ダッチオーブンにシーズニングは不要?失敗しないお手入れのコツをご紹介!

ダッチオーブンはシーズニングが不要なものも登場していますが、鋳鉄製のダッチオーブンは、必ずシーズニングが必要です。シーズニングのお手入れ方法がわからないという人も多いようです。今回は、失敗しないお手入れのコツをご紹介します。

目次

  1. ダッチオーブンはシーズニングが必要
  2. ダッチオーブンでシーズニングが不要なもの
  3. ダッチオーブンシーズニング<準備するもの>
  4. ダッチオーブンシーズニング方法<洗う>
  5. ダッチオーブンシーズニング方法<オイルを焼き付ける>
  6. ダッチオーブンシーズニング方法<野菜くずを炒める>
  7. ダッチオーブンシーズニング方法<オイルを塗り仕上げ>
  8. ダッチオーブンシーズニング方法<使用後のお手入れ>
  9. ダッチオーブンシーズニング方法<トラブル対処法>
  10. ダッチオーブンはシーズニングして使おう!

ダッチオーブンはシーズニングが必要

ダッチオーブンのシーズニングに失敗しないように

キャンパーたちの間で人気のアイテムにダッチオーブンがあります。ダッチオーブンは、鍋の形をしているものの、本格的なオーブン料理が作れるとあって、大人気です。ダッチオーブンは、家庭でも使用できるため、ますます人気が高まっているようです。ダッチオーブンは、オーブン料理を筆頭に、焼いたり、似たり、蒸したりもできる万能調理器具です。ダッチオーブンとは、厚みのある鍋で、蓋の上に炭火がのせられるようになっているのが特徴です。さまざまな料理を楽しむことができるダッチオーブンですが、美味しい料理を失敗なく作るためには、正しいお手入れが必要となります。ダッチオーブンを正しくお手入れしていないと、料理に鉄の臭いが移ってしまったり、食材が焦げやすくなったりしてしまい、失敗してしまうことになってしまいます。

ダッチオーブンを使う前には、シーズニングと呼ばれるお手入れが必要です。シーズニングの方法も、しっかりと理解して、正しく行わないと失敗してしまい、ダッチオーブンがすぐに焦げたり、割れたり、ヒビが入ったりしてしまうので注意が必要なのです。また、ダッチオーブンの素材の種類により、若干シーズニングのやり方が異なるので、そこも注意が必要です。最近は、シーズニングが不要のダッチオーブンもどんどん登場してきていますが、一般的な鋳鉄製のダッチオーブンに比べて、かなり価格が高くなってしまいます。正しいやり方でシーズニングと使用後のお手入れさえ行えば、安い鋳鉄製のダッチオーブンでも、まったく問題なく、長く愛用できるのです。ダッチオーブンのシーズニング・お手入れ方法のコツをしっかりと覚えておくことが重要なのですね。

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由①

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ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由①は、さび止めのためにダッチオーブンに塗布されている、クリアラッカーやワックスを取り除くためです。販売されているダッチオーブンには、クリアラッカーやワックスがコーティングされています。サビを防ぐためとしてコーティングされているのですが、ダッチオーブンを使用する前には、しっかりと取り除く必要があります。さび止めが残ったままダッチオーブンを使用すると、いやな臭いが料理についてしまい、料理に失敗してしまうことになってしまいます。また、さび止めがついたままの状態だと、ダッチオーブンの見た目もよくありません。ダッチオーブンのさび止めは、強火で空焚きして、しっかりと取り除くのが、失敗しないコツなのです。

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由②

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由②は、臭いを取り除くためです。もっとも一般的である、鋳鉄製のダッチオーブンは、どうしても鉄の臭いが強いものです。この鉄の臭いが残っていると、調理中も不快になってしまいますし、料理に鉄の臭いがついてしまい、失敗してしまうことになってしまいます。ダッチオーブンと同じように、鋳鉄製の調理器具にスキレットがありますが、スキレットもシーズニングが必要なのも同じ理由からです。熱が伝わりやすい鋳鉄製の調理器具は、美味しい料理を作ることができる人気アイテムですが、使用前にはシーズニングを行い、鉄の臭いをしっかりと取り除くことが重要なのです。

