加湿器の除菌方法のおすすめは?除菌剤や除菌液の使い方など!
乾燥が気になる季節がやってきました。お部屋の乾燥対策には加湿器ですね。加湿器は冬にはなくてはならないものですが、使い方を間違えるとカビや細菌が繁殖してとても危険です。ここでは加湿器のおすすめ除菌方法や除菌剤の使い方などを紹介していきます。
目次
加湿器の除菌方法のおすすめは?
風邪やインフルエンザの予防、お肌の乾燥防止のためこれからの季節加湿器は必需品です。でも加湿器を正しく使用しないと加湿器病の危険性があります。加湿器病とは加湿器から出る蒸気の中にいるカビや雑菌が原因となる呼吸器疾患。ではどのような方法で加湿器を除菌したらいいのでしょうか?加湿器を清潔で安全に使うために、おすすめの除菌方法を紹介します。

加湿器のカビ・ヌメリ・ニオイの原因
加湿器のカビ・ヌメリ・ニオイは、水の中のカルシウムやマグネシウム分など「ミネラル分」が気化されず残って固まった水アカが原因です。水アカに雑菌が繁殖してカビ・ヌメリ・ニオイが発生します。

加湿器のタンクにポン!簡単!除菌剤・除菌液
除菌成分が天然成分で安心な除菌液
こちらは加湿器のタンクに注ぐだけの除菌液。コジットの「加湿器タンクの除菌剤」です。加湿器の中を除菌して、水溶性アロマオイル配合でお好きな香りでリラックス。除菌成分も大豆アミノ酸とニームエキスの天然成分なので、お子さまやペットにも安心です。
銀イオンパワーを利用した除菌液
銀イオンの効果でヌメリの原因となる雑菌の繁殖を抑えて、タンクのヌメリとニオイを防止します。銀の除菌効果は昔から知られていて、食品添加物の天然添加物に指定されているので安全です。銀は水の中で銀イオンとなって常に新しい酸素と水素を連続で発生させて除菌効果を生みます。
昆布や海藻にも含まれるヨウ素の力で除菌する除菌剤
加湿器のタンクに入れるだけで、ヨウ素除菌剤がカビ、においやヌメリの原因菌を除去する効果があります。給水するとき、ついでに入れておくだけです。タンクはほんのりヨウ素のにおいがするけど、部屋の中は気になりません。洗浄はすすぐだけでヌメリのこすり洗いの手間が減ります。
クエン酸を使った除菌方法
クエン酸はドラッグストアなどで販売されています。クエン酸を大さじ1杯を2ℓのぬるま湯に溶かします。これを加湿器のタンクに入れて1時間ほど通常運転で加湿します。終わったら中のお湯を全部捨てて、水できれいにすすぎます。フィルターはこのクエン酸の液につけ置き洗いします。細かな部品も一緒につけるといいです。

加湿器トレンドは「空間除菌」?
加湿器は主に部屋の加湿のために使いますが、近年では薬剤を加湿の蒸気と一緒に放出させて空間を除菌する「空間除菌」というものもあります。従来も除菌効果のある加湿器はありましたが、薬剤を使う方法は一歩進んだ加湿方法ですね。
次亜塩素酸水で空間除菌
新しいタイプの次亜塩素酸炭酸水 JIA-Z 去年から製造しており今年 10月から発売しましたが、ウイルス,菌.花粉などを除去! 昨年から使用していますが効果あり 人にもよりますが私の方は風邪などインフルエンザはありませんでした。消臭効果もあり玄関とかトイレなどは効果はありました。 pic.twitter.com/vN5wIP0MKn
— hisato (@hisato88) October 25, 2017
ノロウイルスやインフルエンザを除菌する効果があるとされる次亜塩素酸水。加湿器に使う水を次亜塩素酸水に変えて使います。次亜塩素酸水対応の加湿器でしか使えませんが、超音波タイプの加湿器を使うことでミクロ単位の分子を作り出して効果の高い除菌を期待できます。

