ベナベンテ事件の概要と犯人のその後！復讐殺人事件の悲劇とは？

世界では、さまざまな残虐な殺人事件が発生しています。ここ日本でも、残虐なレイプ殺人事件はあとを立ちません。あまりに猟奇的な殺人事件や犯人は、世界的に有名となって、小説化や映画化されることも多々あります。今回紹介する、ベナベンテ事件も、世界的に有名な殺人事件です。ベナベンテ事件の名前は、犯人の名前に由来しています。ベナベンテ事件とは、いったいどんな犯人が起こした、どのような殺人事件のことなのでしょうか？有名な殺人事件ですから、一度はこの名前を耳にしたことがあるかもしれません。レイプ殺人は、世界各国で発生しており、悲劇的な殺人事件もかず多くあります。そんなレイプ殺人事件の中でも、ベナベンテ事件は、かなり猟奇的で恐ろしい事件なのです。まずは、ベナベンテ事件の概要について説明していきましょう。

ベナベンテ事件は、1992年、スペインにて起こったレイプ事件です。農場を営んでおり、一人で暮らしいていたマニュエル・ベナベンテという男が犯人として逮捕されています。このレイプ事件が残虐と言われているのは、レイプの内容の卑劣さです。犯人のマニュエル・ベナベンテは、3人の女性を残虐な手口でレイプしています。ベナベンテ事件が世界でも有数な残忍な殺人事件と言われているのは、そのひどいレイプの内容はもちろん、犯人が逮捕されたその後にも衝撃的な事件が発生したからです。この衝撃的で悲劇的なベナベンテ事件の概要を説明していきます。

先ほども述べたとおり、ベナベンテ事件は、ヨーロッパでも観光地として人気の高いスペインで発生しています。実はスペインの治安は悪く、数々の事件が発生しています。ベナベンテ事件の犯人である、マニュエル・ベナベンテが最初に起こしたレイプ事件の被害者は、女性教師でした。被害者の女性は、犯人ベナベンテに無理やり車に連れ込まれて、目隠しをされてしまいます。その後、衣服を剥ぎ取られて、カラダのいたるところをカミソリで傷つけられて、強姦されました。被害者の女性は、カミソリで傷つけられていたため、大量に出血しており、痛みもひどく泣き喚いており、精神的に錯乱した状態に陥ってしまいました。ヘリコプターのパイロットが、被害後の女性を発見したところ、被害者の女性はパニック状態で、落ち着かせるまでにかなりの時間がかかったようです。その後、被害者の女性は、病院に搬送され治療を受けて、精神状態が落ち着いてきたものの、目隠しをされていたため、犯人の顔はわからないと答えています。

一人目の女性がレイプ被害にあったその後、またしても事件が発生します。二人目の被害者女性は、飼っているニワトリにエサをあげていたところを、犯人のマニュエル・ベナベンテに拉致されています。一人目の被害者女性と同様に、目隠しをされた状態で、ニワトリ小屋の中でレイプされています。その後さらに三人目の女性が被害者となります。三人目の被害者の女性は、16歳の少女でした。三人目の被害者も、同じように目隠しをされて、道具小屋で強姦されました。三人の女性被害者たちは、皆事件の際、目隠しをされていたため、犯人の顔はわからなかったと答えています。目隠しされていたため、犯人の顔は特定できなかったものの、科学捜査により、捜査開始から二日後という、早い段階で、犯人が特定されます。その後、犯人であるマニュエル・ベナベンテは、逮捕されるのです。この時点では、ベナベンテ事件の被害者は死亡しておらず、殺人事件ではなく、レイプ事件です。犯人が、逮捕されたことにより、この猟奇的で残虐なレイプ事件は幕を閉じたと思いきや、その後に殺人事件が発生するのです。