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由③

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由③は、オイルで表面に膜を作るためです。先ほど説明した通り、使用前のダッチオーブンには、さび止めが塗られています。このさび止めを取り除いた状態になると、鉄がむき出しの状態になるため、非常にサビやすくなってしまうのです。シーズニングで、ダッチオーブンに油をなじませることにより、サビを防いでくれるようになるのです。また、油でコーティングすることにより、焦げ付きにくく、使いやすいダッチオーブンに仕上げることができるのです。シーズニングに失敗すると、すぐにダッチオーブンが焦げたり、ヒビが入ったりしてしまうので、コツをしっかりと覚えて正しくシーズニングを行いましょう。

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由④

ダッチオーブンにシーズニングが必要な理由④は、元の状態に戻すためでもあります。ダッチオーブンを長期間使用せずに放置したままだと、サビが発生してしまうこともよくあります。久しぶりにダッチオーブンを出してみたら、サビていたという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?また、長期に渡ってダッチオーブンを使っていると、次第に焦げてきてしまうこともあります。焦げがついたり、サビたりしてしまったダッチオーブンは、再度使い始めと同じようにシーズニングをすることによって、元の状態に戻すことができるのです。正しくシーズニングを行えば、失敗もなく、長くダッチオーブンを愛用できるようになるのです。

シーズニングやお手入れでダッチオーブンを育てる!

鋳鉄製のダッチオーブンは、店頭などで販売されている商品は、シルバーに近いような色をしています。灰色っぽい色をしているのが特徴です。ダッチオーブンをシーズニングして、使用後の油ならしなどのお手入れをなんども繰り返すと、どんどん黒色に変化していきます。ダッチオーブンを使い込むにつれて、色は真っ黒に変わっていくのです。これを「ダッチオーブンを育てる」という言い方をします。シーズニングやお手入れは正直大変面倒な作業ではありますが、正しくしっかりと行うことによって、ダッチオーブンを育てることができ、それもまた楽しみとなるのです。使い込むにつれて黒くなっていくダッチオーブンに愛着がわいてくるはずです!

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ダッチオーブンでシーズニングが不要なもの

ダッチオーブンを使用する前には、必ずシーズニングが必要だと説明しましたが、中にはシーズニングが不要なものもあります。シーズニングは、正しく行わないと失敗してしまう可能性もあり、また、かなり手間のかかる作業でもあります。ダッチオーブンで料理を楽しんでみたいけれど、シーズニングや使った後のお手入れが面倒だと感じる人も多いようです。そんな人たちにぴったりなのが、シーズニングが不要なダッチオーブンです。もっとも一般的な鋳鉄製のダッチオーブンは、必ずシーズニングが必要ですが、そのほかの素材で作られたダッチオーブンは、シーズニングが不要なものもあります。どんな素材のダッチオーブンがシーズニング不要なのかチェックしておきましょう。

ステンレス製のダッチオーブン

シーズニングが不要なダッチオーブンの種類①は、ステンレス製です。ステンレス製のダッチオーブンは、面倒なシーズニングが不要で、しかも、使用後のお手入れもかなり簡単なので人気です。使いはじめる前のシーズニングは不要で、食器用洗剤を使って洗うだけですぐに使えるのがステンレス製のダッチオーブンの最大の魅力です。また、使用後のお手入れも一般的な鍋やお皿と同じように、食器用洗剤できれいに洗って、乾かすだけでOKなのです。

シーズニング不要で、お手入れもラクですが、ダッチオーブンの機能はしっかりあるため、キャンプでも美味しいオーブン料理や煮込み料理を作ることができるのです。ステンレス製のダッチオーブンのデメリットは、価格が高くなってしまうことです。一般的な鋳鉄製のダッチオーブンよりも、かなり高い価格になってしまいます。手軽に使えるダッチオーブンが欲しいという人は、多少値段が高くても、ステンレス製のものを選ぶことで、頻繁にダッチオーブンを使用することができるようになるでしょう。

