入浴剤の効果って一体どんなもの?成分や選び方などをご紹介!

市販されている入浴剤はオーソドックスなものからお菓子と間違えてしまうくらい可愛いもの、季節限定の入浴剤など効果効能やデザインを限定し発売されるものもあります。今回はいつでもどこでも誰にでも気軽に買える入浴剤の効果や選び方などをご紹介いたします。


目次

  1. 1日の終わりは入浴剤の入ったお風呂がいい
  2. そもそも効果のある入浴剤の始まりとは?
  3. カラダに効果のある入浴剤の誕生
  4. 入浴剤の種類は?
  5. 医薬品と医薬部外品の違い
  6. 入浴剤のカラダや五感へ効果は?
  7. 炭酸ガス系入浴剤を入れるタイミングは?
  8. お風呂嫌いなお子さんも入浴剤が効果覿面
  9. 知れば入浴剤の選び方も上手くなる
  10. 疲労回復効果のある入浴剤で明日も頑張ろう

1日の終わりは入浴剤の入ったお風呂がいい

毎日仕事や育児に追われている女性がリフレッシュするために行いたいことで断トツ上位に上がるのがあたたかいお風呂に入ることです。頑張った自分へのご褒美にお風呂でリラックスするのは贅沢な時間です。

 

その日の気分で香りや効能を選び雰囲気を味わうことで、体の疲れが発汗とともに吹き飛んでしまう特別な時間をたくさんの種類の入浴剤がお手伝いしています。今回は私たちの暮らしの中にすっかり溶け込んでいる入浴剤の選び方をご紹介します。

そもそも効果のある入浴剤の始まりとは?

最初に入浴剤のルーツを少しお話します。ご家庭によって違うかもしれませんが、みなさんは柚子を湯船に浮かべたことはありますか?風邪をひかないようにと冬至には柚子風呂で温まりかぼちゃを食べます。もともと端午の節句の菖蒲湯や当時の柚子湯のように、古くから庶民の間に慣習として受け継がれていました。

江戸時代には皮膚病の治療を目的とした薬湯が誕生します。その後、生薬を配合し布袋に入れ煮だして使われるようになったそうです。これが入浴剤のはじまりです!戦前はお風呂がある家庭が少なかったため、公衆浴場で使われていたそうです。まさに暮らしに溶け込んだ憩いの場だったことと想像できます。

 

カラダに効果のある入浴剤の誕生

高度成長期にはお風呂付の家庭が増え始め1980年代にはついに炭酸ガス系の入浴剤が発売されます。日本は世界でも有数の温泉国だけあって、昔から天然の温泉を利用した暮らしをして病気やけがの治療に、そして健康を維持するために入浴剤を使ってきたことが分かりました。体に効果のあるものを探し研究してくれる偉大な人がいてくれたおかげで時代が入浴剤を作り上げてくれたのですね。

入浴剤の種類は?

無機塩類系入浴剤

バスクリンやバブ、バスロマンなどがこの種類になります。さら湯に比べ肌あたりがよくお湯が柔らかくなる感じです。保温効果が高く無機塩類(温泉由来のミネラル成分)と塩化ナトリウム系(バスソルトなど)があります。よく温まり湯冷めしにくいのが特徴です。

薬用植物系入浴剤

天然成分の生薬や漢方をそのまま使ったり、生薬エキスを抽出して無機塩類系と組み合わせたもので発汗温浴効果を高めてくれます。お肌の弱い人にもゆっくり穏やかに作用するのが特徴です。

 

酵素系入浴剤

プロテアーゼやパパインなどのたんぱく質分解酵素が配合されているので、老化してごわごわと固くなった角質を柔らかくし毛穴の汚れも綺麗にしてくれるのでお肌がツルツルになります。背中にニキビのある方や毛穴の黒ずみが気になる方にもおすすめです。

炭酸ガス系入浴剤

炭酸ガスによる血管拡張効果で滞った血流が良くなるため、疲れて凝り固まった体や冷え性に効果があります。全身の新陳代謝もよくなり、発汗・血行促進が期待されます。また抗炎症作用や降圧作用もあります。

スキンケア系入浴剤

最近人気の高い美肌効果を目的とした入浴剤で、保湿成分が含まれたものが製品化され白濁しているなどが特徴です。普段手の届きにくい背中のスキンケアも同時にできるので人気です。
 

温泉成分系入浴剤

無機塩類系で温泉成分が入っているタイプです。人体への影響が強い成分は除かれていて濃度も安全性を重視しているため安心して使うことができます。安心で効果の高い医薬部外品が多いです。

 

医薬品と医薬部外品の違い

入浴剤には医薬部外品と薬用化粧品があります。医薬品もありますが、それは健康ランドなど業務用として使われています。医薬品は効果が高いですがその分好転反応や副作用が出ます。それなので市販されているものはほとんどが医薬部外品です。医薬部外品は医薬品と化粧品の間に位置しています。つまり化粧品よりは効果が高いけれど、薬ではないので医薬品ほど効果は出ないということです。
 

入浴剤のカラダや五感へ効果は?