レイプ事件の犯人として逮捕された、マニュエル・ベナベンテが、拘置所の中で、喉を切り裂かれて、殺害されたのです。犯人を殺害した、殺害事件の犯人は、レイプ事件である、ベナベンテ事件を担当した弁護士でした。この弁護士が犯人を復讐として殺人したとされる、悲劇の殺人事件と言われています。レイプ事件の犯人逮捕で終わらずに、担当弁護士が、女性たちのために復讐として殺人事件を起こしてしまったというのが、ベナベンテ事件の概要となります。

ベナベンテ事件＜犯人と関連人物＞を紹介します。ベナベンテ事件の概要は、上記で説明した通りです。ここでは、もっと深く、ベナベンテ事件の犯人や、関連人物について見ていくことにしましょう。残虐な通り魔レイプ犯人である、マニュエル・ベナベンテとはいったいどのような人物だったのでしょうか？また、レイプ犯人のベナベンテを復讐殺害した、弁護士の人物像についても見ていきましょう。

３件の残虐なレイプ事件を連続して起こした、ベナベンテ事件の犯人は、マニュエル・ベナベンテです。マニュエル・ベナベンテは、スペインの農場にて、一人暮らしをしている男でした。犯人については、一人暮らしをしていたということしかわからず、犯人の家族構成や友人関係などについては、不明となっています。犯人のマニュエル・ベナベンテは、捜査開始から二日後というスピードですぐに犯人が特定されて、逮捕されていますが、その後、被害者女性の担当弁護士によって殺害されてしまっているため、レイプ事件を起こした犯行動機などについても、一切わからないままとなってしまっているのです。これも、ベナベンテ事件の大きな謎のひとつと言えます。犯人であるベナベンテは、被害者女性たちを殺害はしていませんが、かなりひどい暴行を行なっています。ベナベンテ事件の犯人は、その後殺害されてしまいましたが、このベナベンテ事件の裁判が進行していれば、厳罰は免れなかったに違いありません。

一人目のベナベンテ事件の被害者女性は、教師でした。仕事での研究と休暇のために訪れた場所で、不幸にもレイプ事件の被害者となってしまうのです。突如、犯人のベナベンテにより、拉致され、目隠しされ、車に連れ込まれてしまいます。農場の小屋に連れて行かれ、犯人に強姦されます。カミソリで、太ももなど、体じゅうを切りつけられました。犯人のベナベンテは、彼女を傷つけ、レイプしたその後、放置したまま逃走しました。被害者女性は、巡回中のヘリコプターに発見され、保護されましたが、かなり精神的なダメージを受けており、落ち着くまでに相当な時間がかかるほどでした。

二人目のベナベンテ事件の被害者女性は、飼っているニワトリにエサをやっているときに、犯人のベナベンテに突然目隠しをされて、ニワトリ小屋に連れて行かれます。犯人により、被害者女性は、柱に針金で縛られて、身動きが取れないようにされていたそうです。衣服を剥ぎ取られた状態で、下腹や太ももなどをカミソリで切りつけられていました。犯人のベナベンテは、二人目の被害者をレイプした後、一人目の被害者の時と同じように逃走しています。二人目の被害者女性は、女性器の周辺を激しく切りつけられており、輸血を繰り返し、なんとか命を繋ぎ止めることができたそうです。レイプ事件の数時間後に、帰宅した夫により、発見されました。

三人目のベナベンテ事件の被害者女性は、まだ16歳の少女でした。彼女は仕事をはじめたばかりでした。帰宅途中にベナベンテに拉致され、外れにある道具小屋へ連れ込まれます。一人目・二人目の被害者女性と同じように目隠しをされており、強姦されて、カミソリで切りつけられました。三人目の被害者女性の被害は、とくにひどく、肝臓の機能が損傷を受けているほどでした。このときも、ベナベンテは、レイプ後に逃走しています。