アルミ製のダッチオーブン

シーズニングが不要なダッチオーブンの種類②は、アルミ製です。アルミ製のダッチオーブンは、種類は少ないのですが、販売されています。アルミ製のダッチオーブンも、ステンレス製と同じようにシーズニングが不要です。一般的な鋳鉄製のダッチオーブンと比較すると、かなり軽いのもアルミ製の大きなメリットです。アルミ製のダッチオーブンは、サビにも強く、鉄独特の臭いもありません。使用後のお手入れも非常にラクで、食器量洗剤で洗って乾かすだけです。アルミ製のダッチオーブンのデメリットは、価格が高くなってしまうことです。また、アルミ製のダッチオーブンは、蓋も軽量であるため、蓋による圧力効果が低くなってしまいます。

シーズニング不要なおすすめダッチオーブン

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ステンレス製のダッチオーブンの代表といえば、「SOTO」でしょう。「SOTO」のダッチオーブンは、ステンレス製だから、シーズニングが不要で、お手入れもとても簡単です。また、家庭のガスコンロや、IHヒーターでも使用できるのも魅力です。もちろん、キャンプやアウトドアなどでも使用することができます。蓋の上に炭ものせることができ、ダッチオーブンの特徴はそのままに、使いやすくなっています。価格は鋳鉄製と比べると、かなり高くなってしまいますが、やはり使いやすさは抜群です。

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日本のアウトドアメーカーとして有名な「LOGOS」のSLダッチオーブンは、シーズニングが不要となっています。このダッチオーブンは、あらかじめ焦げ付かないように作られているため、使う前のシーズニングが不要なのです。シーズニングが不要だから、すぐにダッチオーブンを使用することができ、初心者にもおすすめです。また、家庭のガスコンロはもちろん、IHヒーターにも対応しているのがうれしいポイント。アウトドアで使う頻度が少ないユーザーでも、家庭で使用することができるため、購入したものの、出番が少なく、眠ったままになっているなんていうことになりません。家庭での料理の幅もグッと広がります。

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アメリカのキャンプ用品メーカーとしておなじみの「コールマン」からも、シーズニング不要のダッチオーブンが販売されています。「シーズニングフリーダッチオーブン」は、鋳鉄製のダッチオーブンにも関わらず、面倒なシーズニングが不要です。シーズニングは不要ですが、使用後は、しっかりとお手入れをしたほうが長く愛用できるでしょう。ダッチオーブンを購入して、すぐに使用したいというキャンパーにぴったりでおすすめです。初心者でも、気軽にダッチオーブンにチャレンジすることができるでしょう。

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ダッチオーブンシーズニング<準備するもの>

ダッチオーブンのシーズニングを行う際に、必要なものを紹介します。作業をはじめる前に、すべて必要なものが揃っているかをしっかりチェックしておきましょう。シーズニングは、使いはじめだけではなく、ダッチオーブンが焦げ付いたり、サビが発生したときにも再度必要となることがあります。

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの①:たわし

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ダッチオーブンシーズニングに必要なもの①は、たわしです。ダッチオーブンのさび止めを落とすときに使用します。金たわしは、ダッチオーブンにキズが入ってしまうため、使用しないように注意してください。普通のたわし(亀の子たわし)を使用してくださいね。ダッチオーブンの種類によっては、たわしではなく、スポンジで洗ったほうがいい場合もあります。

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの②:食器用洗剤

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ダッチオーブンシーズニングに必要なもの②は、食器用洗剤です。食器用洗剤は、ダッチオーブンのさび止めを落とすときに、たわしやスポンジと一緒に使用します。使用できる洗剤は、ダッチオーブンの素材の種類によって、異なるため、取扱説明書などをしっかりとチェックしてください。なかには、使用不可な洗剤の種類などもあるため、注意が必要です。使ってはいけない洗剤を誤って使用してしまうと、シーズニングに失敗してしまうことがあります。

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの③:オリーブオイル

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ダッチオーブンシーズニングに必要なもの③は、オリーブオイルです。食器用洗剤とたわしで、ダッチオーブンに塗布されていたさび止めをしっかりと落としたら、油を塗っていきます。油によって、ダッチオーブンをコーティングし、サビや焦げ付きを防ぐ役割を果たします。使用する油は、塩分が入っていないものであれば大丈夫ですが、オリーブオイルがおすすめです。塩分などが入っていないサラダ油でも大丈夫です。

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの④:キッチンペーパー

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ダッチオーブンシーズニングに必要なもの④は、キッチンペーパーです。ダッチオーブンに油を塗るときに、キッチンペーパーに含ませて塗るのに使用します。薄いキッチンペーパーではなく、丈夫で厚手のキッチンペーパーを使うようにするのが上手になじませるコツです。余分な油を拭き取るときにも、キッチンペーパーを使います。

