日本酒の種類一覧!精米歩合やアルコール添加で違いが出る?

日本酒はとても美味しいですよね!ですが、アルコール度数や甘口か辛口か、素材の米の種類や産地に至るまで、数多くの種類が存在します。この記事では日本酒のいろはから種類までをまとめ、日本酒の一覧と精米歩合による日本酒の出来上がりの違いについて記載しています。

目次

  1. 日本酒とは一体どんなお酒?
  2. 日本酒の作り方は?その製造工程の種類は?
  3. 日本酒の美味しい飲み方は?飲み方の種類はある?
  4. 日本酒の度数は?他の種類のお酒より強いの?
  5. 日本酒に合うおつまみの種類をご紹介!
  6. 辛口の日本酒の種類を見てみよう!
  7. 甘口の日本酒の種類を見てみよう!
  8. 人気の日本酒銘柄の種類をご紹介!
  9. 自分好みの日本酒を探そう!

日本酒とは一体どんなお酒?

日本酒と聞くと、「アルコールが強そう」や「おじさん臭いからちょっと…」という声が聞こえてきそうです。しかし近年では日本酒に特化したおしゃれな居酒屋や、日本酒バルというお店の種類も増えてきました。その影響か、女性にも人気が出てきました。

この記事では、日本酒のいろはから銘柄の一覧、精米歩合による日本酒の呼び方の種類、製造でのアルコール添加の有無による日本酒の違いを取り上げていきます!日本酒についての知識を少し持ってから日本酒を飲むと、美味しさも楽しさも倍増しますよ!

日本酒とは一体どのようなお酒なのでしょうか?多くの方は「味が苦手…」や「酔いやすい」という印象をお持ちなのではないでしょうか。ビールやカクテルなどの他の種類のお酒よりもアルコール度数は高いですし、良いものは極端に価格が高いので、ハードルは高いように見えます。

味も、お米を発酵させて作るので少し癖のあるものが多いです。これが、日本酒を苦手とする方が多いと言われる所以ではないでしょうか。中には癖も少なく、水のように飲めてしまう銘柄も存在します。

このようなことから、日本酒は最初のハードルこそ高いものの、自分の適量や好みが分かればどんな料理にも合わせられ、銘柄も星の数ほど種類が存在するので、その中からイチオシを探す楽しみが持てる…というのが日本酒でしょう。次に、日本酒はどのようにして作られているのかをご紹介します!

日本酒の作り方は?その製造工程の種類は?

続いては製造方法について少しだけ触れていきます。日本酒とは、お米を原料にして11種類もの工程を経て作られています。収穫したお米を磨く精米から始まり、洗米、お米を蒸す蒸米、などがあります。

まず、日本酒造りで一番最初の工程が「精米」です。精米とはお米から糠(ぬか)や胚芽(はいが)を取り除き、お米を磨く作業です。ここでの磨き具合のことを「精米歩合」といいます。この精米歩合は、日本酒のラベルにも表記されており、この数値が低いほど「よく磨かれている」ということになります。

精米歩合の数値によって、「吟醸」「大吟醸」などの呼び方が変わります。この数値が低いほど、より磨きのかかったお米を使用していることになりますが、ランクを表したものではなく、製法の違いによる呼称の一覧になります。例を挙げると、「大吟醸酒」=50%以下、「吟醸酒」=60%以下、「特別純米酒」=60%以下、などの種類に分けることができます。

吟醸酒と特別純米酒は精米歩合の数値が同じなのに、呼び方が違うの?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。この違いは、「アルコール添加」の有無です。吟醸酒の中でもさらに2種類あり、「吟醸酒」と「純米吟醸酒」に分類することができます。「純米」とつくものには、アルコール添加がされていません。

アルコール添加は、「上槽(じょうそう)」という工程で行います。精米の後に洗米をし、お米を蒸してから麹(こうじ)を作り、その麹を元にもろみを作った後に上槽という工程があります。上槽では、ドロッとしたもろみを漉(こ)し、サラサラにする作業を行います。ちなみに、この時に残った粕(かす)が酒粕になります。

さて、アルコール添加のお話になりますが、そもそも何の為に行うのでしょうか。ルーツは、まだ日本酒の衛生管理が十分でなかった頃に、腐敗を防ぐ為に人工のアルコール添加を行ったことにあります。なお、現在では設備の充実や防腐技術が発達してきたため、香りづけや、味わいを爽やかにする…という目的が強い傾向にあります。

アルコール添加をした日本酒…つまり吟醸酒や大吟醸酒は、どのような味や匂いになるのでしょうか?銘柄でかなり違いがあるので明確に「コレ!」とは言い切れませんが、アルコールの刺激をはっきりと感じること、清涼感のある味わいがある、ということが共通項でしょう。

製造工程の話に戻りますが、上槽をかけてからさらに濾過(ろか)を行い、火にかけて貯蔵し、最後に瓶に詰める…というところまでが、日本酒の製造になります。

日本酒の美味しい飲み方は?飲み方の種類はある?