レイプ事件の犯人として、ベナベンテが逮捕された後、拘置所で彼を殺害した弁護士です。この弁護士は、ベナベンテ事件の三人目の被害者の叔父でした。どのような経緯により、彼が犯人であるベナベンテの弁護士になったのかなどは、一切わからないようです。このベナベンテ事件には、謎が多いのですが、犯人であるベナベンテの名前以外は、弁護士の名前、被害者女性の名前などがまったく明らかにされていないのです。これだけ世界的に有名な事件であるにも関わらず、名前がわからないというのは、とても珍しいことです。この弁護士は、拘置所内で、ベナベンテの首をカミソリで切りつけて、殺害した殺人事件の犯人でもあります。弁護士からすれば、三人目の被害者は、姪に当たります。姪がレイプされ、カミソリで残虐に切りつけられたことへの復讐とも捉えられるでしょう。姪だけではなく、他の被害者女性に行ったひどい行為に対して、復讐したとも言えます。ベナベンテを殺害後、弁護士はすぐに拘置されますが、殺害事件当時の精神状態は正常ではなかったとして、60週間の精神療法処置を受けることを条件に、その後釈放されています。

ベナベンテ事件＜殺人事件の流れ＞を説明します。ベナベンテ事件の犯人は、通り魔的に、女性たちを次々に目隠しして連行し、レイプし、カミソリでカラダを切りつけるという残忍な行為を繰り返しています。ベナベンテ事件の概要や、犯人、被害者女性の説明のところでも述べた通り、その犯行の手口は、自分の欲望のままに行動した、大変残虐な行為でした。三人の被害者女性たちは、レイプされ、カミソリでカラダ中を切りつけられ、精神的なダメージも負っているのです。連続レイプ事件発生後、すぐに捜査が開始され、捜査開始からわずか2日後に、マニュエル・ベナベンテが犯人として逮捕されました。犯行現場に残っていた、毛髪などのDNAから、すぐにベナベンテが犯人だと割り出されたようです。犯人の衣服の繊維や、使用していた香水も特定されています。この事件の犯人が、喘息持ちだったということも犯人特定となったようです。レイプ事件の犯人として逮捕された後、ベナベンテは、彼の弁護士と面会を繰り返し、裁判へと進むことになるのです。このベナベンテの逮捕により、連続レイプ事件であるベナベンテ事件は、終結したかのように思われましたが、悲劇の復讐殺人事件が発生するのです。

このベナベンテ事件の犯人の弁護士となったのは、偶然にも三人目のレイプ被害者女性の叔父だったのです。通常の場合、弁護士を決める際は、被害者と犯人などの親戚関係は避けるはずですが、なぜか、被害者の叔父が犯人の弁護士として、割り当てられたのです。ベナベンテ事件の弁護士になったときから、犯人に復讐しようと心に決めていたのかもしれません。というのも、弁護士は、のちにベナベンテ事件の弁護士として割り当てられたことを「幸運だった」と語っているのです。残虐な事件の犯人への復讐ができる機会を得たことが、幸運だったと思っていたのでしょう。どんなに凶悪な犯人にも、弁護士がつきます。これはスペインでも同様です。ベナベンテが逮捕・拘置された数時間後に、弁護士と面会しています。弁護士とベナベンテの面会中に、拘置所内にベナベンテの大きな悲鳴が響き渡ります。

その悲鳴の主は、連続レイプ事件の犯人であるベナベンテでした。現場へ駆けつけると、血まみれになったベナベンテが苦しみながら、のたうちまわっていました。ベナベンテは、のどを深く切りつけられており、その後すぐに死亡しています。拘置所内で、殺人事件が発生したのです。現場にいた弁護士は、血まみれになっており、手にはカミソリが握られており、そのカミソリを警官に手渡しました。この殺人事件は、レイプ被害者に対する犯人への復讐劇だったと考えられています。三人目の被害者の叔父だった弁護士は、この残忍な犯人に復讐をしようと心に決めていたのでしょう。ベナベンテ事件は、連続強姦事件から、悲劇の復讐殺人事件に発展したのです。ベナベンテ事件の犯人を殺害した弁護士は、被害者女性たちが残虐に暴行・レイプを受けたことにより、精神状態が正常ではなかったと判決が下されます。

