ボトルアクアリウムの作り方!魚やエビ・水草に関する基本知識もご紹介!

アクアリウムをもっと簡単に低価格で楽しめるのが、ボトルアクアリウムです。ボトルアクアリウムは子供の生命の勉強や大人の趣味として大人気で、インテリアとしても優秀です。ボトルアクアリウムの作り方から、水草や魚などの知識を紹介します。

目次

  1. ボトルアクアリウムとは?
  2. ボトルアクアリウムの魅力
  3. ボトルアクアリウムをする際の注意点
  4. ボトルアクアリウムのことをもっと知ろう
  5. ボトルアクアリウムのセット
  6. ボトルアクアリウムの作り方①準備
  7. ボトルアクアリウムの作り方②ボトルを選ぼう
  8. ボトルアクアリウムの作り方③底床と水を入れよう!
  9. ボトルアクアリウムの作り方④水草を選んで入れよう
  10. ボトルアクアリウムの作り方⑤水温を安定させる
  11. ボトルアクアリウムの作り方⑥パイロットフィッシュを入れよう!
  12. ボトルアクアリウムの作り方⑦魚を選ぼう
  13. ボトルアクアリウムでエビも飼える!
  14. ボトルアクアリウムを掃除してくれる貝
  15. ボトルアクアリウムの手入れの仕方
  16. ボトルアクアリウムのアレンジ方法
  17. いろんなボトルアクアリウムを紹介
  18. ボトルアクアリウムを趣味に

ボトルアクアリウムとは?

ボトルアクアリウムとは名前の通り、ボトルの中で魚を飼う方法です。アクアリウムと検索したらとても素敵な幻想的な水槽が出てきますよね。その世界を小さなボトルで表現することが出来ます。ボトルはガラスビンやコップなど身の回りにあるものが使えます。ボトルの水が入る大きさによって、飼える魚の種類や魚の数が変わってきます。

水槽と違いいろいろな道具をそろえなくてもよく手軽に出来ますが、ボトルアクアリウムに入れられる魚の種類も限られてきます。子供の生命の勉強や大人の趣味に最適な、ボトルアクアリウムの特徴や知識を紹介します。

ボトルアクアリウムの魅力

ボトルアクアリウムの魅力の1つは簡単に出来るということです。魚によっても違いますが、水槽で飼う時はヒーターやろ過装置が必要ですが、ボトルアクアリウムは基本的には必要ないので低価格で作り方も簡単です。その分ボトルアクアリウムのレイアウトを凝ることができますよ。

水槽だと大きいしヒーターなどの装置で置く場所も限られて、場所も取りますよね。でもボトルアクアリウムだとサイズが小さいので置き場所に困らないですよね。またその小ささで可愛いと子供から大人まで人気が出ています。

やっぱり一番のボトルアクアリウムの魅力は、癒されることですよね。水槽を見ていると泳いでいる魚や水の世界が癒してくれます。ボトルアクアリウムは小さなボトルにその世界が詰め込まれています。ボトルアクアリウムを見たり手入れをするだけで、日常の疲れを癒してくれます。

ボトルアクアリウムは奥が深いので、アクアリウムを趣味にしている人から、手軽にアクアリウムを始めたい人まで幅広い人に人気です。男女問わず人気なので興味がある方はぜひ始めてみてください。

ボトルアクアリウムをする際の注意点

作り方が簡単といっても生き物を飼うので、水中の環境には細心の注意が必要です。魚は水中の酸素を吸って生きています。ボトルアクアリウムは水槽より水の量が少なくなってしまうので、当然酸素料も少なくなります。

出来るだけたくさんの魚を飼ってみたいと思っても、ボトルアクアリウムで数多く魚を入れるのは危険です。生き物を飼うのでちゃんとした知識が必要です。もし不安や疑問点があるのなら、魚を購入するときに店員さんに聞くのが一番いいでしょう。

