冷蔵庫の温度や使い方!季節毎の上手な管理で食品を長持ちさせよう!

現代の生活において冷蔵庫は欠かせない家電製品ですよね。毎日使われている冷蔵庫ですが、室内の温度を気にしたことはありますか?季節ごとに冷蔵庫の温度をうまく調節すると、食材を長持ちさせたり節電することが可能です。今回は節約にもつながる冷蔵庫の使い方をご紹介します。

目次

  1. 冷蔵庫を上手な使い方を知ろう
  2. 冷蔵庫の使用目的
  3. 冷蔵庫の適切な保存温度を知ろう
  4. 季節によって冷蔵庫の温度を変えよう
  5. 温度が高くての冷蔵庫の冷えが悪いと感じたら
  6. 冷蔵庫の上手な使い方①冷蔵室
  7. 冷蔵庫の上手な使い方②チルド室
  8. 冷蔵庫の上手な使い方③冷凍室
  9. 暮らしに合わせて冷蔵庫を上手に活用しよう

冷蔵庫を上手な使い方を知ろう

普段、何気なく使用している冷蔵庫。現代生活の中において、なくてはならない家電製品ですよね。最近は各家電メーカーで、多種多様な機能を兼ね備えた冷蔵庫が販売されています。それぞれの家庭のライフスタイルによって選ばれる冷蔵庫ですが、みなさんは自分が使用している冷蔵庫の特徴を理解しながら活用していますか?

冷蔵庫の室内温度は場所によって変わります。その室内温度も、冷蔵庫を設置している場所や気温で変化します。冷蔵庫の室内温度をきちんと把握して温度管理をすれば、食材を上手に管理できるだけではありません。うまく使用すると節電が可能で、1ヶ月の電気代を抑えられるかもしれません。冷蔵庫の適切な温度管理の方法を知り、巧みに使いこなしましょう。

冷蔵庫の使用目的

冷蔵庫はかつて「3種の神器」のひとつといわれていた家電製品です。それくらい冷蔵庫は現代においても広く普及し、生活には欠かせない存在ですよね。常温よりも低い温度で食品を保存し、品質や性質を維持する目的のため、冷蔵庫は多くの家庭で使われています。

冷やすことで衛生的に食品を保つ

冷蔵庫は食品を冷やすことだけが目的ではありません。冷やすことで生鮮食品に付着している菌の増殖を抑え、衛生的に保存する役割があります。多くの菌は低温では繁殖速度が遅くなるため、冷蔵庫で保存することにより、清潔な状態で食材を保つことができます。ですが、菌が死滅するわけではないので、食品の購入後はすぐに冷蔵庫で保存して早めに使い切るようにしましょう。

野菜や果物の劣化を遅らせる

野菜や果物はエチレンガスという、品質劣化を引き起こすガスを発生させます。食材をラップなどでしっかり密閉してから、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵保存はエチレンガスの発生を抑え、鮮度を維持させる役割があります。ただ、バナナなどの冷えに弱い食材は冷蔵庫で保存してしまうと、かえって劣化を進めてしまうため注意が必要です。食材によって適切な方法で保存しましょう。

冷蔵庫の適切な保存温度を知ろう

最近は高性能な多機能冷蔵庫が増えていて、それぞれ割り当てられた部屋ごとに設定されている温度が違います。もちろん、家電メーカーによって温度は微妙に異なるため、説明書などで確認しておくと確実ですよ。食材を上手に長持ちさせられると、冷蔵庫の節電だけでなく食費の節約にもつながります。冷蔵庫の室内エリアの温度を知って、食材を効率よく保存しましょう。

冷蔵室とドアポケットの温度

冷蔵室は3度~6度に設定されています。サラダやお惣菜といったすぐ食べるものや、凍らせたくない食材を入れるのに適しています。またドアポケットは6度~9度で設定されていますが、外気に触れやすく温度も変動しやすくなっています。飲み物や調味料など、温度で品質が左右されない食材を入れるようにしましょう。

野菜室の温度

野菜室の温度は5度~8度に保たれています。野菜室は冷蔵室よりも温度が高く、野菜や果物を保存する専用のスペースです。未開封であればドリンク類も野菜室で保存できますよ。野菜室は鮮度を維持させ食材の品質を守りますが、カットされた食材や傷みやすいもやしなどは、野菜室よりも冷蔵室で品質管理をした方が適当です。冷蔵室で保存した食材は早めに使いきってくださいね。

チルド室とパーシャル室の温度

チルド室は約0度に、パーシャル室は約マイナス3度に温度が保たれています。チルド室は肉類や魚介類、乳製品の保存に向いています。漬物や生麺などもチルド室に入れておくと、冷蔵室で管理するよりも食材を長持ちさせることが可能です。また、パーシャル室は食材を微凍結状態にして品質を管理します。肉類や魚介類の保存に適し、調理の際は解凍が不要で利便性に優れています。

冷凍室の温度

冷凍室は約マイナス18度に温度が設定されています。冷凍食品や氷菓子など長期保存ができる食材や、ホームフリージングした食材を冷凍室で管理します。乾物や茶葉なども冷凍室で保存すると湿気対策になるため、有効に使いましょう。冷凍室で保存した食材を解凍する際は衛生面を考りょして、冷蔵室に食材を移して解凍させるか、電子レンジを利用してくださいね。

季節によって冷蔵庫の温度を変えよう

冷蔵庫の中の室温は、外の気温によって左右されやすいものです。夏の暑い季節は冷蔵庫室内の温度は高くなり、逆に冬など寒い季節は温度が低くなります。ほとんどの冷蔵庫には温度調節機能がついており、つまみの場合は数字や強弱で冷蔵庫の温度が調節できます。タッチパネルやセンサーなどで管理できるようになっている、最新式モデルの冷蔵庫もあります。

