「シュラフ」とも言います寝袋は、その機能性が高いだけのものばかりではありません。女性や子供にも嬉しい、デザインがおしゃれでかわいい寝袋も増えてきています。昨今のアウトドアブームもあり、購入して1つは持っているというご家庭は多いことでしょう。
アウトドアはしないのですが、来客用に寝袋を買ってみました!
— うえ@旅・モノ・食・酒 (@ue3ue3ue33) December 21, 2018
※来客があった際に、自分がコレに寝るのさhttps://t.co/pARG4YKilM
布団を一組追加するより省スペースでGood!^^#寝袋 #キャンプ #アウトドア pic.twitter.com/BBQEpBU3Et
様々な使い道があり便利な寝袋ですが、使い終わったあとの正しいお手入れの方法がわからないという人は意外と多いのではないでしょうか?寝袋は直接肌に触れるものです。首元などから出る皮脂などで、けっこう汚れているものなのです。寝袋に付着しました皮脂汚れは、放っておきますと黄ばみや嫌な臭いのもとになってしまいます。

また、キャンプで使ったあとは寝袋に食べ物やジュースのシミがついてしまっていることがあります。食べ物やジュースのシミを放置しておきますと、寝袋にカビが発生してしまう恐れがあります。次に寝袋を使おうとしたときに、黄ばみがあったりカビが生えていたりしたら使う気が失せてしまいますよね。

大きなものですし高価なものも多いので、お手入れの仕方が難しいと思われがちな寝袋ですが、実はご家庭の洗濯機や近所のコインランドリーを利用しての洗濯が可能なのです。寝袋の中綿の種類がダウン製か化繊綿製かによって正しい洗濯の方法は違ってきますが、どちらもけして難しくはありません。

寝袋は体を包み込むアイテムだからこそ、いつでもきれいな状態で快適に使いたいですよね。今回は、洗濯機やコインランドリーを利用しました寝袋の正しい洗濯の方法についてご紹介します。自宅に放置されたままの寝袋を、この機会にサッパリと洗ってしまいましょう!
寝袋を洗濯しないと保温性が落ちる!?

寝袋は汚れたまま洗濯しないで放置しておきますと、黄ばみや嫌な臭い、カビなどの発生を引き起こす原因になってしまいます。それ以外にも、寝袋を洗濯しないで置いておくことには大きなデメリットがあります。
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— 快眠倶楽部 (@kaiminkurabu) December 25, 2018
側地にはダウンジャケットなどにも使用されている薄くて軽くてソフトな側地を使用。
中に空気を閉じ込め優れた保温性を発揮。https://t.co/Z6yxzuKGQM#寝具 #シュラフ #寝袋
寝袋には、中にダウンや化繊綿が封入されています。それらのダウンや化繊綿などの中綿は、皮脂が付着しますと油分が失われ、たくさんの空気を蓄えられなくなってしまうのです。寝袋が暖かいのは、中綿がたくさんの空気を含んでいるからです。空気を蓄えられなくなってしまえば、当然のことながら寝袋の保温性は低下します。

汚れた寝袋の正しいお手入れの重要さがおわかりいただけたでしょうか?寝袋が全体的に汚れている、もしくは厚みがなくなって買ったばかりの頃より暖かさを感じなくなってきたと思ったときが、寝袋の洗濯のタイミングです。

ただし、寝袋は汚れが気になるからといって頻繁に洗濯しますと劣化に繋がってしまいます。30~50回の使用を目安に洗濯すると良いでしょう。食べ物やジュースなどを寝袋にこぼしてしまった場合は例外です。カビの発生を防ぐために、その場合はすぐに寝袋を洗濯することをおすすめします。
寝袋の洗濯時はタグをチェック

さて、寝袋の正しい洗濯の方法ですが、その前に、寝袋を洗濯するときには寝袋につけられているタグを必ずチェックするようにしましょう。タグには、洗濯時の取扱い絵表示や注意書きなどが記載されています。タグを見て、お持ちの寝袋が自宅で洗濯可能かどうかを確認します。

寝袋のタグの取扱い絵表示に「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」が記載されていれば、自宅で洗濯することが可能です。「水洗い不可」または「ドライマーク」が記載されている場合は、その寝袋は自宅で洗濯することができません。もちろん、コインランドリーで洗うこともできません。