保温効果と保湿効果

温泉成分が皮膚と結合することにより温まった熱を体から逃がさないようにします。お湯に入るだけでも潤いますが、保湿成分がお肌の角質層に浸透しお肌をなめらかにしてくれます。

血行促進効果

身体が熱いと感じすぎない40度くらいのお湯にします。入浴剤に含まれる成分や炭酸ガスなどの効果が血管拡張するので、体の末端まで血流が良くなり発汗する効果が高いです。
 

リラクゼーション効果

ぬるめのお風呂にゆったりと入ることで体の緊張をほぐしリラックスさせる効果があります。入浴剤の効果に好きな香りや色を加えることで視覚や嗅覚からもリラックスする効果があります。

洗浄効果と清涼効果

新陳代謝がアップし老廃物が出て血色の良い肌になります。お湯に入るだけでも毛穴が開き老廃物が出ますが発汗することでも代謝が上がりリンパの流れもよくなるため老廃物が出てすっきりします。また暑い季節でも清涼効果でゆっくり湯船に浸かれるクールタイプなどもあります。

炭酸ガス系入浴剤を入れるタイミングは?

お湯に入れると炭酸ガスがしゅわしゅわと出てくる入浴剤は、炭酸ガスが消えないうちの方が効果が高そうですが、実はこれ、ちゃんとお湯に溶けてからの方が効果が高いそうです。溶けてからも入浴剤の効果は2~3時間続くので、ご家族で順番に入浴されても問題はありません。入浴剤を入れたらよくかき混ぜて、仲良くご家族で共湯(共有)できます。

発汗効果のある入浴剤の選び方

他にも発汗効果のある入浴剤があります。最近流行りの水素入浴剤や、トウガラシ、生姜根、ヨモギエキス入りなどがおすすめです。デトックス効果に加え乾燥や冷え性も改善できます。

お風呂嫌いなお子さんも入浴剤が効果覿面

夜になるとお風呂が面倒臭くなっちゃうお子さんに頭を悩まされているパパやママへのお助けアイテムが、ブクブク炭酸の中からおもちゃが出てくるバスボールです。好きなキャラクターを選んで手土産にしても喜ばれます。
 

知れば入浴剤の選び方も上手くなる

お子さんやお肌の弱い人にも安心な入浴剤

無添加、無着色のものならまず心配はありませんが、着色料などの配合成分が強すぎて、肌トラブルが起こる可能性はゼロではありません。温泉で妊婦さんや持病がある方を入浴制限することを考慮すれば、必ずしも万人に良いとは限りませんので、肌に優しい入浴剤を選んでください。

特にプレゼントとして選ばれる場合は、送り先の情報を事前に調べてから購入されるのが賢明です。肌の状態だけでなく、そのお宅のお風呂が大理石などの場合、入浴剤が使えないもあります。添加物は皮膚から体の中に入ってしまうくらい分子が小さいので、まれに肌トラブルが出ることもあります。そうなると贈った側も贈られた側もお互い後味が悪いものです。また最近は香料ブームで強めの香りが多く出回っております。香りの好き嫌いも同じく情報があると失敗しません。
 

入浴剤は、贈り物の上位に毎年ランキングされます。自分のための入浴剤を選ぶのも楽しいですが、最近はおしゃれで目を引く入浴剤が増えたため、老若男女問わず人気があります。商品も豊富に揃っておりますので誕生日や季節のご挨拶に最適です。

 

疲労回復効果のある入浴剤で明日も頑張ろう

女の子なら一度はやってみたい、薔薇の花を浮かべてセレブで優雅なバスタイムを過ごす。実際されている方も多いかもしれませんが、入浴剤は香りや色で楽しむだけでなく、もともと虚弱な体質だったり、低体温で冷え性に悩んでいたり、無理な体勢で体が凝り固まった体の不調和を温浴効果で改善してくれることがわかりました。
 

仕事に追われている方は、肩こり腰痛を和らげる炭酸系の入浴剤「疲労回復効果」をうたっているもので「医薬部外品」「薬用化粧品」などの表示があるものを選ぶようです。特にキャッチコピーで選ぶ方が多いです。気持ちまで潤い温まる入浴剤の効果は計り知れないものがあります。

入浴剤の効果について知り、選び方が上手になれたら、素敵女子の仲間入りです。大好きな入浴剤の効果と選び方をしっかり見極めて、頑張っている自分へのご褒美になれば明日も元気に頑張れます。また大切な方への贈り物に珠玉の1品を選べば好感度アップも間違いありません。大切な人の笑顔を思い浮かべ幸せな時間を入浴剤で演出してください。入浴剤こそあなたのラッキーアイテムです。

 

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