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの⑤:野菜くず

ダッチオーブンシーズニングに必要なもの⑤は、野菜くずです。ダッチオーブンの鉄の臭いを取り除くために、油で野菜くずを炒めます。にんじんやジャガイモの皮、キャベツの芯など、不要なもので構いません。臭いの強い、ニンニクや、ネギを入れると、鉄の臭いが取れやすくなり、おすすめです

ダッチオーブンシーズニングにあると便利なもの

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必ず必要なもの以外で、ダッチオーブンシーズニングにあると便利なものは、グローブ・リフターです。高温に熱したダッチオーブンのお手入れをするときには、耐熱グローブがあると役立ちます。また、ダッチオーブンの蓋を持ち上げるリフターもあると便利です。ダッチオーブンのリフターは、シーズニングのときだけではなく、ダッチオーブンで調理をするときにも必要なものなので、あわせて準備しておくのがおすすめです。ほかに、トングは、、オイルをキッチンペーパーに含ませて、熱して高温になっているダッチオーブンに塗り広げるときに役立ちます。

ダッチオーブンシーズニングの注意点・コツ

ダッチオーブンシーズニングの注意点・コツを紹介します。ダッチオーブンのシーズニングは、家庭のキッチンにあるガスコンロを使って行うこともできますが、キャンプなどで使用するバーナーがあれば、屋外で行うのがおすすめです。ダッチオーブンのシーズニング時は、かなり高温で熱するため、煙が出ます。室内のガスコンロでシーズニングを行う際は、必ず換気扇をまわしながら行うようにするのもコツのひとつです。また、屋外・室内問わず、シーズニングをするときは、卓上タイプのカセットコンロは絶対に使用しないようにしましょう。

ダッチオーブンを空焚きすることにより、高温になり、熱によってカートリッジが爆発してしまう可能性があり、大変危険です。ダッチオーブンをシーズニングするときは、コンロやバーナーで長時間加熱するため、使用する道具類は、耐熱性が高く、丈夫なものを選んでおくのも、シーズニングに失敗しないコツです。シーズニングが必要なダッチオーブンは、鋳鉄製のものだけです。ステンレス製や、アルミ製のダッチオーブンは、シーズニングは不要なので、注意してくださいね。また、メーカーのモデルによっては、鋳鉄製でも、使用する前のシーズニングが不要なものもあるため、しっかりとメーカーの取扱説明書などをチェックしておくようにするのもポイントです。

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ダッチオーブンシーズニング方法<洗う>

水を入れて火にかける

それではいよいよここからは、ダッチオーブンのシーズニングの方法について説明していきます。シーズニングやお手入れを正しくしっかり行うことで、失敗がなく、長くダッチオーブンを使えるようになります。使えば使うほど、黒く変わっていくダッチオーブンをしっかりとお手入れして、育てていきましょう!まずは、ダッチオーブンを洗う作業です。この洗う作業をしっかりと行うことも、シーズニングに失敗しないコツになります。まず洗う前に、ダッチオーブンにたっぷりの水を入れて、火にかけます。お湯が沸騰したら、火を止めて、手を入れても熱くないくらいまでそのまま冷ましてください。

たわしでゴシゴシ洗う

ダッチオーブンに、水を入れてお湯を沸かすことにより、さび止めコーティングが落ちやすくなります。お湯が冷めたら、たわしを使って、よく洗い、さび止めをしっかりと落としていきましょう。お湯だけではさび止めが落ちない場合は、洗剤を使って洗いましょう。ダッチオーブンの内側だけでなく、外側や、蓋もしっかりと洗うのがコツです。ダッチオーブンを洗い終わったら、ふきんやキッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、そのまましっかりと自然乾燥させてください。乾かす時間が取れない場合は、ダッチオーブンを弱火にかけて、水分を飛ばしましょう。ダッチオーブンの表面には、小さな穴がたくさんあるのですが、その穴の中までしっかりと乾かすのが、失敗しないコツでもあります。