加湿器の種類は大きく分けて4種類!それぞれの除菌事情は?
加湿器には方式により4種類のタイプがあります。そしてそれぞれ特徴が異なりメンテナンスにおいてメリットもデメリットもあるため、自分の目的や用途に合ったものを選ぶ必要があります。健康に美容に省エネに賢く加湿器を利用しましょう。あなたにとって最適な加湿器を選べるようにタイプ別にナビゲートしていきます。
スチーム式
スチーム式はタンク内で水を沸騰させて蒸気により加湿します。加湿能力が高く広範囲に加湿します。常に煮沸消毒している状態でもし菌がいても死滅するので、クリーンな蒸気が放出され衛生的です。ほとんどメンテナンスの必要がなく手入れが楽です。電気ポットと同じ構造なので市販のクエン酸洗浄を気が向いたときぽちっと適当にするだけ。簡単です。
デメリットは音はシューシューうるさいところと、ずっと沸騰させている状態なので電気代が高くつきます。水が沸騰するまでに時間がかかるため加湿までの時間がかかります。そしてスチームが高温なので小さなお子さんのいる家庭では注意が必要です。
気化式
水を含ませたフィルターにファンで風をあてて水を気化させて加湿します。音が静かです。電気代も安いけれど水を使うので部屋の温度を下げてしまいます。加湿用の水を沸騰させないのとフィルターがあるので小まめなお手入れが必要です。掃除しないとカルキがこびりついたり菌が繁殖したりします。放置すれば雑菌放出器になりかねません。しっかり水を捨てて週に2~3回クエン酸で洗浄します。
超音波式
水を超音波で振動させて微粒子に変えて、それをファンで放出します。タンクの水がそのまま微粒子になるのでアロマなども一緒に飛ばせます。装置が小さく収まるのでデザイン重視のものが多く、価格が安めで購入しやすいです。加熱しないので電気代も安く、高温にならないので安全です。短時間で加湿ができてスチーム式と同じくらいの加湿力もあります。
超音波式は超音波の発生する部分にカルキが残るので溶かす必要があります。水道水に含まれるカルキやミネラルがミストとともに部屋にまき散らされることになりますが、飲むものなので害はないけれど家具やテレビなどに付着し白い粉で汚れます。そして水を加熱しないため雑菌が繁殖しやすいので頻繁に除菌が必要です。
ハイブリッド式
ハイブリッド式は「温風気化式」と呼ばれています。気化式は冷風を使いますがヒーターを使って温風にして、気化式の弱点である加湿力を上げたのがハイブリッド式です。気化式より加湿スピードは速いけれど電気代も少し高くなります。そして気化式と同じくメンテナンスが面倒です。他のタイプに比べ突出して良いところはないけれど、全体的なバランスは良いです。
加湿器病は超音波加湿器で起こりやすい!
加湿器の4つのタイプの中で、一番加湿器病になる心配があるのが超音波式タイプです。メンテナンスを怠りカビや雑菌が繁殖してしまうと、超音波は水に何が混ざっていても全部霧にして一緒に放出してしまいます。細かな粒子は吸い込むとノドや肺の奥まで入り込んでしまい危険です。そして細菌やカビなど長期にわたって吸い込んでしまうとアレルギー性肺疾患になる恐れがあります。
加湿器病の心配がないおすすめの加湿器のタイプは?
一度沸騰させるスチーム式が雑菌が増えにくく一番安全でおすすめです。本体やスチームが高温になりますが、置く場所を考えて使用しましょう。気化式やハイブリッド式はタンクの水を継ぎ足ししないように、小まめに取り換えて除菌剤・除菌液を利用しながら安全に使いましょう。
ズボラさんでもOKの加湿器
除菌剤・除菌液も必要なく、自分で除菌してくれる加湿器をご紹介。できるだけ手間のかからない加湿器を探しました。だけど必要最小限のメンテナンスは必要ですよ。
パーソナルタイプの加湿器「ミスト」
冬になり空気がとても乾燥してまいりました!
— ランキンランキンあざみ野店 (@rkrq_azamino) November 15, 2016
喉を傷めないようエクリア ミスト加湿器はいかがでしょうか?銀イオン効果で滅菌率99.9%😌
色も変化して、とても可愛いです✨
どうぞ、ご利用くださいませ👑 pic.twitter.com/5OJlMZ4JA8
銀イオン抗菌加工でタンクの雑菌の問題を解消しました。半永久的にタンク内が99.9%抗菌効果のあるUSB加湿器。オフィスで使えるパーソナルタイプの加湿器が人気です。
空気を洗う美しい加湿器「Rain」
フォルムの美しさが人気のバルミューダの「Rain」。気化式です。水を上から注ぎ入れるだけの給水。空気清浄機と同じ酵素フィルターを使用し清潔になった空気を加湿して送り出します。届いてまずびっくりするのが大きさ。結構大きいです。Wi-Fiモデルはスマホで操作できたり便利になりました。
空気清浄機付きドイツ製の加湿器「エアウォッシャー」
エアウォッシャーを🍃お掃除🚿1ケ所割れてるけど問題なし🙆8年持ってる🐧お部屋の空気🍃快適🐬💦 pic.twitter.com/80n4GAyxeb
— ピンクシュシュ (@pink_chouchou) February 11, 2017
メンテナンスの手間面から考えるとドイツ製の加湿器ベンタの「エアウォッシャー」がおすすめ。空気清浄機付きでヨーロッパ売上№1。ベンタはドイツの有名な加湿器メーカーです。「水で空気を洗う」がキャッチコピーで電気代が安い、音が静か、フィルターなどの交換もなく手入れが簡単(水がフィルター)、きれいな水が蒸発する、空気清浄機能付きなどがメリットです。
美しいミストで潤うカドーの「STEM620」
超音波式加湿器のおすすめがカドーの「STEM620」です。多くの芸能人が使っていると有名です。LED照明の色が湿度によって変わったり、デザインが素敵なのが人気の要因でしょうか。抗菌プレートの使用で除菌とホワイトダスト抑制の性能が大きくアップしました。

加湿器は定期的な掃除が必要な家電だと割り切る!
湿気を生み出す加湿器はカビや雑菌とは切っても切れない関係です。体の健康のために使っているのに、健康を害してしまっては本末転倒です。加湿器は定期的な掃除が必要なものだと割り切って使用しましょう。掃除が面倒だと思うのならば、スチーム式のポット型を選ぶといいでしょう。どれもメリットとデメリットがあるので納得したうえで自分に合った加湿器を選びましょう。