ボトルアクアリウムのことをもっと知ろう

ボトルアクアリウムを始める時は、まずボトルアクアリウムの知識を持っておくことが大切です。ボトルアクアリウムの仕組みがどうなっているのか、魚が住みやすいのはどういった環境なのか知識がないと、準備の段階から間違えが起こって魚が住みにくいボトルアクアリウムになってしまうかもしれません。

簡単にボトルアクアリウムの仕組みを説明すると、魚は酸素を吸って二酸化炭素を出します。そして水草が二酸化炭素を吸って酸素を出します。これで魚と水草との間で循環しています。

また魚が排泄する物を水中のバクテリアが分解してくれることで、アンモニアを無害化してくれます。なのでボトルアクアリウムをする際は、何もないボトルに魚を入れるより、水草や床材があった方が魚に取っていい環境になりやすいです。ボトルアクアリウムの知識を深めることで、もっとボトルアクアリウムが楽しくなります。

ボトルアクアリウムのセット

ボトルアクアリウムは人気が高いので、ボトルアクアリウムに必要なボトルや床材などがセットになって販売されているものもあります。何を飼えばいいのか分からない人は、セットを買ってみてはいかがでしょうか。

気を付けないといけないのは、ボトルアクアリウムと言っても魚を鑑賞するものと、水草を鑑賞するものは違います。購入する際は魚と水草どちらの観賞用のボトルアクアリウムのセットなのか注意してくださいね。

ボトルアクアリウムの作り方①準備

簡単に出来るボトルアクアリウムの作り方を紹介していきます。基本的な作り方になるので、この作り方を基本知識にして、レイアウトや組み合わせを自分なりにアレンジをしてみてください。まずはボトルアクアリウムで必要になる道具を準備していきます。

ボトルアクアリウムの材料

準備するものは、ボトル、床材、水草、魚、カルキ抜きした水です。その他にも立木を入れたり、エビや貝を入れてもいいですね。それぞれの選び方や基礎知識を、ボトルアクアリウムの作り方と一緒に後ほど紹介します。

ボトルアクアリウムで使うもの

ボトルアクアリウムを作る時や手入れをする時に、長いピンセット、大きめのスポイト、水温計があると便利です。長いピンセットは水草を植える時に使います。大きめのスポイトは水を変える時にあると便利です。水温計があると魚の適温を簡単に測れるので、水温調整が簡単に出来ます。

ボトルアクアリウムの作り方②ボトルを選ぼう

小さいボトルアクアリウムといっても、ある程度の大きさが必要です。小さなコップやビンだと魚が十分に泳ぐことが出来ないのと、酸欠になってしまいます。また口が大きいボトルや、錆びる箇所がないものを選ぶようにしましょう。口が小さいと手入れがしにくくなります。

ボトルアクアリウムのおすすめボトルは梅酒用のビンです。大容量で持ち運ぶしやすいのでボトルアクアリウムで人気の容器です。その他にもクッキージャーやガラスの花瓶はおしゃれなデザインが多いですよ。あまり模様が入っていない、透明度が高く中が見えやすいボトルを選びましょう。

魚やエビを入れない、水草だけのボトルアクアリウムの場合は小さなビンや、ガラスコップでもできますよ。魚が入っているボトルアクアリウムは直射日光がダメですが、水草だけのボトルアクアリウムは窓際においてもいいので、水が日光を反射してとてもきれいですよ。

ボトルアクアリウムの作り方③底床と水を入れよう!

底床は水草を育てる役割があります。素材として砂利やソイルがあり、ソイルは土の底床です。見た目で言えば砂利やビーズやガラス粒を使った方が可愛く見えますが、ソイルは水草の成長に必要な養分を含んでいるので、初めてボトルアクアリウムをする方はソイルがいいでしょう。しかしソイルは掃除しにくいので、掃除のしやすさを取るなら砂利がいいです。

底床はバクテリアを増加させ、活発にするはたらきがあります。底床は水草を植えられるようにだいたい厚さ3~5センチまで入れてください。

ボトルアクアリウムに使う水はカルキ抜きした水を使用して下さい。水道水でもカルキが少ないなら、使っても大丈夫ですが市販でカルキ抜きした水が販売されているので、不安な方はそちらを使ってみてください。カルキを除去してくれる観賞魚用塩素中和剤を使ってもいいですね。