自宅で洗濯することができない寝袋は、クリーニング店にお願いしましょう。クリーニング店に寝袋を持ち込む際には、寝袋の中綿がダウン製なのか化繊綿製なのかをしっかりと明示することを忘れないようにしましょうね。
寝袋の洗濯方法〈コールマン/モンベルなど〉

まずは、コールマンやモンベルなど有名アウトドアメーカーの寝袋の正しい洗濯方法をご紹介します。寝袋の中綿の素材は大きく分けますと、ダウン製と化繊綿製の2つに分けられます。化繊綿はナイロンやポリエステルのようなもので、ダウンよりも重い素材です。濡れに強いため、化繊綿製の寝袋は洗濯に強いという特徴があります。
キャンプでも睡眠はちゃんと取りたいからコールマンを選ぶ
— 嬰 (@1000Seven) December 28, 2018
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ダウン製の寝袋は、ダウンが空気を多く含む素材であるため保温性が抜群です。寝心地が良い他に、持ち運ぶ際にはコンパクトにまとめることができるというメリットもあります。機能性の高さから、ダウン製の寝袋は化繊綿製の寝袋よりも価格が高いものが多いです。コールマンやモンベルなどの寝袋は、このダウン製の寝袋です。

コールマンやモンベルなどの寝袋の正しい洗濯方法は、手洗いです。ダウン製の寝袋は洗濯機を使って洗濯しますと、洗濯時の摩擦により生地が傷んでしまう可能性があるのです。コールマンやモンベルなどの寝袋の洗濯は、寝袋の生地を傷めない押し洗いや踏み洗いをおすすめします。

家庭で一般的に使われます洗濯洗剤は、ダウンの天然油分を奪ってしまいます。油分がなくなったダウンは空気を蓄えられなくなりますので、寝袋の保温性は低下してしまいます。コールマンやモンベルなどの寝袋の洗濯には「ダウンクリーナー」などのダウン製品専用の洗剤を使用するのが正しい方法です。おしゃれ着専用の洗剤「アクロン」でも問題ありません。
本洗いの前に、汚れがひどい部分には部分洗いすることをおすすめします。「ダウンクリーナー」または「アクロン」などの洗剤を水に溶かし、スポンジやタオルに含ませます。そのスポンジやタオルで汚れを擦り落とすように拭き取りましょう。それでも落ちない頑固な油汚れは、タオルにベンジンを含ませて拭き取るのが効果的です。
寝袋の洗濯方法〈コールマン/モンベルなど〉①押し洗い

大きな洗いおけなどにぬるま湯をはり「ダウンクリーナー」または「アクロン」などの洗剤を入れます。寝袋のジッパーをきちんと閉め、軽く畳んで空気を押し出してからぬるま湯に浸します。ジッパーを開けたままですと、洗濯の際に寝袋の生地を傷めてしまう可能性があります。寝袋のジッパーは必ず閉じて洗濯するようにしましょう。

ぬるま湯に浸しました寝袋を両手で押すように洗う、押し洗いをします。足で軽く踏んで洗う踏み洗いですと、より効果的です。洗っているうちに寝袋の汚れが浮き出し、ぬるま湯が濁ってきます。押し洗いや踏み洗いがくまなく済みましたら、次はすすぎです。

寝袋が浸された洗いおけをゆっくり傾け、寝袋の内部の水が自然に抜けるのを待ちます。水が切れてきましたら、寝袋を軽く巻き上げ残りの水分を押し出します。洗いおけに再びきれいな水をはって寝袋を浸し、同じ要領ですすぎを繰り返します。洗いおけの水が濁らなくなるまで続けます。
寝袋の洗濯方法〈コールマン/モンベルなど〉②脱水

コールマンやモンベルなどのダウン製の寝袋は、絞って脱水しますと中のダウンにダメージを与えてしまう可能性があります。洗濯機の脱水機能を使わないのが、正しい洗濯方法です。コインランドリーの利用も控えた方が良いでしょう。

