サボテンの花を咲かせる育て方とは?花の咲く種類もご紹介!
サボテンに花が咲くって知ってますか?サボテンを育てているけど1度も花が咲いたことがないという方も多いですよね。サボテンが花を咲かせないのは、条件が揃っていないからです。キレイな花を咲かせるサボテンの育て方をご紹介します。
目次
サボテンの花を咲かせる育て方が知りたい!
サボテンを育てている方は多いですよね。サボテンにはいろいろな大きさや形があって、その棘の生え方も種類によって違うので、飽きることがないサボテン。熱帯の植物なので水やりなどの管理が楽ということで、いろいろな種類を集めて楽しんでいるのではないでしょうか。そんなサボテンですが花を咲かせるって知っていますか?
サボテンはあのトゲトゲの見た目からは想像できないほど、とてもキレイな花が咲くことを知っていますか?サボテンは園芸店から100円ショップや雑貨屋さんまで幅広く取り扱われて身近な存在ですが、トゲトゲの独特のフォルムも可愛いですが、どうせならキレイな花を咲かせてみたいですよね。
サボテンの花を咲かせるのは特別難しいことではありませんが、花が咲く条件があるんです。それを満たしていればキレイな花が咲くので、また新しいサボテンを育てる楽しみができますよ。サボテンの花の咲かせ方をご紹介します。
サボテンってどんな植物なの?
園芸店や100円ショップ、雑貨屋さんでも手ごろなお値段で購入できるサボテン。サイズもいろいろですが、小さいものはとても可愛くインテリアにもピッタリですよね。そんな可愛いサボテンですが、どんな植物か知っているという方は案外少ないのではないでしょうか?
サボテンはメキシコを中心としてアメリカ大陸の熱帯・亜熱帯・乾燥地帯に生息する多年生の多肉植物です。棘があるのが特徴で、2000以上もの種類があります。サボテンの特徴ともいえる棘ですが、茎から出る枝が形を変えたものだといわれています。
サボテンの生息区域は植物が育つにはとても厳しい環境です。サボテンの内側には水や栄養分がたくさん詰まっていて、棘と分厚い皮で動物に食べられないように、その身を守っています。サボテンは話しかけるとよく育つともいわれています。空気の振動や育てる人の愛着、触って話しかけることで接触形態形成層が刺激されるためだといわれていますよ。
サボテンの花を咲かせる条件って?
サボ花も可愛いなぁ💕#多肉植物 #サボテン pic.twitter.com/THsqZvGgwq
— yukorin (@j_tree0908) October 29, 2017
サボテンはトゲトゲの外見からは想像もできないほど、とても美しい花を咲かせます。ですが、自分で育てているサボテンに花が咲いたところを見たことがないという方が多いですよね。サボテンの花には咲く条件があるので、その条件を満たしていなければ花が咲くことはありません。条件といっても特別なことではなく、日光と水の与え方と休眠期を作ることが条件なんです。
花が咲く条件①日光と水
サボテンの花が咲くために必要な条件のひとつが日光と水です。まずサボテンにはたっぷりと日光に当てることが大切です。4月~9月は日焼けをしてしまうので直射日光を避けるために遮光し、冬は日光が不足しないようにしっかりと日に当てます。直射日光を避けて日当たりの良いところに置いてください。
砂漠に生息しているサボテンは水をあまり必要としないイメージがありますが、実は水は必要です。多すぎても少なすぎても花を咲かせないので、土が乾いたら受け皿にたまるくらいたっぷりと与えましょう。霧吹きで水を与える光景をテレビなどでよく見かけますが、霧吹き程度の水では不十分です。
花が咲く条件②休眠期を作る
サボテンに休眠期を作ることも花を咲かせる条件です。花を咲かせるには、この休眠期にしっかりサボテンを休ませることが大切です。水を与えない・部屋の温度を一定にしない・夜は暗くするといったことで休眠期を作りましょう。
サボテンの休眠期はいつ?