日本酒には、「冷や」や「熱燗(あつかん)」などメジャーな種類から、「ぬる燗」や「雪冷え」というマニアックな飲み方の種類が、温度によって分類されています。この日本酒はこの飲み方が合う!という飲み比べができるのも、日本酒の醍醐味ですね!

さらに、最近では日本酒を使ったカクテルも流行っています。ジュースから、なんと紅茶を合わせたカクテルもあります!多種多様な飲み方が流行り始めているので、カクテルから日本酒の世界に飛び込んでみるのも新たなきっかけになるかもしれませんね!

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日本酒の度数は?他の種類のお酒より強いの?

ここまで日本酒に絞って記事を書いてきましたが、他のお酒と比べてアルコールの強さはどうなの?と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここからは、日本酒がどのくらいの強さなのか、他のお酒と比較していきます!

ポピュラーなお酒の種類として、ビール、梅酒やワインなどの果実酒、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒がありますね!これらの種類のお酒と日本酒を比較してみると、日本酒は平均15度で、ビールは5度、ワインは12度、焼酎は25度、ウィスキーは40度以上となっています。

ビールやワイン、日本酒も含め醸造酒は、蒸留という過程を経ないためアルコール度数が高くならないという特徴があります。対して、焼酎やウィスキーなどのお酒はアルコールを高めるために蒸留を行なっているので、度数がものすごく高いのが特徴です。こうして比較してみると、日本酒は飲みやすい部類のお酒であるということになりますね!

日本酒に合うおつまみの種類をご紹介!

さて、日本酒に合うおつまみは本当に色々な種類があります!続いては一旦お酒から離れて、日本酒に合うおつまみを一覧で見てみましょう!

まずはエイヒレ。炙ったものにマヨネーズをつけて食べながら、日本酒を飲む。この組み合わせは大人気です。

次はチーズ。チーズと聞いて、真っ先に思いつくお酒の種類はワインですが、以外に日本酒とも合います。

続いては、いかの塩辛。日本酒には味の濃いものが合いますし、日本酒の清涼感で塩辛独特の生臭さが打ち消されます!

魚のカルパッチョも、爽やかな日本酒にとてもよく合います。銘柄や飲み方でも合う料理・おつまみが変わってくるので、色々試してみるのも楽しいですよ!

辛口の日本酒の種類を見てみよう!

さて、ここからは日本酒の大きな分類である「辛口」と「甘口」のお酒一覧を見ていきましょう!まずは辛口の種類から。

くどき上手。山形県産のキレの良い種類の日本酒です。このお酒よりさらに辛い超辛口の「ばくれん」という日本酒も同じ蔵元から販売されています。

浦霞(うらかすみ)。宮城県産の日本酒です。非常に口当たりが良く、すっきり飲めると評判の銘柄です。

田酒(でんしゅ)。青森県産の日本酒です。フルーティな香りと味のキレが良いと評判の銘柄です。代表例として以上の3種類をご紹介しました!

甘口の日本酒の種類を見てみよう!

続いて、甘口の日本酒を一覧でご紹介していきます!日本酒が初めての方は飲みやすい銘柄が多い甘口の種類の銘柄から飲み始めるのがオススメです!

出羽桜(でわざくら)。くどき上手と同じく山形県産の日本酒です。優しい甘さとフルーティーな香りが人気です。

一ノ蔵Again(いちのくらアガイン)。浦霞と同じく、宮城県産の日本酒です。濃密な甘さと熟成された香りが特徴です。

十四代。こちらも山形県の日本酒です。甘みと華やかな香りと旨味が評判の人気銘柄です。甘口の種類の日本酒をご紹介しました。比較的口当たりも柔らかく、非常に飲みやすいのが甘口の特徴です。美味しいので、飲み過ぎには注意しましょう!

人気の日本酒銘柄の種類をご紹介!

最後に、日本酒の人気銘柄の種類をご紹介します!これを飲んでおけば間違いない、という選りすぐりのお酒ばかりです。

獺祭(だっさい)。山口県産の名酒です。水のようにスーッと飲めてしまうので、飲み過ぎ注意です。アルコール添加を一切しないという特徴があり、純米酒のみとなっています。

久保田。新潟県産の日本酒です。こちらも非常に飲みやすいと評判のお酒です。キリッとした味わいで魚料理にとてもよく合います。

新政No.6(あらまさナンバーシックス)。こちらは秋田県産の日本酒で、少し甘い風味がしながらも、キリッとした味わいもある美味しい日本酒です。肉料理に合います。

自分好みの日本酒を探そう!

ここまで日本酒について書いてきましたが、日本酒と聞いて構えずに、まずはラフに飲んでみてはいかがでしょうか。そこから自分の好きな銘柄を探したり、飲み方を研究したりと、奥深い魅力がたくさんありますよ!旅先で、素敵な一杯に出会う楽しみが増えるかもしれませんね!

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