そして弁護士は、殺人事件を犯したにも関わらず、60週間の精神治療後、釈放されたのです。ベナベンテ事件発生時、レイプ犯であるベナベンテを殺害した弁護士に対して、同情する声のほうが圧倒的に多かったと言われています。弁護士が無罪になったことに対して、反対する声はなかったようです。当時の民衆も、残忍な行為を繰り返したベナベンテ事件の犯人を憎んでいたことがよくわかります。これがベナベンテ事件の発生から、殺人事件発生の経緯、裁判の結果の流れの概要経緯になります。

ベナベンテ事件は、連続レイプ暴行事件から、悲劇の殺人事件により、犯人が殺害されるという、大変珍しい事件です。凶悪な犯人である、マニュエル・ベナベンテの弁護士が、三人目のレイプ被害者の叔父だったというのは、まさに運命のいたずらと言えるでしょう。女性たちが残忍な手口で、傷つけられ、レイプされたことを考えると、犯人を憎む気持ちは誰にでも芽生えるものです。ベナベンテ事件の弁護士は、ベナベンテ事件の犯人の弁護士になったことで、犯人を被害者女性と同じようにカミソリで傷つけ、苦しませて、復讐を果たしたのです。ベナベンテ事件の弁護士になったことを、幸運だったと述べており、復讐できる絶好のチャンスだと思っていたのかもしれません。この弁護士による、ベナベンテ事件の犯人殺害事件は、悲劇の復讐殺人事件として、話題になります。弁護士は、ベナベンテののどから耳までを激しく切りつけました。この犯行にも、犯人に対する憎しみ、復讐が大きく関わっていることがわかります。弁護士は、このまま裁判に進んでも、犯人に厳罰が下ることはないと考え、自ら復讐の手を下したのでしょう。

ほとんどの民衆は、この復讐殺人に同情的であり、殺害した弁護士を責めるような声はなかったようです。なかなか凶悪事件の犯人と顔を合わせる機会などありませんが、弁護士になれば、簡単に合うことができ、殺害することだって可能になるのです。ベナベンテ事件の犯人を殺害した弁護士に無罪を下した裁判官の行為にも、賛同する声がほとんどだったと言われています。ベナベンテ事件の弁護士に割り当てられた瞬間から、三人目の被害者の叔父である弁護士は、犯人への悲劇の復讐を考えていたのかもしれませんね。

ベナベンテ事件が発生した当時のスペインでは、すでに死刑制度が廃止されていました。そのため残虐な犯行・強姦を犯したとしても、死刑になるようなことは考えられません。このスペインの法制度を考慮すると、弁護士が、自ら殺害することによって、復讐することがいかに重要だったのかということがわかります。裁判では、ベナベンテ事件の犯人に、罪を償わせることなどできないと判断し、復讐を決断したのでしょう。彼は、弁護士という法を遵守する立場にありながら、犯人を殺害するという、命で罪を償わせたのです。

ベナベンテ事件＜その後＞についても、見ていきましょう。上記でも述べたとおり、ベナベンテ事件の犯人を殺害した弁護士は、その後釈放されています。もちろん、ベナベンテ事件の犯人ののどを深くカミソリで切りつけ、殺害したあとは、一旦は拘置されています。殺人を犯し、復讐を果たしたのですから当然のことです。しかし、その後の裁判で、自分の姪が残忍に強姦されたことで、強烈な怒りと、異常なストレスを抱えていたと判断され、殺害当時の精神状態は、正常ではなかったとのことで、60週間の精神療法を受けることを条件に、釈放されているのです。残忍なレイプ犯を殺害したということで、情状酌量があったと見られます。彼は殺人という罪を犯すことで、悲劇の復讐を果たしたのですが、その動機や精神状態は、理解されており、弁護士に同情する声のほうが多かったのです。