サボテンには休眠期があります。休眠期は動物で例えるなら冬眠のようなイメージです。休眠期はサボテンは眠ったような状態になります。サボテンが育つ環境では、雨季や乾季がありますから、乾季には休眠し雨季になると水分をたっぷり吸収し成長するというサイクルを繰り返しています。このサボテンの生育地帯に似た環境を作ることが花を咲かせるには必要です。
サボテンの休眠期は気候に合わせて、春秋に作ってあげるのがおすすめです。空調の影響を受けにくい春夏に成長させ、冬に休眠期を作ると良いでしょう。あまり部屋を暖め過ぎないようにし、水も与えないようにしましょう。
サボテンの花が咲かない理由
サボテンの花が咲く条件を意識していても花が咲かないことがあります。サボテンの花が咲かない理由はいろいろ考えられますので、当てはまっているものがないかどうか確認してみてください。
花が咲かない理由①花が咲く年齢ではない
サボテンにも花が咲く年齢があります。若いサボテンだといくら条件を満たしていても花を咲かせません。多くのサボテンは種をまいてから4年~5年くらいで花を咲かせます。種類によっては50年かかるサボテンもありますよ。
花が咲かない理由②水の与えすぎ
サボテンにも水は必要です。だからといって水を与えすぎると逆効果です。土が乾いたらしっかり水を与えるようにしましょう。
花が咲かない理由③部屋の温度が一定
エアコンなのでサボテンを置いている部屋の温度が1年を通して一定というのは、人には心地が良いのですが、サボテンにとってはあまり良いとはいえません。休眠期に入りにくくなるので、ある程度の寒暖の差は必要になります。
花が咲かない理由④サボテンが小さい
サボテンは種類によってはかなり大きく成長しないと花を咲かせない種類があります。そういった種類のサボテンを育てていると、成長するまでは花を咲かせることはありません。花を咲かせる大きさに成長するまで待ちましょう。
キレイな花を咲かせるサボテンの種類は?
せっかくサボテンを育てるならキレイな花を咲かせてみたいですよね。サボテンの花は実にカラフルで大きさや形もいろいろです。キレイな花を咲かせるサボテンを「花サボテン」といいます。花の鑑賞を目的としたサボテンです。鑑賞目的だけあってとてもキレイな花を咲かせますよ。
パロディア
パロディアは赤や黄色といった原色のキレイな花を咲かせます。三番花くらいまで咲いてくれるので長期間楽しむことができるサボテンです。サボテンが5cm~6cmくらいで花を咲かせ始めますよ。
アイロステラ
小ぶりで満開の花を咲かせてくれるサボテンです。綿毛のようなサボテンと花のコントラストがとてもキレイですよ。オレンジや赤の花を楽しめます。
真ん丸な形が特徴的なエキノプシスの花は大きな花が咲くので人気のサボテンです。大きいものだと直径10cmにもなる大きな花が咲きますよ。
サボテンの花が咲いた後は?
サボテンのキレイな花を楽しんだ後は、そのまま放置するのはNGです。サボテンの花が咲いた後、花がしぼんだらそっと摘み取りましょう。しぼんだ後に再度その花が咲くことはありませんから、思い切って摘み取ってください。
サボテンは花がしぼんだ後、そのままにしていると種ができてしまいます。そうなるとサボテン自体が弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまうこともあるからです。
サボテンの季節ごとの管理の仕方
サボテンの季節ごとの管理方法をご紹介します。休眠期は冬に作ることを前提にします。春の管理方法は水を月に1回~2回、もしくは土が乾いたら与えます。直射日光を避けて遮光しましょう。夏は土が乾燥しやすいので、朝晩2回に少量の水を与えましょう。遮光して直射日光を避けてください。植え替えをするなら春夏はおすすめです。
秋の水やりは土が乾いたら行います。日光がだんだんと弱くなってくる時期なので、日光に当てるようにします。秋い植え替えをしても良いですが、春夏ほどおすすめではありません。冬は休眠期です。水を与えず日光に当てましょう。植え替えも冬は避けてください。屋外の場合は、霜や雪が当たらないようにしてください。
適切な育て方でサボテンに花を咲かせよう!
日光の当て方や水の与え方、休眠期を作るという条件を満たすことで、サボテンはキレイな花を咲かせてくれます。サボテンの花にはいろいろな色や形、大きさがあるので飽きませんよ。いろいろな種類のサボテンの花を咲かせてみましょう!