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ダッチオーブンシーズニング方法<オイルを焼き付ける>

オリーブオイルを塗る

ダッチオーブンを洗い、完全に乾いたら、キッチンペーパーを使って、オリーブオイルを塗っていきましょう。ダッチオーブンの内側・外側から、蓋の内側と外側まで、塗りもれのないように、しっかりとオリーブオイルを塗ってください。しっかりとダッチオーブンに油を塗るのも、シーズニングに失敗しない重要なコツです。オリーブオイルをダッチオーブンの本体・蓋にすべて塗り終わったら、キッチンペーパーで、余分な油を拭き取っておきましょう。塩分を含む油は、絶対に使用しないように注意してくださいね。

オイルを焼き付ける

オリーブオイルを塗り終えたら、コンロやバーナーの上にダッチオーブンをのせて、中火〜強火にかけてください。ダッチオーブンから、煙が出てきたら、火を弱火にして、煙が出なくなるまで加熱します。煙がまったく出なくなったら、火を止めましょう。そして同じように、再度オリーブオイルをキッチンペーパーでダッチオーブン全体にムラなく塗り、1回目と同様に中火にかけて煙が出たら弱火にし、煙が出なくなったら火を止めて、オリーブオイルを塗るという工程を4〜5回ほど繰り返します。二回目からは、ダッチオーブンが高温になっているため、オリーブオイルを塗るときは、耐熱グローブを使うか、キッチンペーパーをトングで掴んで塗ると良いでしょう。火傷にはくれぐれも注意してくださいね!熱の暑さとの戦いになりますが、この作業を繰り返すことにより、最初はグレイっぽい色だったダッチオーブンが、黒っぽく変わっていきます。この作業をしっかり行うことも、シーズニングに失敗しない重要なコツになります。

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ダッチオーブンシーズニング方法<野菜くずを炒める>

ダッチオーブンのシーズニングで、一番大変なのは、先ほどのオイルを塗って、焼き付ける工程を繰り返す作業です。ここまで終われば、あとは仕上げの段階になるので、シーズニングに失敗しないために、もう少し頑張りましょう!野菜の皮など、野菜くずをダッチオーブンで炒めていきます。野菜くずを炒めることにより、ダッチオーブンの鉄の臭いを取り除くことができるようになるのです。

この作業を行わずに、ダッチオーブンで料理を作ってしまうと、出来上がった料理が鉄臭くなって、失敗してしまいます!野菜くずを炒める作業を行うのは、失敗しない重要なコツなのです。野菜くずを炒め終えたら、捨ててください。玉ねぎの皮や、人参の皮、ネギやニンニクの食べない部分などをあらかじめ準備しておき、袋に入れておくとスムーズです。

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ダッチオーブンシーズニング方法<オイルを塗り仕上げ>

ダッチオーブンのシーズニングの仕上げ作業です。ダッチオーブンで野菜くずを炒めたあと、まだ完全に冷めていない状態で、再度キッチンペーパーを使って、オリーブオイルを塗っていきましょう。仕上げでオリーブオイルを塗るときは、薄く塗るようにするのが失敗しないコツです。

ダッチオーブンの内側だけではなく、外側や、蓋の両面まで、漏れなくしっかりとオリーブオイルを薄く伸ばすように塗りましょう。冷め切っていないうちに、オリーブオイルをダッチオーブン全体に塗り、そのまま熱が取れるまで自然に乾かしたら、ダッチオーブンのシーズニング作業は、完了になります!

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ダッチオーブンシーズニング方法<使用後のお手入れ>

ダッチオーブンは、使用前のシーズニング作業だけではなく、キャンプやアウトドアなど、ダッチオーブンを使った後には、その都度しっかりとお手入れすることが重要です。ダッチオーブンは、一般的な鍋やフライパンのように、洗剤で洗って乾かせばいいというものではありません。ダッチオーブンの使用後のお手入れ方法もしっかりと覚えておきましょう。

ダッチオーブンの汚れを拭き取る

ダッチオーブンで作った料理は、熱いうちにそのままの状態で食べ切ってしまうか、すぐに別のお皿などに移してください。ダッチオーブンの中に料理を入れっぱなしにしておくと、サビの原因となってしまいます。料理をなるべく早く取り出すというのも、ダッチオーブンのお手入れに失敗しないコツのひとつです。料理をダッチオーブンからすべて取り出したら、ダッチオーブン内部に残っている汚れをキッチンペーパーで取り除きます。汚れがある程度取れたら、ダッチオーブンの中にお湯を入れてください。