絞って脱水ができないダウン製の寝袋の脱水は、寝袋を上から押さえるようにして内部の水分を押し出します。寝袋の内部の水分がある程度出ましたら、寝袋をバスタオルに挟みその状態で残りの水分をさらに押し出し、バスタオルに吸い取らせます。
寝袋の洗濯方法〈コールマン/モンベルなど〉③乾燥

コールマンやモンベルなどのダウン製の寝袋の乾燥には、ご自宅の洗濯乾燥機を使うことが可能です。低温に設定しました乾燥機に、ジッパーを開けた状態で寝袋を入れます。寝袋の内側の首回り部分やジッパー付近にあります冷気を防ぐチューブ内などは、ダウンが乾きにくいことがあります。その場合は寝袋の表裏を引っくり返して乾燥させましょう。

乾燥にかかる時間は、乾燥機の性能と寝袋内のダウンの量によって大きく異なります。一概に何分かかるとは言い切れません。乾燥の途中で何度か乾燥機から寝袋を取り出し、寝袋の乾き具合を確かめると良いでしょう。その際寝袋を両手で軽く叩きますと、内部のダウンがほぐれ片寄りを防ぐことができますよ。
乾燥が済みました寝袋は、表面に撥水スプレーを吹きかけておきますと、寝袋の撥水性の回復が期待できます。乾燥機に入れる前の寝袋にあらかじめ吹きかけておきますと、より効果的です。撥水スプレーは「スプレーオン ウォーターリペレント」がおすすめです。

コールマンやモンベルなどのダウン製の寝袋は、表面のダウンが乾いているように見えましても内側のダウンが湿っている場合があります。風通しの良い日陰に広げて、一週間ほど仕上げの乾燥を行うことをおすすめします。紫外線による寝袋の生地の劣化を避けるために、日陰で乾燥させるのが正しい方法です。乾燥後は寝袋全体を優しく叩き、中のダウンの片寄りをほぐしましょう。
寝袋の洗濯方法〈洗濯機〉

次にご紹介しますのは、ご家庭の洗濯機を利用しました寝袋の正しい洗濯方法です。ここで注意しなければならないのは、ダウン製にしろ化繊綿製にしろ寝袋は空気をたくさん含んでいますので、軽いという点です。軽くて水に浮いてしまいますから、通常の洗濯通りに寝袋を洗濯機で洗うことは不可能です。

寝袋は洗濯機の機能を使って洗うのではなく、洗濯槽を使って押し洗いするのが洗濯機を利用しました正しい洗濯方法です。先程コールマンやモンベルなどの寝袋を洗濯するのに洗いおけを使用する方法をご紹介しましたが、その洗いおけの代わりに洗濯槽を活用するのです。

洗いおけの代わりに洗濯槽を使うメリットは、洗い終わった寝袋を脱水するのに、そのまま洗濯機の脱水機能を使うことができるという点です。乾燥機がついている洗濯機ならば、ダウン製の寝袋ならその後乾燥まで済ませることができますので便利です。
寝袋の洗濯方法〈洗濯機〉①押し洗い

寝袋の内側は直接肌に触れる部分ですので、汗や皮脂などで汚れています。それらの汚れをしっかり落とすために、洗う前に寝袋を裏返しにします。そして、洗濯槽を傷つけてしまうことのないようにするためと、寝袋自体の洗濯ダメージを防ぐために寝袋のジッパーをきちんと閉めます。寝袋を大きめの洗濯ネットに入れましたら、洗濯の準備が完了です。

洗濯機の電源を入れ、洗濯コースを選びます。「毛布洗いコース」や「大物洗いコース」などの水量が多いコースを選びましょう。水が溜まりましたら洗濯機の電源を切り、水量に合わせて洗剤を投入します。寝袋の中綿はダウン製のものが多いため、洗剤はおしゃれ着用の洗剤「アクロン」がおすすめです。

洗剤を投入しました洗濯槽に寝袋を入れます。ここで、洗濯機の機能を使って洗ってはいけません。擦ったり絞ったりしましても、寝袋の生地を傷めてしまう可能性があります。寝袋を両手で押し沈めたり浮かしたりする押し洗いで洗濯するようにしましょう。押し洗いを20回程度繰り返しますと、寝袋の汚れがきれいになります。
寝袋の洗濯方法〈洗濯機〉②脱水