季節ごとで冷蔵庫の温度を適切に調節することは、冷蔵庫の無駄な稼働を減らします。衣替えをするような感覚で、外の気温の変化に合わせて冷蔵庫の温度も変えていきましょう。些細なことのように感じられるかもしれませんが、このわずかな変化で省エネや節電にもつながりますよ。

猛暑日が続く季節は「強」に設定

夏の季節でも冷蔵室内の中身が少ない場合や、設置場所によっては「弱」で十分です。猛暑日が続く場合にはメモリを「強」に設定しましょう。詰め込みすぎや霜が原因で冷えが悪い場合はメモリを調節する前に、冷蔵室内の整理整頓から始めましょう。メーカーによっては夏の季節に「弱」と設定表記がされている場合があります。その際はメーカー表記の指示に従うようにしましょう。

冬の季節は「弱」に設定

冬は外の気温も低いので「弱」に設定しましょう。冷蔵庫のモデルによって「冬季設定」というものがありますが、この設定は電気代がかかります。冬場では冷凍室が冷えにくくなるため、冷凍室の冷えが悪いと感じたときに「冬季設定」を使用するのがおすすめです。ですが寒い地域に住んでいる場合は、冬場に「通常設定」を使用すると霜の原因になるため「冬季設定」にしましょう。

温度が高くての冷蔵庫の冷えが悪いと感じたら

冷蔵庫の温度を調節しても室内の冷えが悪いと感じた場合は、使い方に問題があるかもしれません。冷蔵庫の室内温度は、ちょっとした工夫で安定させることができます。効率よく冷蔵庫の室内の冷気を循環させるために、この機会に冷蔵庫で保存している食材を整理してみたり、使い方を見直してみましょう。

ちなみに、きちんと温度を調節したい方には冷蔵庫用の温度計も販売されています。通常の温度計よりも値段は高めですが、実際に数字として可視できると温度の調節もしやすいですよね。自宅の冷蔵庫がどのくらいの温度なのか把握してみたい方には、こういったグッズもおすすめですよ。

冷気吹き出し口をふさがない

冷蔵庫の冷気は上から下に循環します。特に冷気吹き出し口をふさいでしまうと、冷気の通りが悪くなって冷蔵室内の冷えを妨げてしまいます。冷気吹き出し口は冷蔵室の奥の方に設置されている場合があります。食材などでふさいでいないかどうか確認してみましょう。食材が多くてスペースが確保できない場合は詰め込みすぎです。一度、冷蔵室の中身を整理しましょう。

温めた料理は冷ましてから保存する

最近は作り置き料理が注目されるようになってきましたよね。その料理を冷蔵室に保存する際、きちんと熱を逃がしているでしょうか。熱を持った状態で料理を冷蔵室に入れると、必然的に室内温度は上がってしまいます。霜が付着する原因になり、冷蔵室内の冷気の流れを悪くしてしまいます。作った料理は熱を冷ましてから、冷蔵室に保存しましょう。

ドアの開閉は最低限にする

冷蔵庫の温度が安定しないもっとも起こりやすい原因として、ドアの開閉の頻度が多いことや、ドアを開けている時間が長いことがあげられるのではないでしょうか。冷蔵庫の温度を安定させるために必要なことは、外気を取り込まないようにすることです。ドアの開閉は最低限にして、開けたらすぐに閉めるという習慣をつけるだけでも、冷蔵室内は冷えやすくなりますよ。

冷蔵庫の上手な使い方①冷蔵室

冷蔵庫の中でも、冷蔵室は冷気の循環の良し悪しを左右する大切なスペースです。冷蔵室はスペースが広いこともあり、基本的にどんな食材でも入れられるため、いろいろと食材を詰めてしまいがちです。冷蔵室に食材を詰めすぎると冷気の循環が悪くなるだけではありません。食材の場所を把握しにくくなり、ドアを開けている時間が長くなってしまいます。

冷蔵室を上手に使うために、まずは食材を詰め込みすぎないように意識しましょう。冷蔵室に収納する量は目安として7割くらいです。食材の定位置を決めたり、保存容器を使って食材を管理することも有効です。いつ食品を入れたのか分かりやすいように、ラベルを貼るのもおすすめですよ。上手に室内の冷気を循環させるスペースを作りながら、食材の無駄を少なくしてくださいね。

冷蔵庫の上手な使い方②チルド室

チルド室は冷蔵室より温度が低いため、食材を微凍結状態にさせます。鮮度が維持できるため生鮮食品の保存に適しています。しかし、チルド室の使い方はそれだけではありません。てんぷらなどの揚げ物をチルド室で少し寝かせてから、油に投入するとカラッと揚げることができます。揚げ物は食材と油の温度差が大きいとカラッと仕上がりますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

冷蔵庫の上手な使い方③冷凍室

冷凍室は冷蔵室とは反対に、食材をしっかり入れた方が安定した冷気を保てます。保存用の密閉袋やトレイなどで仕切りを作って、食材との隙間をなるべく少なくしましょう。肉類や魚類などを冷凍する際はできるだけ平らに広げて、縦に立てて保存するのがおすすめです。マグネット式のホワイトボードを冷蔵庫に貼って、冷凍室の食材を記入しておくと管理しやすくなりますよ。

暮らしに合わせて冷蔵庫を上手に活用しよう

冷蔵庫の温度はただ強弱を変更すればいいわけではありません。冷蔵庫の使い方は各家庭の生活スタイルによって変わってきます。それぞれの家庭に適したやり方で、温度調節や食材の保存管理をしていきましょう。こまめに冷蔵庫の中を清掃したり食材の整理をしながら、無理なく家事や節電に取り組んでくださいね。

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