ボトルアクアリウムの作り方④水草を選んで入れよう

水草であればどれでも良いというわけではありません。ボトルアクアリウムの中でも育ってくれる、丈夫な水草を選んでください。選ぶときは水草の育ち方や適正水温の知識が必要です。強く育ちやすい水草を3つ紹介していきます。

マツモ

根がない水草で水中に漂っています。とても強いのでとりあえず水の中に入れておけば、あっという間に成長するほどです。

アナカリス

この水草も強くちょっと水が汚いくらいではびくともしません。真冬でも元気なので水質安定に活躍してくれます。

ウィローモス

水苔の一種で水の中が苔むした感じに表現できます。エビの飼育に最適なのでエビのボトルアクアリウムを作りたい方におすすめです。

水草を選んだらボトルアクアリウムに入れていきます。水草の種類によってボトルアクアリウムの雰囲気が変わるので、どんなレイアウトにしたいのかも考えましょう。この時に長いピンセットがあれば入れやすいですよ。水草を傷めないように丁寧にしていきましょう。ボトルアクアリウムは空間が狭いので、あまり入れ過ぎないようにしてください。

ボトルアクアリウムの作り方⑤水温を安定させる

ボトルアクアリウムを置く場所は気をつけないといけません。直射日光が当たらない場所でも、ある程度の明るさが必要です。また温度変化が少ない場所がいいです。昼はちょうどいい水温でも、夜になるとグッと水温が下がってしまうといけません。

飼う魚や水草によっても適正水温は変わってくるので、魚や水草の知識を深めてください。水温変化に弱いものや高温、低温に弱いものなど、種類によって様々です。生き物を入れる前に水温が安定する場所を探すことが大切です。

ボトルアクアリウムの作り方⑥パイロットフィッシュを入れよう!

ボトルの中を魚が暮らせる環境か確かめるためするため、パイロットフィッシュを入れます。パイロットフィッシュとは水槽を立ち上げたときに、魚が暮らせる環境なのかを調べるために入れる魚のことで、頑丈な生き物が適切です。

おすすめのパイロットフィッシュは、アカヒレです。中国産のコイの仲間で、低温にも高温にも強いという、とても強い魚なので初心者におすすめです。ボトルアクアリウム内の循環を作り出してくれます。

ボトルアクアリウムの作り方⑦魚を選ぼう

ボトルアクアリウムという特殊な環境で飼える魚は、小型で酸欠に強い魚や、温度変化に強い魚が適しています。またそれぞれの魚の性格の知識も必要です。

良く泳ぎ回る魚は水の量が多く入るボトルで、喧嘩してしまう魚は単体で買ってあげる必要があります。ボトルアクアリウムはボトルいっぱいに水を入れるので、元気のいい魚だと飛び出てしまうこともあります。気に入った魚がいたら、適正水温や性格の知識を深めていってください。

メダカ

日本原産の3~4センチほどの淡水魚です。メダカは意外と丈夫で、水温は高温から低温まで対応できます。メダカにも様々な種類がおり、色や模様も様々です。

ラスボラ・エスペイ

東南アジア原産の4センチ程度のコイの仲間です。水温は高温から低温まである程度耐性があります。オレンジ色の体が美しいです。群泳しやすい魚なので、同じ種類を何匹も飼うといいですよ。

ゴールデンハニードワーフグラミー

東南アジア原産の4センチ程度の魚です。ゴールデンが名前に使われているように、金色のきれいな魚です。空気呼吸が可能なので、水中の酸欠に強い品種です。

ボトルアクアリウムでエビも飼える!