脱水の行程で、寝袋の洗濯に洗濯槽を利用しましたメリットが活きてきます。洗濯機の脱水機能を使って寝袋の脱水をしてみましょう。もちろん、洗濯槽の水を抜いて、両手で寝袋を軽く押しつぶすようにして脱水してもOKです。どちらが正しいとかはありませんので、時間を短縮したいなどそのときの状況によって方法を変えてみると良いでしょう。

寝袋は洗濯槽の外周に沿って巻くようなイメージで円状に配置しましょう。そうすることで、寝袋の加重を分散することができます。脱水の時間を最短時間に設定しまして、いざ寝袋の脱水です。その後再び洗濯槽に水を溜めて、軽く押しつぶすようにして寝袋をすすぎます。この行程を2回繰り返します。
寝袋の洗濯方法〈洗濯機〉③乾燥

ダウン製の寝袋の乾燥には、ご自宅の洗濯乾燥機を使うことが可能です。脱水後、低温に設定しました乾燥機で乾燥させましょう。しかし、化繊綿製の寝袋には洗濯乾燥機を使えません。乾燥機は化繊綿にダメージを与えてしまう可能性があります。化繊綿製の寝袋を洗って乾燥させる場合は、風通しの良い日陰でゆっくりと時間をかけて乾燥させるようにしましょう。

脱水をして水分をしっかり取り除いた化繊綿製の寝袋は、スノコや網戸などの風通しの良い平らなものの上に乗せて平干しにするのが、正しい乾燥の方法です。もしくは、形を整えハンガーなどで吊るしてやはり日陰で乾かすのが良いでしょう。

化繊綿製の寝袋に限らず、洗濯しました寝袋は中まで完全に乾かさないと菌が増殖し、嫌な臭いが発生する原因になってしまいます。温度や湿度によっては乾くまでに1週間以上かかってしまう場合もありますが、気長にしっかりと乾かすようにしましょう。

完全に乾きました寝袋は、全体を優しく叩くようにして中綿の片寄りをほぐします。その後は表面に撥水スプレーを吹きかけておきましょう。寝袋の撥水性の低下を防ぐことができます。
寝袋の洗濯方法〈コインランドリー〉

寝袋は、コインランドリーを利用して洗濯することも可能です。コインランドリーは洗濯から脱水、乾燥までの行程を短時間で一気に行うことができます。ご自宅の洗濯機に乾燥機がついていない場合や、まとまったお手入れの時間が取れないという人にコインランドリーは便利です。

コインランドリーの洗濯機はドラム式が一般的です。ドラム式の洗濯機は上下左右の回転で洗うため、寝袋の生地を傷めにくいのです。ご自宅の洗濯機がコインランドリーのようにドラム式でしたら、ご自宅の洗濯機で寝袋を洗濯することが可能です。ただし、寝袋の容量が洗濯機の容量を超えてしまう場合は、ドラム式でも洗うことができません。

洗濯し終えた寝袋の乾燥は、ご自宅で乾燥機にかけるときと同様に、コインランドリーの乾燥機でも温度は低温に設定します。所要時間は寝袋の種類によって異なります。夏用の寝袋であれば20分前後、冬用の寝袋であれば40分前後で完全に乾かすことができます。

コインランドリーで寝袋の洗濯を行う場合には注意点があります。コインランドリーによっては、洗剤や柔軟剤が自動で投入されてしまうタイプのものがあります。寝袋の中綿の素材によっては、洗剤が合わないと傷んでしまう可能性があります。コインランドリーを利用する場合には、洗剤や柔軟剤が自動投入されないタイプを選びましょう。
寝袋の洗濯方法〈手洗い〉
手洗いの場合バスタブを活用するとラク

ダウン製の寝袋にしろ化繊綿製の寝袋にしろ、寝袋を洗濯する場合にはバスタブを活用しますとラクに作業を行うことができます。寝袋をご自宅で洗濯するとき、ご自宅の洗濯機がドラム式ではない場合は寝袋を手洗いで洗濯するのが正しい方法です。その際、大きな洗いおけや洗濯槽を使うよりもバスタブを使った方が洗濯しやすいのです。