お湯を入れて洗う

木製のヘラなどを使って、こびりついた汚れを取り除きます。たわしでやさしくこすって汚れを落としましょう。お湯だけでも、汚れが落ちて、きれいになっていきます。ダッチオーブンの底が焦げてしまっている場合は、お湯を火にかけて沸かしてから、こすって汚れを落としましょう。このとき、洗剤は使用しないようにしてください。洗剤を使用すると、サビの原因となってしまい、お手入れに失敗してしまうことになりかねません。汚れが落ちたら、お湯で流し洗いをして、きれいにしましょう。

オイルを塗り焼き付ける

きれいにダッチオーブンを洗い終えたら、水気を拭き取り、火にかけて空焚きします。蓋をした状態で、しっかりと空焚きして、完全に水分を飛ばします。水分がなくなったら、シーズニングの作業と同じように、キッチンペーパーでオリーブオイルをダッチオーブン全体に塗っていきます。蓋や取手部分も忘れずに塗ってくださいね。塗り終わったら、余計なオイルを拭き取り、煙が出てくるまで火にかけます。煙が出なくなったら火を止めて、熱が取れるまで放置します。これで、ダッチオーブン使用後のお手入れは完了です。ダッチオーブン使用のたびに、この作業をしっかり行うのが、長く使えるコツになります。面倒ではありますが、コツをおさえながら、きちんとお手入れを行いましょう。

ダッチオーブンの保管方法

ダッチオーブンの保管方法にもコツがあります。お手入れ後、ダッチオーブンの熱が完全に取れたら、収納ケースに入れて保管します。ダッチオーブンは、お手入れの際、オイルを塗っているため、そのまま収納ケースに入れてしまうと、オイルがケースについてしまいます。おすすめは、収納ケースに新聞紙を敷くことです。新聞紙は、湿気も吸い取ってくれるため、サビの対策としても役立ちます。蓋も新聞紙で包んでから、収納するのが上手に保管するコツです。また、蓋と鍋の間に、割り箸を挟んで、隙間を作るようにして収納することにより、通気性がよくなります。これらのちょっとしたコツで、ダッチオーブンを長く愛用できるようになるのです。

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ダッチオーブンシーズニング方法<トラブル対処法>

ダッチオーブンが焦げた!

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長く使用していると、ダッチオーブンが焦げてしまって、なかなか取れなくなってしまうこともあるでしょう。いつものダッチオーブンのお手入れ手順の通りに、焦げた部分以外の汚れを取り除いたら、空焚きします。空焚きすることにより、焦げ付きが炭に変わります。炭になったら、ヘラなどで、こそげば、ポロリと焦げ付きが取れるようになります。焦げ付きを取り除くのに、「ダッチスクレイパー」を使うのもおすすめです。より簡単に、焦げが落とせます。

ダッチオーブンがサビた!

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ダッチオーブンがサビたら、まずはキッチンペーパーにオイルを染み込ませてサビの部分をこすってみてください。それでもサビが取れない場合は、ダッチオーブンにお湯を入れて、火にかけ沸騰させます。手を入れても熱くないくらいに冷めたら、たわしにクレンザーを少量つけて、こすってサビを落としましょう。ダッチオーブンが冷めたら、水で洗って乾かし、仕上げにオリーブオイルをなじませてください。

ダッチオーブンの臭いが気になる!

ダッチオーブンの臭いが気になり出したら、お湯を張って、大さじ3杯ほどの重曹を入れて、沸騰させてください。沸騰したら火を止めて、冷めたらたわしで洗って、きれいに水洗いをしてみてください。

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ダッチオーブンはシーズニングして使おう!

今回は、ダッチオーブンのシーズニングのやり方手順や、コツについてまとめました。ダッチオーブンは、お手入れが面倒ではありますが、美味しい料理をキャンプやアウトドアで作ることができる、人気アイテムです。きちんとお手入れすることで、ダッチオーブンは、長く愛用できるようになります。ダッチオーブンは、使用前には、シーズニングが必要です。正しいやり方で、しっかりシーズニングを行ってから、楽しい料理作りにチャレンジしてくださいね!

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