ベナベンテ事件の犯人を、弁護士が殺害し、悲劇の復讐を果たし、その後弁護士の裁判が終了したことで、このベナベンテ事件は、終結を迎えたと言えます。世界的に有名な悲劇の復讐殺人事件である、ベナベンテ事件ですが、そのほかの残忍な殺人事件と異なり、ベナベンテ事件に関係した人物などの情報が一切わからないようになっています。ベナベンテ事件の犯人も、殺害されてしまったため、その動機なども一切不明なままであり、謎に包まれています。レイプ被害者の三人の女性に関しても、なんの情報も公開されておりません。このベナベンテ事件は、あまりに残虐なレイプ事件であったため、被害者や関係者については、情報を公開しないようにされているのかもしれません。

ベナベンテ事件には、多くの謎があります。そのため、ベナベンテ事件は、本当に起こった事件ではなく、架空の事件なのではないかという声も挙がっています。ベナベンテ事件は、世界的にも有名な猟奇的な事件であるにも関わらず、犯人や被害者などに関する情報がほとんどないということが、架空の事件なのではないかと言われている理由のようです。このベナベンテ事件に関しては、明らかになっているのは犯人の名前と、1992年に発生したということ、スペインで起こった事件ということくらいしかありません。具体的な事件発生場所や、被害者の名前、弁護士の名前などが一切わからないのです。また、犯人の弁護士が、被害者の叔父であったということも、経緯的に見ても違和感があります。

さらに、ベナベンテ事件について調査をしてみると、どれもこれも、似たような情報しか出てきません。これだけ注目度の高い事件にも関わらず、同じような情報しかないというのも違和感があります。ベナベンテ事件は、スペインで発生した猟奇的な事件ですが、スペイン語以外の外国の記事でも、情報量が非常に少なくなっています。そのほかの有名な残忍な事件は、たくさんの、さまざまな情報がすぐにヒットするのですが、ベナベンテ事件に関しては、著しく情報量が少ないのです。ベナベンテ事件の犯人の名前を検索しても、犯人と一致するような人物像はまったくヒットしません。これらのことから、ベナベンテ事件は、実際に起こった事件ではなく、架空の事件なのではないかと言われているのです。実際のところ、ベナベンテ事件が本当に起こった事件なのか、架空の事件なのかということもわかりません。ベナベンテ事件は、本当に謎が多い事件なのです。

ベナベンテ事件は、レイプ犯であるベナベンテが自分の欲望のままに無残に女性たちに暴行を加えレイプ事件を起こし、弁護士に復讐として殺害されるという事件でした。このベナベンテ事件のように、犯人が復讐により事件を起こしたというケースはほかにもあります。2012年のアメリカで発生した事件です。ラバカ郡シャイナー近郊のファームで、娘が見知らぬ男に、馬小屋に連れ込まれていくのを目撃します。ファームのスタッフから教えてもらい、現場に駆け付けたところ、下着を下ろした状態の犯人・へスース・モラ・フロレス容疑者が、泣き叫ぶ娘に覆いかぶさっているところを目撃します。その父親が、容疑者を殴り、殺害するという事件です。この事件に対しては、ベナベンテ事件と同じように、父親に同情する声が圧倒的に多く、「娘を守った父親には、メダルを贈るべきだ」という声や、「自分の子どもが同じような被害に遭ったら自分も同じことをするだろう」など、容疑者を殴り殺害した父親を擁護する声が多くあります。ベナベンテ事件ととてもよく似た悲劇の復讐殺人事件と言えるでしょう。