ダウン製の寝袋も化繊綿製の寝袋も、汚れがひどい場合には前もって部分洗いをしておきましょう。洗剤を溶かした水をスポンジやタオルなどに含ませ、汚れを擦るように拭き取ります。洗剤は、ダウン製の寝袋の場合は「ダウンクリーナー」などを使いますが、化繊綿製の寝袋には家庭用の中性洗剤を使うことが可能です。

いよいよ本洗いです。ダウン製の寝袋の正しい洗濯方法では、まず大きめの洗いおけにぬるま湯をはりました。そこを洗いおけではなくバスタブを使います。行程はダウン製の寝袋の洗い方を同じで、まずバスタブにぬるま湯をはり洗剤を投入します。ここでも、洗剤はおしゃれ着用の洗剤「アクロン」を使うと間違いがないでしょう。

寝袋のジッパーをきちんと閉め、軽く畳んで寝袋の中の空気を押し出してからぬるま湯に浸します。押し洗いをしていきますが、バスタブは広いので中に入って踏み洗いがラクにできます。両手でぐんぐんと押して洗うよりも、足踏みしながら洗った方が体の負担も少ないですね。

ぬるま湯が濁ってきましたら、次はすすぎです。洗いおけを使った場合、ここでゆっくり傾け中の水を出す必要がありました。寝袋の内部の水が自然に抜けるまで、そのまま傾け続けなければなりませんでした。ぬるま湯の分と水分を含んだ寝袋の分、重い洗いおけを傾け続けるのは少し大変ですよね。

でも、バスタブならば栓を抜くだけです。栓を抜きましたら、寝袋の内部の水が自然に抜けるまで待っていればいいだけですので楽チンです。コインランドリーが近くにない場合は、バスタブを活用して寝袋の洗濯をする方法はとても有効ですね。

寝袋の水分がある程度抜けましたら、バスタオルに挟んでタオルドライをしましょう。その後、コインランドリーに持ち込んだりご自宅で乾燥機にかけたりするか、もしくは風通しの良い日陰でゆっくりと時間をかけて乾燥させましょう。コインランドリーに持ち込む場合は、万が一水分が垂れてしまわないように大きなビニール袋に入れて持っていくと良いですよ。

完全に乾燥が済みました寝袋は、優しく叩いて中綿の片寄りをほぐしましょう。表面に撥水スプレーを吹きかけてから、保管します。
寝袋の保管方法

完全に乾燥が済みました寝袋は、温度が上がらない風通しの良い場所で保管しましょう。その際には、コットンやメッシュ素材でできている大型の「ストレージバッグ」に入れて保管することをおすすめします。

寝袋を購入しますと、ナイロン製やポリエステル製の小型の「スタックバッグ」がついてくることが多いです。しかし、ナイロンやポリエステルは湿気がこもりやすく、また小型のためその中に入れて長く保管しますと中綿がつぶれてしまう可能性があります。「スタックバッグ」は寝袋の保管にはあまり適しません。

寝袋についてくる「スタックバッグ」は寝袋の持ち運び用として使い、保管には大型の「ストレージバッグ」を使うようにしましょう。コットンやメッシュ素材の「ストレージバッグ」なら湿気を逃がしますし、圧縮が緩和され寝袋のボリューム感がキープされます。

寝袋の保管には「ストレージバッグ」以外に大きめの洗濯ネットを使うのもおすすめです。寝袋の足の部分にフックの紐がついている場合は、その部分をハンガーに引っかけますと吊るして保管ができますので便利です。寝袋を長期間使用しない場合は、半年ごとの晴れた日に広げて湿気を飛ばすようにしましょう。

寝袋はアウトドアグッズですので、夏のキャンプ時に使ったら、次の夏まで使わないという場合も珍しくないですよね。そんなときこそ洗濯のチャンスです。汚れている箇所がないか、内側にこもった臭いがしないか、寝袋をよく確認してみましょう。

寝袋の洗濯方法はけして難しくありません。ご自宅の洗濯機を使った簡単な方法もありますし、近所のコインランドリーを利用しました便利な方法もあります。この機会に正しい洗濯方法を覚えて、次に寝袋を使うときには清潔に快適に使いましょう!