ボトルアクアリウムで飼えるのは魚だけではありません。エビもアクアリウムの人気者で、小さなエビを見ていると癒されますよ。魚と同様エビも性格や生活環境の知識が必要です。ボトル内のコケを取ってくれるエビを2匹紹介します。

ミナミヌマエビ

2~3センチ程度の小さな可愛い半透明のエビですが、水中のコケを取ってくれます。水槽内で繁殖しやすいのでボトルアクアリウムでも繁殖するかもしれません。

ヤマトヌマエビ

3~6センチ程度のエビでコケを取る能力が優秀です。水質変化に弱いので注意が必要です。ご飯をたくさん食べるのでボトルアクアリウムで飼う場合は1、2匹で飼いましょう。

ボトルアクアリウムを掃除してくれる貝

エビもコケを取ってくれますが、水中の掃除には貝が活躍してくれます。貝の知識も深めて、ボトルアクアリウムに最適な貝の種類や数を知りましょう。コケ取りや水中掃除に最適な貝を2匹紹介していきます。

ヒメタニシ

水の浄化やコケ取りに活躍してくれる貝です。丈夫でメダカとの相性がいいです。植物プランクトンが大量発生するグリーンウォーター化を防いでくれて、残った餌も処理してくれるので水の入れ替え回数も少なくなるのでおすすめです。

ラムズホーン

くるくると巻いてある殻が特徴的な貝で、コケを取ってくれます。いろいろな色のラムズホーンがいて、レッドやピンクやブルーがいます。そのカラフルさからラムズホーンだけで飼う人もたくさんいます。繫殖力が高いので1匹飼いがおすすめです。

ボトルアクアリウムの手入れの仕方

ボトルアクアリウムの手入れ方法として1つは、水の入れ替えです。水換えの頻度は水の量や水草の量によって変わってきます。水の入れ替えはスポイトがあると便利ですよ。

手入れの回数を減らすために、コケを取ってくれるエビや貝を飼ってもいいですね。魚が食べれなかった餌も汚れの原因になるので、餌が残らないように餌をあげる回数や量にも注意してください。

ボトルアクアリウムのアレンジ方法

もっとボトルアクアリウムに手を入れたい方は、流木や石を入れてみてはいかがでしょうか。もっとボトルアクアリウムのレイアウトを楽しむことが出来ます。

流木はボトルに合ったサイズを選んでください。流木を入れるとウィローモスなどの水草を付けることも出来るので、レイアウトの幅も広がります。流木をそのまま入れると水が茶色く濁るので、鍋で煮沸してあく抜きが必要です。

いろんなボトルアクアリウムを紹介

ボトルアクアリウムといっても、水草の種類や小物の使い方で全然違うものになります。でもどんなレイアウトにしたらいいのか分からないですよね。これからボトルアクアリウムを始められる方は、いろいろなボトルアクアリウムのレイアウトを参考にしてみてください。

三つの容器で一つのアクアリウムを表現していますね。統一感があってとても素敵です。ボトルアクアリウムは床材も水草もたくさん使わないので、何個も作れるのがいいですよね。ボトルの形によっても、レイアウトが変わってきますね。

ボトルの底にカバやヒトデなどの小物を入れると可愛らしさが増しますね。ファンタジーの世界もボトルアクアリウムは簡単に再現できますね。

日本庭園のレイアウトでより癒されますね。ミニチュアの日本庭園の置物は通販などでも販売されているので、簡単に出来ますよ。日本庭園に合わせて底床も大きな砂利にしているのがいいですね。

水草も小物も少なく、とてもシンプルなレイアウトですが、魚の優雅な泳ぎが良く見えていいですね。スペースの統一感があるので、インテリアとしても素敵です。

三角フラスコでボトルアクアリウムをしていますね。いろんなボトルでアクアリウムを楽しめるのがボトルアクアリウムの良さですよね。

ボトルアクアリウムを趣味に

ボトルアクアリウムは低価格で簡単に出来ますが、奥が深いので楽しみがどんどん広がっていきますよ。生き物を飼うのが不安な方は、水草だけでも楽しいですし、魚やエビをボトルアクアリウムで飼えば癒されますよ。

世話や手入れもほかの生き物と比べると手間がかからないので、何個か同時にボトルアクアリウムを楽しむことも出来ます。魚を飼いたいけれど、水槽を置くスペースがない人はボトルアクアリウムから始めてみてはいかがでしょうか。

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