日本でも、少しベナベンテ事件の内容とは異なりますが、復讐という意味で共通する殺人事件が発生しています。それが、「山形一家3人殺傷事件」です。この事件は、2006年に山形で発生しました。山形県内にある民家に、男が侵入して、当時カメラ店を経営していた家族3人を襲撃しました。その一家のうち、その家に居住する父親と長男が死亡し、母親は、脳部分に重傷を負いました。その後の捜査により、犯人が逮捕されますが、その犯人は、なんと、その一家の遠い親戚だったのです。遠い親戚一家を襲撃した理由を、犯人は、復讐によるものだと述べています。犯人は、小学生の頃から、殺害された一家の長男から、性的虐待を受けており、精神的に追い詰められてしまっていたのです。そのため、復讐することをずっと考えていたのです。犯行当時は、24歳であったことから、15年間くらい復讐することを考えていたということになります。

復讐がらみの実際に起こった、ベナベンテ事件のような悲劇の復讐殺人事件のケースも世界中で発生していますが、映画でも復讐をテーマにした作品はたくさんあります。2009年公開の映画「完全なる報復」は、タイトル通り、復讐がテーマの映画です。愛する妻と子どもを殺害され、復讐を試みるというシンプルなストーリーですが、緊迫感があり、主人公に同情してしまうでしょう。

次に紹介する映画は、2016年公開の韓国の映画「名も無き復讐」です。充実した人生を満喫している主人公のヒロインが、交通事故に逢ってしまい、一気に人生が転落してしまいます。その後ヒロインは、復讐の鬼へと変身してしまうのです。復讐する主人公が、男性ではなく、女性だというところも興味深い映画です。

復讐がテーマではありませんが、ベナベンテ事件のような残虐性の高い事件を題材にした映画が、「コレクター」です。この映画は、実際に発生した「ゲイリーハイドニック事件」を題材にしたものです。犯人のゲイリーは、自分の地下室に女性6人を監禁し、監禁している女性たちに自分の子どもを産ませて、大家族を作ろうとします。監禁されていた女性2人は、殺害されています。映画では、「ゲイリーハイドニック事件」に少し脚色されていますが、この事件が元になっている、サイコサスペンス作品です。

次に、ベナベンテ事件に似た漫画作品を紹介します。ベナベンテ事件と同じように、復讐がテーマとなっている漫画です。「復讐教室」は、元はウェブ小説でしたが、その後小説として公開されています。さらにその後は、漫画化されるほどの人気です。小説と漫画では、少し内容が異なるため、読み比べてみるのもおすすめです。主人公は女性で、学校でクラスメイトからいじめを受けています。その後主人公は、自分をいじめていたクラスメイトだけではなく、いじめられるのをただ見ていた生徒にも敵意をむき出し、クラスメイト28人全員に対して、復讐を計画し、実行を試みます。次に紹介する復讐がテーマの漫画は、「復讐の未亡人」です。自分の夫を自殺へと追い詰めた人間に対して、復讐を実行しています。夫の復讐のために、主人公は、IT企業につとめ、密かに復讐の計画を企てているのです。

スペインで発生した、悲劇の復讐殺人事件であるベナベンテ事件についてまとめました。ベナベンテ事件は、連続レイプ事件を起こした犯人が、男性弁護士の手によって無残に殺害されるという、復讐殺人事件です。弁護士は、殺人という罪を犯したものの、殺害したのが残忍なレイプ犯だったということで、同情される声が多く、裁判でも無罪となっています。カミソリで残虐に切りつけ、強姦すると言う、異常な性癖を持った身勝手な犯人を殺害することで、復讐を果たした有名な事件です。しかし、ベナベンテ事件は、情報が非常に少なく、本当に起こった事件ではなく、架空の事件ではないのかと言う意見もあります。しかし、被害者などを守るために、情報を開示しないようにしている可能性が高いと思われます。ベナベンテ事件のような復讐殺人事件は、世界中で他にも発生しています。レイプ犯は、どこにでも潜んでいるため、被害にあわないように注意しながら、行動しましょう！